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億の近道2018/10/09


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投資情報メールマガジン                   2018/10/09

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
     (本日の担当:石川臨太郎&相川伸夫&大原浩)


◆コラム「有料メルマガライブラリから(266)」:石川臨太
◆コラム「相川伸夫が語る注目銘柄 クロスフォー(7810)」:相川伸夫
◆コラム「書評:大国の興亡<上巻>」:大原浩


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■残席わずか!山本潤氏の「中間決算分析セミナー」開催!!


 「億の近道」発行元NPO法人イノベーターズ・フォーラム理事で、
リンクスリサーチアナリストの山本潤氏が、中間決算を読み解く分析セミナー
を行います。

 有価証券報告書の財務分析セミナーに続く、演習を含んだセミナーです。


【開催概要】

日時:11月25日(日)

「数式なしでバリュエーションを計算するための10のステップ」
(5〜7年後の予想配当利回りで銘柄を選別する)」
・中間決算のとりまとめ(季節性のチェック)
・業績での安心感のある銘柄を中心に分析
・午前に学習した「数式なしでのバリュエーション」による株価評価
・上値余地が高いものをテーブルごとに発表

 詳細・お申し込みはこちら

 http://okuchika.net/?eid=7990


主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム 株式会社リンクスリサーチ


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◆コラム「有料メルマガライブラリから(266)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「バランス・シートを読むための簡単な知識(1)」=
 (有料メルマガ第345回・2015/9/1配信号)

※2015年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


1.流動資産の現金・預金って何ですか。

【簡単解説】

 流動資産のうち現金・預金は会社が保有する現金・及び預金活動の源泉です。
 お金がなければ、給料が払えません。給料が払えないと従業員も雇えなけれ
 ば、製品も作れません。会社は続行不可能です。

 現金・預金は、原則として、流動資産に属しますが、預金については、貸借
 対照表日の翌日から起算して一年以内に期限が到来するものは、流動資産に
 属するものとし、期限が一年をこえて到来するものは、投資その他の資産に
 属するものとされています。


2.流動資産の現金・預金ってどこをみればわかるのか。

【確認できるところ】

 決算短信の貸借対照表の『現金・預金』の数字です。

 『現金』には手元の当座小切手・送金為替手形郵便為替証書等、現金と同一
 の性質を持つものが含まれています。


3.流動資産の『現金・預金』を見てどう分析してどう判断するのか。

【ポイント】

a)残高の変化に注目し、大きく変化があれば、動きの原因を把握しましょう

 決算短信の現金残高が大幅に減少している場合、貸借対照表を見て借入金や
 一年以内の償還社債などの流動負債がかなり減っているなら、借金の返済や
 社債の償還資金の手当てに現金を当てたことがわかります。それ以外の要因
 であれば注意が必要です。

b)現金残高が小さいとどういう弊害(=リスク)があるのか。

 下記のようなことが予想でき、投資家にとって短期的に株価にマイナスのイ
 ンパクトを与える可能性が高くなります。

 1)新規借り入れの発生。
   新しいことをしたり、事業拡大したりするには借り入れしなければなり
   ません。借入が大きくなりすぎると、返済できるかどうか心配になりま
   す。

 2)増資などエクイティファイナンスの実施。
   株価の上昇が顕著であれば可能性は高まります。でも投資家には嫌われ
   ます。一株利益が希薄化するという理由です。

 3)社債の発行。
   現在は低金利で発行が可能ですが、多額の固定負債を抱えることになり
   ます。過小資本になると投資家に嫌われます。

 投資家から見れば現金は一番信用できる資産です。企業にとっても、一番使
い勝手の高い資産です。事業がうまくいかない、商品や製品が売れない、会社
の評価が落ちます。

 現金を豊富に持っていれば、M&Aにも使えるし、自社株買いにも使えます。
投資家の喜ぶ増配も可能になります。研究開発費を増やすなど、経営判断の自
由度も高まります。

 ただし注意することがあります。
 現金がたくさんあるというだけでは判断できません。

 支払手形など短期で(=直ぐに)支払いを控えている負債が現金の額と同じ
くらいあると、その現金・預金は自由に使えない資産と判断すべきです。

 次で説明する当座比率等と合わせて見る必要があります。


4.流動比率及び当座比率から考えるべきこと。

 このような支払能力を表す2つの指標について、各比率を実際に計算するこ
 とが大事です。

 流動比率: 流動資産/流動負債

 当座比率: 当座資産/流動負債(酸性試験比率ともいわれます)

 流動比率は一般的に200%以上が理想的とされています。
 つまり、これは支払能力を保守的に見積もった場合の一般的な値です。

 流動資産を処分して現金にする場合に、本当の換金可能額が帳簿価額の半分
になったとしても流動負債を完済できる、とういう考えに基づいているようで
す。

【注意】
 企業の支払能力を考えるとき、実際には入金と支払いのタイミングが合うか
どうかが重要です。つまり資金繰りです。上記の2つの指標からでは判断出来
ないことも一応、おさえておいてください。


【どう考えるか】

 企業の分析に当たって、この比率がどの程度であるかは認識しておくべき必
要がありそうです。

 私は現・預金や投資有価のように売って直ぐに現金化できる金融資産を一番
高く評価しています。つまりキャッシュ・リッチな企業は倒産リスクが限りな
く低い企業です。

 当座比率や流動比率は、今後の株価の予想に利用することには、まずありま
せん。当座比率や流動比率が低すぎる企業は、そもそも投資対象としては不適
格だと考えています。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信し
 ています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評
 です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。


【世界トップのメーカー!ここ10年赤字無し。円安による恩恵と、株価リバ
 ウンドが期待出来る、低PERの高配当性向企業を研究!!】


 本日配信の有料メルマガでは、国内はもとより世界のトップシェアで、研究
開発で新しい領域でも世界を牽引しており、高利益で、円安による恩恵を受け
られ、配当性向約40%で、今後の株価のリバウンドが期待出来るグローバル
企業を研究しています。

 また、コラムでは、「今日のコラムでは、自分の最近のポートフォリオの銘
柄シフトに関して、最初から書いてみようと思います。業績上方修正の可能性
の高い流動性の高い企業に資金を多めにシフトしていく作戦で動いています。」
と題し、ここ最近に実践した銘柄選択と売買行動を含む投資戦略を、具体例を
挙げながら解説しています。

 さらに、リバウンドが期待出来る銘柄や、上方修正をした銘柄、増益予想を
発表した銘柄の中から、今後の研究銘柄候補として期待出来る企業を8社ほど
取り上げています。

 金曜までにお申し込みの方には、本号も差し上げます。ぜひご購読を。


有料メルマガは週1回・火曜日配信です。
詳細は http://www.iforum.jp/magazine.htm をご参照下さい。


 過去サンプル(研究銘柄)
 銘柄研究 帝国電機製作所(6333)http://okuchika.jugem.jp/?eid=5007
 銘柄研究 わらべや日洋(2918) http://okuchika.jugem.jp/?eid=4234
 銘柄研究 ミライアル(4238)  http://okuchika.jugem.jp/?eid=4244

過去サンプル(コラム)

 増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
 http://okuchika.net/?eid=6894

 安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
 http://okuchika.net/?eid=6789

 割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる
 (2016/12/27)
 http://okuchika.net/?eid=6776

 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしよう
 とするための心得(2012/11/06)
 http://okuchika.jugem.jp/?eid=4235


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


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■ お知らせ ■


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 「炎のファンドマネージャー」の有料メルマガ「炎の投資情報」第211号
が本日配信されました。



【相場環境チェックと気になる銘柄の情報掲載!!】


【10/9 第211号では】

■相場の視点
■米国株動向
■日経平均組入れの主力銘柄動向
■年初来高値銘柄と安値銘柄数(8銘柄)
■IPO銘柄(9月26日〜10月3日)(6銘柄)
■個別銘柄ショートコメント(7銘柄)
■炎の企業アプローチ銘柄一覧(その2)(5銘柄)

 → ご案内ページ http://www.honohfm.com/


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◆コラム「相川伸夫が語る注目銘柄 クロスフォー(7810)」


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※10月8日(月)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1315円(+135%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒987円(+21%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1689円(+89%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4565円(+56%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1409円(−23%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1322円(−16%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3110円(−36%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1869円(−4%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1536円(+63%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒2571円(−5%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒935円(+13%)



 今日は前置き無しで本題に直で行きます!!

 ここはアツイです!『当たれば激熱』だと思います!

 個人的には勝負したい銘柄ですね!


◆クロスフォー(7810)


 まずはこちらを読んできてください<m(__)m>

<みんなの運用会議>にて10月6日(土)アップしたばかりの記事です。

【7810 クロスフォー】

アイデアでジュエリー革命を起こせ!!膨大な需要へ勝負の一手!by相川伸夫
https://double-growth.com/7810-crossfor/

 12000文字のかなりの長文ですが、大事なポイントは特に赤字の部分で
す。
必ず↑を読んでからこの下の部分を読んでください。


 クロスフォーという会社は昨年2017年7月に上場した会社であり、ダン
シングストーンという商品の基本特許を日本をはじめ海外でも取得し、知財を
活かした宝飾関連の金具パーツ、ジュエリー製造販売の会社です

 事業は大きく国内2つと海外1つに分解できます。

<国内>

1、安価な価格の自社ブランドの販売(1万円から2万円程度)
2、他社ブランドでの完成品の製作(OEM製造、クロスフォーもダンシング
  ストーンの名前も出さない。黒子に徹しているが、石が揺れる機構のジュ
  エリーを他社宝石店で見つけたらそれはクロスフォーがOEM製造したも
  の)

<海外>

1、ダンシングストーンの『金具』だけを販売する事業(海外ではその金具を
  使って様々な価格帯のデザインのジュエリーが製作されて販売されている)


 主にはこの三つの事業であり、売り上げは前期40億円、営業利益は2億円
強で株価は421円で時価総額は74億円。

 今期予想のEPSは12円であり、現在の今期予想PERは37。

 現時点だけで判断する株価は割高であるとも評価できますし、財務が良いと
も言えません。

 現時点の株価は株主優待が自社商品4500円相当がもらえる為に優待利回
り10.7%というのが大きな下支えにもなり、公募価格365円という一つ
の基準もあります。

 ダンシングストーン事業のポテンシャルが高いのも評価を高めている一つの
要因でしょう。


 9月27日の決算説明資料のテニスブレスレットについて詳しい開示があり
ました。

 これは会社としてもかなり勝負をかける事を投資家に示しています。

 そして今回クロスフォーが取るリスクテイクは非常に価値の高いリスクテイ
クだと私は評価しています。

 あくまで、クロスフォーの狙った市場が大正解であるならば、この後同社の
評価は様変わりすることになるでしょう。


 2020年7月期の業績が今期予想の営業利益3.5億円に対してどの程度
変化するかですが…

・BADシナリオ⇒赤字に落ちるかどうかの水準(在庫の減損まで入ったら数
 億円の最終赤字)

・GOODシナリオ⇒営業利益+9億円(+約250%)

・GREATシナリオ⇒営業利益+18億円(+約500%)


 当然、GREATシナリオが当たれば現在の421円の株価はPER4倍台
になります。

 BAD〜GREATまでを考えると下値はここから最悪半値。上手くいけば
5倍以上の期待値があるのではないかと思っています。


 さて、今回はそんな巨大妄想が出来る夢のある『テニスブレス』について
アツく語りたいと思います。

 アツさにつられて買って、結果BADシナリオになっても責任は『自己責任』
です!注文するときは「相川が言ってることは本当なのか??」と自分でもよく
調べ、足りないときは会社にも確認して納得してからにしてくださいね。


◆なぜ、テニスブレスがアツいのか??

 クロスフォーが導入したテニスブレスレットの量産機械は従来手で1日1本
しか作れなかったテニスブレスレット(テニスというのは名前の由来であって、
球技のテニスと直接は無関係。ダイヤモンドがずらっと全周ついてるラグジュ
エリーなジュエリー)を機械で1日144本作れるようになるよ!!という物
であり、多くの人は『へぇーーー凄いね!』で終わってしまう事がほとんど。

 しかし、ここで深く考える事を強くオススメします。

・果たして売れるのか?
・市場規模は?
・どれだけの本数を売る気なのか?
・お金の動きは?
・会社の本気度は?
・自信はあるのか?

 株価は9月27日に初めてテニスブレスの詳しい内容が決算説明資料にて開
示されましたが、その後10円ちょっとしか反応してません。

 10月4日に20円上がったのは岩井コスモ証券がレーティングをAにし、
目標株価を600円にしたことの影響が大きいでしょう。

 まだ、株価はテニスブレスの可能性について認識もしておらず、反応してい
ないと考えられます。

 だからそれもあってアツいと感じてるんです!!

 これは山王の400円台の時やLCホールディングスの800円台の時と同
じ感覚です。

 『出来事』にはすべからくそこに『動機』と『背景』があります。

 テニスブレスの製造機械を買ったという『出来事』それも1台ではなく3台
も!

 なぜ買ったのか?という『動機』と買う決断に至った『背景』
 ここを読み解いていくのが相川流の投資術における真骨頂であると共に、私
の注目銘柄の半分以上はこうした観点でもアツいと思うから記事にしてます。
数字にもまだ出てきてない『早すぎる時』に投資するのが楽しいんです(笑)


◆テニスブレス製造機購入に至る背景の考察

 クロスフォーはダンシングスト―ンの金具を世界に年間400万個以上輸出
しています。海外の取引会社(販社、宝飾メーカー)が250社以上あるクロ
スフォーならではの販売数量です。

 同時に250社が商品を卸す、実際にお客さんに販売する小売店やネット販
売店の数はおそらく世界で合計1万店以上はあるのではないかと推測します。

 矢野経済研究所による推計では国内のジュエリーショップだけで16118
店舗の売り場があるとのことなので、海外も含めれば容易く数万店舗くらいは
クロスフォーの金具が使われた製品が並んでいるのかもしれません。

 みんなの運用会議で記載したようにテニスブレスレットには膨大な需要があ
ります。

 ざっくり計算で大体の市場規模に当たりを付けたいと思います。

 業界で専門情報誌の執筆に携わっている本多忠頼氏によると『…宝飾品年間
小売額の推定年間の小売額は、甘く見積もっても7800億円で、小売単価2
0万円以上の宝飾品の小売額は、総売り上げの約3割で2380億円、20万
円未満の宝飾品、つまり売れ筋である価格帯1万円から10万円の宝飾品は、
総売り上げの半数を占め、3900億円、婚約指輪や結婚指輪などのブライダ
ル関連宝飾品が全売り上げの20%、1560億円と推定した。』との記載
(2015年の記事)を見つけました。

 これに当てはめて考えるのであればテニスブレスが含まれている市場規模は
日本でおよそ6000億円程度であると推察できます。


 今度は経済産業省が開示している日本の2.4兆円(13年)から考えると
6000億円は25%です。

 2020年の世界ジュエリー市場49.2兆円も同じ25%だと仮定すると、
約12兆円(割合計算でネックレス、ブレスレット、指輪の1万円以上の価格
帯の規模)がクロスフォーの製造するテニスブレスレットが含まれる市場規模
だと試算出来ます。

 ここの何%が実際にテニスブレスレットの買われている市場規模かを推計す
るのは至難の技ですが、Googleトレンドでブレスレットに対して検索し
た値のダイヤモンドブレスレット&ネックレスが概ね12%〜16%だという
事から10%あると仮定してみます。

 そうなるとテニス(ダイヤモンド)ブレスレット&ネックレス&リングの世
界市場規模は1.2兆円程度はあるのではないか?となります。


 ジュエリーの市場は近年安価でかわいいアクセサリーに押されています。

 スワロフスキーはまさにその安価で可愛い路線で大成功しています。

 テニスブレスレットはその点ハイジュエリーとしてのラインナップが主です。

 ここまで可愛いアクセサリージュエリーが普及出来たのはその安さとデザイ
ン性のバランスが釣り合ったからだと思いますが、その安さをもたらしたのは
なんと言ってもキャスト(鋳造)が普及したことによる機械化(量産)です。

 ちなみにハイジュエリーもほとんど機械化されています。

 300万円するジュエリーだからと言ってもオールハンドメイドではありま
せん。もちろんそういう商品もありますが、ほとんどジュエリー原型は機械の
力を借りて製作されています。

 これが背景だと考えました。


◆テニス(ブレスレット&ネックレス&指輪&ピアス)製造機を3台も購入に
 至った動機の考察

 なぜクロスフォーはとりあえず1台導入して様子を見ずに3台も導入を一気
に決定したのでしょうか?

 1台で2直で回しても年間7万本近く製造できるはずなのに。

 考えられることは…

1、段取りレス(石枠のサイズ違い)で生産効率を上げて生産したい
2、2直以上で生産しないといけないくらい売れると見込んでいる
3、機械製造は発注から納入まで3か月以上かかるから様子見している間に他
  社に注文を入れられたくない
4、3台一気に買うことで何かしらのメリットや契約を考えている

 どれも関係あると思うのですが、やっぱり一番は圧倒的に2の可能性が強い
と思います。

 とはいえ、新規ビジネスなので、上手く立ち上がらなかったり、実際どうな
るのかも蓋を開けてみないと結果は分からないから今期予想は前期とそんなに
変わらない水準で開示しているのだと思います。

 社長も自信がかなりあるようでしたし、今回の決算説明資料には機械の写真
まで出してアピールしています。

 また、実際に現物も確認しましたが非常に出来も良く素直に欲しいと思う物
です。

 試作品を早く仕上げれば世界の展示会で新しい新規契約先を回っている同社
にすればダンシングストーンだけでなくテニスの金具(半製品)も販売契約を
取るチャンスです!

 テニスブレスレットは中国工員が一日1万円の工賃で作っているなら単純に
は1日144本作ると工賃が144万円分『儲かった』状態になります。

 作ったものの売り先、250社の先の小売店舗1万店舗以上の何%が店頭に
並べて、月何本売れるのかによりますが、仮に1万店×30%×月2本売れる
と年間72000本になります。

 また、地金も半分になればその分原価は下がる&よりシンプルな作りに出来
ます。

 先述したように現在、製作には工賃が一万円掛かっているもので、かつ量産
が出来ないために小売り側も高値で売らないと利幅が薄くなりがちの市場供給
が少ない商品でした。


 ダイヤモンドへのあこがれは今も根強いです。

 冒頭のGOODシナリオは、

・機械3台×年間34560本(定時生産本数)×90%(稼働率)
 =約93000本/年間

 クロスフォーの卸価格予想として小売り価格で売られているハイジュエリー
の安いテニスブレスが18万円なので、ザックリ計算として

・18万円(小売価格)×60%(卸値)×60%(ダイヤモンド原価)
 ×50%(地金半分)=32400円と推測

 粗利は宝飾業界なので50%と仮定

 ここから販管費を抜いた営業利益率で30%になると仮定すると、宝飾メー
カーに対して卸価格一本当たり工賃分くらい安くしつつ工賃分くらい稼げる試
算となります。


 よって、GOODシナリオであれば…

・93000本×32400円=約30億円の増収可能性
 ⇒営業利益で約9億円の増益可能性

 GREATシナリオは単純に2直で生産した場合なので上の数字の2倍の試
算になります。

 この数字は全て机上の計算であり、単なる皮算用でしかありません。

 しかし、すさまじく的外れでも無いとも思います。

 現状流通しているテニスブレスは部品こそキャストで作っていますが、それ
を職人が人力で組んでいます。

 これからもそういった商品は必ず残ります。

 その一部をリプレイス出来る可能性・商機からクロスフォーは機械を3台導
入したのでしょう。

 17年の9月から1年経たずに本社で生産ができる程急ピッチで動いている
ということは他社が参入をためらうくらいに市場で先行し、半製品メーカーと
してのシェアを取ろう!という意気込み。

 テニスブレスは工賃が高い商品=低価格〜中価格は不向きで、ハイジュエリ
ーでしか利幅が取りにくい商品であったため供給も増えなかったのではないか
と睨んでいます。機械化により、これが解消されるようにできれば人気化する
ようなこともでてこればもっと面白い展開になりますね。

 ダンシングストーンに変わる大きな柱事業に出来るかもしれないというのが
動機になると思います。

 そして、この<動機+背景=3台の機械の相次ぐ導入計画>に繋がっている
ということです。


◆クロスフォー(7810)の投資指標

※2018/10/8現在

 終値       421円
 時価総額     74億円

※19年7月期会社予想
 売上     43.4億円
 営業利益    3.5億円
 経常利益    3.4億円
 純利益     2.0億円
 今期末配当   2.5 円
 配当利回   0.59%
 PER    36.93
 PBR     2.64
 ROE     7.6%
 自己資本比率 47.8%


 今回の訪問取材は大変有意義でした!!

 GREATシナリオの60億円はクロスフォーの得られるテニス半製品の金
具売り上げ金額なので、完成品小売り金額はこの10倍だと仮定すると600
億円。テニス市場試算値1.2兆円の5%に当たると思われます。

 あくまで試算は皮算用であり、実際の数字は分かりません。

 勢いとは裏腹に全くの可能性だってあります。

 BADシナリオも当然投資なので存在します。


 最後の判断は常に自己責任かつ自己判断で決める物です!

 しかし、個人的には材料があってポテンシャルの高い株(特に小型株)をそ
の瞬間の指標だけ見て割高だと判断して空売るのはオススメできません。

 「買いは家まで売りは命まで」と言いますが、気を付けてください。


 2020年7月期の本決算がこの妄想ドンピシャだったらちょっと調子こい
ちゃうかもしれません。逆なら凹んでおきます(笑)


 それではまた!


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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◆コラム「書評:大国の興亡<上巻>」


書評:大国の興亡<上巻>
   1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争
   ポール・ケネディ 著 草思社
   https://amzn.to/2RDGtW1


■法皇様に支配された暗黒時代からの脱出

 <上巻>だけを読んだ段階でも、500年におよぶ(上巻では第1次世界大
戦のあたりまで)欧州史の壮大な歴史絵巻には圧倒される。

 およそ1000年の間のキリスト教(カトリック)支配のもと、西ヨーロッ
パ圏では古代ローマ・ギリシア文化の破壊が行われ、多様性を失うことにより、
世界に誇るような文化を生むことはできなかった。いわゆる中世を暗黒時代で
ある。

 この期間におけるキリスト教支配は苛烈であり、宗教裁判において典型的に
見られるように、教会に雇われたプロフェッショナル(拷問師)による拷問、
火あぶり、八つ裂きなどその残虐性は際立っていた。北朝鮮の将軍様ならぬ、
カトリックの法皇様の独裁によって、欧州は当時進んだ文明であったアラブ圏、
アジアなどのはるか後塵を拝した野蛮な後進国に過ぎなかった。その野蛮な出
遅れた欧州が突如として、世界の中心となり他の地域の支配者となったのであ
る。

 これは例えていえば、現在の北朝鮮が米国のような繁栄する大国に変身した
ようなものであり、歴史家の注目を常に浴びているのは当然ともいいえる。
 <1500年〜2000年の欧州を中心とした大国の興亡>には極めて重要
な意味があるのである。


■ルネサンスの開花

 おぞましいキリスト教支配を打ち破るルネサンスはイタリアで始まった。
 シチリア王・神聖ローマ帝国皇帝のフェデリコ2世(1194−1250年。
イタリア生まれでイタリアを中心に暮らした)が、ローマ帝国の復興を志し、
シチリア王国に古代ローマ法を基本とした法律を定め、ナポリ大学を開いたの
がその始まりといえるだろう。しかしながら、ローマ教皇や諸都市と敵対し、
結局、彼の死後、南イタリアはフランス・アンジュー家の支配下に入った。

 14世紀以降、ルネサンスの中心地となったのは、地中海貿易で繁栄した北
イタリアやトスカーナ地方の諸都市である。特にフィレンツェは、毛織物業と
銀行業が盛んになり、大きな経済力を持っていた。

 15世紀末から16世紀に入ると他の欧州諸国にもルネサンスが広がる。
 本書が扱うのは、まさにこの時期からであるが、ルネサンスが欧州諸国をキ
リスト教支配から解放したとは言い難い。18世紀のアダム・スミスの時代に
も宗教裁判は行われ、たまたま彼がパリ在住の際に行われた宗教裁判で、息子
の無実を主張した父親の勇気をほめたたえている。ちなみに、「欧州最後の魔
女」と呼ばれるアンナがスイスで処刑されたのは1782年である。


■産業革命によって「人類」は「人間」に進化した

 奇しくも、産業革命が英国で起こったのが1800年頃である。
 私は、「人類」と「人間」を区別しているが、(すでに人間であった)王侯
貴族以外の庶民が生物学的分類の「人類」というだけでは無く、我々の考える
「人間的」な活動が可能な「人間」となったのは、産業革命以降、莫大な富が
蓄積され、それが労働者(国民)に広く還元されたからである。

 通説では、資本家によって労働者が生み出す富が奪われたとされるが、これ
は間違いである。もちろん資本家も潤ったが最大の受益者は(工場)労働者で
ある。

 しばしば産業革命時の劣悪な労働環境、児童労働、長時間労働が糾弾される。
それを否定するわけではないが、彼らが都市で働くために農村から大挙してや
ってきたのは農奴(農民)の生活がそれよりもはるかに悲惨であったからであ
る。例えば、農村で幼い子が畑仕事を手伝うのは当たり前であったが賃金は1
円たりとも支払われなかった。また農奴は、長時間労働どころか定まった休日
さえ無い。

 一般大衆が読み書きさえままならない時代から、庶民の子供が大学や大学院
に通うことができる時代へ移り変わったことこそが、産業革命以降の生産性向
上で生み出された富が労働者(一般大衆)に広く還元されたことの証である。


■産業革命が戦争を変えた

 英国で産業革命が始まったのが必然なのか偶然なのかは多くの議論があると
ころだが、アダム・スミスが理想とする「自由主義」(念のため彼は、例えば
外国の侵略を防ぎ自由を守るために政府(軍隊)は必要不可欠だと述べている)
が少なくとも、他国に比べて英国で発展したのは間違いないことである。

 本書でも、英国の「自由主義」に詳しく触れており、それがフランスやドイ
ツなどの全体主義的傾向(絶対王政、ファシズム、共産主義など)と異なり、
英国の繁栄に寄与したと述べている。

 ただし本書のテーマである「大国の興亡」は、経済的要因と軍事的要因が複
雑に絡まって起こるものである。特に近代の戦争においては、兵器や物資を供
給する資金やテクノロジーが極めて重要であるが、軍隊の戦術や士気、さらに
は近隣諸国との地政学的関係も極めて重要である。例えば英国は欧州の辺縁の
島国であり、ロシアも辺縁国家だが、フランスは大陸の中心部に位置し、国境
線の心配を常にしなければならない。

 テクノロジーの発展と、生産性の向上(経済の発展)、人口増加などが複雑
に絡み合う中で大国がどのように興亡したのかを、本書は極めてすっきりと描
いている。


■現代の戦争

 最近、米中貿易戦争が話題になっているが、これはもしかしたら文字通り
「新しいスタイルの戦争」の始まりかも知れない。

 本書でも鋭く描写しているように、殺し合いをする戦争において、尊い人命
が失われるのは間違い。例えば、第一次世界大戦の犠牲者は、戦闘員および民
間人の総計として約3700万人。また、連合国(協商国)および中央同盟国
(同盟国)を合わせた犠牲者数は、戦死者1600万人、戦傷者2000万人
以上を記録しており、これは人類の歴史上、最も犠牲者数が多い戦争の1つと
されている。

 現在、徴兵制を停止(制度そのものは現在も存続している)している米国が、
米国の若者の血を大量に流す戦争を長期間続行するのは、世論対策も含めて簡
単では無い問題である。北朝鮮などのならず者国家は、そのような米国の足元
を見ているフシがある。

 しかし米国は、最新兵器に裏打ちされた強大な軍事力だけでは無く、血を流
さない戦争=「無血戦争」においても圧倒的な強さを持っているのである。

 いわゆる購買力の高い「消費者」の立場から「売り手」である中国を締めあ
げる「貿易戦争」もその一つだし、昔で言えば「海上封鎖」に相当するような
「経済制裁」も、ボディーブローのようにじわじわ効いてくる効果的な戦略で
ある。

 しかし、「無血戦争」における米国最大の武器は「金融」である。世界のお
金の流れを支配しているのは米国なのである。

 例えば、北朝鮮やイランの高官の口座を経済制裁の一環として封鎖したとい
うようなニュースを聞くとき、「どうやって口座を調べたのだろう」という疑
問を持たないだろうか?

 このような人物が本名で海外に口座を開くとは考えにくく、当然偽名やトン
ネル会社などを使用する。しかし、そのような偽装をしても、FBIやCIA
は、口座間の資金の流れを解析して、本当の口座の持ち主をすぐに特定できる。
この基本技術は30年前には確定しており、人間経済科学研究所のメンバーが
30年前にFBIで研修を受けたときにはすでに基本技術が実用化されていた。

 その後、テロ対策、マネー・ロンダリング対策で銀行口座開設や送金の際の
本人確認が非常に厳しくなったのは、読者も良くご存じだと思うが、これは米
国の指示による。日本だけでは無く世界的な現象なのである。

 少なくとも米国の同盟国・親密国においては、どのような偽装をしても米国
の監視の目からは逃れられないということである。

 スイスのプライベートバンクの匿名性が攻撃され、口座情報が丸裸にされた
のもこの戦略と関係がある。

 そして、北朝鮮、共産主義中国など米国と敵対している国々のほとんどは、
汚職で蓄財した個人資産を保管しておくには適さない(いつ転覆するかわから
ない)ので、米国の口座に保管をするしかない。

 米国と敵対する国々の指導者の目的は、国民の幸福では無く個人の蓄財と権
力の拡大であるから、彼らの(海外口座の)個人資産を締めあげれば簡単に米
国にひれ伏す。

 孫子は「戦わずして勝つ」ことを最良の戦略としているが、まさに金融を中
心とした「無血戦争」で、連勝を続けているトランプ氏は、歴代まれに見る策
士の才能を持った(優秀な策士のブレインを持った)大統領なのかもしれない。


(大原浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
 (JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。

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 ては御自身の責任と判断で願います。)


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