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セクタースクリーニング

 今年の年初来セクターパフォーマンス(11月17日現在)は、下記の通りです。
 年初はデフレ脱却期待から「今年は小売を中心とした内需が盛り上がる」という話をよく耳にしましたが、ふたをあけてみれば消費は強くありませんでした。株価的にもセクターパフォーマンスが示すとおり、年初から大幅に落ち込んでおります。

 一方、パフォーマンスが良かったセクターは、医薬、電力、食品など、いわゆるデフェンシブといわれる部類のセクターでした。
 成長株投資を基本スタンスとしている投資家の方たちは、対ベンチマークで相当苦戦した(あるいはしている)年だといえるのではないでしょうか。

■年初来セクターパフォーマンス(11月17日現在)

 1)医薬     15.5%
 2)電力ガス   14.3%
 3)輸送機器   13.7%
 4)食品     12.9%
 5)その他製造  10.6%
 6)精密      9.1%
 7)電気機器    2.7%
 8)鉄鋼      1.5%
 9)不動産     0.7%
10)ゴム     −2.4%
11)金属     −2.4%
12)水産     −4.4%
13)化学     −4.7%
14)保険     −5.0%
15)陸運     −5.1%
16)海運     −5.2%
17)機械     −6.2%
18)ガラス    −7.2%
19)情報通信  −10.2%
20)紙パ    −10.6%
21)石油    −12.9%
22)非鉄金   −13.7%
23)銀行    −13.9%
24)鉱業    −14.1%
25)倉庫運輸  −14.9%
26)サービス  −15.9%
27)繊維    −18.2%
28)建設    −19.9%
29)空運    −19.9%
30)卸売    −20.8%
31)証券    −21.5%
32)小売    −25.6%
33)その他金融 −37.9%

参考 TOPIX −5.6%

 さて、以前もご紹介しましたが、「人気の無い銘柄群は、投資対象として非常におもしろい」ものです。これも以前の繰り返しとなりますが、期待値が低い分、「改善の兆し」や「実際の改善」が見られた時の株価の変化が、大きくなりやすいからです。人気のない銘柄へ投資するにあたっての、注意点といたしましては、
・「業績面に変化の兆し」が見え、株価が安いと感じることが大前提。(来期の業績を作ってみて、PERで判断する)
・足元の状況が悪いようだったら、株価がどの程度下方修正や下振れを織り込んでいるかを考える必要があります。(足元を踏まえ、今期の業績を作り直し、PERを算出して判断)

「人気のない銘柄」を見つけ出す手順は、以下の通りです。

■手順

1)昨年度のパフォーマンスが悪かったセクターを把握する。
2)その悪かったセクターにおいて、パフォーマンスが悪かった銘柄を把握する。
3)上記に加え、カバーしているアナリストが「売り」をつけていれば、尚好ましい。

 つまり、昨年パフォーマンスが悪かったセクターの中で、パフォーマンスが悪かった個別銘柄を探し、なおかつその銘柄の担当アナリストの多くが「売り」をつけていればかなり嫌われている銘柄だと分かります。

 そこで、一番最初にあげたセクターパフォーマンスに戻ってみましょう。
 パフォーマンスが悪かったセクター内で、パフォーマンスが悪かった銘柄群は下記の通りです。

〓その他金融〓
1)アプラス    −72.3%
2)日本信販    −69.7%
3)ロプロ     −64.8%
4)アイフル    −63.9%
5)OMC     −63.0%
6)ニッシン    −59.2%
7)三洋信販    −54.6%
8)ジャックス   −51.2%
9)プロミス    −50.3%
10)武富士    −48.3%

〓小売〓
1)ネットプライス −76.3%
2)99プラス   −72.1%
3)セシール    −65.5%
4)ニッセン    −60.8%
5)レインズ    −57.3%
6)UA      −56.0%
7)西友      −52.7%
8)ベスト電器   −51.1%
9)ナフコ     −48.0%
10)アスクル   −41.7%

〓卸売〓
1)ネクサス    −74.3%
2)ITX     −61.6%
3)ソフトバンク  −54.9%
4)ニイウス    −49.4%
5)黒田電気    −47.6%
6)TZONE   −47.1%
7)三井鉱山    −40.6%
8)ネットワン   −39.6%
9)加藤産業    −36.9%
10)兼松     −36.7%

〓繊維〓
1)クラボウ    −39.1%
2)ユニチカ    −38.0%
3)三陽商会    −37.1%
4)オンワード   −35.6%
5)サンエー    −28.9%
6)ホギメディカル −28.7%
7)グンゼ     −28.7%
8)東洋紡     −21.5%
9)日本毛織    −17.2%
10)東京スタイル −16.5%

〓サービス〓
1)DAコンソーシアム −74.5%
2)総医研       −64.5%
3)アイロム      −62.4%
4)楽天        −56.3%
5)トランスコスモス  −51.3%
6)サイバーエージェント−50.8%
7)ニチイ学館     −43.1%
8)T&G       −40.1%
9)帝国ホテル     −39.7%
10)CCC      −38.9%

 下がっているのにはわけがあるのでしょうが、PBRや配当利回りでみて魅力的な水準にある銘柄もあります。買ってすぐに上がるというわけにはいかないかもしれませんが、長期投資を前提にした場合面白い投資先もみつかるのではないでしょうか。株価が高値を更新し更に上値を狙うような株に投資するのも良いですが、「嫌われている、見放されている、期待値が低い」企業に投資するのも長い目で見た場合、意外と良いパフォーマンスを生み出す可能性があります。

(佐藤 貴士)

<スローガン>
仲間と共に理想社会への投資をはじめよう!
−投資活動によって理想社会を実現する−

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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