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2009年に活躍した銘柄群

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 2009年も残すところあとわずかになってきましたが、皆さんの投資成果はいかがだったでしょうか?
 全体相場が日経平均7000円をボトムにした展開でしたのでそれなりに成果が出たという方の方が幾分多いのではないかと推察されますが、実際にはいかがだったでしょうか?
 既に年末を控えて見切売りと新たな年に向けて残す銘柄、仕込んでおきたい銘柄を吟味されているのではないかと推察しますが、参考までに今年の活躍銘柄をチェックしてみましたので今回ご紹介したいと思います。

 年初来安値から年間の高値を比べてみて2倍以上の値上がりを示した銘柄を集計してみたところ、3700程の上場銘柄のうち500近い銘柄が今年の年初来安値から年初来高値までの上昇率が2倍以上になっていることがわかりました。おおよそは2,3月のボトムをつけて8月から10月にピークを打っているパターンが多いので、短期でリターンを挙げられた可能性が高いと推察されます。

 山高ければ谷深しの反面で、谷深ければ山高しという考え方もありますので、中にはここ数年来の大底からの値上がり率が10倍を超える銘柄もあり、個人投資家の皆さんにとってはリスクを取った分リターンが上がったとも言える相場ではなかったかと思われます。

 500近い銘柄すべてもコメントする訳にはいきませんが、いくつかの特徴は見て取れます。業種的には偏りは余りありませんが、その多くは大きく下げた後の戻り相場が大きくなったものが多く、業績がまだ回復していなくても結構先取りして上昇している銘柄もありました。中には業績が急回復したり、時流に乗るテーマを背景に上昇した銘柄もありました。基本的には業績が良いものに集中しているという感触です。

 2010年も全面高にはならないで循環的な物色機運が続く前提で限られた資金を効率的に活用して業績を先取りしながら運用していくスタンスが求められます。

1)エコ関連が活躍

 値上がり率ではソーラー関連銘柄の中でウェストホールディングス(1407)の上昇が顕著で2月のボトム86円から10月の高値22.5倍にもなっています。
 このほかのエコ関連銘柄としてはリチウムイオン電池関連のGSユアサ(6674)が2月の安値363円から6月高値1228円まで出来高を伴って3.4倍となり一時は市場のリード役となりました。同様にリチウムイオン電池関連では関東電化(4047)が3.3倍、田中化学研究所(4080)が5.6倍となるなど顕著な株価上昇が見られました。ソーラー関連やバッテリー関連企業は2010年も継続的な注目銘柄となると考えられます。
 エコに絡む銘柄で面白い動きを示したのが自転車販売のあさひ(3333)ですが、業績好調で株価は3月の年初来安値から10月の高値まで2.2倍になりました。この銘柄は年初に60万株の公募増資を実施しており、ようやく市場の機能が戻りつつあることを示した事例となりました。
 LED関連では台湾向けエッチング装置のサムコ(6387)が2月安値313円から12月に2485円まで7.9倍に上昇したのが目につきます。

2)新型インフルエンザ関連も人気化

 今年は新型インフルエンザ関連銘柄にも大きく株価が上昇する銘柄が見られました。
 その典型がマスク製造に絡んだ紡績株(フジボウ、日清紡、ダイワボウ、クラボウ、シキボウ)です。クラボウを除く4社の株価がボトムから2倍以上に上昇しましたがその後はやや沈静化しています。本年3月に上場した大幸薬品も消毒薬クレベリンの好調を背景に株価は3分割逆算の706円から8月の高値4830円まで6.8倍にまで上昇しました。

3)バイオ関連

 低迷していた創薬バイオベンチャーの株価も今年は一気に上昇。アンジェスMG(4563)が安値から高値まで3.2倍、カイノス(4556)が8.3倍、医学生物学研究所(4557)が3.8倍、そーせいグループ(4565)が9.7倍、LTTバイオファーマ(4566)が8.4倍、ECI(4567)2.3倍、免疫生物研究所(4570)4.3倍、ナノキャリア(4571)4.3倍となるなど押しなべて堅調な株価上昇となりました。

4)案外堅調だった不動産株

 倒産ラッシュで人気離散状態だった不動産株の上昇も顕著でした。東栄住宅(8875)が2月安値105円から10月の1137円まで10.8倍となったほか、飯田産業(8880)8.0倍、フージャース(8907)20.7倍、エリアリンク(8914)11.7倍、タクトホーム(8915)7.5倍、トーセイ(8923)4.9倍、スターツ(8850)3.4倍、レオパレス(8848)3.3倍、大京(8840)8.1倍、東京建物(8804)2.9倍、三井不動産(8801)も2.2倍となるなど、存続の危機が叫ばれた中堅不動産関連を中心に大手も含めて押しなべて株価の上昇が顕著でした。40ほどの銘柄が安値から高値まで2倍以上に上昇していますのでリスクに挑戦できた皆さんは大きなリターンを上げておられるものと推察されます。

5)介護・調剤・ドラッグストア株も堅調

 ケア21(2373)やメディカルケアサービス(2494)などの介護関連銘柄が安値から高値まで3倍になるなど堅調でした。日本調剤(3341)やアインF(9627)、グローウェルHD(3141)、コスモス薬品(3349)、クスリのアオキ(3398)、サッポロドラッグストア(2786)が2倍以上の上昇を示すなどドラッグストアや調剤薬局株なども業績好調を背景に株価に上昇が見られました。

6)自動車関連株も上昇

 トヨタ、ホンダの復調を背景に多くの自動車部品株や関連銘柄が安値から2倍以上に上昇しました。豊田合成(7282)はLED関連でもあり、3.3倍に。小糸(7276)3.2倍、タカタ(7312)3.6倍、エクセディ(7278)2.6倍、アイシン(7259)2.3倍、東海理化(6995)3.2倍と押しなべて2倍から3倍前後の上昇を示しました。

7)上昇が目立った外食・流通株

 今年値上がりした銘柄では業績好調のファーストリテイリング(9983)が安値から高値まで2倍となるなど目につきましたが、同様に業績が伸びています王将フード(9936)も丁度2倍です。
 PLANT(7646)が3.5倍、PCデポ(7618)2.5倍、ガリバー(7599)は6.1倍、ノジマ(7419)4.1倍、ドンキホーテ(7532)2.5倍、ビックカメラ(3048)2.5倍、エディオン(2
730)4.2倍、エノテカ(3049)3.2倍、WDI(3068)2.8倍、パル(2726)も2.8倍と堅調な上昇となりました。直近ではメガネ関連でJIN(3046)が安値から高値まで10.8倍となるなど新たな勢力が台頭しています。
 このほか、100円ショップのセリア(2782)が2.6倍、大黒天物産(2791)が2.1倍ながら2年連続しての2倍以上の上昇となっています。回転寿しのくらコーポ(2695)は2.9倍、カラオケチェーンのコシダカ(2157)も2.7倍となっており、業績好調を背景にした株価の上昇が顕著です。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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