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株式市場50の疑問

 株式市場は資本主義経済の根幹をなすインフラとなっており、広く国民は何らかの格好で参画することが可能です。個人投資家の皆さんは様々な思いでこの市場に関わっておられます。

 不要不急のお金を有効に運用する場でもあり、価格変動リスクをうまく管理しながら効率的に資金を運用する機関投資家にとっても、このインフラを上手に活用していく使命をもっています。

 そうした株式市場には様々な単純な疑問が生じています。
 今回はそうした疑問点を思いつくままに列挙してみました。私の方で5つほど回答してみましたが、残りの45は皆さんが考えてみてください。もしリクエストがあれば出来る限り回答したいと思いますので、以下のURLをクリックして、コメント欄に疑問番号を書いていただければ、リクエストの多い順にメルマガ上で回答したいと思います。
http://clap.mag2.com/tainumalio

Q1.なぜ日本の株は上がらないのか?

A1.1国の株価は経済の成長に連動します。少子高齢化社会の日本経済は低成長を余儀なくされていますので、株価の上昇には限界があると考えられます。個別株については需給で株価が上昇することもありますが基本的には利益成長が株価上昇の背景となります。短期的な利益成長と中長期的な利益成長を見極めながら個別株の変動を捉えていくことが重要です。
 日本の株式市場には世界の投資家も関心を持っていますので、世界の景気動向も重要な要素となります。欧米の経済、中国経済、新興国経済などの動向がポイントです。リーマンショックに次ぐチャイナショック(尖閣諸島問題による日中間の軋轢のエスカレートが懸念材料)や米国での「財政の崖」問題などが現在の関心事です。
 目前に控えた米大統領選や新たな中国共産党体制の構築など政治体制の変化を前に様子見気分が続いているのも株価上昇の妨げとなっていると考えられます。
 かつてのバブル経済時代とは異なり日本の株式市場は配当利回りが高い(国債の利回りと比べ)状態となり株価の上昇には限界があります。

Q2.なぜ人は株を投機の道具にするのか?

A2.価値のない企業の株式をいかにも価値があるように見せかけて投資家を投機に誘うようなことはかつての株式市場には頻繁に見られました。投資家は株価が上がるということが明らかであれば価値は無くてもリスクを取りにいった方が得をします。株式には適度の流動性がありますので投機の道具にされやすいと考えられます。健全な投資家も巻き込んでしまいますが、こうした状況は忘れた頃にやってくると考えられます。
 株式には価格の変動によって価値感が麻痺してしまいます。3日前まで100円だった企業の株価が200円になっても堂々と取引されるのは投機のなせる業なのかも知れません。

Q3.株式投資で結局は個人は儲かるのか?

A3.株式投資で結局は個人はそれほど儲かりません(私の意見です)。儲かる時期もあれば損する時期もあり、結局は損が多いというのが一般的ではないでしょうか。証券会社は株は儲かりますと通常は言うことが多いのかも知れませんが、投資対象が割安かどうかが重要です。基本的に株価には上がるか下がるかの2種類しかありません。低成長下で景気が恒常的に悪化する状況下では下落する確率のほうが高いと考えられます。
 そもそも払う価値のない手数料を証券会社に払う必要があります。短期売買で活発に取引されればされるほど総合的に見て個人は儲からないと思われます。そもそも企業から引き受け手数料を得ている証券会社に個人投資家が一定の手数料を払う必要があるのか疑いたくなります。
 配当利回りや株主優待制度を個人を重視してうまく活用している個人投資家は最も株式投資を楽しんでいる方々だろうと思います。企業の選定をしっかりして長期投資を行っている個人投資家には恩恵を受けている方も結構お見えなのかと思いますがいかがでしょうか。

Q4.なぜ企業は株を上場するのでしょうか?

A4.企業は設立されて成長する過程を経て成熟し衰退する道を辿りますが、上場するのは更なる成長を果たすために多くの不特定多数の投資家からお金を集めるための最も効率的な手段だと考えられます。
 上場することで投資家が抱える余剰資金の受け皿となる投資対象となります。具体的にはこうした資金調達のほか自社のPR効果、知名度の向上、人材採用面などに効果的といったいくつかの意義があります。

Q5.なぜ低PER銘柄は嫌われるのでしょうか?

A5.低PER銘柄だから嫌われるというより企業の成長性に対して疑問を持たれているといった方が良いのかも知れません。
 企業の業績は長い目で見ると変動しがちです。なぜ企業業績が向上しているのかをしっかり見極めて評価をしないとなりません。
 市場での評価は基本的に自然体です。そこに関係するIR活動が評価を高めることもありますが、それは上場企業にとってはコストがかかることです。相応のIR活動は必要で市場で正しく事業内容が評価されるには地道な活動が必要です。嫌われている低PER銘柄もいずれは評価される時がくることもあります。信念を持った投資家は多くは忍耐で成果を高めているのかも知れません。

<以下疑問のみ提示します>

6.なぜ企業は配当をするのでしょうか?
7.なぜキャッシュリッチな企業は評価されにくくなったのでしょうか?
8.ブランド価値は時価総額にどう含まれているのでしょうか?
9.間接金融の担い手である銀行の株式を投資対象にするのは意味のあることなのでしょうか?
10.時価総額5億円以下の上場価値のない会社を取引所が放置するのはなぜでしょうか?
11.株式の長期投資は果たして本当に有効なのでしょうか?
12.少子高齢化の日本の株式市場が投資家の資金を自然に集めることは可能でしょうか?
13.最近のIPO銘柄のパフォーマンスが悪いのはなぜでしょうか?
14.12兆円も借金を抱えるトヨタの時価総額が日本で最大となっている理由は?
15.ピークの半分以下にとどまっている日本の株式市場の時価総額が倍になるためにはどうすべきか?
16.未来の株式市場はどうなるのか?
17.これからの証券会社の役割は何か?
18.世界の株式市場のうち特に米国市場が堅調な理由
19.日本の株式市場にまたバブル相場がやってくることはあるのか?
20.上場をとりやめる企業が増加しているのはなぜか?
21.グローバル企業に投資することはリスク分散になるのか?
22.投資家はどこまで企業のことを理解して投資しているのか?
23.信用取引制度はどこまで投資家に役立っているのか?
24.業績計画に慎重な企業と大胆な企業では投資家はどちらが歓迎されるのか?
25.配当率が高い企業と低い企業ではどちらが結局は投資のリターンが高いのか?
26.株式市場からかつてのような投機的な集団がいなくなった背景は何か?
27.テクニカル分析とファンダメンタルズ分析はどちらが有効か?
28.M&Aで得するのは買収する方の株主か、買収される方の株主か?
29.株主優待制度を目当てに投資するのは本当に得をするのか?
30.時価総額が小さい企業と時価総額の大きな企業とではどちらに投資した方が良いか?
31.1989年12月のバブル相場のピークを経験したことのある投資家はどの程度いるか?
32.デフレとインフレ、上場企業にとってはどちらが有利か?
33.円高と円安、上場企業にとってはどちらが有利か?
34.東京に本社を置く企業と地方に本社を置く企業とではどちらがパフォーマンスがあがりやすいのか?
35.中国企業が日本企業を買収する時代が到来する訳は?
36.日本の上場企業が買収されることは是か否か?
37.投資家が投資する前に事前に知っておくべき内容はどういうものか?
38.IT化が株式投資にもたらしたポジティブな影響、ネガティブな影響は?
39.投資家が重視する企業情報は定量的なものか定性的なものか?
40.海外企業への投資は有効か?
41.なぜリスク情報を企業は積極的に公開するようになったのか?
42.上場廃止基準が緩和されている背景は?
43.JASDAQ市場と大証ヘラクレス市場が統合された背景は?
44.経済統計情報を投資家はどう生かしているのか?
45.役員報酬はどのように決められているのか?
46.グリーンシート市場が存在する意義は?東京プロ向け市場はうまく機能するのか?
47.新興市場が停滞する訳は?
48.新興国の株式市場で個人投資家が運用する方法は?
49.投資家が重要視している投資のモノサシとは?
50.日本の株式市場がかつてのような盛況を取り戻すには?

(炎)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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