9月19日に再上場したJAL(9201)株が3日目にして早くも急落の動き。上場時の公募価格3790円で初値が3810円。高値は3905円、安値は上場3日目にあたる21日の3630円。21日の終値は3680円で時価総額は6674億円。国とっては再上場で資金回収ができて目的は達成できたが、今後は上場後の動きが注目の的となる。
今期予想経常利益は1400億円。業種から考えて成長株とは言えず、現状の評価は致し方のないところ。今後の時価総額の変動はこれからの利益が着実に生まれるかどうかが鍵を握っている。事業の性質から同業のANAやJR東日本、NTT株などと似たような評価がなされると考えられるので今後の株価変動は中小型株のようなダイナミックなものとはなりえない。再建の努力もあるかとは思うが、既に目一杯の様々な優遇を受けての収益計上であり決算そのものが作られている感が強いので、評価を高めにくい状況にある。
今期の業績も減益の見通し。来期以降の業績もLCCとの競争という視点から伸びるという確信が持てない。
当面は短期投資家の失望売りに押される動きを覚悟しないとならない。全体相場の停滞がJALの株価にも影響をもたらすことは想像に難くない。もはやJAL上場の秋相場は終わりを告げたという印象が強い。JAL株の3日目にしての急落は現状の株式相場の厳しい環境を物語っていると言えなくもない。
ANA(9202)
時価総額6189億円 今期予想経常利益700億円
JR東日本(9020)
時価総額2兆720億円 今期予想経常利益2920億円
NTT(9432)
時価総額5兆678億円 今期予想税引前利益1兆2650億円
NTTドコモ(9437)
時価総額5兆6614億円 今期予想税引前利益9030億円
JAL(9201)
時価総額6674億円 今期予想経常利益1400億円
(波野磯平)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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今期予想経常利益は1400億円。業種から考えて成長株とは言えず、現状の評価は致し方のないところ。今後の時価総額の変動はこれからの利益が着実に生まれるかどうかが鍵を握っている。事業の性質から同業のANAやJR東日本、NTT株などと似たような評価がなされると考えられるので今後の株価変動は中小型株のようなダイナミックなものとはなりえない。再建の努力もあるかとは思うが、既に目一杯の様々な優遇を受けての収益計上であり決算そのものが作られている感が強いので、評価を高めにくい状況にある。
今期の業績も減益の見通し。来期以降の業績もLCCとの競争という視点から伸びるという確信が持てない。
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ANA(9202)
時価総額6189億円 今期予想経常利益700億円
JR東日本(9020)
時価総額2兆720億円 今期予想経常利益2920億円
NTT(9432)
時価総額5兆678億円 今期予想税引前利益1兆2650億円
NTTドコモ(9437)
時価総額5兆6614億円 今期予想税引前利益9030億円
JAL(9201)
時価総額6674億円 今期予想経常利益1400億円
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