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億の近道2019/08/19

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投資情報メールマガジン                   2019/08/19

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
     (本日の担当:炎のファンドマネージャ&相川伸夫)


  ◆コラム「変化のある企業、ない企業」:炎
  ◆コラム「売上優先か利益優先か」:炎
  ◆コラム「相川伸夫のGC注記・重要事象の説明&LCHD(8938)
       のフォロー除外のお知らせ」:相川伸夫
  ◆コラム「無人化住宅展示場を展開する企業」:炎


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■ お知らせ ■


【〆切間近!日曜日開催!!:山本潤セミナー&座談会開催のお知らせ】

■長期投資と投資指標を考える!
 山本潤氏セミナー&個人投資家すぽ氏との座談会開催!!


 この度、DFR助言者山本潤氏のセミナーと、著名な個人投資家すぽ氏との
座談会を開催します。

 ●山本潤氏セミナー「まだ一喜一憂してるの? 長期投資のススメ」
  なぜ即儲けようとするのか?なぜ不確実な未来に大事なお金を賭けるのか?
  確実性の高い指標やデータを活用し、需給に左右されることのない長期投資
  についてお話しします。

 ●山本潤氏&すぽ氏座談会
  「逆」道場破りとも言うべきスタイルで数々の企業分析を行い、高い人気を
  誇る個人投資家すぽ氏と山本潤氏が座談会を行います。
  PER不要論を主張する山本氏に、PER以外ほとんど利用しないすぽ氏の
  二人が揃ったら、どのような話になるのか?なぜダメなのか?それに代わる
  指標や、企業分析の方法は? それら気になる内容を深掘りしていきます。
  ・利益率の重要性(なぜ利益率ではなく「売上費用売上比率」なのか)
  ・配当性向は重要か?
  ・企業に望む成長率はどれぐらいか?
  ・成長余地をどう読み解くか?
   …など

 ●質疑応答では、お申込時にいただいた参加者からの質問を中心に、
  2氏それぞれが考える資産形成に必須な事柄を考察していきます。
  個人投資家ながら稀代の論客としても知られるすぽ氏と、
  プロとして20年運用に関わってきた山本氏がズバリ答えます。

 山本潤氏 http://okuchika.net/?cid=6
 すぽ氏ブログ http://www.spotoushi.net/  Twitter @spo_toushi


■日時:8月25日(日)13:30〜16:45

■場所:東京都渋谷区

■参加費:4,000円(税込)


■スケジュール
 ・山本潤氏セミナー「まだ一喜一憂してるの? 長期投資のススメ」
 ・座談会「参考にする指標と調査分析のコツ」
 ・質疑応答「資産形成に必要なこと」


■懇親会 17:00〜19:00
 セミナー座談会終了後、会場近隣の飲食店で行います。
 山本潤氏、すぽ氏も参加します。
 セミナー座談会で質問しきれなかった事柄や、
 他の投資家との交流をお楽しみ下さい。
 別途参加費3,000円(税込)が必要です。
 お申込フォームで参加有無をお知らせ下さい。


■お申込方法
 以下のURLをクリックし、お申込フォームへお進み下さい。
 必要事項を入力後、入金画面へ遷移します。

 こちらをクリック ⇒ http://bit.ly/2YGMgx8


 上手くいかない場合はお気軽にご連絡ください。

■注意事項:
 お申し込み後、ご入金頂いた受講料は当日遅刻及び欠席された場合でも
 原則として返金致しませんので、ご了承下さい。

皆さまのお申込をお待ちしております。

主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム


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◆コラム「変化のある企業、ない企業」


 日々変化の激しい株式市場の中で活躍する企業もその時の状況で変化を見せ
るものだと言うのは本メルマガの読者の皆さんも十分に気が付いておられるも
のと思います。

 個々の銘柄ごと、つまり企業ごとに置かれている状況は異なりますので、株
価の変動にも差が出てきて当然です。株価を決める要因の基本は業績であり、
業績が悪い、ないしこれから悪化しようという企業の株価が下落トレンドを示
すのは当然だし、反対に業績が良い、ないしこれから良くなるという企業の株
価が上昇トレンドを示すのは当り前だと考えられます。


 とは言え、銘柄ごとに業績の変動パターンが異なるため株価の変動パターン
にも違いが生じて参ります。最近は四半期決算の発表でその発表の都度、その
内容を見て株価は変動をしがちです。

 多くの投資家はそうした特徴を捉えて臨機応変に対応されているものと推察
されますが、実際に皆さんがご興味を持たれているのはどんな企業でしょうか。


 それは中長期なのか、短期なのかによって違いが出てくるものと思いますが、
一つだけ言えるのは企業が時代に応じて変化しようとしているのか否かだろう
と思います。

 どんな企業でも変化が全くないということはないですが、変化がほとんどな
い企業も見受けられます。
 時々、長期に赤字を続けたまま上場を維持している企業や時価総額が保有す
るキャッシュを下回ったままの企業が見出せますが、赤字だろうと黒字だろう
と基本的には投資家は変化を求めていると言えます。変化がない安定した企業
に投資したいという一風変わった投資家もお見えかも知れませんが、私たちを
取り巻く世界が絶えず変化する以上、それは不可能な話です。


 企業は絶えず変化に順応した成長が求められています。

 投資家の中には安定志向をされているケースもありますが、これだけマクロ
経済が不透明な時代で社会の変化も激しい時代なのでそうした安定指向は困難
です。
 むしろ投資した企業には変化することを求め、変化が業績の向上をもたらす
ということに積極的に関心を示すべきだと考えられます。


 時代は私たちに課題を解決するためのテーマを提供してくれます。課題があ
るとそれを克服しようと社会全体がパワーを持って対応しようとする訳です。

 ソフトバンクGの孫社長はまさにそうしたテーマを見出す天才経営者と言え
ます。この方が打ち出したAI群戦略というビジネスの潮流が企業のトレンド、
株価のトレンドを形成しようとしています。それは今日明日のテーマではなく、
これから長期にわたって続くテーマです。

 日本社会では少子高齢化がテーマだったりしますが、それは漠然とした社会
の事象でそのことが良いのか悪いのかの判断がつきにくいのですが、それはテ
ーマというより課題と言えるのかも知れません。AIという課題を克服するキ
ーワードをテーマとする孫社長のビジネストレンドに沿った経営は極めて的を
得ています。

 その背景は様々なビジネスにある技術革新でもあります。IT技術の革新が
行きついた先がAIであり、IoTであり最近ではアドソル日進(3837)
が唱え始めたモノ以外にも広がってきたIoXという考え方でもあります。

 企業のミッションは事業領域ごとに異なりますが、自動車産業がモノや人の
移動、物流を変えたように時代の変化をもたらすコアビジネスの担い手となっ
て変化しながら成長する企業への応援団となることを投資家の皆さんは目指す
べきではないでしょうか。

 本メルマガでもそうした視点でこれからも変化しながら成長する企業を見出
していきたいと考えておりますので宜しくお願いします。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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■ お知らせ ■


【炎のファンドマネージャー有料メルマガ第254号、本日配信!!
 ご購読をお待ちしております!】


 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第254号
が本日配信です。


【話題の3銘柄分析や不人気銘柄研究など、個別銘柄情報が掲載!】


【8/19 第254号では】

■相場の視点
■話題の銘柄(その1)無人化住宅展示場を展開する企業
  Lib Work(1431)
■話題の銘柄(その2)女子ゴルフ渋野選手のスポンサー企業
  キャンディル(1446・M)
■話題の銘柄(その3)アドソル日進(3837)の株高トレンド続く
■不人気銘柄の動向(11銘柄)
■日本を変える可能性のあるAI関連銘柄に注目


 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


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◆コラム「売上優先か利益優先か」


 昨年6月のマザーズ上場後から時価総額5000億円を超え、日本発のユニ
コーン型企業として市場で評価されているメルカリ(4385)。

 CtoCマーケットプレース事業を展開する同社の業績について前期は予定
通り、44%もの大幅な増収となる一方で7期連続赤字、しかも1200億円
以上もの大幅な経常赤字が伝えられたことで、上場後、低落傾向にある株価の
動向が気になる状況だろうと思われる。
 同社株の上場後の高値は6000円。安値は1704円で時価総額のレンジ
は2500億円から9000億円。上場で得た資金で先行投資を行い、売上拡
大の一方で先行投資で赤字が続く米アマゾンのような事業構造を市場はIPO
時にポジティブに迎え入れたが、その後の評価は低下してきた。


 市場には売上は伸びていても先行投資(費用)で利益が出ていない点をなか
なかポジティブに評価しないという状況があるのかも知れないが、それは需給
によっても変わってくる。
 潤沢な資金を得て人やシステムなどの先行投資に充てながら急成長を目指す
新たなユニコーン型企業の登場に今後も期待が集まるが、必ずしも時価総額が
大きなユニコーン型ではなく時価総額が小さい企業にもそうした先行投資型で
成長を図っている企業は見出せる。
 先行投資があっての事業成長を理解しながらリスクテイクする目ざとい投資
家は増えてきたように感じられる。バリュー株の対極にある投資スタンスだが、
今後の動向に注目したい。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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■ お知らせ ■


【石川臨太郎】著者人生最後の新刊好評発売中!


 先般お知らせいたしましたとおり、石川臨太郎氏は旅立たれましたが、氏の
投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、好評発売中です。


◆新刊情報◆

[現代の錬金術シリーズ153]
 資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資
  〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜
 石川臨太郎 著、パンローリング刊
 価格2,800円+税


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 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。

 ぜひレビューの投稿もお願い致します!!


◆石川臨太郎有料メルマガ研究コンテンツ◆

村田雅志氏の「生涯パートナー銘柄の研究の研究」
 全509回の有料メルマガを分析。分かりやすく利用しやすく解説していま
す。

 詳細はこちら ⇒ http://www.okuchika.net/?eid=8303


◆石川臨太郎のブログ(更新停止ですが閲覧可能)◆
 減らないお財布を持ってフィナンシャル・インディペンデンスをめざす仲間
 のコミュニティー
 https://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/


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◆コラム「相川伸夫のGC注記・重要事象の説明&LCHD(8938)の
     フォロー除外のお知らせ」


■ピックアップ銘柄LCHD(8938)の除外を決定!

 8月14日のIRリリース
『継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ』
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/89380/890b0c45/97d3/49dd/be92/1f706f7f7edd/140120190814488563.pdf
を理由にこの度【除外を決定】しました。


 私が億の近道でLCHDを初めて取り上げた時から2年4か月経って、あま
りにも状況が変化し過ぎました(二転三転四転…)。正直これ以上私はLCH
Dの可能性を信じることは出来ません。
 又、私の記事をきっかけにこれ以上の損を出していただきたくはありません
(株は自己責任とはいえ)。

 LCHDについては初動のタイミング(旧ロジコム時代)からウォッチをし
てきました。これまでに400Hを超える時間を分析に費やしてきました。
 その私から見て、今この会社に投資するのは只の博打でしか無いと判断しま
した。

 もしかすると、不死鳥のように復活するかもしれません。
 しかし、それに掛けて投資するのは只の博打であり、私の考える【投資】と
は違います。
 投資として考えるならビジネスモデルがきちんと機能して、最低限の財務条
件をクリアしてから再度投資するかの判断をしても遅くありません。

 決して株価(買値や高値からの下落率)に囚われてはいけません。
 企業がボロボロの時は株価が安く、それが健全化するときには大きく株価が
上昇します。
 それを狙うにしてもまだ早い気はしますが、そういう狙い方ならこれ以降の
タイミングでINするのも良いでしょう。
 しかし、そうではなくLCHDの未来に期待して投資してきたのであればこ
こは冷静になって一歩引くのがBestだと判断します。
 振り返った時に今が底値だったとしても、私は全く後悔しません!


 ビジネスモデルが破綻してもその銘柄を握り続けることは投資とは言いませ
ん。

 それは【未練】と言うのです。

 そんな未練で儲かっても何の価値もありません。
 今回のIRはそれほどまでに深刻であると私は受け止めています。
 詳しくは後半で書きます。


■LCHDのこれまでの経緯を振り返る

 私がLCHDの記事を初めて執筆したのは2017年4月3日です。
↓※2017年4月3日 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 LCホール
ディングス(8938)
http://www.okuchika.net/?eid=6957

 当時はロジコムの社名からLCHDに社名が変わり、ソーシャルレンディン
グを始めて1年半を超え、フィービジネスとリートでの出口(スタート)を模
索していた時期です。
 ダヴィンチとの資本業務提携はこの時すでにしていましたが、医療関連の話
はまだ出ていませんでした。
 医療関連の話が出たのはその後の株主総会からです。
 この頃から徐々に同社への期待は高まっていきました。

 しかし、その後、シナリオ変更が相次ぎ投資家は大きく振り回されることが
続きます。

 18年4月には何の前触れもなくこれまで事業を推進してきた代表の本莊氏
が退任、次の株主総会から金子氏が新社長に就任するというIRには大変驚愕
しました!
 その後迎えた本決算では『期ズレ』という言葉の怖さを市場に認識させまし
たねw
※2018年5月21日 情熱投資家、相川伸夫の本決算短信フォロー
http://www.okuchika.net/?eid=7754

 6月11日、同社元代表の本荘氏にインサイダーに関する強制調査のIRで
下がっていた株価にトドメを指す形で、18年3月の高値2649円から6月
安値の1197円まで半値以下に急落しました。

 18年6月27日、金子氏による株主総会での今後のビジョンに対する力強
いメッセージ、及び後日の個人投資家向けの説明会(動画あり)を通して
【LCHDは大きく進化する!】というプレゼンに私も含め投資家は大いに期
待しました。
※18年7月2日 速報!金子氏によるLCHD(8938)大改革により高
まる成長期待!
http://www.okuchika.net/?eid=7825

 金子氏の手腕に私も大いに期待していました。

 しかし、強く勇ましい言葉とは裏腹に事業は進捗しているものの想定よりも
歩みが遅いものとなりました。

 私が一番不快であったのは18年の株主総会での質疑において…

・本社を赤坂に移転させる理由は?
⇒『アナリスト等が訪問しやすいため』
 そう言っているものの私は金子社長になってから二度取材を申し込みました
が取材拒否されました。
 IR体制も強化すると強く主張していたにも関わらず以前と比べて開示姿勢
は改善されておらず、IRもなんら強化されていないと感じます。
 今回の株主総会後に予定されていた機関投資家向け説明会もドタキャン同然
と聞いています。

 もう一点の不信な点は、

・本莊さんの株をどうするか?
⇒『買い取りたい。どのような方法でやるかは検討』
 以前からこのような方向でしたが結局、中国資本と思われる謎の企業による
株式譲渡に関するIRが19年7月26日に出てきました。
 譲渡株価も終値1289円に対して35%のプレミアムを付けた1750円
で本荘市の株式全てである31.23%全てを買い取る=約30億円というも
のです。

 相対取引によるものなので価格などは双方の同意があるのでしょうが、LC
HDとしてこの件に対して何のコメントも8月16日の現在までありません。
 出来ない理由もあるのかもしれませんが、このような事ばかりがずっと積も
り積もってきました。さすがにいいかげんにしろと私は言いたい。

 そして19年8月14日の『継続企業の前提に関する事項の注記についての
お知らせ』で私にとってはこれ以上投資するに値しない会社としてフォローを
外すに至りました。

 次に今回の継続企業の前提に関する事項の注記に関して説明します。


■なぜ、『継続企業の前提に関する事項の注記』が付くことがそんなにいけな
 いのか?

 『継続企業の前提に関する事項の注記(GC注記)』についてあまり詳しく
ない方もいると思うので解説します。

 『継続企業の前提に関する事項の注記(GC注記)』と
 『継続企業の前提に関する重要事象等』
という表現の二種類が存在していて、<注記の方が重要事象よりも状況が悪い>
ということを念頭に入れてください。

 ザックリ解説で行くと『倒産するかもしれません』って意味で受け取っても
らえばいいです。

 <GC注記>の意味合いは『倒産するかもしれない事案が発生したけど、こ
れを解決する現実的な手段と目途が立っていません』ということ。

 <重要事象>の意味合いは『倒産するかもしれない事案が発生したけど、こ
れを解決する現実的な手段や目途が立ちました。現在進行形で進めていますの
で上手く行くことを祈っていてください』ということ。

 ザックリ説明になりますが概ねそういう解釈で大丈夫です!

 本業不振が直接の原因の場合はまずは重要事象が付くことが一般的と思いま
す。
 立て直しの現実的な手段については資産売却やリストラ、子会社の売却など
で固定費と変動費を大幅に削減して会社を小さくして利益を出せる体質を目指
すことで『目途』を立てることが多いです。これで重要事象扱いとなります。

 その後そうした対策を実行しても経営が立て直せない事態に陥ると<GC注
記>に悪化します。

 今回のLCHDの場合は一撃GC注記です。

 一撃GC注記の場合は本業不振というよりも急激な経営環境の変化が起こっ
た場合に発生することが多いです。

 <急激な経営環境の変化>ってなにか?って早い話、ビジネスモデルが根底
から崩れ去ったって事です。

◇GC注記事例1 中村超硬(6166)
 ・中国国内の補助金を当てにした太陽光ビジネス一本打法だったが、中国の
  法改正で補助金が出なくなり売上激減&新設の製造機械大きく減損処理
  (その機械を使っての売上回復見込みが立たないため)されて一撃GC注
  記(19年3月期2Q)

◇GC注記事例2 大塚家具(8186)
 ・大幅赤字から重要事象等のリスク記載(16年12月期本決算)⇒通期で
  の3連続の営業損失&営業CFマイナスが見えたことでGC注記(18年
  12月期2Q)

◇GC注記事例3 曙ブレーキ
 ・米国工場での需要急増(本来なら嬉しいことだが、自動車部品メーカーで
  ある自社の生産が間に合わない事が原因でカーメーカーの生産を止めるわ
  けにはいかないという悲劇)による人件費アップ(3直7日)&それでも
  間に合わずに日本からの緊急輸送費で大赤字&さらに大規模な減損(利益
  を出せない有休機械や設備)で財務条項に抵触で『継続企業の前提の重要
  事象(16年3月期本決算)』が発生、その後奮闘空しく米国からの撤退
  決定により米国資産の巨額減損で債務超過によりGC注記(19年3月期
  3Q)

 以上、GC注記事例を3つ紹介しましたがイメージは掴めましたか?

 現状について細かく書いた記事も参考になると思うので紹介しておきます
※↓参考サイト『東京商工リサーチ』
2019年3月期決算 上場企業「継続企業の前提に関する注記」調査
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20190611_01.html


 このように「事業を健全化することが容易ではない!」と判断され、しかも
現状それを打破するための見込みも無いのです。GC注記の表現はそれほどに
重く、短期間で「きっとGC注記が取れるだろう」と期待するのは危険な思考
です。

 今回、付いたのが重要事象ではなく、一撃GC注記なので特にヤバイのです。
それほどにLCHDの状況は悪いと認識ください。

※ちなみに重要事象なのかGC注記なのかを見分けるポイントは『…継続企業
 の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在してお
 ります。(中略)…現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認
 め【られますorられません】』
 という最後の文法に着目してください。

 決算短信にも『継続企業の前提に関する注記』は記載されていますが、気を
付けなくてはならないのは【注記が付く初回のタイミングは決算短信には注記
されない場合がある】というポイントです。

 決算短信というのは【監査が終わっていなくても構わないから早く情報を開
示すること】が企業には求められています。決算短信も四半期報告書も締日か
ら45日以内に提出がルールとなっており、短信は四半期報告書の前の提出が
適当とされています。

 今回のLCHDの例ではまさにそのパターンでしたね。

・19年8月2日の20年3月期1Q決算短信では注記も重要事象もありませ
 んでした。
・しかしその後の8月14日の四半期報告書で一撃GC注記が付いたのは監査
 法人が四半期レビュー報告書を書く際に許さなかったのではないか?と私は
 考えています。


■LCHDのGC注記の中身を見てみる

※注、この先の内容は完全に私の推測になるので中身の正確性は全く保証出来
ません。
 私がまるっきり間違っていることも考慮して、『見解の一つ』として読むよ
うにお願いします。


 今回問題になった匿名組合出資預かり金の63億円は1Qでは流動負債にな
っていますが、これは直近有価証券報告書では固定負債にあった長期預り金に
あったものと思われます。返す時期が決まっていなかったから固定負債(一年
以上先の負債)だったものが『返さなければならなくなったから流動負債にな
った』のでしょう。

 現金に関しては直近有価証券報告書の時点では33億あったものに対して営
業貸付金と長期預り金―匿名組合預り金の差額が近似値になるので現金の動き
はそこだと考えます。

 GC注記に『匿名組合出資預かり金の償還が困難となるおそれ』というのは
現在レンディングで運用・待機している個人のお金の総額を指しているのでし
ょう。
 GC注記の対策案として記載してある内容は上記だけにスポットを当てた話
です。

 主な対策案は…
 1、誰かに金借りる
 2、販売用不動産を急いで売る
 3、クラウドファンディングを再開できるように頑張る
これらで50億円程度の金を工面したり、増資もあり得るのかもしれません。


 それが出来ればいいね。って怖い話をさせてください。

 理想は1、の借り入れになるでしょう。
 しかし、物件の購入において銀行のシニアローンの方が金利が安くてそっち
のが良いに決まってるのにレンディングを用いた経緯はなんでしたか?
 ・SPCではシニアローンは難しい
 ・機動性が悪い(言い換えれば銀行を納得させれない物件は審査が下りない)
 ・レンディングの資金調達ハードルが低い(誤解を恐れずに言うなら信用取
  引でポジが建てまくれる)
ということをやってきました。
 ここにきて『誰が』『どうやって』『何に対して』貸せるのでしょうか?

 2、についても売却出来たらいいですね!
 しかし、すでに物件売却のために活動し続けてきて、それでもなかなか難し
いという状況だったではなかったではないでしょうか?簡単に売れるなら本庄
さんの時に売れているはずです。しかも今回の件によってバイヤーはLCHD
が資金繰りに困っていることが分かりました。
 『追証がかかりかけている』ような状況の相手に対して良心的な価格で買っ
てくれるとは私には思えません。良くて損してでも売却に成功で、悪いとつぶ
れるまで待たれることもあるのかもしれません。

 3、クラウドファンディングの再開が出来れば最高ですね!
 とはいえ、これまでマネオに専任で委託していました。マネオは200億超
えの返済延滞、一部は不良債権化してしまって回収出来なかったり業務改善命
令&28億超えの集団訴訟など様々な問題が起こっており、この後正常化する
という見通しをすべきなのか油断なりません。

↓マネオマーケット株式会社に関する集団訴訟#詐欺・消費者被害
https://enjin-classaction.com/project/detail/?projectId=1049568055&p=1
↓maneoマーケット計画倒産が現実になる日は遠くない:ソーシャルレン
ディングの甘い罠
https://j138i.com/maneo-bankrupt

 このような記事も散見されます。現状稼働しているからと安心するのはトン
チンカンな発想でしょう。

 仮に今回、こうなる前に他のクラウドファンディングで稼働させれるとする
なら何かしら手が打てたのではないか?と感じます。
 しかし、クラウドファンディングがどこかでできたとしても、新規にレンデ
ィングスタートを再開した時点ではGC注記は消えません。
 いくら「収益物件は大丈夫だから安心してください」と言われても、GC注
記のついている上場企業のレンディングに資金がいきなり50億もの資金が集
まるのでしょうか?

 LCレンディングは2015年にスタートして、1%利率アップキャンペー
ンなどの施策や着実な運用実績を積みながら口座登録者が4年掛けて7866
人まで増えたのです。たとえスタート出来ても償還必要な資金調達がレンディ
ングでは間に合うわけがないと考えるのが常識的でないでしょうか?


■ここからさらに深く踏み込んで考察します

 LCHDは散々難解な企業と言われてきました。
 何が難しくしてるかって、もちろん
【SPCによってオフバランス化されており、実態が把握できない】
からです。

 見えないオフバランスされた資産のわずかな情報が直近有価証券報告書の
89Pにある【保証債務】ではないでしょうか?
 それによると87億を債務保証しています。
 現状の医療法人や収益物件には問題が起こっていないので貸し倒れ引当金も
特に積まれていません。
 しかし、今回のGC注記がきっかけにドミノが倒れ、オフバランスされた資
産の減損や貸し倒れ引当金などが出るようであれば、これはLCHDにとって
トドメの一手になりかねないでしょう。

 また、医療法人の取得には現金が必要であり、これも有価証券報告書の89
Pに記載の【関係会社に対する金銭債権または金銭債務】がそうではないか?
と考えています。
 ここに回せる資金がなくなれば医療法人の取得も止まるのは当然でしょう。

 そうなると中期経営計画へのシナリオも現状白紙になったのだと解釈してい
ます。

 会社のIRに何を聞いても、恐らく現状では本人たちでさえ何も分からない
・決まらないのではないだろうか?
 なぜならLCHDの対策案は相手がいるものばかりで、自分たちの頑張りで
クリアできるものではないのだから…。


 LCHDをまだ信じようとしている人からは「相川は適当な事を言いやがっ
て!」と恨まれるかもしれませんが、この銘柄をずっとフォローしてきたとい
う責任からここで私は【NO!】を突き付けねばなりません。

 もし、不死鳥のように復活出来たらまた取り上げるかを判断させていただく
ことにします。
 これ以上はダメだと判断したタイミングできっぱりと離別する決断をしなく
てはいけません!!!

 LCHDは今回をもってフォローを終了させて頂きます。

 金子さんのビジョンが実現出来さえすれば、いつかは100倍になる可能性
がある銘柄だと今でも思います。

 LCHDの全てのステークホルダーの皆様の幸福を祈っています。


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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■ お知らせ ■


★9月8日、2本立てイベント開催!!★

「石川臨太郎追悼企画 新刊資産を作る投資と遺す投資出版記念座談会」
「山本潤監修 グロース銘柄発掘隊の銘柄研究発表会」


[第1部]石川臨太郎新刊「資産を作る投資と遺す投資」出版記念座談会

 7月に上梓された故石川臨太郎氏の新刊「資産を作るための株式投資 資産
 を遺すための株式投資」出版を記念して、座談会を行います。
 石川臨太郎氏とゆかりの深い2名に加え、石川臨太郎研究のエキスパートの
 シークレットゲストも参加予定です。
 新刊のエッセンスと登壇者による多面的に評価した事柄などを解説します。
 投資初心者からベテランまで全ての投資家へ示唆に富んだ内容です。

 登壇者:山本潤(ダイヤモンドファイナンシャルリサーチ運用者)
     松田憲明(イノベーターズ・フォーラム理事長)
     シークレットゲスト(お楽しみに!)


[第2部]山本潤監修 グロース銘柄発掘隊の銘柄研究発表会

 4月から配信開始した成長株発掘&深掘り調査分析レポート「グロース銘柄
 発掘隊」の客員アナリストと監修の山本潤氏が、現在調査している銘柄を公
 開発表します。
 どのような企業がどのように分析されているか、生の声が聞けるチャンスで
 す。

 登壇者:山本潤(ダイヤモンドファイナンシャルリサーチ運用者)
     客員アナリスト複数名

さらに質疑応答がありますので、ぜひ質問をぶつけて下さい。
事前質問も歓迎です。申込フォームからお寄せ下さい。


日時:9月8日(日) 13:30〜16:45
場所:東京都渋谷区
  (お申込後に場所詳細をお伝えします)

参加費:2,000円(税込)

※別途懇親会あります。17:00〜19:00
 参加費3,000円
 申込フォームにて参加をお知らせ下さい。

お申込はこちら ⇒ http://bit.ly/ringrowth

主催:NPO法人イノベーターズフォーラム


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◆コラム「無人化住宅展示場を展開する企業」


 株式市場が停滞局面を迎える中で何らかの突破口を見出そうとする動きも散
見される。

 先週、株価急騰劇を演じた熊本の住宅メーカー、LibWork(1431)
もその一つかも知れません。

 Qボード市場に上場していた同社は6月18日に東証マザーズ市場への上場
を実現したが、その直前のQボード時代に1500円台の高値をつけていたも
のの、マザーズ上場後は2か月近い間、株価は穏健なまま1100円前後で推
移した。マザーズ上場の際の15万株の公募増資(発行価格1083円)を踏
まえての株価推移だったと思われるが、それが8月9日の6月決算発表後から
一気に評価が高まり先週は2000円の大台乗せを演じている。

 なぜここまで一気に人気化したのかはあくまで筆者の私見ではあるが、以下
の理由を挙げることができる。

1)これまではQボード上場で知名度が低く、住宅セクターということもあっ
 て評価が低かったが、マザーズ上場で認知度が高まった。

2)熊本地盤の地方企業ながらビジネスエリア拡大に意欲的な姿勢で成長指向
 をしている。更には熊本での大地震発生後の復興需要による住宅ニーズが拡
 大した。この結果前6月期までの業績向上、更には今期も業績拡大計画が示
 された。

3)時価総額はマザーズ上場後も30億円台で推移し、前期の想定経常利益5.
 6億円に対して成長性を加味した場合の評価が低かった。先週の2000円
 前後への株価急騰で時価総額は53億円へと増加したが、今期予想経常利益
 は7億円で、依然として成長性の割に評価は低い印象がある。

4)先週8月16日に同社は上限5万株、9000万円分(平均単価1800
 円)の自己株買いを発表。お盆休み返上の自己株買い、しかも同時に新たな
 株主優待制度の発表も行うなど株価を意識した経営を続けている点が一気に
 評価を高めた。今後、株価が急騰しただけに強弱感が強まる可能性はあるが、
 自己株買いは8月20日から12月23日までの長期にわたる予定のため下
 値は堅いと見られる。

5)ここまでは業績面や需給に関しての当然の評価だが、同社はタレントのス
 ザンヌ(熊本出身で熊本県宣伝部長と称する)とコラボした住宅の共同開発
 を開始したことを先般発表。更には無人の住宅展示場をスタートし全国展開
 を図ることも明らかにした。人型ロボットが来場者を案内するモデルハウス
 はある意味画期的な試みと言える。


 同社の株価急騰の理由を他の銘柄にも置き換えて頂きたいが、同社は瀬口社
長のオーナー経営であることが、背景になっているとも言える。これはスケー
ルは異なるが柳井社長率いるファーストリテイリングや孫社長率いるソフトバ
ンクグループと同様の動きである。

 しかも事業発展の初期段階とも言えるムードがある。但し現状の主力事業が
住宅という国内型のビジネスである点だ。ファーストリテイリングもソフトバ
ンクも最初は海のものとも山のものとも分からずにいた筈。その後の事業拡大
はオーナー経営者だからこそもたらされた。

 時価総額が50億円台の同社株がプラチナ株になるかどうかは不明だし、今
後の事業成長性には紆余曲折はあるだろうが未来への期待は高まってきたと言
える。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
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