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億の近道2018/12/18


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投資情報メールマガジン                   2018/12/18

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
        (本日の担当:石川臨太郎&大原浩)


 ◆特別コラム「若い甥に教えたい資産形成のための方法論や考え方その2」
       :石川臨太
 ◆コラム「書評:トコトンやさしいロボットの本」:大原浩


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■お知らせ 明日24時〆切!!


【炎氏、山本潤氏ほか億の近道執筆陣出演 記念座談会開催!】


 12/24午後に、都内で億近19周年+リンクス1周年記念のイベントを
行います。

 メインは億近執筆陣の座談会。クリスマスイブの午後、楽しいイベント(と
思います)で、年末のひとときをお楽しみ下さい。

 億近執筆者の座談会に加え、銘柄研究発表(予定)や億の近道過去の振り返
りなどを行います。


■日時:12月24日(月・祝)
   13:30〜16:30

■場所:東京都(詳細はお申し込み後にご案内いたします)

■参加費用:3,000円(税込)

■イベント内容:

 ◆記念座談会
  登壇者:炎のファンドマネージャ氏 http://okuchika.net/?cid=9
      山本潤氏 http://okuchika.net/?cid=6
      YENZO氏 http://okuchika.net/?cid=15
      小屋洋一氏 http://okuchika.net/?cid=36
      ほか(現在調整中)
   司会:内田まさみ氏 https://www.nikkei-cnbc.co.jp/anchores/uchida

 ◆銘柄研究発表ほか
 ※内容・登壇者は変更することがあります。

■申込方法:
 以下のリンクから、必要事項をフォームに入力し、
 その後クレジットカード決済(paypal)にてお支払い下さい。

 お申し込みはこちら ⇒ https://goo.gl/3Z7Eqw

 座談会で語って欲しいテーマなどありましたら、入力フォームのコメント欄へ
 ぜひお書き下さい!!

■注意事項■
 お申し込み後、ご入金頂いた参加費用は当日遅刻及び欠席された
 場合でも原則として返金致しませんので、ご了承下さい。
 当日の撮影・録音等は固くお断りいたします。

 なお、今回は懇親会はありません。

 みなさまのお申し込みをお待ちしております。


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◆特別コラム「若い甥に教えたい資産形成のための方法論や考え方 その2」


 いまの日本株のように、投資環境が悪化すると、その企業の絶好調な業績も、
世界のトップを行く技術力も、過去に蓄積してきた時価総額をはるかに超える
手持ち資産(=現預金や投資有価証券や賃貸不動産の含み益など)も株価を支
える要因にはならずに、株価がフリー落下を続いてしまうことも、まれにはあ
ります。

 しかし私のように30年以上、株式市場と付き合って、株を売買している投
資家にとっては、すべて過去に経験してきた事態です。

 ブラックマンデーも経験し、9.11世界同時テロ、イランのクエート侵攻
から始まった第一次湾岸戦争、第2次湾岸戦争。リーマンショック、東日本大
震災。そして現状の米中関税戦争とイギリスの無秩序なブリグジットリスク。

 今回の日本株の暴落も、過去のすべての暴落と同じように、いずれは企業の
業績(すなわち事業価値)と、すでに蓄えて持ている金融資産や土地の含み益
(すなわち資産価値)との合計である企業価値にふさわしい株価に戻していく
ことになると信じています。


 13年前、パワハラでサラリーマンを辞める決断をした私にとって、株式投
資は、本当に希望そのものでした。

 株式投資とアベノミクスのおかげもあり、サラリーマンを辞めた時に持って
いた資産は、13年後には2倍以上になり、私の残していかなければならない
妻とペットの三毛猫の長い人生を生活費に不安なく生きていくための礎になっ
てくれると思っています。

 結婚した時、結納金や結婚式の費用を、当たり前のことですが、すべて自分
で支出したので、結婚後の手持ち資金はほんの少ししかありませんでした。
 父の買った自宅のローンも半分は私が返済していたので、新婚家庭の1か月
の生活費は20万円まで行きませんでした。

 将来が不安なので1か月の生活費を切り詰めて、15万円までとしたので、
外食してもラーメンとかスパゲティーとかしか、選ぶ余裕はありませんでした。

 そのころの夢は、株式投資で資金を稼ぎ、経済的独立を果たし、余裕を持っ
て老後を迎えることでした。


 サラリーマンを辞めた時点の人生設計図は、結婚した当時とは少し変更(=
進化)していました。

 サラリーマン人生の最後の段階になって、人間関係の軋轢から心のカゼ(=
うつ病)をひき、長期間休暇を取らなければならなくなった私が、会社を休ん
でいるときに新たな人生の設計図を描き直しました。

 人生への戦略を変更し、それを具体的に行動に移した時期と日本経済の復活
の時期が偶然にも重なっていたことは、本当に幸運でした。

 私が株式投資にいままでより力を入れ始めた時期と、バブル崩壊後に低迷を
続けていた日本経済が、長かった低迷期をやっと脱出し、少しずつ回復しはじ
めた時期とが重なっていたのです。

 サラリーマンにはサラリーマンの幸せがあるということは良くわかっていま
す。しかしバブル崩壊後の日本経済の低迷と疲弊が多くの日本人の心を変質し、
日本全体がなんともいえない重苦しい状況になっていました。

 本当はサラリーマンとして定年まで無事に勤め上げ、平穏無事に定年を迎え
たられたほうが平和であったと感じます。ただ変化する時代と乾いてくる私の
心が、それを許してくれなかったとも感じています。


 私は28年間働いた会社でたくさんのことを学び、身につけました。仕事の
基本はすべて会社で学びました。その点ではとても会社に感謝しています。
 しかし人員削減計画でドンドン従業員が減り、仕事の負担が大きくなるとと
もに、無責任な人々も増加していき、自分の力だけでは仕事への忠誠心を果た
すことが出来なくなった感じて、サラリーマンを卒業するという決断をして実
行することになりました。

 景気が少しよくなってきたとはいっても、当時51歳だった私のような中年
の親父にはアゲインストの厳しい風が吹き荒れており、会社を辞めるというこ
とは一大事でした。

 清水の舞台から飛び降りるほどの決断と勇気が要りました。しかし株式投資
を続けてきたことで、一日に300万円以上の資産が減ってしまうような経験
を積んで精神力を鍛錬してきたことにより、退路を断って好きな仕事に飛び込
んでいくという勇気を奮い起こすことが出来ました。


 サラリーマンでは勝ち組にはなれなかったけれど、人生ではけして負け組で
はない。

 こんなことが、いま言えるのも、株式投資や不動産投資、金投資などアセッ
トアロケーションを行って資産運用を行って資金を増やしてきたことのおかげ
です。そんな意味で資産運用は私の大いなる希望だったわけです。

 ただ残念ながら私は超一流の投資家ではありません。
 株式投資で1年間に5億円も稼げるような株式投資の名人でもなければ、不
動産投資のために借金を利用して、資産10億円の不動産オーナーになれるよ
うな不動産投資の達人でもないのです。

 私は二人の甥っ子や多くの読者の皆さんと同じ、平凡な普通の投資家にすぎ
ません。


 私は、超一流の投資家とは、尖がった突出した才能をもった人のことだと考
えています。株式投資で言うならば信用取引を活用して、失敗すればたった一
日で1億円近くの損を受ける可能性に果敢にチャレンジし、実際に一日に1億
円近い損失を蒙っても、心を萎縮させること無く再チャレンジし、たった2年
程度で1億円の資産を十倍の10億円にも出来る才能のことをいっています。

 不動産投資で言えば、8億円を借りて10億円の賃貸不動産を買い、地価の
上昇で1年で不動産の価値が14億円になり、瞬く間に4億円の資産を稼ぎ出
すような不動産投資家のことを指します。


 上がる株を見抜く力、上がる不動産を見分ける力を持ち、さらに借金を恐れ
ずにチャンスのときに行動し、利益をきちんと確保する。
 超一流の才能と、計画を実行する行動力がないと、こんなことはできません。

 残念ながら私には株式投資についても不動産投資についても突出した、この
ような才能はありません。株式投資でも不動産投資でも、他の資産運用でも、
そつなくきちんと利益は上げてきています。そして資産を増加させています。
でもそれは徹底的にリスクを管理した、致命的な損失を避けた投資方法による
ものでした。


 臆病なのでリスクを計算し、長い間かけて、なけなしの勇気を奮い起こして
投資を実行して積み上げてきたものなのです。
 しいて言えば、それぞれの投資力は普通の投資家とまったく変わらない普通
の誰にでも行うことのできるレベルの投資力を持っているだけなのです。
 つまりスポーツ選手にたとえれば2流どころなのです。2流の力をバランス
よく寄せ集め、総合力で闘って勝ち上がっているのです。中畑元巨人軍監督が
現役時代に使っていた『超二流』の投資力です。

 だから、私の投資の本や有料メルマガを読んでくれた読者の皆さんの感想は、
「石川さんの投資法なら私にも出来そうだ」ということが一番多いです。
 「その通り!あなたにも出来る投資法が、私の投資法です。だから実践して
みてください」このように私は訴え続けています。

 しかし2流どころの才能で、それぞれの才能は突出しておらず目立たなくて
も、その才能を磨きこんでバランスよく配置すれば超一流にはなれなくても、
「超」2流にはなれるのです。
 そして超2流選手は、そこらへんにいる努力しない一流選手などは軽く凌駕
することが可能なのです。誰もがイチロー選手のような才能と努力する力を持
ち合わせることは出来ません。でも「超」2流で活躍しているスポーツ選手も
たくさんいます。

 そして投資に関して言えば、人生を謳歌するため、人生の達人となるために
必要なのは、ほとんどの普通の日本人がすでに持っている投資力をよく磨き上
げバランスよく配置した[超]2流の投資力だけで十分なのです。

 超一流の才能がなくてもまったく問題ありません。目立たないけれども、安
定感で信頼できる投資力、バランスのよい投資力さえ学んで実践して経験を積
むことができれば、サラリーマンを卒業してもワクワク楽しく生きていく資金
を作ることは十分に可能なのです。それを私はサラリーマン卒業後の13年間
で実践して資産を作ってきました。


 いまから10年以上前には、どうやってお金を増やしていくかというテーマ
で5冊ほどの本を書いてきました。でもお金を得ただけでは人生を謳歌するこ
とは出来ません。自分の大好きな仕事を得ることが出来てこそ、人生を充実し
て生きていくことが出来ると信じて行動してきました。

 そして、株式投資はお金を増やすことだけに役に立つわけではありません。
 株式投資をすることで身につく能力は判断力・決断力・行動力などです。

 この能力は人生の勝ち組になるために必要なもろもろの能力ばかりなのです。
 充実した豊かな人生を生きるために、そして好きなことを仕事にするために
お金を稼ぎ、生きる知恵を学べる手段として株式投資はとても有効なものなの
です。


 この億の近道の『新シリーズ』では、好きなことを仕事にするための準備や、
会社との付き合い方、仕事との付き合い方、嫌な上司との付き合い方、人生を
心豊かに幸せに生きるために必要な勇気など、お金儲けに限らずに株式投資で
得られる貴重な人生の宝物についてもお話できればと、考えています。


 2006年のNHK大河ドラマは「功名が辻」でした。
 戦国時代の奉公といえば、まさに命を掛けたご奉公でした。21世紀では生
命を掛ける仕事はほとんどなくなりました。戦国時代のような、命がけのご奉
公はしなくて済むようになってます。
 しかし生命は捨てていなくても、精神的苦痛で生きる意味を失って、苦難に
満ちた辛くて味気ない生活を余儀なくされている人々もたくさんいます。

 この新シリーズが、あなたがご自分の人生を豊かにするチャンスを手にする
きっかけになれば望外の喜びです。


 私は、株にあまり興味がなく、自分で投資銘柄を選択できない妻のために、
10年間売らないように口頭で遺言(=拘束力はありませんが 苦笑)して、
世界トップ(日本にしか総合商社という業態はないので日本トップが世界トッ
プです)の総合商社である、三菱商事や世界第2位の伊藤忠商事、半導体用シ
リコンウエハー製造で世界トップの信越化学工業や、SUMCOなどの世界的
な大型株に投資資金を集めています。



 12月の配当および優待の権利のある銘柄は次のような株です。

[12月の優待株]

・ヒューリック
・マブチモーター
・ローランド DG
・ヤマハ発動機
・ニチリン
・東海カーボン
・JT

 すいぶん12月優待の中小型株も売却しています。


[12月の配当銘柄]

 ほとんど10月以降買い増してドカ下げしているものが多いです。

・昭和電工
・THK
・SUMCO
・AGC(旧旭硝子)



 私の投資銘柄はずいぶん減りました。
 買い増ししたものは、そこから大きく下げています。

 私の投資の主力銘柄の昭和電工は、業績が良いのに10月の高値から300
0円近くも暴落して、我が家の運用資産減は昭和電工1銘柄で1800万円に
も及びました。

昭和電工の株価のチャートです。
https://www.nikkei.com/nkd/company/chart/?type=3month&scode=4004&ba=1&n_cid=DSMMAA13

 昭和電工は12月11日の13時30分に増配(期末70円を100円)と
自社株買いを発表し、新たな3年間の中期経営計画を発表しましたが、そこか
ら更に売り込まれて、大きく下げました。

増配
http://www.sdk.co.jp/assets/files/news/2018/20181211_sdknewsrelease2_j.pdf

自社株買い
http://www.sdk.co.jp/assets/files/news/2018/20181211_sdknewsrelease3_j.pdf

 300万株 100億円

新中期経営計画
http://www.sdk.co.jp/assets/files/ir/library/pdf_presentation/TheTOP2021j.pdf

 中間配当20円と合わせて年120円の配当は、ちょっと少ないとは思いま
すが、それでもうれしいです。

 3月配当銘柄を一部損切りして昭和電工にシフトしようか、ただダントツト
ップの持ち株数を更に増やして良いのか・・・・・・。

 なんて、のんびり考えながら明日の第3回目の抗がん剤の点滴を待とうと思
います。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第38回「2018年相場を振り返って」がアップされました。


 第38回「2018年相場を振り返って」
 【YouTube】https://youtu.be/I8abqDHjLaI
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/1544083746

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。
 目下は無料番組ではありますが、価値あるコンテンツ作りに努めております
ので宜しくお願いします。


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◆コラム「書評:トコトンやさしいロボットの本」


書評:トコトンやさしいロボットの本
日本ロボット工業会 監修、 日刊工業新聞社
 https://amzn.to/2SYFJeh


●誰も3K労働を好んでやらない

 現在人手不足が騒がれている。いわゆる外国人労働者に関して、拡大政策を
行う方向である。

 確かに、介護、建設・工事などの分野で「人手」が足りないのは事実である。
 しかし、それは単純に「厳しい労働に対して給与が安い」からに過ぎない。
 例えば、介護や建設などの分野の給与を3倍とか4倍(現在年収400万円
であれば1200万円〜1600万円)にすれば、現在事務職をしている人々
からも応募が殺到して、あっという間に人手不足など解消する。

 外国人労働者も「きつい」仕事を好んでやるわけでは無い。母国の賃金(物
価)水準に換算すれば、数年働けは御殿が建つような高級に惹かれてやってく
るに過ぎない。

 だから、外国人労働者にとって日本は「仕事場」にしか過ぎない。地方から
東京にやってくる出稼ぎ労働者の心が故郷にあるのと同様に、外国からやって
くる出稼ぎ労働者の心も母国にある。

 もちろん、それは心情的に理解できるが、日本にやってくる外国人労働者
(移民)の多くが(一部を除いて)、日本に恋い焦がれて「日本人」になりた
くてやってくるわけでは無いということは重要だ。

 欧米の移民問題の本質も移民先の法律やルール、そして文化を尊重し順守す
る気持ちを移民(外国人)たちが十分に持たないことが問題を悪化させている。


●日本人は異邦人に寛容である

 よく日本は「島国根性」で排他的であるというが、「おもてなし」という言
葉にも代表されるように、たぶんどんな国の人々よりも「他人に親切」である。

 例えば、渥美清演じる「フーテンの寅さん」。日本全国各地、どこに行って
もあたたかく迎えられ、心温まる交流が繰り広げられる。

 また、漫画・アニメの中に、私が「居候漫画」と呼ぶ一大ジャンルがある。
「オバケのQ太郎」に始まって、「ど根性ガエル」(居候するのはシャツの中
だが・・・)、「ドラえもん」、さらには、地球侵略を目指す宇宙人が居候
(家の地下だが・・・)する「ケロロ軍曹」に至るまで、異邦人をおもてなし
し、快く居候させるのが日本の文化である。

 これは、日本という国が諸外国に比べれば歴史的に平和(戦後70年間はも
ちろん、江戸時代の300年近く、海外との戦争を行わなかった)であったこ
とが大きな原因であろう。

 逆に、欧米の映画やドラマでの「訪問者」の描き方は恐ろしい。
 1939年に最初に映画化され、1981年のジャック・ニコルソン主演の
4度目の映画化が印象的な「郵便配達は二度ベルを鳴らす」はもちろん、最近
でもキアヌ・リーブスが主演した「ノック・ノック」(2016年)や「ザ・
ギフト」(2015年)に至るまで「訪問者」には気を付けろというメッセー
ジが満載だ。

 日本人同士の中では「居候漫画」のようなほんわかした世界を実現できても、
外国人たちは異なった文化の中で育っている。

 やみくもに外国人を受け入れたり、安易に移民政策を推進したりすることは
決して行ってはならない。


●高度成長期の人手不足が日本をロボット大国にした

 高度成長期にも現在と同じ人手不足が叫ばれ、中学卒業生は「金の卵」と呼
ばれ、激しい争奪戦が起こった。この時に日本は外国人労働者を基本的に受け
入れず、ロボット化・自動化で乗り切った。

 現在ファナックや安川電機などを筆頭に、日本のメーカーが工場用ロボット
(機械)で圧倒的なシェアを誇っているのも過去の人手不足の際に移民や外国
人労働者を受け入れず、自動化・ロボット化の努力を最大限に行ったからであ
る。

 逆に、当時は安価で豊富な資源だと思われていた外国人労働者や移民を大量
に受け入れ、ロボット化・自動化を怠った欧米は、製造業が衰退しただけでは
無く、巨額の社会的コストというつけを払わなければならなくなってきている。

 今回の人手不足においても、経営者たちが政府に泣きついて外国人労働者を
受け入れさせようとするのは、社会にとって大きなマイナスである。外国人労
働者や移民が後々、日本にとっての大きなコストになるのももちろんだが、経
営者が怠けて自動化・省力化・ロボット化が遅れれば、日本は競争に取り残さ
れる。

 例えば、低価格の飲食店ではタブレットによる注文が普通になってきている
が、これは「適応」の好例である。

 銀行窓口や営業の現場でもタブレット端末による省力化が急速に進んでいる。
さらには、介護の現場でも、センサーやGPSをフル活用した見守り、監視サ
ービスやアシスト・スーツによる重労働からの解放も行われつつある。

 また、パラマウントベッドは医療用ベッドの大手だが、最近同社が発売する
新製品には各種センサーが搭載され、まるで医療用機器のようになりつつある。

 工場の自動化・ロボット化が必然であったように、これまで日本では特に生
産性が低かったサービス産業において自動化・省力化が急速に始まりつつある。

 海外での(工業用)ロボットの使用は、自動車産業が中心だが、日本では電
子部品産業においても同じくらいの規模がある。すそ野の広いニーズに幅広く
対応してきたことが、日本をロボット大国にしたのだ。

 せっかく「人手不足」に背中を押されてこれまで極端に生産性が低かった産
業において省力化・自動化が進んでいるのに、怠慢な経営者と政府が「安い人
間」を輸入し、その流れを止めるようなことがあってはならない。

 政府が行うべきは、人手不足を解消すべく、省力化・ロボット化で立ち向か
おうとしている企業の支援である。

 本書は、我々が目指すべき「ロボット化」がどのようにあるべきなのかを考
察する上で、極めてわかりやすい入門書である。

 ちなみに、本書にもあるように、製造業のロボット化によって各メーカーの
雇用は増えた。海外に工場が移転する前までの、日本の各メーカーの成長を見
れば明らかである。

 例えば、溶接のような過酷な環境で行う仕事がロボット化されても、それら
のロボットを開発・管理する人間が増えるのである。また、新製品の開発やマ
ーケティングを行う人間も増強される。

 サービス産業におけるロボット化においても、同じように雇用の総数は増え
るのではないかと考えている。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。

★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
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★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:http://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


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編集者:億の近道発行プロジェクト
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