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億の近道2012/04/11


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投資情報メールマガジン                  2012/04/11号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
          (本日の担当:小屋洋一)

◆コラム「”これから始める!中国株・ベトナム株”レビュー」:小屋洋一

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◆コラム「”これから始める!中国株・ベトナム株”レビュー」

 先週銀座で開催された、億近のセミナーで「これから始める!中国株・ベト
ナム株」のお話をさせていただきました。

 今回の参加者の大半は、日本株は取引きしているが、いずれも新興国投資
(海外投資)に対しては初めてだという事でしたので、中国やベトナムの証券
市場の基本的な話から解説しました。

 そのセミナーの中から少し内容についてご紹介します。

 中国には証券市場が、上海・深セン・香港の3つあります。特に上海・深セ
ンではA株B株に市場が分離していて、我々外国人が直接投資できるのはB株
という市場になります。
 一方でA株は中国の国内投資家向けの市場になっています。

 証券市場設立当初は、こうした外国人向けの市場を作ることで外資の導入を
図りながらも国内企業の資本保護を図っていたのですが、現在のところは資本
市場も整備されてきたためにB株であえて海外資本を調達するニーズも少なく、
B株市場の株式上場数は少なく活性化されていません。

 実際にB株市場に上場している企業で業績が良いところは少数で投資機会も
少ないものです。

 外国人が中国株(中国企業)に投資をしている主な市場は香港市場になりま
す。香港では中国国内の企業や香港で活動する企業、最近ではプラダやサムソ
ナイトなど世界で有名な企業も香港上場で世界中の資本を集めるようになって
きています。

 香港市場では外国人に対する規制もあまりなく、自由に取引する環境が整っ
ていますし、地域の戦略としてオフショア金融センターを目指しているために、
銀行や証券会社などのサービスも充実しており、アジアではシンガポールに次
ぐ金融センターになっています。

 香港株のなかでも、レッドチップやH株と呼ばれる株式は、主に中国本土で
活動する企業でありながら香港に上場している企業群です。

 現在の中国市場の状況は、PERでみると日本(24倍)や米国(16倍)
と比較すると上海(10倍)や香港(11倍)と低い状態にあり、企業の成長
性を含めて考えると割安な状況です。

 私が中国株を中心とする新興国市場に対して、皆さんの一部の資産で保有す
ることを勧めるのは、過去の株式パフォーマンスを評価してのことです。つま
り過去にも新興国の株式を保有することで日本や米国株式を保有していた場合
以上のパフォーマンスを上げることができていたことになります。

 ちなみに1975年から現在までの株価の推移をみると

ハンセン指数(香港)は約15倍
S&P500(米国)は約4倍
日経平均は約2倍

で推移しています。もちろん70年代から香港市場に投資をしていた人は本当
に少ないとは思いますがハンセン指数は80年代以降でも5倍、90年代以降
でも4倍となっていて、いずれの期間も日本や米国のパフォーマンスを大幅に
上回ります。

 中国経済は今後は、90年代〜2000年代の急成長期間ほどの経済成長率
は難しいとは思いますが、5〜7%程度の成長性の維持は十分に見込まれます。
 こうした中で特に内需系の企業はまだまだこれから大きな成長を果たす可能
性が高いと考えていますのでいくつか内需系の企業に触れました。

 この他、香港株式市場のセクター別の動向や見通し、いくつかの個別銘柄の
お話をしました。

 当日のセミナーの様子は、動画で撮影をしておりましたので、おそらく今後
億近メルマガで当日の動画についてご案内もあると思います。

 次回は、もう一つのテーマであった「ベトナム株」についてご紹介いたしま
す。

株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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