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割安感のあるバリュー株の評価



 決算発表がピークを越えたようですが、皆さんのお手持ちの銘柄の業績はいかがでしょうか。想定通りの着地あり大幅上方修正あり。一方では大幅な下方修正に見舞われた銘柄ありと千差万別。
 前期が想定を上回った上に今期見通しを増収増益としたアイティフォー(4743)や前期と今期の好業績見通しを背景に中期計画まで上方修正したハウスドゥ(3457)のような事例もありますが、一方ではユーグレナ(2931)のように先行投資で今9月期業績を赤字転落とした例もあってひきこもごもの決算内容です。


 企業業績には変化がつきものですが多くの投資家は基本的には良い意味の変化を楽しみにしたりしながら投資されているものと拝察致しますが、時には意に反して下方修正に見舞われることもございます。

 そうした企業業績の変化を覚悟しながらの投資ではあるでしょうが、できれば安定した業績成長を期待したいものです。また、こうした企業業績がどこまで株価に反映されているのかを投資家は気にしながら株価の変動を眺めているものと思います。
 株価は想定された内容であっても発表を機に変化しがちです。それが下方修正となれば売られますし、上方修正となれば買われるのが一般的です。


 多くの業績変化の大きな銘柄の極端な株価変動がこの時期に見られがちですが、こうした変化を冷静に眺め、分析されながら次の方向性を探るのも一法ではあります。皆さんの運用成果も安定的に資産が増強されていくことが重要です。何か単発で儲けたからと言って、一方で損していては元も子もない訳であくまで資産全体の増強のためのポートフォリオ構築が重要だと考えるためです。


 かねてから私は3つのポートフォリオ構築の方向性を個人投資家の皆様にはお示ししてきました。

 それは1.割安感のあるバリュー株(低PER、低PBR、高配当利回り、キャッシュリッチ)への投資を基本とし、2,成長シナリオが描ける材料株、テーマ株を第2の柱に据えて、3.IPO銘柄への取り組みを第3の柱にしたものです。
 これらによってインデックス以上の成果を実現することを目標に資産形成を図って頂きたいとこの3つの方向性を提唱して参りました。


 本日はこのうちの1に掲げたバリュー株の中でも安定した業績を上げている比較的割安感のある中小型バリュー株の中から3銘柄を取り上げてみたいと思います。


 日本の株式市場にはバリュー株が山のように存在しています。企業体質ではやや臆病で成長のための思い切った投資をしないためキャッシュリッチな状態が続いている銘柄と言えます。
 設備投資は減価償却の範囲内で自己資本が蓄積された結果、利益がそこそこ出ていてもROEが低下していますので、投資家の評価が高まっていないことが特徴的な銘柄です。
 そうしたバリュー株には自己PR(IR)が十分ではない場合も多く、IRの積極化によって平均的な投資尺度の水準まで評価が高まることも考えられます。


 継続的に業績を向上させられる実力を備えていれば尚更ですが、そうした潜在的な能力まで含めた経営内容が投資家に伝わることで株価水準も大きく変化していく可能性があります。


1.日本フェンオール(6870・T2)1630円前後で6か月間が経過

 時価1629円 時価総額96億円 今期予想経常利益16.63億円
 今期予想EPS197.9円 1Q実績BPS1904円 配当金55円
 配当性向27.8%(EPS200円で30%の配当性向だと60円配当)
 今期予想PER8.2倍、実績PBR0.86倍、配当利回り3.38%
 保有現預金55.5億円、投資家有価証券27億円 合計82.5億円
 有利子負債 短期5.9億円 長期6.4億円 合計12.3億円

 上場:1996年6月 公開価格2350円 上場時公募増資60万株
 発行済み株式数589.3万株 上位10株主保有株数261万株(44%)
 外国人持ち株比率16% 94万株
 浮動株比率23.6% 139万株
 株主数 2911名 株主1名当たり保有株数1100株

 2017年11月から4月までの平均月間出来高21万株
 株価レンジ 1560円〜1749円(中間値1655円)
 1年前月末終値比較株価 1月から5月 平均+17.7%
 年末予想株価1900円

(ポジティブな点、ネガティブな点などは有料メルマガにて掲載)


2.テノックス(1905・JQ)昨年11月高値から26%下落した水準

 時価992円 時価総額70.2億円 今期予想経常利益9.5億円
 今期予想EPS100.4円 前期末BPS1591.14円
 配当金30円 配当性向29.9%
 今期予想PER9.9倍 実績PBR0.62倍 配当利回り3.0%
 保有現預金86.2億円 投資有価証券1.7億円
 有利子負債 ゼロ

 上場1991年11月 公開価格6310円 上場時公募増資50万株
 上場後株式分割で1株について1.32株分増加(公開価格は4780円に)
 発行済み株式数769.4万株 自己株61.3万株
 自己株を除く上位10株主保有株数293.3万株
 外国人持ち株比率 4.1% 31.9万株(35名)
 浮動株比率 11.6% 89.2万株
 単元株株主数 1339名(総株主数1507名・2017年9月末)
 株主一人当たり平均保有株式数3100株

 2017年11月から4月までの平均月間出来高41万株
 株価レンジ 921円〜1355円(中間値1138円)
 1年前月末終値比較株価 1月から5月 平均+21.1%
 年末予想株価1200円

(ポジティブな点、ネガティブな点など有料メルマガにて掲載)


3.協立エアテック(5997・JQ)1Q好決算発表のバリュー株

 時価772円 時価総額36.8億円 今期予想経常利益7.3億円
 今期予想EPS105.0円 1Q末BPS1160.06円
 配当金20円 配当性向19.0%
 今期予想PER7.4倍 実績PBR0.67倍 配当利回り2.59%
 保有現預金24.3億円 投資有価証券3.1億円
 有利子負債 短期18億円

 上場1993年6月 公開価格3300円 上場時公募増資46万株
 上場後株式分割で1株について1.3株分増加(公開価格は2538円に)
 発行済み株式数600万株 自己株123.9万株
 自己株を除く上位9株主保有株数261万株
 外国人持ち株比率 0.1%
 浮動株比率 16.4% 98.4万株
 単元株株主数 1923名
 株主一人当たり平均保有株式数1100株

 2017年11月から4月までの平均月間出来高17.3万株
 株価レンジ 691円〜840円(中間値765円)
 1年前月末終値比較株価 1月から5月 平均+21.5%
 年末予想株価950円

(ポジティブな点、ネガティブな点など有料メルマガにて掲載)


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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