目指せ!テクノロジーインベスター(11)

(11)携帯電話が出来るまで(2)

 テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うのですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、見た目から、感覚的にわかりやすく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

何回かにわけて、携帯電話機の開発の流れをシリーズでお話ししています。
この開発の流れはほとんど量産品を製造している企業にあてはまりますので、これさえわかってしまえば、投資する際の大変有効な武器となります。

では、前回にひきつづき、携帯電話の仕様決定の後半を簡単に説明します。

通信事業者から中長期的なビジョンが示された後に、今度は、

今年度の携帯電話はどういう機能で?
どういうラインアップで?
価格帯はこのぐらいで?

という大くくりのものが出てきます。メーカはこれらを持ち帰り、企画、営業、デザイン、設計などを交え具体案を作成していきます。モノをつくる前のコンセプト固め、納入しようとする商品の全体像と仕様が細かく決められていきます。

ここがフラフラしていると、例えば、
色々な機能がありすぎてユーザにわかりにくく、商品の魅力につながらないもの→出来上がった商品の狙いがボケてしまう

出来上がってみると、あまりに機能が特化しすぎて、市場の一部分しか取り込めない様なもの→商品の狙いの絞込みすぎ

など、機能の割り切りが必要になってきたり、取捨選択を判断しなければなりません。

ここは大変重要です。

商品の機能を限定して、開発のボリュームをコントロールしたり、機能を限定することによって、携帯電話のサイズを小さくすることができますので、その判断を商品企画部門はしなくてはなりません。

他メーカとどこで勝負するのか?機能で勝負するのか?サイズで勝負するのか?
その両方でいくのか?等の判断ができなくてはなりません。

ここが重要なポイントとなります。

商品の根本にかかわってくるこの商品の構想段階に時間や人をかけることは、もちろん費用対効果の関係ですが、もっとも重要で、商品の寿命や商品の競争力に直結します。

そのメーカに投資する際に、いままでの商品を比較して、商品の機能で勝負しているのか?サイズで勝負しているのか?デザインなのか?その時のトレンドにのっているのか?

ここまでをしっかりやっている企業は、商品企画に人と時間とお金をかけているといってよいでしょう。

ただ単に他社の真似なのか?

このような商品を出している企業は、商品企画に人、時間、お金をかけていないといってよいでしょう。もっとも2匹目のドジョウをねらって、売り上げが上げっているのならば、立派な戦略です。

費用対効果はバツグンですが、どのメーカを真似するか?という別の判断能力が問われるところです。ちょうどこれから流行る洋服を着ている女の子をみつけて、いち早く真似する能力に似ているかもしれません。

ただ、真似したメーカが売れなければ、悲惨なことになります。

次へすすみましょう。

次の段階が、通信事業者への提案となります。提案できるような商品の構想が出来上がるまでは、一回の提案では決まらず、提案しては事業者との意見交換をし、修正を加えていきます。この期間が短いもので3ヶ月、長いもので6ヶ月ぐらいですが中にはもっと長いものもあります。ここで商品の仕様が決定します。

通信事業者は、色々なメーカから提案を受け、今年度のラインアップを決めていきますが、そのときには、ショップ、量販店の店頭に他の事業者がどの様な商品を置いてくるか、自分の処は、どうしたらエンドユーザが目にとめてくれるか、など全体のバランスを考えなくてはいけません。

もちろん、どこのメーカのものに力を置くか、どのメーカのものをアイキャッチ(店頭でエンドユーザがアッと言って足をとめてくれること)とするか、デザイン、色の展開を決めていきます。エンドユーザをどの様に囲い込み、どの商品を売っていくかという、売上を左右する根本となる戦略が必要となってきます。

これに対して、メーカ側は、通信事業者のイチオシの商品を提供するために、営業、企画、デザイン、設計が一体となって提案を繰り返していきます。もちろん、売上、販売台数をあげることが至上命題ですので、事業者の意図をくみ提案するスピードと、事業者の戦略とのバランスが必要になってきます。

ここが、そのメーカの重要な能力となってきます。

それは提案のスピードとバランスです。通信事業者のニーズに対してどれだけ応えて、売上をあげるか?通信事業者のニーズにすべて応えていては、時間がかかってしまうため、売上はどんどん先延ばしになってしまいます。これではいけません。

限られた時間内での提案を行い4半期で売上をあげる提案のスピードとバランスがその企業の商品開発能力なのです。

以上が商品仕様の決定までの流れです。次回は設計から量産立ち上げ、出荷、フィールドでの対応についてお話したいと思います。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

目指せ!テクノロジーインベスター(10)

(10)携帯電話が出来るまで(1)

 テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うのですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、見た目から、感覚的にわかりやすく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

今回は、携帯電話機の開発の流れをお話します。この開発の流れはほとんど量産品を製造している企業にあてはまりますので、これさえわかってしまえば、投資する際の大変有効な武器となります。

この重要な製品開発の流れがわかってしまえば、どのメーカの商品開発プロセスがすぐれているかわかってしまいます。

ここ重要です。

市場でどれだけ製品が売れるかが左右されてしまう商品力は、この商品開発プロセスがポイントとなるのです。

まずは、携帯電話の企画から仕様決定までを簡単に説明します。

携帯電話の業界は、通信事業者とメーカとエンドユーザというとらえ方で、見ていただくと判りやすいと思います。ドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの通信事業者が、わたしたちエンドユーザに、街のショップや、量販店経由で携帯電話を販売しています。

この販売されている携帯電話は、通信事業者が製造しているのではなく、メーカ(製造会社)が携帯電話を製造し、通信事業者に納入しています。

さて、メーカは、エンドユーザに受け入れられるもの、そしてなによりも、売れる商品をつくらなくてはいけません。通信事業者の販売戦略にのっかり、他のメーカとの差別化をはからなければなりません。ここから、企画がスタートします。

まずは通信事業者の中長期的な戦略が出され、メーカの通信事業者担当の営業と商品企画とが一体となり、その中長期的な戦略スケジュールを分析、情報収集します。

この中長期戦略の背景は?
意図は?
通信事業者の目指す方向は?
ビジョンは?

などなど、色々な切り口で、解釈を行います。解釈する際に全神経を働かし、通信事業者の言っていること、欲していることをあらゆる手段で吸い上げなければなりません。メーカの感度の良し悪しはここにかかっています。

ここは重要なポイントです。

通信事業者が目指しているビジョンを理解し、そのビジョンに合致した技術開発が自分のところで開発可能か? どのデバイスを搭載すれば、そのビジョンが達成できるか?など、商品企画部門はこれらを把握していなければ、通信事業者に答えられません。

商品企画力のあるメーカとは、この理解力と通信事業者のビジョンと自分の会社の技術を結びつける能力があるかどうかにかかっています。

投資しようとする企業のいままで開発されてきた商品のラインナップをみて、そのときの市場トレンドにのっているか?通信事業者のニーズにあっていたか?
などを考察することによってそのメーカの商品開発力がわかってしまうのです。

ながくなってきましたので、今回はこれぐらいにして、次回は、商品決定のプロセスの後半について説明します。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

目指せ!テクノロジーインベスター(9)

(9)携帯電話のソフトウェア(3)

 テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うのですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、見た目から、感覚的にわかりやすく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

前回まで、人の動作(歯を磨く動作)を簡単に説明しました。では、同じように、携帯電話の動きを、簡単に説明していきましょう。

まずは以下の携帯電話機の動きを、箇条書きに書いて、ソフトの動きを見てみましょう。

『カメラを撮影している時、メールが着信したので、メールを見ていたら、今度は電話がかかってきた。電話が終わると今度は電池が少なくなり充電をした。』

この一見複雑な動きを、箇条書きにすると・・・。

1、カメラで撮影
2、メールが着信
3、電話が着信
4、充電をする。

となります。

これをソフト的に説明しますと、

最初に、カメラ撮影のプログラムが呼び出され実行されます。この時、カメラやLCDが使われて、カメラ撮影のプログラムが実行されています。すると、メールが着信し、外部からメールの割り込みが入ります。

はいストップ。

「割り込み」です。読んで字のごとく違うプログラムが呼び出されてくることでしたね。

ではつづけましょう。

一旦、カメラ撮影プログラムは一時停止し、ここで、メールを読むプログラムが呼び出され実行されます。メール読み取りプログラムは、LCDが使われます。

そうこうしていると、今度は電話の割り込みが外部から入ります。通話のプログラムが起動されます。この時、カメラ撮影プログラムもメール読み取りプログラムも一時停止したままです。通話プログラムは、マイクやレシーバが使われます。

電話が終わってメールを見ようとすると、今度は、電池残量が少ないというメッセージがでます。実は、今までは、通常モードで全てのプログラムが動いていましたが、ACアダプタを接続すると、充電のモードに状態が移り、今まで、動いていたり、一時停止していたプログラムは、モードが切り替わることになります。

はいストップ。

「モード」です。同じプログラムが動いていても、この場合、充電をしながら、いままでのプログラムを動かしていきます。

充電器に接続して、充電モードの状態で、一時停止していたメール読み取りプログラムを再開させます。メールをチェックをし終わると、やっと、一番最初にやろうとしていた一時停止していたカメラ撮影プログラムが再開されます。

いかがでしたでしょうか。この様な構造、動きで携帯電話のソフトウェアは動いています。携帯電話の重要な一要素であるソフトウェアは、開発が困難であることが知られています。

その理由のひとつに、ハードウェアと同時に開発を行わなければいけないこと、つまり、まだ設計どおりの性能が出ていないハードウェアを相手にソフトウェアが動かなくてはならないので、変更が頻繁に入ることがあげられます。

長くなってしまいましたが、次回は、設計の概要をお話して、それ以降、具体的な部品の話に入って行きたいと思います。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


目指せ!テクノロジーインベスター(8)

(8)携帯電話のソフトウェア(2)

 テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うのですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、見た目から、感覚的にわかりやすく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

では、次回に引き続き、ソフトウェアについて、人の動作で簡単に説明していきましょう。

朝食後、お茶を飲んでから歯磨きをする動作を、箇条書きでまとめてみると
1、歯磨きをしようと思う。
2、時間があるのでお茶を飲む。
3、洗面所に向かう。
4、ちょっと暗いので電気をつける。
5、歯を磨く。

とこんな具合になりました。

前回は、2番まで、説明しましたね。

では、3、洗面所に向かう 以降のソフトウェアの流れを同じように説明してみましょう。

まず、お茶を飲んで口や目から割り込みが入ります。お茶が終わったという情報です。そこで、歯磨きプログラムは、洗面所へ行くプログラムを呼び出し、脚を使い洗面所へ向かいます。

するとまた割り込みが入ります。

はい。ストップ!

これは、前回も出ました。ソフトウェアの代表的な重要な動きですので、もう一度、繰り返しておきますね。

何かをやっていて、新しいことを途中で割り込ませることを、まさに『割り込み』といいましたね。ソフトウェアはこの割り込みを常に行いながら、進んでいくのです。

では、先に進めましょう。

鏡を見ると「ちょっと暗いよ!」という、今度は、目からの割り込みです。
暗いので電気をつけるプログラムを呼び出してきます。

これで、洗面所にも行き、電気もつけて明るくなりました。そしていよいよ歯磨きプログラムで歯を磨けるというわけです。

ソフトウェアのもう1つの重要な動きをこれから説明します。

『モード』と言われているものです。この場合、「急いでいるとき」、「ゆったりしているとき」など2つの状況があります。「急いでるモード」、「ゆっくりモード」と言った方がわかりやすいかもしれません。

例えば、急いでいるときは、お茶なんか1分で飲み干しちゃうけど、ゆったりしているときは、お茶はゆっくり10分くらいかけて飲みます。と考えると…。

例えば、−−−平日ゆったりしているとき−−−のモードでお茶を飲んでいたら、突然の電話で平日急ぎのモードへ(あまりよくない例ですが・・・)という場合は、お茶飲みプログラムはそのまま動いていますが、モードだけ変わることになります。

これで、ソフトウェアの重要な動き『割り込み』『モード』はわかってしまいましたね。

今回はこのぐらいにして、次回は、歯磨きのソフトウェアの動きと同じ様に、簡単に携帯電話のソフトウェアの動きを、説明したいと思います。


彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

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目指せ!テクノロジーインベスター(7)

(7)携帯電話のソフトウェア(1)

 テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うのですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、見た目から、感覚的にわかりやすく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

では、今回は、ソフトウェアについて簡単に説明していきましょう。

いきなり、感覚的に言ってしまえば、携帯電話の個々の部品をどうやって動かすのかが、ソフトウェアです。

と言っても・・・。中々イメージするのが難しいと思いますので、わかりやすく人の動作でソフトウェアを説明してみましょう。

朝食後、お茶を飲んでから歯磨きをする動作をまずは、考えてみましょう。

「歯磨きをしようと時計をみたら時間があるので、お茶を飲みました。それから、洗面所に行って、歯を磨こうと思って鏡をみたら、ちょっと暗いので、電気をつけて、歯を磨いた」

それを、箇条書きで考えてみると。

1、歯磨きをしようと思う。
2、時間があるのでお茶を飲む。
3、洗面所に向かう。
4、ちょっと暗いので電気をつける。
5、歯を磨く。

とこんな具合でしょうか。

細かいことを言うヤツだなと思うかもしれません。その通りです。この様に、細かいことを規定してあげて、確実に歯を磨けるように導いてあげるのがソフトウェアなのです。

これから、ソフトウェアについての重要なことをお話します。

つまり・・・。
ソフトウェアは、『脳の働きそのものを真似ている』のです。

では、歯磨きの動作を、順を追って説明していきましょう。今、歯磨きをしようと思って、まず歯磨きのプログラム(仮に歯磨きプログラムと呼びましょう)を呼び出してくるというのがソフトウェアの最初の動きです。

そして、ふと時計に目をやると「まだ時間があるよ!」ということがわかりました。

これは、外から入ってくる情報です。目でみた時計からの情報によって、歯磨きプログラムからお茶を飲むプログラムが呼び出されます(お茶飲みプログラム)。

このお茶飲みプログラムによって、実際に、腕、口、手が使われ、お茶が口に運ばれ、飲めるという具合です(2、時間があるのでお茶を飲む まで終了)。

ここまでを、まとめてみましょう。

一旦、呼び出された歯磨きプログラムは、目からの情報で、お茶飲みプログラムを呼び出してきます。

ハイ。ストップ!

これから、ソフトウェアの代表的な動きについてのまとめをお話します。

何かをやっていて、新しいことを途中で割り込ませることを、ソフトウェアの世界では、まさに『割り込み』といいます。ソフトウェアはこの割り込みを常に行いながら、進んでいくのです。

長くなりましたので、今回はこの辺で終わりにします。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


目指せ!テクノロジーインベスター(6)

(6)携帯電話のハードウェア(2)

 難しいと思われがちな、技術の話。感覚的につかんで、テクノロジー関連株に投資する際に、少しでも、技術のことを知っていれば、リスクは軽減され、精神的不安も取り除かれます。

この、精神的不安は、いったい何からくるのでしょうか?
ここ重要です。投資をしていて精神的不安というのは、リスクを踏んでいるからです。

リスクがあるものに投資をしているわけですから、精神的不安があるのは当然です。

エントリーのタイミングを間違ったか?
ストップロスの設定が正しかったか?
などテクニカルなことから、

損益計算書の見方は正しかったか?
バランスシートの見方は正しかったか?
などファンダメンタルなこと

色々ありますが、
そこに、
このテクノロジーは、競合メーカに対して優位性があるか?
このテクノロジーは、どういう内容のことなのだろうか?
などテクノロジー自体の把握もあるのです。

これから、テクノロジー関連株に投資する際に重要なことをお話ます。
テクノロジーを簡単に理解してリスクを軽減すれば、精神的不安は1つ取り除けるのです!!

そこで、前回に引き続き、今回もハードウェアの話をしたいと思います。
簡単に説明していきますので安心してくださいね。

前回も出てきましたLCD周辺の話から、携帯電話全体の動きを感覚的に説明しますね。

LCDはそれだけでは実は、画面は真っ暗なのです。それを光らせるために、光を後ろから当ててあげないと光りません。この光らせるものが、LCDの下に配置されています。これをLCD用バックライトと呼びます。また、LCD、そしてこのLCD用バックライトが動くためには、電源が必要で、LCD用電源ICが電源を供給します。

ハイストップ!
LCDを動かすためには、周辺部品が必要なのです。

今出てきた、LCD、LCD用バックライト、LCD用電源ICを、LCDコントローラICがその名の通り、コントロールします。

最後に、このLCDコントローラは、デジタルASICとかデジタルベースバンドLSIと呼ばれる、コンピュータでいうところの、CPUにあたるもので制御されます。この様に、長い道のりを経てLCDに表示が出てきます。

長くなりましたので、今回はこの辺で終わりにします。
次回は、ソフトウェアの話を簡単にしていきます。

彼岸
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目指せ!テクノロジーインベスター(5)

(5)携帯電話のハードウェア(1)

今回はハードウェアの話をしたいと思います。簡単に説明していきますので安心してくださいね。

携帯電話機の中身に入っている色々な部品を簡単に説明していこうと思います。と言いましたが・・・。どのくらいあると思いますか?100個?500個?いえいえ、1600種類の部品が搭載されています。これを1つずつ説明するのは大変です。

そこで、1番わかりやすい部品で説明します。

携帯電話を開くと大きな画面があります。これを、LCDと呼びます。この部品で説明していきますね。

LCDには、フレキ基板がついていて、更に、フレキ基板の先端にコネクタが実装されています。このコネクタと携帯電話の基板が接続されています。

はい、ストップ!
いきなり色々な言葉が出てきました。1つずつゆっくり説明していきましょう。

まず、LCDからいきましょう。

LCDというのは、Liquid Crystal Displayの頭文字をとっています。Liquid(リキッド)は液体、Crystal(クリスタル)は、結晶のように固まったという意味です。最後のDisplay(ディスプレイ)は、画面という意味です。

『液体』という言葉と『結晶のように固まった』という矛盾した言葉がはいっています。『?』ですね。実は、LCDは、この一見矛盾した性質をあわせもっているのです。

ここで、LCDに関して重要なことをお話します。

LCDとは、『液体の様で結晶の様なもの』と覚えておいてください。LCDは液晶とも言います。『液晶』は液体の様で結晶の様なもので、その液体の『液』と『結晶』の『晶』で『液晶』なんですね。

詳しくは、また、特集を組む予定ですので、これぐらいにしておきましょう。

次は、フレキ基板です。

フレキ基板はフレキシブル基板の略で、『フレキシブル』はどんな形にでもなるとか、曲げやすいという意味です。

ここで、フレキ基板に関して重要なことをお話します。

普通の基板は硬くて曲がらないけど、フレキ基板は『曲がる基板』なのです。
イメージとしては、プレゼントに巻くリボンの様に、平たく薄い外観をしています。

最後に、コネクタです。

コネクタは、接続するものという意味で、家庭用コンセントがイメージに近いでしょう。オス側の家庭用コンセントが小さくなって、フレキ基板の先についていて、携帯電話の基板側に家庭用の壁についている2口のコンセントがついているというイメージです。

このように、なにか身近なものでイメージできれば、難しいと思われがちな、携帯電話の部品もわかりやすくなりますね。

今回で、LCD、フレキ基板、コネクタのイメージがつかめたと思います。長くなりましたので、この辺で終わりにします。次回は、もう少しLCDを詳しく、簡単に説明していきます。


彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

目指せ!テクノロジーインベスター(4)

(4) 技術を簡単に理解するには?(3)

テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うのですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、前回、前々回につづき、見た目から、感覚的にわかりやすく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

では、つづけましょう。

今回は、携帯電話の全体像を、ハードウェアとソフトウェアという視点で、簡単に説明していきます。

それでは、携帯電話のハードウェアとソフトウェアという考え方からいきましょう。単純にソフトとハードと言ったりしますが、その名の通り、硬いものと柔らかいものというイメージで良いと思います。

簡単に言ってしまうと、『部品は硬いもの。それを動かすプログラムは柔らかいもの』です。

更に、ハードは電気部品と機構部品に分類されます。ここでは電気ハード、機構ハードと呼ぶことにしましょう。

電気ハードは電気部品や基板、前々回の、メインLCD、サブLCD、前回のカメラ、SDカードのことです。機構ハードは、携帯電話機の外側を包むプラスティックや、前回説明したボタンを指します。

このあたりは、サラッと流してくださいね。

次に、ソフトウェアの説明にいきましょう。

携帯電話機本体に充電をしたり、SDカードを差し込んだり、色々な携帯電話機の機能を使いながら、上記のハードウェアを動かしていきます。

例えば、電話帳を検索している時、メールが着信したので、メールをチェックしていたら、今度は電話がかかってきてしまった場合など、状況に応じて、どのハードウェアを優先して、どの機能を起動し、どの機能を一時停止しておくかを管理していくプログラムというとらえ方でよろしいと思います。

ここのところ重要です。
ソフトウェアとは、『ハードウェアの動きを管理しているプログラムのこと』です。

ソフトウェアに関しては、別途枠をもうけますので、ここでは、大体をつかんでください。

以上で、『技術を簡単に理解するには?』の3回シリーズは、おしまいです。
テクノロジー関連株に投資をする際に、最初にぶつかる『技術が良くわからないから、テクノロジー関連株は苦手だなぁ』の壁は、ひとつ取り払われましたよ!1歩前進です。

重要な箇所は、沢山ありました。もう一度読み直してみてください。投資のヒントが隠されていると思います。

次回は、ハードウェアのことを少し詳しく説明したいと思います。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

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目指せ!テクノロジーインベスター(3)

(3) 技術を簡単に理解するには?(2)

 テクノロジー関連株に投資する際に、「ある程度技術を知っておこうと思うのですが、むずかしくて・・・」という声を聞きます。

 そこで、身近にある携帯電話を例にあげて、前回につづき、見た目から、感覚的にわかりやすく技術を説明していきます。簡単に説明しますので安心してくださいね。

では、つづけましょう。

 前回は、携帯電話を上側と下側にわけ、上側と下側を少し、お話しました。今回は、その続きです。

下側筐体の側面へいくと、ミニSDやマイクロSDカードがついていたりします。これは、カメラの画像データや音楽データを保存するのに使います。

ハイ、ここでストップです。
これから、テクノロジー株に投資する際に重要なことをお話します。

カメラの高画質化、音楽配信の高品質化が進むのにつれて、大容量化、小型化が進むことが予想されます。

これです。
カメラはどんどん性能があがっていき、ダウンロードする音楽もどんどん音質があがっていくことによって、データを保存するマイクロSDカードに沢山データを入れたくなる!ということです。

また、下側筐体の外側には、カメラがついています。最近では、画素数が300万画素はめずらしくありません。性能がどんどん上がっていっています。これは、デジカメのシェアの一部を侵食できる勢いとなっています。

ここで、またカット!次は株式投資で重要な、シェア拡大の話です。

いつも肌身離さずもっている携帯電話のカメラの性能が、デジカメの性能に近づき、デジカメの安価な価格帯と勝負できるのです。これは、携帯電話のシェアがデジカメのシェアを一部侵食していて、売り上げがその分伸びていることを意味しています。

売り上げが伸びている!または、売り上げが伸びそう!ここ重要です。
これを早くつかめれば、株価の上昇を先取りできるのです。

さらに、下側筐体の外側には、バッテリが配置されています。携帯電話機の高性能化、高機能化によってバッテリの容量はどんどん足りなくなっています。
各部品の低消費電流化、部品の削減でバッテリへの負担を軽くしようとしていますが、音楽再生時間の増加、ワンセグの視聴時間の増加のニーズによってバッテリの大容量化は必須だと思われます。

少し、長くなりましたので、切りますね。もうわかってしまいましたね。

株式投資で重要な、技術のトレンドです。

バッテリの大容量化です。ここで、覚えておいて欲しいのが、大容量化は、バッテリの大型化へとつながってしまいます。しかし、携帯電話は薄型化、小型化がトレンドですので、バッテリの大容量化と小型化、薄型化が技術トレンドとなるのです。

ここ重要です。
大容量化だけではダメなんです。小型化、薄型化が一緒に実現できなければ、携帯電話の製造メーカは、バッテリを採用しないんです。

長くなってきましたので、今回は、この辺で終わりにします。
次回は、携帯電話の全体像を、ハードウェアとソフトウェアという視点で、簡単に説明したいと思います。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
テクノロジー関連株の投資ヒント〜

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目指せ!テクノロジーインベスター(2)

(2)技術を簡単に理解するには?(1)

テクノロジー関連株に投資する際に、
「ある程度技術を知っておこうと思うのですが・・・」
「けど、むずかしくて・・・」
という声を聞きます。

そこで、身近にある携帯電話を例にあげてみましょう。見た目から、感覚的に説明していきますので安心してくださいね。

では、早速いきましょう。

現在、折りたたみ式や、スライド式の携帯電話などがありますが、どちらも、上側の部分と下側の部分にわけられます。
上側の部分を上側筐体(きょうたい)、下側を下側筐体と呼ぶことにします。

上側筐体には、待ち受け画面が表示されている部分があります。

ここで、重要なことをお話します。

この画面の大きさと精細さが携帯電話機の差別化の大きな焦点となっています。現在では2.4インチ以上が大半を占め、地デジ(地上波デジタル)を受信しようとする流れのなかで、精細さが各携帯電話メーカの『売り』となっています。

これが、技術を理解するときに、必要なキーワード『差別化』と『トレンド』です。

2つ折の携帯電話では、上側筐体の外側にはサブLCDがあります。当初、閉じたままでも、時間の表示、メールの着信の有無など、わかるようにしたい。という発想から簡単なモノクロの小さいLCDが搭載されはじめましたが、現在では、大型化、カラー化が普及しました。大きさも、1インチ以上が普通になっています。

ハイ、少し長くなりましたので切りますね。

ここまで、もう、LCDの『差別化』、『トレンド』、そして今までLCDがどうゆう『技術革新』がされてきたかわかってしまいました。

もう少し、すすめてみましょう。

音楽端末を意識した携帯電話は、曲名ぐらいがわかれば良いという考え方から文字だけ表示の小さなサブ液晶を搭載するものが出てきました。サブLCDが有機ELだったりします。

ここで、切りましょう。最近のモノクロっぽい文字だけ出てくるあの小さい画面は『有機EL』だったんだ!これで最新の情報があなたの手に入ったのです。
これでもう完璧です。

次に、下側筐体へいってみましょう。

下側筐体にはキーがあり、目立ちませんが、携帯電話機のデザインには重要なファクターのひとつとなっています。単価も高いのが現状です。

ハイ、ストップ!もうひとつ株式投資をする際に重要なキーワードが出てきました。

どれでしょうか?わかりますか?すみませんもったいぶってしまいましたが…。
『単価が高い』です。

ここで、大切なことをお話します。

単価が高いということは、それだけ手間がかかっている上に価値があるということになります。これは、製造メーカにとっては、技術の見せ所となります。

『技術の見せ所とは?』
高い単価のものを技術力を使っていかに簡単に製造するか?
注目!です。ここが一番大事です。

『簡単に製造する』イコール『製造コストを安くする』

とういうことは・・・。

市場では高く売れているものが、安く製造できるので、そこは、製造メーカの利益となるのです。

もう一度、重要なので繰り返しますね。

『市場で高値で売れるものが、安く作れる』

です。

すこし、長くなりましたので、続きは、次回にしたいと思います。

彼岸
〜現役エンジニアがこっそり教える
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