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億の近道増刊みんなの運用会議2017/11/02

億の近道増刊みんなの運用会議 2017/11/02
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 投資情報メールマガジン億の近道増刊 ☆ 第6回 〜みんなの運用会議〜

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[要旨]

 − 5542 新報国製鉄  社長面談 & 設備見学
     情熱投資家 相川伸夫による報告
     *山本 潤による報告はダブルグロースWEBサイトで!
 − 3674 オークファン やのや
 − 4327 日本エス・エイチ・エル 決算説明会ノート
 − 業績予想セミナー開催の報告 小野


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<<<<  新報国製鉄5542  社長面談 & 設備見学 >>>

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2017年10月19日、相川伸夫、山本 潤、ダイヤモンド社の編集者たち
と新報国製鉄を訪問。
K営業本部長と成瀬社長等とお会いして、本社の研究設備を見学いたしました
ので、そのご報告です。

−−−− 第一部 アナリスト 情熱投資家 相川伸夫による報告 −−−


先月の記事を書かせて頂いた新報国製鉄に取材訪問させて頂きました!!

埼玉の本社にあるショールームにて、会社を危機から再建し、
立派な成長企業へと導いた立役者である成瀬社長始め取材対応して頂きました。

初めてお逢いさせて頂いた社長は紳士であり大変オシャレで気さくな方でした。
研究開発や検査設備などについても案内して頂き、大変勉強させて頂きました。
改めてご多忙の中対応頂き、御礼申し上げますm(_ _)m

※新報国製鉄ってどんな会社?
という方は10/2配信の前回の記事を参照下さい。

さて、前回この会社は下町ロケット銘柄だと書かせて頂きましたが、まさにド
ンピシャでした!!!
そして前回の記事のまとめで書かせて頂いた
『新報国製鉄という会社の名前の由来はどこにも書かれてはいませんが、

【世界が求める『新』しい合金を『製鉄』して、『国』の発展に『報』いる企
業であり続ける】

…という意味なのかと勝手に想像してしまいました。』

と書かせて頂きましたが、社長から「正にその通りだ!!」とおっしゃって頂
き感無量でした☆
今時珍しいくらい『粋』を感じさせてくれる社長でした!

それでは具体的な中身について訪問して分かったことは以下になります。


−訪問にて確信を持てたこと−


1)…圧倒的技術力は世界一尖った分野でトップランナーを走り続けるという
   意志の成せる業

2)…他社がやれる分野には参入しない!
   他社が参入出来ない分野かつ、ニッチな分野で価格競争しない事業によ
   る高利益率が強み

3)…社員も社長も『愚直で在り続ける』ことを長年続けてきた事による得意
   先の圧倒的信頼&得意先からの紹介による新規開拓の進行


−日本のモノづくりはここにある!!−

昨今、何かとメイド・イン・ジャパンのブランドの信頼毀損は進み、
もしかしたら日本も諸外国と実態は変わらないのではないかと危惧しています。

そんな危惧を打ち払うべく、良い製品を得意先に届けるという確固たる意志も
守る為の仕組みも確立されていました。

1)…圧倒的技術力

研究開発には必要とあれば、金を惜しみなく使う!
検査設備も大変充実しており、現行、世界最先端の金属の熱膨張率測定装置も
この会社に存在します。当然『高い』です。
しかし、驚くべきは世界最高レベルの検査装置で測定してもすでに新報国製鉄
の究極の低熱膨張合金は【測定不能】とのことです。
そのため、測定装置メーカーすら悩ませる世界一の技術力とは恐ろしいもので
す。
また、経年劣化もゼロに出来る合金も量産出来ており、金属を扱っている者の
常識を覆す程の技術力がここにありました。

2)…オンリーワンのナンバーワン!

低熱膨張合金のことは散々話したと思いますが、それ以外にも同社の次の利益
柱であるシームレスパイプの穿孔工具があります。
巨大な弾丸のような形状のこの工具は他社も作っている会社がありますが、新
報国製鉄ブランドこそがハイエンドモデルの商品のようです。
品質を求める会社は、やはり新報国製鉄のものを使うのです。
他にも新報国製鉄が絡んでいる事業で某内視鏡のチタン合金製の尖端メスも
100%新報国製鉄だったりします。

3)愚直に。ただ、愚直に良い物を提供する。

『信頼は一日では築けないが、一日で崩れるもの』
誰もが知っています。
ですが、中々に出来るものではない。
やってるつもりで、信頼を失ってから事の重大さを思い知る…

この会社はそのことをとても意識して仕事をしています。
社員一人ひとりが誇りを持ち、従事している事が素晴らしいのです。

新報国製鉄は全ての要である材料の会社であり、得意先の求める合金配合、
品質欠陥、寸法欠陥が無いか検査→測定データを取って合格値である事を確認
して納入しています。
メーカーであれば当然です。

しかし、そんな新報国製鉄でも不良品が出てしまうことはあります。
それをどうやって検出するのか?
生産拠点は三重工場に集約されています。
そこで簡易的な検査をしながら製品を作成していきます。
そして、製品の最終検査は三重ではなく、埼玉の本社にある研究・検査部署に
最終検査サンプルとして送られます。
そこで、得意先に求められている要求品質である『剛性、磁性、合金配合、熱
膨張率、組織など』をN個の複数サンプルから細かく検査し、
要求数値に外れてしまえば【再検査サンプル依頼】→【製品廃棄】の流れにな
ります。

一見当たり前のようですが、これは大変なことなのです。何日も何人で力掛け
て作った製品が品質不良なら廃棄になってしまう。
『少しくらい…これくらい…』という出来心が不良流出に繋がるのは製造業を
経験していれば分かります。
そこの甘えを埼玉と三重で完全に分ける事で切り捨てているのは大変素晴らし
いと思います!
この輸送コストは必要なコストだと思いました。

確認したところロスは全体の1%以下ではあるものの、やはり人のエラーはま
だ無くせないとのこと。
1%以下なら正直凄いです!
0.5%を目指してるけど、実態2〜3%なんてことはザラです。

こうした品質意識の高さは社員一人ひとりを大切にしており、社員も自分の携
わる製品品質に関する理解が多分にあるのだと推察します。

最後に、この会社はここ数年で利益を向上させましたが、何より従業員の給料
の値が大幅に増えました。

【従業員平均給与】
・2015年は541万円
・2016年は795万円
前期比47%アップという大幅な給料引き上げです。
こんな従業員想いの会社を自分は知りません。

これをコストの悪化だとする投資家の気持ちは分からなくもないですが、
『人は宝』です!

新技術も、新工法の発見も、品質の維持も全て『人』の成せる業です。

今の時代、優れた装置は低金利の融資により簡単に手に入りますが、
それを存分に扱える『優れた人材』の確保が最も困難であるということ。
また、人材流出による損害を過小評価しておられる経営者が日本には大変多い
と思います。


『人は宝!』
これを有言実行している素晴らしい会社に出逢えて大変嬉しかったです!

R&D型の新報国製鉄の懸念であった『優秀な人材の流出』も考えにくいこと
でしょう。
これからも従業員41名で高収益の新報国製鉄は、
【世界が求める『新』しい合金を『製鉄』して、『国』の発展に『報』いる企
業であり続ける】のだと思います。

同社の魅力を再発見出来たとても良い取材になりましたm(_ _)m

今後の同社の発展に期待しています。


−−−−− アナリスト 山本 潤による報告 −−−−−


山本潤からの取材報告は
過去のレポートをアップデートして
https://double-growth.com/5542-2/
の後半に追加しています。
ぜひご参照ください。



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<<< 3674 オークファン >>>

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やのやが注目するユニーク企業『オークファン』を取り上げます!

*具体的な図解はWEBサイトでご参照ください!


■注目点

2016年9月に買収した2子会社を統合し、今期から本格的に法人間の
「商品流通プラットフォーム」のECサイトをスタートさせた。
このプラットフォームを通じて、日本の企業間の流通の仕組みまで変えようと
している。
すでにサプライヤー側のメーカー・卸は5000社、バイヤー側の中小法人、
個人事業主を中心に42万人の会員に達し、前期末で76億円の流通額に成長
している。

流通総額に対しての約8%の手数料ビジネスで限界利益率が高いことから、
今後の業績の急拡大に期待が持てると考える。

廃棄(完成品のみ)の市場規模が10兆円程度あり、ほとんどが流通しておら
ず、数兆円の潜在的なマーケットがある。メーカー・卸はブランド価値毀損な
どを畏れて、今まで売り先がなく、泣く泣く廃棄となっていた商品を利益に変
えることができ、バイヤーは市場価格よりも安く良質な商品を仕入れることが
できる。まさに三方良しのビジネスなのだ。

既存事業は、個人間の全てのECサイトの価格・相場・販売動向のデータ分析
が可能なECサイト「オークファン」を月額課金ビジネスで展開する。前期の
価格値上げやキャンペーン見直しにより、平均単価が800円から1500円
へ上昇した。価格効果により売上成長を続ける。先行指標となる登録ユーザー
は創業来伸び続け、17年3月時点で73万人に達する。

同社には、過去に蓄積した膨大なEC流通データを活かして、国内外でいつ誰
にどこで売れるかという情報を把握し、適正な値付けでマッチングを図れると
いう最大の強みがある。
これが参入障壁につながり、独自のユニークなビジネスを展開できている所以
だ。
既存事業の会員との連携を図って、シナジーを最大限である追求していく方針
である。

日本でもEC化が進み、日本全体の流通の5%を占めるようになってきたが、
さらに今後もEC化は進んでいく恩恵を受ける。
さらに日本にとどまらず、海外バイヤーの取り込みを積極化しており、越境E
Cなど海外販路を拡大し、数兆円といわれるアウトバンド市場も取り込んでい
くことができるだろう。

同社は3つの事業セグメントから成っており、詳細を詳しく見ていきましょう!


■メデイア事業

ネットオークションやショッピングサイト、ECフリマなどのEC上の商品売
買の価格情報や相場などの検索や分析ができるECサイト「オークファン」を
運営している。
具体的には、アマゾン、ヤフーショッピング、楽天、ヤフオク、タオバオ、
ebayなど主要な海外サイトまでも押さえており、海外と国内の価格差に注
目した越境ECまでカバーできる。
ECサイトでの購買データは、大手ECサイトのプラットフォーム事業者から
無料で収集している。同社が大手ECサイトのプラットフォーム事業者に送客
数が多いことから、win−Winの良好な関係にあり、無料で提供される。

過去10年以上の実売データで約680億件を超える商品の価格や数量など取
引状況が閲覧できる。
無料で使える機能の他に、有料で使えるツールを充実させている。
有料会員への情報提供料が主な収益源となっている。
有料会員は、副業や個人事業主が中心で一部法人も含まれている。

「オークファンプレミアム」月額980円(税込み)。
基本プランで7割のユーザーがこれに加入する。2016年2月までは、月額
513円だったが値上げ。
「オークファンライト」2016年2月からの新プラン。月額324円(税込)
2980円、5980円、19800円の5本のプランがある。
5980円以下は個人事業主向けで19800円のプランは楽天などで店舗を
運営する法人向けとなっている。
2015年末からは「オークファンスクール」を展開し、月1回15万円、
4ヶ月のスクールを開催している。満足しなかったら返金する仕組みだが、
延べ400〜500人の会員のうち、返金したのは2〜3人という満足度の高
いスクールを運営している。

<会員数の推移>
新規有料会員の獲得でサービスの無料提供のキャンペーンを行っていたが、そ
のような会員は解約率が高いことから、今期からキャンペーンを終了したこと
による。
課金会員数は減少したが、課金単価の上昇につながった。
先行指標であるユニークユーザ数(月一回でもサイト訪問した人数)は130
0万人、一般会員数(会員登録した無料ユーザー)は創業以来右肩上がりで増
えて73万人(前年比15%)となり、サイトの価値は高まっている。


<課金単価の推移>

>>>*会員数推移、課金単価推移はWEBサイトに掲載

■マーケットプレイス事業

2014年以降に進めてきた事業でここ数年の買収で今後の新しい展開に期待
がもてる。
NETSEA事業は、メーカー・卸のサプライヤーと小売りなどバイヤーをつ
なぐ法人間BtoB「卸流通プラットフォーム」となるECサイトである。
地銀や在庫管理会社や運送会社より、メーカー・卸の顧客を紹介してもらえて
いることから、大手メーカーも多く、利用始めている。
2015年7月にDeNAより事業譲渡を受けた。
すでにサプライヤーは約5000社、バイヤーは42万社に達している。
手数料は流通額に対して、8%程度に設定している。

リバリュー事業は、返品・滞留在庫などこれまで廃棄されていた在庫を適正価
格で販売できるプラットフォームを提供している。
販売チャネルは、自社の仕入れ・卸ECサイト「Revalue BtoB」
は同社が企業から買い取って在庫リスクを取り、オークション形式でバイヤー
に販売している。
独自の相場情報データベースを活用して、適正な仕入れを行うことから、在庫
回転率が2ヶ月程度と高い。
2016年1月にドリームインキュベータから事業譲渡を受けた。
年間の廃棄損となっている市場として、企業の棚卸資産が22兆円あり、その
うち仕掛品や原材料を除く、完成品だけでも10兆円くらいあると見ている。
そのうち数兆円が廃棄になっており、ほとんどが流通していないことから、潜
在的な需要は大きい。

Netsea事業は業界を横断した卸流通の仕入れサイトであり、ライバル企
業としては、「楽天BtoB」や株式会社ラクーン(3031)の「スーパー
デリバリー」が挙げられる。
楽天の卸サイトは流通額が不明だがそれほど大きくはなく、スーパーデリバリ
ーのほうはアパレルや雑貨中心に流通額が100億円程度ある模様である。
ちなみに3031ラクーンの今期会社予想売上25億円、営業利益5億円と予
想されており、この同業他社の数字からも同社のSynabiz事業の今後の
売上・営業利益の拡大を予想できる。

一方で、リバリュー事業の方はライバル企業はおらず、同社独自のビジネスモ
デルとなっており、一気通貫して会社の在庫を販売できるECプラットフォー
ムになることから優位性は大いにあると考える。
2016年9月に2社を統合して、Synabiz社(100%子会社)を設
立させた。
2016/9期末で年間流通額76億円に達する規模に成長している。
のれんは、ネッシー8年・リバリュー5年で年間1.6億円ほどと小さく、利
益で十分吸収が可能なレベルである。
2017年9月期は連結寄与が前年よりも6ヶ月分多く、売上寄与する。

■ソリューション事業

複数のネットショップの管理を一元化する「タテンポガイド」や大手企業の顧
客に対して、クラウドソーシング事業を提供する。
「タテンポガイド」は月額39800円、49800円、79800円の3本
プラン。複数のネットショップを展開している顧客向けに受注管理や在庫管理、
商品登録など業務効率の改善を可能とするツールを提供する。
月商1億円を超えるネットショップを中心に1000店舗強に導入している。
9割以上の顧客が平均売上283%も増加している。
顧客満足度が高く、継続利用されるストック型のビジネスモデル。
直近は、営業体制の立て直しで販管費が膨らみ、赤字傾向が続くが、来期は黒
字化に期待できる。
また、今後中国越境ECにも対応させる予定で、さらなる顧客利便性向上が期
待できる。

■業績動向

>>>*業績動向はWEBサイトに掲載

四半期

上期はマーケットプレイス事業でリバリュー連結による半期分の売上が新規に
寄与し、大幅な増収となったが、リバリューで仕入れ在庫が6億円弱ほど先行
投資として発生した関係で、微減益となった。在庫回転期間は2ヶ月ほどと短
く、仕入れ在庫は下期にかけての売上に計上されることが期待される。

■バリュエーション

株価 880円(11/2終値)
時価総額 87億円
EV/EBITDA 13.5倍
利回り0%

中期経営計画4年連続で約4割増収を続け、2020/9期に売上105億円、
経常利益16億円を目指すと会社側も中長期の成長に自信を見せている。
経常利益は今期の4倍もの成長となる見込みで、目標株価は2200円程度を
予想する。

図表も入った完成版はWEBサイトにて!
https://double-growth.com/3674aucfan/

by やのや


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<<< 4327 日本エス・エイチ・エル 決算説明会ノート  >>>

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プレセンテーター:奈良社長、三條常務、中村常務

日本エス・エイチ・エルの説明会に本日出席し、最初に質問を行った。
値上げを打ち出したのに、その効果を業績に入れていなかったためだ。
会社側は値上げ効果を予想にほとんどいれていないことを認めた。
その一つの質問と回答のやりとりで、説明会にいったわたしの目的は達成され
た。

さて、この会社は、学生の採用活動における適正検査テストを企業に代わり代
行している。
シェアは3割程度と聞いている。企業の採用意欲強く、ビジネス環境は良好。

CEB(SHLブランド)はグローバルで適正検査を展開。
取材は後日行うので、業績のポイントだけを書く。


ポイントは、ロイヤリティの増加を嫌気した売りが一巡し投資のチャンス。
なぜならば、値上げによる「倍返し」が実現しそうだからだ。

これまで2%だったロイヤリティが2017/9末には5%に上昇。
今期(2018/9)も6%台になり、これが今期予想の通期で5000〜
6000万円の減益の要因になる。
ところが1月より2割のWeb商品等の値上げを打ち出す。
会社側はこれによる客離れは起きないとしている。

むろん、キャンペーンなどで早期契約更新をすれば据え置き等の施作をとるか
らだが、値上げは、中期的には売上の2割にあたる5億円程度の増益要因にな
る。

ロイヤリティが前期末5%から数年後に9%までトータルで4%上がっても、
値上げを20%するのだから、コストアップ要因(4%)の5倍返し(20%)
ということだ。

値上げは、新規の顧客獲得(全体の10%程度)にはすぐに反映される。
既存の顧客も代理店中心にプラス効果は見込めるだろう。

今後は、インターナル売上が増えていくだろう。企業は既存の社員を育てなけ
ればならない。
そこで、採用ではなく、社員の能力開発、昇進昇格に向けた人材育成の方向性
を打ち出す。
現に、大企業中心に、同社は前期で昇格関連の売上が前々期2.1億円から前
期は3.4億円まで大幅に増加した。
数社に採用されただけでこのインパクトである。
この既存社員育成というフォローの風は長期的に同社に有利に働く。

今期の会社予想は、保守的だ。
採用社数が順調に二桁近い数で伸びていることや、
中小企業から大企業まで学生の採用意欲が強いことから、
今期の同社の第一四半期(10−12月)や第二四半期(1−3月)は前期比
増益を予想する。

たぶん、マーケットは、前期上期のロイヤリティ料率2.5%から今期料率6
%台への4000万円程度の悪化は計算がすぐにできるから上期の減益を織り
込んでいる。

アナリスト諸氏はコストアップという目に見えるものを信じ、需要という目に
見えないものを信じない。そこに、付け入るチャンスがあり、投資家にとって
の収益機会が生まれる。

トップラインは上期を中心に数億円の伸びが見込まれるから、限界利益率が極
めて高い同社の場合、増収だけで十分にコストアップは吸収し、お釣りがくる。

2割の値上げに対して、値上げ効果は会社予想にほとんど入っていない。

つまり、要点は、この会社の今期は、数量増加、価格上昇のダブルのプラス効
果が見込まれる、ということ。

だから、上期の業績を再度評価する展開になると考える。

配当利回り3%以上で下値不安なく、当面の下値を確認できれば、買いの候補
となる可能性がある。

11月14日に訪問取材を予定している。
80%を超える自己資本比率。
配当性向5割。
トップラインの伸びが中期的に継続する予定。
値上げができるというブルーオーシャン。
3%超える配当利回り。

これらから、現段階では取材前だが、長期投資には適していると考えている。
16日のみんなの運用会議のメルマガに間に合えば、買いにする可能性はある。
それまでに株価が上がってしまえば、しないかもしれない。

by yamamoto


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<<< 業績予想セミナー開催の報告 >>>

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10月30日(月)渋谷にて少人数の業績予想セミナーを開催しました。

10時から17時まで丸一日かけて、私たちの考える“成長株投資”の手法を
皆さんにお伝えするとともに、企業への直接取材(電話取材)を目の前で行い、
長期の業績予想まで行いました。

全体の大まかな流れは以下の通り。

午前の部
・成長株の特徴と投資戦略
・成長株分析の手法

午後の部
・参加者自身が選んだ企業について参加者自身で分析
・企業への電話取材(参加者が希望したなかで1企業のみ)
・選んだ企業について全員でディスカッションして長期の業績予想


当日の様子を小野からレポートさせていただきます!


〇午前の部スタート!

 10時スタートの告知に対して、早い方は9時30分ごろにはすでに会場に
到着されており、参加者のやる気と期待が伝わってきて、軽くプレッシャーを
感じるw
 平日の日中に実施するため、参加者は少ないのではないかと予想していまし
たが、募集後まもなく予定数を超えた申し込みをいただきました。ベテラン投
資家の方から“まだまだ投資の勉強中”という方まで男女合わせて8名。前回
に続いて参加していただいた方もいて、スタッフの緊張とは裏腹に和やかな雰
囲気で始まりました。
 まず、山本がホワイトボードを使って株価の動きから見る、企業の競争力の
高さ、提供する製品・サービスに対する需要の強さ、の見方を解説。株価のテ
クニカル分析からファンダメンタルを説明するという見方は私たち独自のもの
で他では説明されていないのではないでしょうか。途中数式による説明が入っ
たり、専門用語が入ったりする部分もありましたが極力理解しやすいように解
説を入れながら進められました。さすが、子供たちに勉強を教えているだけあ
って、教え方が丁寧でうまい!(身内の自画自賛ご容赦くださいw)

 午前の部の内容は、投資初級者はもとよりベテランの方にとっても、初めて
聞く内容が多かったようで、全員が脳フル回転であっという間に2時間が過ぎ
ました。


〇午後の部スタート!!
昼休みに脳を休ませ、リフレッシュして午後の部スタート。

 午後は参加者自身が自ら選んできた企業について分析作業。早速、午前に学
んだ内容を思い出しながら、パソコンがある方はパソコンで、ない方はノート
上で分析を開始。キーボードをカタカタ、数字をノートにスラスラー、電卓を
パチパチパチ、と静かな会議室に響いていました。

〇直接取材を敢行!

 午後の部後半は企業への直接取材!
 事前に企業に取材のアポを取っており、テレフォンカンファレンス形式での
電話取材を実施。取材前の10分程度で取材の準備。事業内容の把握と将来予
想のために聞くべき内容を整理し、いざ電話取材!!
 30分と短い時間でしたが、4人からIR担当の方に様々な質問をしました。
 個人投資家の方でも企業に電話取材をされる方がいると思いますが、そもそ
も投資のための取材はアナリストの特権ではありません。投資を検討している
投資家が対象企業についてより理解を深めるための手段です。躊躇せず、臆す
ることなく、堂々と電話をして聞きましょう!

 しかし、一つ注意が必要です。ただ“配当増やせ”とか“もっと株主還元を
しろ!”とかいうだけでは何も得られるものはありません。IR担当者の貴重
な時間を搾取することになり、企業価値をマイナスにするだけです。自分自身
の貴重な時間も無駄にすることになります。

電話取材の前に準備すること
・会社の開示資料を事前にチェック
・業績の動向を知るうえで重要なポイントを確認
・わからない部分を明確にする

といった準備をしたうえで、取材をしましょう。IR担当の方にとっても有意
義な時間になるように配慮したいものです。

 今回取材させていただいた企業のIR担当者の方は私たちの様々な質問に対
して、非常に丁寧で分かりやすく説明してくださいました。電話対応でも会社
の誠実さを知ることができますね。

〇午後の部まとめ

 各自の予想をもとに、アナリストの見通しも参考にしつつ、現在のバリュエ
ーションが何を織り込んでいるのか、今後何に注目すればいいのかをディスカ
ッション。明日には買いたいと思う有望な企業も多く出てきました。
“押し目がなくなるので皆さん買わないでください”
という意見まで出てましたw
(セミナー受けながら買ってた方いないよね?w)

〇終了〜!

 あっという間に一日のカリキュラムが終了〜!午前中は少し難しい内容があ
りましたが、午後のディスカッションは参加者から様々な意見が飛び交い、笑
い声が隣に響いていないか心配になるほど盛り上がりました。

〇アフターサポート(という名の飲み会)

 終了後、近くの飲食店で有志の参加による食事会。
セミナーの感想をお聞きしましたが、おおよそ満足いただけたようで一安心。
皆さんの“投資の武勇伝”もたくさんお聞きしました。様々な視点をお持ちの
方々のお話をお聞きして私たちもいろいろ教えていただきました。皆さんと直
接お話しできる機会はとても貴重で楽しい時間です。ありがとうございました。


〇ご参加いただいた方の感想

・人数が集まるとその分だけ新しい目線や質問があり発見があるなと感じまし
 た。全体的に勉強になる事が多くついて行くのがやっとでしたが、充実した
 時間を過ごせました。エクセルの計算式もバッチリ教えていただきましたの
 で、今後に活かします!
・大変、勉強になりました。また機会を作ってください。
・知らないことばかり、盛りだくさんで勉強になりました。
・セミナー非常に勉強になりました。成長株の計算方法はもちろんのこと、個
 別企業の業績予想について、考え方を直に聞くとことで、なるほどこう考え
 るのかと思うことが多かったです。
・皆さまとご一緒に一日貴重な時間を過ごし、「知識武装」の引き出しを増や
 すことができました。

〇実施後の私たちの感想

 毎回、セミナー参加の方々にたくさんのものを持って帰っていただこうと内
容をアップデートしており、内容は新しい事ばかり。今回の直接取材というの
も新たな試みのひとつ。アポだけ取って、内容の事前打ち合わせなしで少し心
配しましたが、企業のIRの方の誠実な対応もあり、滞りなく行うことができ
ました。
全般を通して、ご参加いただいた皆さんの前向きな姿勢にも助けられ、大変感
謝しております。ありがとうございました。今後も皆さんにたくさんの価値を
提供できるようなセミナーを開催しますので、ぜひご参加ください!

https://double-growth.com/yosou_seminar1030/

by ono


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。
万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発
行者は一切の責任を負いません。)

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 プロフィール 山本 潤

NPO法人イノベーターズ・フォーラム理事。
メルマガ「億の近道」執筆17年間継続。
株式投資で勝率8割の外資系投資顧問の元日本株式ファンドマネジャー。

1997−2003年年金運用の時代は1000億円の運用でフランク・ラッ
セル社調べ上位1%の成績を達成しました。
その後、2004年から2017年5月までの14年間、日本株ロング・ショ
ート戦略ファンドマネジャー。
1997年〜2017年ライフタイムの日本株投資成績はロングのフル投資換
算でTOPIXを400%を大きく上回る成績を残しました。

コロンビア大学大学院修了。
法哲学・電気工学・数学の3つの修士号を持っています。


 プロフィール 矢野 光(やの ひかる)

企業年金基金を預かる外資系投資顧問でアナリストとして経験を10数年(!)
積んできた。
小売サービス、食品トイレタリー、ネット、不動産、金融と内需系企業の分析
を得意とし、銘柄選択でパフォーマンスを支えてきた。
格差社会が広がる昨今、機関投資家として莫大な資産の運用でさらなる格差を
広げるよりも、経験を生かして、ダイレクトに資産形成が必要な個人投資家に
向き合い、役に立ちたいと思うに至る。
早稲田大学法学部出身。


 プロフィール 小野 和彦(おの かずひこ)

証券界でシステムエンジニア→アナリスト→トレーダーとウン十年生きてきた。
運用の世界で金融による社会貢献の可能性を模索してきたが、どうもこの世界
には存在しないらしいと気づく。
”個人が理想の社会を目指して投資することが理想社会を実現する”という
基本理念に立ち返り、新たなスタートを切ることに。
「みんなの運用会議」(https://double-growth.com)ウエブサイトはオープン
ソースのフリーツールを使って構築してみた。
ウエブサイト構築を通して、改めてオープンでフェアな環境の強さと可能性を
感じた。まだまだ改善途上。
ウエブサイト構築、デザインのプロの方、ぜひアドバイスお待ちしております!

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みんなの運用会議は第一木曜日と第三木曜日に億の近道の増刊号として発行
されています。


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編集者:億の近道発行プロジェクト
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