<< グローバル投資のポイント(165) | main | 新版・投資の王道(その57) >>

億の近道2009/12/21

JUGEMテーマ:株・投資


JUGEMテーマ:ビジネス



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2009/12/21

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================

             −本日の目次−
     (本日の担当:松尾範久&グルメ投資家おーちゃん)

  ◆コラム「ネットバブルの再燃か?!」:松尾範久
  ◆コラム「新版・投資の王道(その57)」:グルメ投資家おーちゃん
  ◆コラム「メデューサ」:グルメ投資家おーちゃん
  ◆コラム「キャッシュリッチ企業の悩み」:松尾範久
  ◆コラム「2009年に活躍した銘柄群」:松尾範久

===================================

◆コラム「ネットバブルの再燃か?!」

【時価総額比較:グリー株VS日本マクドナルド】

 1年前に上場した携帯ゲーム会社であるグリー(3632・マザーズ)の株
価が2分割後の高値に躍り出るなど人気化しています。会員数が1512万人
と言われる同社の収益源はゲーム内で売られるアイテムと広告収入。会員の増
加で今6月期の経常利益は上方修正され前期比7割近い増益の139億円とな
る見通し。株価は9月の2分割実施後も上昇傾向を維持し、この結果、時価総
額は先週末段階で2426億円にも達しています。

 こうした時期に経営陣は早くも株式の放出を行いました。発行済み株式数4
475万株に対して771万株(17%)を4520円で売り出されました
(主幹事は野村證券)ので、社長には398万株で180億円、筆頭取締役に
は45万株で20億円、その他2人の取締役も4万株の株式放出でそれぞれ1.
8億円のキャッシュが渡ったことになります。

 更には第2位の株主であるリクルート社も320万株全部を売却したことで
144億円ものお金が入ることになりました。彼らにとっては年末のボーナス
のような格好となっていますが、こうした事象は一種のネットバブルの再燃な
のではないかと思われます。

 上昇傾向にある銘柄は投資家の期待値の高まりで一層の上昇期待が高まり、
それが株価の上昇に輪をかけます。その兆候がかつてのライブドアと同様にこ
の銘柄には見え隠れしています。いずれは大いなる反省局面がやってくると思
いますが、こうした事象も皆さんは冷静に眺めておく必要があります。
 グリーの事業モデルを良く知るITビジネスに詳しい人物は危うさを指摘し
ます。この先の展開は証券会社主導の荒っぽいものとなってしまうに違いあり
ません。

 とは言え、こうした荒っぽさも株式相場にはつきもの。一部の皆さんがキャ
ッシュを保有して潤い、それを次世代のベンチャーが横目で眺めながら活動す
る好循環となれば幸いです。

 久々のバブル相場でネット関連がリード役になりつつあるのは株式相場にと
っては下支え要因となるかと思いますが、一方では波乱要因の始まりとも言え
るのかも知れません。


 【こんな比較ありか?!】

 グリーの会員数は9月末現在で1512万人となっていますが、マックの携
帯サービス会員数も偶然ながら1500万人となっています。バーチャルな世
界とリアルな世界で活躍している企業と比較するのはおかしいのかも知れませ
んがある種の興味から比較してみました。

 企業は人々に何らかの形でモノを売ったりサービスを売ったりしていますが、
長い時間をかけて営々と築き上げてきた企業の時価総額と設立してわずか5年
の企業の時価総額とがほぼ同じであるという状況を見るにつけ、様々な思惑で
投資家が関与する株式市場の面白さを感じざるを得ません。
 かつてのライブドアが市場でもてはやされた時代のような今から思えば異常
な評価がなされた事実も記憶に新しいところですが、これを後ろで支えている
と思われる証券会社のサイドも相変わらずですが、これに便乗する投資家もま
た懲りない気がします。
 形のない有料アイテムの販売で儲けている企業とかたや1個いくらで人々が
口にする食品を提供する企業との比較ですが、とても考えさせられます。


グリー(3632)VS 日本マクドナルドHD(2702)

 今期経常利益 139億円 VS 220億円
 今期売上高  271億円 VS 3550億円
 会員数   1512万人 VS 1500万人(携帯サービス)
 設立   2004.12 VS 1971.5
 浮動株    1.9%  VS  40.1%
 発行済株式数4475万株 VS 1億3296万株
 株価     5420円 VS  1875円    
 時価総額  2426億円 VS 2493億円


 モノを売るから売上があがり利益もあがる。一方はモノを売らない(厳密に
言うとバーチャル上のモノを売っている)から利益率が高い。
 それでも支持してくれるクライアントは同じくらいいて(実際には違います
が・・)利益が伸びているとすれば評価はどうなるか・・。現状はリアルなモ
ノを売らないでバーチャル上のモノを売っている企業の評価が成長のベクトル
の違いもあって高まっています。
 でも逆に言うと評価する投資家がまともに評価できていない可能性も多分に
あります。

 リアルとバーチャルが存在する面白い時代になってきましたが、これらの事
象はかつてなかったことです。但し、グリーは今回のように資本の異動が伴う
ので証券会社のビジネスになる点が大きいのかも知れません。過去の相場の歴
史を読み取ればわかりますが、本当の危うさを知らないままで投資家は未知の
世界に足を踏み入れてしまいます。この後に生じる出来事を想像しながら様々
な視点でこれらの事象を眺めるのも面白いものです。

(このコラムはアイリス・ジャパンの有料メルマガより転用いたしました。)

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

===================================

◆コラム「新版・投資の王道(その57)」

■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 本連載では<企業価値・成長力の高い>中・長期投資適格銘柄をピックアッ
プする。あくまでそれぞれの会社の<企業価値・成長力の高さ>に着目して選
んだので、どのタイミングで購入するかの判断は、PERなどの指標を参考に
して判断しなければならない。また、各社の売上高、利益は「会社四季報」や
各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認いただきたい。

<6211>倉敷機械
 クラボウが48.7%の株式を保有する。横中ぐり盤が主力。売上構成は、
一般機械96%、情報機器4%。海外売上比率40%、

<6213>オーエム製作所
 ダイワボウが27%の株式を保有する。消費財自動包装機器と工作機械を主
力とす。たて旋盤で最大手企業。売上構成は、一般機械の製造販売88%、鍛
造品の製造販売10%。その他2%。海外売上比率18%。

<6222>島機械製作所
 電子制御横編み機のメーカー。国内で90%、海外でも60%のシェアを持
つ。売上構成は、横編機事業85%、デザインシステム関連事業3%、手袋靴
下編み機事業2%、その他10%。海外売上比率91%。

<6245>ヒラノテクシード
 塗工・化工・各種熱処理機械が主力。電気・電子・高分子化学の高精度薄膜
化工を得意とする。売上構成は、各種塗工機器53%、加工関係機器42%、
その他5%。海外売上比率25%。

<6246>井上金属工業
 各種塗工業乾燥機を生産する。繊維用からスタートし、クリーンルーム対応
型などを育成中。売上構成は、塗工機械85%、化学機械14%、その他%。
輸出31%。

<6255>エヌ・ピー・シー
 真空包装機等からスタートし、太陽電池製造装置へ。売上構成は、太陽電池
製造装置91%、真空包装機9%。海外売上比率91%。

<6259>大崎エンジニアリング
 大崎電気工業が54%の株式を保有するFPD関連装置のメーカー。プラズ
マ用実装装置やCOF実装装置では国内首位。売上構成は、FPD関連装置8
3%、半導体関連装置17%。海外売上比率9%。

<6268>ナブテスコ
 帝人製機とナブコが統合して持ち株会社となる。産業ロボットの関節用精密
機では6割の世界シェアを持つ。神戸製鋼所が11.8%の株式を保有。売上
構成は、航空・油圧機器32%、輸送用機器30%、産業用機器20%、精密
機器20%。海外売上比率30%。

<6273>SMC
 1959年設立。自動制御(オートメーション)機器製品の製造加工および
販売、焼結濾過体および各種濾過装置の製造販売を行う。1967年のオース
トラリア進出以来、世界42カ国に230拠点、5200名の従業員をもつ国
際ブランド。同社が得意とする空気圧技術は、操作性・メンテナンス性・環境
保護に優れ、オートメーション技術の中核をなす。空圧機器の国内シェアは6
割。海外シェア3割。売上構成は、自動制御機器100%。海外売上比率56
%。

<6277>ホソカワミクロン
 粉体関連を中心とした機器・システムのメーカー。売上構成は、粉体関連7
2%、プラスチック薄膜関連14%、製菓関連8%、環境関連6%。海外売上
比率72%。

<6282>オイレス工業
 無給油式軸受けのメーカー。50%の国内シェアを持つ。売上構成は、軸受
け機器60%、構造機器24%、建築機器12%、その他4%。海外売上比率
17%。

<6284>日精エー・エス・ピー機械
 ブロー成形機では世界トップシェア。国内では約6割の市場占有率を持つ。
売上構成は、ストレッチブロー成形機57%、金型27%、付属機器6%、部
品等12%。海外売上比率90%。

<6298>ワイエスシイ
 各種自動化機器のメーカー。売上構成は、産業用エレクトロニクス関連88
%、クリーニング関連他12%。海外売上比率56%。

<6301>コマツ
 世界第2位の建設機械メーカー。アジア地域ではトップシェアを誇る。売上
構成は、建設・鉱山機械86%、産業機械・車両他14%。海外売上比率78
%。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

===================================

◆コラム「メデューサ」

 メデューサといえば、ギリシャ神話に登場する、見たものを石に変える能力
を持つ魔物です。髪の毛は無数の毒蛇で、イノシシの歯、青銅の手、黄金の翼
をそなえた容姿をもっています。
 でも、元々は大変な美少女で海の神であるポセイドンの愛人でした。ところ
が、「自分の髪はアテナの髪より美しい」と自慢したため、彼女の怒りを買い、
恐ろしい姿に変身させられたというわけです。

 そのような悲劇の主人公の名前がついた恵比寿駅徒歩10秒の店に行ってき
ました。

 駅前ビルの簡単な電飾で飾られた幅広の階段を下りると、バブル時代を思い
出す構えのエントランスがあります。入ってすぐのスペースは、喫煙コーナー
のカウンターとラウンジ。こちらもバブル風なゴージャスモード。

 同じグループのLUXSIS(恵比寿)は、水圧で破裂しないかと心配にな
るほどの巨大水槽がありますが、この店も入り口から見てラウンジの右手にク
ラゲが浮遊する水槽があります。巨大というほどではありませんが、クラゲが
ゆらゆら浮かんでいる姿はなかなか良い雰囲気です(思わず、中華料理店でク
ラゲの水槽があったら生き造りだなと思ってしまいました・・・)。

 さて、我々が通されたのは、クラゲの水槽を挟んで、ラウンジの裏にあるダ
イニングテーブル席。こちらは、すっきりとした都会的デザインで、広々とゆ
ったりしています。

 平日でしたが、年末なのに5分くらいの入りで、快適でした(大箱の店なの
で、全部埋めるのは大変かもしれません)。

 さて、つかず離れずのバランスの良い接客技術をマスターした従業員の案内
で着席。あまり込んでいないこともあるのでしょうか?ワインを注ぎに来るタ
イミングも絶妙で、心地よいです。LUXSISの接客も悪くはありませんで
したし、このグループの従業員教育はなかなかのものです。

 まず最初にオーダーしたのは、南アフリカ産の白ワイン。どこで頼んでもは
ずれが無いので、迷わずこれに決めました。
 「淡麗辛口」というと、まるで日本酒のようですが、甘さを抑えたすっきり
した味わいにしびれます。白ワインはやはり南アフリカ産が一番!

 料理のスタートは6ピースのオイスタープレートですが、これははずれ…南
オーストラリア産のコフィンを含む牡蠣の味はまずまずなのですが、粒が小さ
すぎます・・・やはりオイスタープレートは、ボリュームのある牡蠣が載って
いないと!(そういえば今年の牡蠣は不作だと日経新聞に載っていたような気
がします・・・)
 しかし、気を取り直して食べた、パルマ産生ハムと季節のフルーツは期待以
上のものでした。柿との取り合わせは初めてなのですが、固めの果肉と大人の
甘さが生ハムにフィットします。メロンとの組み合わせなどよりもはるかに上
出来。
 続いて、鶏白レバーのムース ポルト酒風と味背黒イワシのマリネ”ボケロ
ネスへ。レバーのムースはカリッと焼き上げたパンに載せて食べるのですが、
これは驚きの逸品。アルコールが入っているせいか、生臭さがちょうどよい具
合に消えて、むしろそれが風味という感じになっています。イワシのマリネも
繊細な味付けでGOOD。
 トマトサラダでビタミンを補給した後、クアトロフォルマッジを注文します。
4種類のチーズを載せたピザなのですが、その中のブルーチーズが、強烈なア
クセントになっていて、あっという間に平らげてしまいました。肉厚の生地も
良く焼きあがっていて素晴らしい食感です。

 お酒の方もどんどん進んで、白ワインの次は南アフリカ産の赤ワイン。ただ、
予想されたことですが、こちらはやはり深みが足りない感じ。でも、魚介類中
心の食事であれば、十分なおいしさです。

 さらには、日本酒も。日本盛と山田錦の2種類しかなかったので、山田錦を
注文。定番中の定番で、個性はあまりありませんが、そのすっきりとした飲み
口は、食後酒にはぴったり。口の中がアルコール消毒される感じです…ちょっ
とした発見でした。

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

===================================

◆コラム「キャッシュリッチ企業の悩み」

 資金不足に陥っている企業も悩みは大きいが、意外にもキャッシュを潤沢に
持ちすぎている企業も実際には将来の収益源が見出せずに悩みがあるというこ
とを皆さんはどのようにお感じになるでしょうか?

 先日訪問したあるIT系の企業の役員が、Eコマースなど成長分野はあるが
売上全体はなかなか伸びていかないと苦しい胸の内を披露されていましたが、
世間一般がIT投資を手控えていこうとする中で、旧来からのキャッシュリッ
チ型でM&Aなどの攻めに転じる筈の経営が及び腰となって、このところの業
績は売上、利益ともに停滞している一方で、現預金は40億円も持っていると
いうこうしたキャッシュリッチ型の企業自らが、積極的に需要を求めて投資対
象を見出し先進的に攻めの経営に乗り出すことがないと、日本の景気は良くな
らないと感じています。
 いつまでも官に頼らずに民間が需要を創出するアクションを起こすにはキャ
ッシュリッチな企業が先導役を担うしかないのではと思うのですが、実際には
長くキャッシュリッチの状態に留まっている経営者は臆病で、投資家の成長期
待に応えていないケースが多いと思われます。

 そうした企業への評価は結果として低くなるケースが多く、株価も低迷して
いるのではないかと思います。

 先週金曜日に本メルマガの村田エコノミストが、需要側と供給側の景気対策
という示唆に富むレポートを頂戴しましたが、マクロもさることながらミクロ
の企業においても、世の中の需要ニーズを見出して供給のための投資を行い、
次の成長に向けた種まきをしておく必要がありますが、そのためにも政府は国
民や企業の将来への不安をなくす施策を打ち出す必要があります。

 企業経営者もきっとチャンスを伺っているに違いありませんが、来る201
0年はそうした経営者の努力が実を結ぶ年になってほしいものです。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

===================================

◆コラム「2009年に活躍した銘柄群」

 2009年も残すところあとわずかになってきましたが、皆さんの投資成果
はいかがだったでしょうか?
 全体相場が日経平均7000円をボトムにした展開でしたのでそれなりに成
果が出たという方の方が幾分多いのではないかと推察されますが、実際にはい
かがだったでしょうか?
 既に年末を控えて見切売りと新たな年に向けて残す銘柄、仕込んでおきたい
銘柄を吟味されているのではないかと推察しますが、参考までに今年の活躍銘
柄をチェックしてみましたので今回ご紹介したいと思います。

 年初来安値から年間の高値を比べてみて2倍以上の値上がりを示した銘柄を
集計してみたところ、3700程の上場銘柄のうち500近い銘柄が今年の年
初来安値から年初来高値までの上昇率が2倍以上になっていることがわかりま
した。おおよそは2,3月のボトムをつけて8月から10月にピークを打って
いるパターンが多いので、短期でリターンを挙げられた可能性が高いと推察さ
れます。

 山高ければ谷深しの反面で、谷深ければ山高しという考え方もありますので、
中にはここ数年来の大底からの値上がり率が10倍を超える銘柄もあり、個人
投資家の皆さんにとってはリスクを取った分リターンが上がったとも言える相
場ではなかったかと思われます。

 500近い銘柄すべてもコメントする訳にはいきませんが、いくつかの特徴
は見て取れます。業種的には偏りは余りありませんが、その多くは大きく下げ
た後の戻り相場が大きくなったものが多く、業績がまだ回復していなくても結
構先取りして上昇している銘柄もありました。中には業績が急回復したり、時
流に乗るテーマを背景に上昇した銘柄もありました。基本的には業績が良いも
のに集中しているという感触です。

 2010年も全面高にはならないで循環的な物色機運が続く前提で限られた
資金を効率的に活用して業績を先取りしながら運用していくスタンスが求めら
れます。

1)エコ関連が活躍

 値上がり率ではソーラー関連銘柄の中でウェストホールディングス(140
7)の上昇が顕著で2月のボトム86円から10月の高値22.5倍にもなっ
ています。
 このほかのエコ関連銘柄としてはリチウムイオン電池関連のGSユアサ(6
674)が2月の安値363円から6月高値1228円まで出来高を伴って3.
4倍となり一時は市場のリード役となりました。同様にリチウムイオン電池関
連では関東電化(4047)が3.3倍、田中化学研究所(4080)が5.
6倍となるなど顕著な株価上昇が見られました。ソーラー関連やバッテリー関
連企業は2010年も継続的な注目銘柄となると考えられます。
 エコに絡む銘柄で面白い動きを示したのが自転車販売のあさひ(3333)
ですが、業績好調で株価は3月の年初来安値から10月の高値まで2.2倍に
なりました。この銘柄は年初に60万株の公募増資を実施しており、ようやく
市場の機能が戻りつつあることを示した事例となりました。
 LED関連では台湾向けエッチング装置のサムコ(6387)が2月安値3
13円から12月に2485円まで7.9倍に上昇したのが目につきます。

2)新型インフルエンザ関連も人気化

 今年は新型インフルエンザ関連銘柄にも大きく株価が上昇する銘柄が見られ
ました。
 その典型がマスク製造に絡んだ紡績株(フジボウ、日清紡、ダイワボウ、ク
ラボウ、シキボウ)です。クラボウを除く4社の株価がボトムから2倍以上に
上昇しましたがその後はやや沈静化しています。本年3月に上場した大幸薬品
も消毒薬クレベリンの好調を背景に株価は3分割逆算の706円から8月の高
値4830円まで6.8倍にまで上昇しました。

3)バイオ関連

 低迷していた創薬バイオベンチャーの株価も今年は一気に上昇。アンジェス
MG(4563)が安値から高値まで3.2倍、カイノス(4556)が8.
3倍、医学生物学研究所(4557)が3.8倍、そーせいグループ(456
5)が9.7倍、LTTバイオファーマ(4566)が8.4倍、ECI(4
567)2.3倍、免疫生物研究所(4570)4.3倍、ナノキャリア(4
571)4.3倍となるなど押しなべて堅調な株価上昇となりました。

4)案外堅調だった不動産株

 倒産ラッシュで人気離散状態だった不動産株の上昇も顕著でした。東栄住宅
(8875)が2月安値105円から10月の1137円まで10.8倍とな
ったほか、飯田産業(8880)8.0倍、フージャース(8907)20.
7倍、エリアリンク(8914)11.7倍、タクトホーム(8915)7.
5倍、トーセイ(8923)4.9倍、スターツ(8850)3.4倍、レオ
パレス(8848)3.3倍、大京(8840)8.1倍、東京建物(880
4)2.9倍、三井不動産(8801)も2.2倍となるなど、存続の危機が
叫ばれた中堅不動産関連を中心に大手も含めて押しなべて株価の上昇が顕著で
した。40ほどの銘柄が安値から高値まで2倍以上に上昇していますのでリス
クに挑戦できた皆さんは大きなリターンを上げておられるものと推察されます。

5)介護・調剤・ドラッグストア株も堅調

 ケア21(2373)やメディカルケアサービス(2494)などの介護関
連銘柄が安値から高値まで3倍になるなど堅調でした。日本調剤(3341)
やアインF(9627)、グローウェルHD(3141)、コスモス薬品(3
349)、クスリのアオキ(3398)、サッポロドラッグストア(2786)
が2倍以上の上昇を示すなどドラッグストアや調剤薬局株なども業績好調を背
景に株価に上昇が見られました。

6)自動車関連株も上昇

 トヨタ、ホンダの復調を背景に多くの自動車部品株や関連銘柄が安値から2
倍以上に上昇しました。豊田合成(7282)はLED関連でもあり、3.3
倍に。小糸(7276)3.2倍、タカタ(7312)3.6倍、エクセディ
(7278)2.6倍、アイシン(7259)2.3倍、東海理化(6995)
3.2倍と押しなべて2倍から3倍前後の上昇を示しました。

7)上昇が目立った外食・流通株

 今年値上がりした銘柄では業績好調のファーストリテイリング(9983)
が安値から高値まで2倍となるなど目につきましたが、同様に業績が伸びてい
ます王将フード(9936)も丁度2倍です。
 PLANT(7646)が3.5倍、PCデポ(7618)2.5倍、ガリ
バー(7599)は6.1倍、ノジマ(7419)4.1倍、ドンキホーテ
(7532)2.5倍、ビックカメラ(3048)2.5倍、エディオン(2
730)4.2倍、エノテカ(3049)3.2倍、WDI(3068)2.
8倍、パル(2726)も2.8倍と堅調な上昇となりました。直近ではメガ
ネ関連でJIN(3046)が安値から高値まで10.8倍となるなど新たな
勢力が台頭しています。
 このほか、100円ショップのセリア(2782)が2.6倍、大黒天物産
(2791)が2.1倍ながら2年連続しての2倍以上の上昇となっています。
回転寿しのくらコーポ(2695)は2.9倍、カラオケチェーンのコシダカ
(2157)も2.7倍となっており、業績好調を背景にした株価の上昇が顕
著です。

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)

このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

===================================

【お知らせ】

1.アクティブシニア向け情報誌「百歳万歳」について
 日本で唯一の元気なシニア層向け雑誌「百歳万歳」(月刊誌で購読料は1部
660円、年間6600円)の見本誌12月号を購読希望者の皆さんにお送り
します。アクティブシニアの皆さんに大好評の趣味と健康をテーマにした雑誌
です。ご希望の方は下記にお問い合わせ下さい。
 62歳の植松編集長が日本中を飛び回って頑張っています。11月28日に
放送されたアド街っく天国では堂々の9位にランクされ、愛川欽也さんにお褒
めの言葉を頂戴しました。http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/091128/09.html
私はこの雑誌の発行会社を応援しています。皆さんもぜひ応援して下さい。
こうした雑誌は高齢化するこれからの日本の社会インフラの基盤となるメディ
アです。この雑誌、創刊以来実に31年の歴史を誇っています。
http://www.100sai.co.jp
info@100sai.co.jp

2.「億万長者との契約書」が発行。
 私の知人であります元プルデンシャル生命の辣腕トップセールス小林一光氏
が「億万長者との契約書」と言うタイトルの本を出されます。フォレスト出版
から発売中です。
 株式投資にしろビジネスにしろ目標をもって取り組むことが成功の源となり
ます。皆さんとご一緒にこの本を読んで明るい未来を目指して頑張りたいと思
います。
http://www.ikko-kobayashi.com/
執筆者「小林一光」より
 「タイトルの億万長者とは未来のあなたという意味で、未来の自分と契約す
れば、どんな目標も達成できるという内容です。ぜひとも皆さんに読んで頂け
れば幸いです。」

3.株式・企業情報メルマガについて
 長寿社会の資産運用ライフスタイルは未来に成長する企業を見出し、長期ス
タンスで投資すること。株式相場の流れを理解し、ご自身のオリジナリティあ
るポートフォリオを構築するためのサポートができればと弊社は長年メールマ
ガジンを配信させて頂いております。タイトルは「株知道」。ついては皆様の
購読申し込みを受け付けておりますので宜しくお願い申しげます。諸般の事情
から億の近道のように無料という訳にはいきませんが、年間2万円という購読
料を頂戴しております。
 ご購読のお申し込みは下記のアドレスまでお願い申し上げます。直近の見本
メルマガをお送りしますので宜しくお願いします。目標をもって取り組まれる
皆様にお届けする有料メルマガです。

 お申し込みは(株)アイリス・ジャパン有料コンテンツ係
mag@irisjapan.co.jpまで。
 なお、年内に限り、個人アドレス(fwge3589@mb.infoweb.ne.jp)でも受け付
けております。メルマガ希望とお送り下さい。ご返事を差し上げます。

 2010年はいよいよ私が得意とする中・小型株活躍の年となると想定して
います。ライブドア事件で打ち砕かれた中小型株での「億の近道」への夢を再
び復活させるタイミングがやってくると私は信じております。皆様におかれま
してもその夢を実現させるヒントをご提供したいと思っております。

(株)アイリスジャパン 有料コンテンツ係
mag@irisjapan.co.jp

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

===================================

 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/

===================================

 「億の近道」は特定非営利活動法人イノベーターズ・フォーラムの登録商標
です。この名称での有償のサービス等は「石川臨太郎の有料メールマガジン」
以外行っておりません。紛らわしい名称のサービスは弊社と一切関係ありませ
んのでご注意下さい。

===================================

当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.kaijo.com/
 ◆E-Magazine ID:okuchika
       購読解除:http://www.emaga.com/info/okuchika.html
 ◆melma!  ID:m00010868
       購読解除:http://www.melma.com/

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。
==================================

この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< September 2010 >>
selected entries
twitter
twetter
okuchika
オススメ書籍

「2012年に日経平均が2万円を超える15の理由」
億の近道月曜版に執筆している大原浩氏の最新刊。日本の黄金時代がやってくる!■Amazonはこちら
オススメ書籍

「ドル腐食時代の資産防衛」
億の近道金曜版に執筆している村田雅志氏の最新書。エコノミストの切り口を見よ!
億の近道有料メルマガ!
火曜日執筆者の石川臨太郎氏の有料メルマガです。 大好評配信中! 購読者を大募集しています。詳細は以下のページを参照下さい。
  なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用 されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。
categories
archives
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM