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億近読者の皆さん、一週間ぶりのご無沙汰?です。
さて、今更のりピーの話題ときて、少し古いと思う人もいるかもしれませんが、今回は少しばかり濃い?内容をお届けします。
のりピーが麻薬常習犯だったことで、そのイメージとのギャップから、マスコミの袋叩きにあってしまいました。もちろん、のりピーのしたことは、いけないことですし、裁きは受けなければなりません。
ただ一方で、マスコミの過剰とも言える報道は、あののりピーがそこまでハマった麻薬って、どんなものなんだろう?と逆に好奇心を持つ若者を生み出す可能性があります。
そんな若者に対して、麻薬が何故身体を蝕み、中毒になるとその人は最終的にどうなるのか?といった観点からの報道もあると、安易にドラッグに手を出すことを踏みとどまるのではないでしょうか?
米国は、ドラッグが社会問題化してから久しく、その浸透度合いが、日本の比ではありません。
たとえば、あのクリントン元大統領は、イギリス留学時代にヒッピーのような格好をして、マリファナをよく吸っていました。
その証拠写真を現役大統領時に突き付けられ、言い逃れができなくなり、「確かに好奇心から吸ったことはある。でも、肺には入れていない!」と苦しい言い訳をしたり・・・。
また、クリントン退任後の大統領選で、元アル中でコカインの常習犯だったブッシュ候補が、ゴア候補からそのことを突っ込まれて劣勢に立たされました。
しかし、ブッシュ陣営も負けじと、ゴア候補が以前マリファナを常習していた事実を突き止め、そのことで突っ込み返しました。
するとゴア陣営が「よしわかった。お互いにドラッグの話題は無かったことにしようじゃないか」と「停戦協定?」を結んだことは、米国では有名な話です。
日本の総選挙で、麻生さんと鳩山さんが、こうしたドラッグの泥仕合を展開することは、さすがに想像できないのではないでしょうか?
そうした意味で、米国に比べて日本はまだまだドラッグが社会に浸透するのを何とか食い止められているとも言えます。
しかし、好奇心あふれる若者をドラッグから遠ざけることができる妙案はあるのでしょうか?
かなり効果があるかもしれない映画があります。
それは、「阿片(アヘン)戦争」と言う映画です。
イギリスがアヘンを中国に大量に輸出することにより、巨万の富を築き、麻薬中毒に侵された中国は逆に滅亡の危機にさらされるようになります。
滅亡を避けるべく中国が、仕方なく戦争を起こしますが敗北、領土の一部をイギリスに差し出します。それが今の香港と言うわけです。
そして、そのアヘン貿易で得た巨万の富を預ける先として香港にできた銀行が、現在世界最大級の銀行として存続する香港上海銀行です。驚く人も多いかもしれませんが、これは金融業界では知られている話です。
この「阿片戦争」という映画、史実を忠実に再現した映画のため、非常にリアルです。
阿片窟と言われる洞窟のようなところで、重度の阿片中毒になった人たちが見せる表情は、廃人そのものであり、鬼気迫る感じです。
おそらく、のりピーの報道10回に対し、この阿片戦争を1回放映すれば、好奇心を持った若者に対してある程度の抑止力を発揮するかもしれません。
マリファナが社会に蔓延してしまったイギリスやカナダでは、いっそのこと合法化してはどうかと、真剣に国会で議論されるほどです。
そのほうが、マフィアの資金源を断つこともできるというのも、理由です。
それにしても、のりピーがもし欧米の女優だったら、ここまで大騒ぎにはならなかったでしょう。少しだけ同情してしまうのは不謹慎でしょうか(汗)。
皆さんは、どう思いますか?
(渡辺直行)
*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
その後米系ヘッドハンティング会社を経て起業、2005年1月、エグゼクティブ・サーチ・ジャパン株式会社代表取締役就任。
*本田健のライフワークスクール・ナビゲーターもしています。
http://www.lifeworkschool.com/navi/detail/25/
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)
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