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当意即妙なユーモアは、億への近道?

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 億近読者の皆さん、2週間ぶりのご無沙汰です。

 さて今回は、以前から書きたかったユーモア・ネタです。

 テレビ番組の出演者が、お笑い系の人たちに「席巻」されるようになってから久しいですが、ユーモアの真価が問われるのは、やはりアドリブでどれだけ笑いの取れる、当意即妙なコメントができるか、ということではないでしょうか。

 私は最近、殆どテレビを観ることはないのですが、たまに時間が合う時につい見てしまうのが、島田紳助が司会を務めている「行列のできる法律相談所」です。

 紳助の、あのアドリブ力、ユーモアのセンスは、天性のものにも見えますが、実は非常に緻密な計算や、リサーチの積み重ねに裏付けされたものであることは、ファンの間ではそれなりに知られている事実です。

 紳助は、まだ無名の頃から、自分が一目置く先輩達の話のテクニック、そして、どのようなことを、どんなタイミングで言うと、確実に笑いを取れるのか、他の追随を許さないほどの熱心なリサーチ・分析を重ねたことで、知られています。
 その結果として、今の紳助があり、ギャラが最も高い司会者の一人になっているのです。

 紳助の話術を見ていると、「滑る」ということが、まずありません。一瞬滑ったかのように見えても、むしろそれを逆手に取り、瞬時にレバレッジを効かせた笑いに持っていく技術を持っています。

 私は人材紹介の仕事をしていて思うのですが、ユーモアのセンスと言うのは、その人材の評価に加味されてしかるべきなのではないか、とさえ感じます。

 面接で、いきなり、「最近の出来事で、何か笑えるような面白いことを2〜3分で話してもらえませんか?」と聞いて、もし当意即妙なユーモアに溢れるような話が返ってきた場合、その人材は、頭の回転が早く機転が利き、胆力もあり、場の空気を的確に読むことができるスキルを持っていると考えて良いのでは無いでしょうか。

 これは、通常の面接だけでは、なかなか計れない実力です。

 私は13年ほど前に、唯一の日本人として、当時勤務していた外資系金融機関のロンドン支店に赴任したことがありますが、その際に、同僚のイギリス人から、そうしたアドリブ力を試されるような会話を散々仕掛けられ、慣れるのにかなり時間を要しました。

 例えば、私がしていたネクタイの柄が、保守的なイギリス人から見ると、非常に奇妙に見えたらしく、ある同僚が質問してきました。

「ワティ、その珍しい柄のネクタイ、まさか自分で買ったわけじゃないよね?」

「そうだね、僕の伯父さんが、プレゼントしてくれたんだよ」
と真面目に答える私。

「そうかい、伯父さんからのプレゼントか。で、まさかワティ、その(奇妙な柄のネクタイをプレゼントするようなKYな)伯父さんとまだ付き合いが続いているわけじゃないよね?」

「え? 伯父さんとは、まだ付き合いが続いているに決まっているよ、勿論。なんでそんなこと聞くの?」
と返す私。

「まあまあ、そういうことじゃなくてさ〜」
と、当意即妙な切り返しを期待していた同僚。

 この場合、私が切り返しとして期待されていた「模範解答」は恐らく、
「勿論、こんな柄のネクタイをくれるような伯父さんとは付き合ってないさ。とっくに絶縁したよ!」
というものです。こうしたジョークのやり取りを当たり前のようにできてやっと、一目置かれるようなところがありました。

 当時、トレーディングルームで、突発的な材料でどんなに動きの速いマーケットになっても、当意即妙なジョークの一つや二つ、平気で言えているような同僚が、やはり高年俸を得ていたと思います。

 イギリス人と日本人の気質をネタにした「民族性ジョーク」はたくさんあるのですが、代表的なものを二つほど紹介します。

【その1】

沈没間際のタイタニック号。
救命ボートが足りないので、
船員が男性客に船に残るよう説得中。

米国人に「君こそヒーローだ!!!」
英国人に「君こそジェントルマン!!!」
日本人に「皆さんそうしてらっしゃいます」


【その2】

イギリス人は
日本にいくとGo to Kyoto!と言われ
アイルランドにいくとGo to Hell!と言われる。


お後が、よろしいようで(笑)。

皆さんは、どう思いますか?

渡辺直行

*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
その後米系ヘッドハンティング会社を経て起業、2005年1月、エグゼクティブ・サーチ・ジャパン株式会社代表取締役就任。

*異業種交流会メンバー兼運営側としても活動しています。
http://www.bni-japan.com/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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