<< 億の近道2012/12/28 | main | 億の近道2013/01/07 >>

マレーシア教育移住

 マレーシアに教育移住をしてから約1年が経過しましたが、経過報告をさせて頂きたいと思います。

 最近ではマレーシアへのシニア層の移住だけでなく、我々のような教育移住家族が若年層でも多少見られるようになってきました。背景には各種メディアで取り上げられる事が多くなり露出度が増えた影響もあると思います。

 さて、約1年経過した感想ですが、我が家の場合には幸いにも妻子はマレーシアに順応していると思います。息子はインターナショナル系の幼稚園に通い始めてから多少英語を理解するようになってきていますし、様々な人種の子供達の中でどのように生きていくかの力を幼いながら身に付けているように見受けます。これから小学校に進学するので、彼にあった所を選択していかなければならないのですが、現状では選択肢は米系、英系、中華系等々、様々あります。また、KL市内でもインターナショナルスクールの新設校は増え更に選択肢は増えてきているというのが現状です。各校によって特徴はあるのですが、子供に合わせて学校を選択する事はできそうです。

 また、生活面に関してですが、妻も色々と日々格闘はあるようですが、何とか生活はできています。生活していく上においては様々なトラブルはもちろん発生します。例えば、水道、電気が止まる、水漏れが発生、ファンが回らない等々、日本では考えられないようなトラブルが発生し、その都度、大家や業者、コンドミニアムのマネジメントオフィスと英語で交渉を実施しないといけません。マレーシア人の国民性も影響してか、日本のように時間通りに進むという事はほぼないので、多少の忍耐力がここで住むのには必要だと思います。

 最後に、教育移住の際の大事な点としては、学校もそうなのですが、住むエリアやコンドミニアムの選択が重要な要素になる事を忘れてはいけません。表面的な施設についてはKL市内のコンドミニアムであればほとんど問題になる事はないと思いますが、周りにどのような住人がいるか、近隣の交通事情(特にKLの場合はラッシュ時間帯には渋滞がひどい)はどうか、生活用品を購入する場所は近いか等々については移住の決断前に、そのコンドミニアムに短期滞在もしくは、近隣に短期滞在をする事によって視察をする事をお勧めします。

 移住に先立ち、不動産を購入されている方もいらっしゃると思いますが、最初は賃貸物件を選択してからの移住をお薦め致します。1年住んで痛感したのですが、考えた以上にこちらの物件の経年劣化は大きいのがその理由です。

 日本ではまだKL市内、ジョホールの不動産等々の不動産投資が過熱しているようですが、価格が安いからという安易な投資はやめた方が良いと思います。マレーシア国内の不動産マーケットにも近い将来、歪みが発生すると思います。そのような兆候が最近出始めてきているように思えてなりません。

(番頭さん)

【筆者プロフィール】
 大学卒業後、都市銀行、外資銀行勤務を経て独立。専門は個人富裕層業務。
 幼少期に6年間ドイツで過ごし帰国、その時の経験が後の人生に大きく影響。
日本人の基本的なフィナンシャルリテラシーの向上を願いつつ日々奔走中。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても当方は一切の責任を負いません。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/ciowaijeak
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:社会の出来事


JUGEMテーマ:経済全般


JUGEMテーマ:ビジネス


JUGEMテーマ:海外移住


JUGEMテーマ:海外移住したい!



コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
【石川臨太郎】人生最後の著書好評発売中!

「資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜」
生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、好評発売中です。石川臨太郎 著、パンローリング刊 2,800円+税
石川臨太郎有料メルマガの特別研究版!
元火曜日執筆者、故石川臨太郎氏の"研究"メルマガ全12回分をイッキ読み出来ます。 著名エコノミスト村田雅志氏による分かりやすい分析が好評です。 詳細は以下のページを参照下さい。
 
categories
archives
recent comment
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 東北特殊鋼(5484)
    内燃機関関係 (01/20)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    ■ (08/19)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    内藤朝雄 (10/12)
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 特殊電極(3437)
    reformer21 (06/15)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6
    m (05/01)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ
    m (03/30)
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ
    暇潰亭 (10/01)
  • 日本でトップクラスの低PER銘柄
    kkk (02/19)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    億の近道 (12/04)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    せーねん (12/04)
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM