<< 生涯パートナー銘柄の研究創刊記念増刊号2008/12/30 | main | 億の近道2009/01/27 >>

生涯パートナー銘柄の研究創刊号2008/12/30

JUGEMテーマ:株・投資


この内容は、有料メールマガジンの過去配信されたサンプルです。
もしお気に入りでしたら、ぜひご購読をご検討ください。
詳細はこちらをご覧ください。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
===================================
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−創 刊 号−−−

        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
===================================

 早速のお申し込みをいただきましてありがとうございます。
 このメルマガは、億の近道火曜日の大人気執筆者、石川臨太郎が皆様へお贈
りいたします。
週に1回(火曜日を予定)配信いたします。
 2009年1月20日配信分まで無料でお読みいただけますので、まずは内
容を吟味いただき、納得いただきましたら有料購読をお願いいたします。
 なお、この有料メルマガの売り上げの一部は、億の近道の発行運営に活用さ
れます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
            ◆Contents◆

         ◇有料メルマガの方針について
         ◇銘柄研究「ヤマハ(7951)」
         ◇コラム「企業の内在的価値について」

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

◇有料メルマガの方針について

 このメルマガでは、
1.企業研究
2.コラム
・自分の決めたことを実行に移すために役立つ考え方を紹介
・調査に使うツールなどについて紹介

以上のコンテンツを週に1回配信いたします。

1.企業研究
A)「将来に向けて株価が大きく回復する可能性を秘めた、将来を託すのに
   不安の無い企業群」
 ・時価総額が数百億円規模と、それなりに大きくて日本を代表するような企業
 ・自己資本比率が主に50%以上の企業
 ・事業価値の高い企業
B)「いま現在の収益を上げるため、株価の上昇が期待できなくてもインカム
   ゲインという高い経済的効用を得られる企業群」
 ・配当と優待を合わせた総合利回りが高い企業(今の相場環境では6%以上)
 ・低PBRかつ低PERのバリュー株。
 ・過去に蓄えた資産(現・預金+投資有価証券+不動産)が時価総額の2倍
  を超えるような配当優待総合高利回り企業。

以上、二つのカテゴリーの企業を取り上げていきます。

2.コラム
 銘柄研究も大事ですが、自分が考えたとおりに投資を実行できなければ、成
果を得ることは出来ません。
 多くの投資家は、自分の買い値より安くなってしまった含み損のある株を売
って、新しい株に投資することに精神的に苦痛を感じて、ポートフォリオの組
み換えが出来ない方も多いです。また銘柄シフトを実行しても、損をしたこと
で精神的に病んでしまったり、自分を責めすぎて暗い人生を自分で作り出して
しまっている方も多いです。
 投資が自分の思惑通りにいかずに精神的に苦痛を受け続けるのは、あまり有
意義なことではありません。そんなとき、どう考えて、自分を納得させていく
のか。そのためのヒントになるようなことも取り上げていきます。

 株式投資を実践していくのは、舗装されていない悪路を車で走るのと同じよ
うなリスクが伴います。アップダウンが激しく、がけ崩れや、落石もときどき
起こす株式市場という舗装されていない変化に富んだ悪路、厳しいけれど、目
的地にたどり着けば、大きなお宝の山が待っているという、素晴らしい黄金道
路でもある道を、なるべく安全に運行し、完走するための技術を身につける。
そのための努力を、ごいっしょにさせていただくことが出来たら、とてもうれ
しいです。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

◇銘柄研究 ヤマハ(7951)

 まずはヤマハの資産価値を計算します(必ず自分で決算短信などを確認して
ください)。

 平成21年3月期第2期決算短信のバランス・シートを参考に資産価値を計
算しました。

 現・預金513.9億円
+売掛債権(売掛金+受取手形)742.7億円
+短期有価証券110.0億円
+投資有価証券963.8億円
+在庫911.3億円
+土地簿価594.9億円
−全部の負債(=流動負債+固定負債)1863.3億円
=1973.3億円

 時価総額は12月24日の終値815円で計算すると1607.6億円にな
ります(自己株式を除いて算出)。

 ヤマハは明治創業の歴史の古い企業で、土地の簿価は非常に安いです。土地
の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づき、
同社と連結子会社1社の事業用土地の再評価を行っていますが、まだ土地の価
格が下落し続けていた時期の固定資産評価額に基づき、再評価しているものな
ので含みはかなり大きいと判断できます。

 固定資産評価額は公示地の7割程度とされているので、単純に考えれば3割
程度の含み益を見込めますが、再評価後の固定資産評価額の上昇分は増額され
ずに(←無視されて)、固定資産評価額が下がった場合のみ、その下落額が開
示されています。すでに簿価で計算しても時価総額以上の試算価値があり、非
常に割安です。
 興味のある方はEDINETで有価証券報告書を見て、土地の簿価と実際の
公示地とを比較してみると勉強になるでしょう。ただ土地が膨大にあり、大都
会地の不動産などは、まとめ書きされています。そのなかに、銀座の一等地に
あるヤマハホールなどがあります。一番価値のある都会地の土地の含みを直接
計算できないのは残念です。

 資産価値に加えなかった資産もかなりあります。

 建物464.3億円+設備119.7億円+その他の資産393.3億円
 =977.3億円があります。

 景気が悪化して利益が低迷しても、充分生残れる強固な財務基盤を持ってい
る企業だと判断します。

 次に事業価値の定性的な検討をします。

 まず、ヤマハは世界最大の楽器メーカーです。プロ用からアマチュア用まで、
多種多彩な楽器を製造しています。技術力も高く、製品開発能力も充分高いと
判断できます。しかしヤマハがすごいのはメーカーとしての製造能力の高さだ
けではありません。

 当社のビジネスモデルはヤマハ音楽教室を日本全国で展開し、楽器の需要と
購買者をみずから作りだしていくことです。単なる製造メーカーとは別格の優
れたビジネスモデルを構築しています。日本ではエレクトーンという電子オル
ガンの当社の商品名を、普通名詞(電子オルガン=エレクトーン)的に使われ
るほど普及させました。
http://www.yamaha.co.jp/

 このビジネスモデルが世界各国で通用するかは未知数ですが、台湾やアジア
諸国では、かなりの効果を生んでいるようです。一時的に景気後退により売上
が減ったとしても、音楽は世界中の人々から必要とされています。音楽には楽
器が必要になります。

 日本では世相を反映する人気テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」にも中高
年おやじバンドが出てきます。実際に若いころ音楽をやっていたお金を持った
退職世代が、若いころ持てなかった高い楽器を買い求めてバンドを組むような
動きもあるようです。アジアなど経済力を高める新興国を中心に、ヤマハの将
来の利益成長は充分期待できると考えます。

 蛇足ですが当社の持分会社であったヤマハ発動機の株を、株価の高かった平
成19年に売却して持分会社を外したことも、運の強い企業だと感じます。そ
のためにキャッシュを大きく貯め込んで、株主にも平成22年3月期まで特別
配当として20円ずつ配当することを公表しています。

 今期はこの特別配当を含めて年間50円配当の予定です。配当利回りは6.
13%になります。また今期から優待内容を変更し、100株で当社のヤマハ
リゾートのオリジナルギフト1500円分をいただけます。高技術大型株とし
ては配当優待総合利回りも7.97%と非常に魅力的です。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

◇コラム:企業の内在的価値について

 株式投資の本質とは、
「株式投資は人間の欲望を変数として機能している制度であり、わずかな入力
(投資家の欲と恐怖に駆られた投資行動)の変化が劇的な出力(投資の損益)
の変化に帰結するものである」
ということを知識としては持っていましたが、今回のサブ・プライム問題を発
端に、アメリカの金融システムに君臨していた投資銀行や世界最大の保険会社
が倒産の危機まで追い詰められる様を見て、この本質を頭の中に再度刷り込ん
でおかなければならないと肝に銘じました。

 特に株価というのは、企業の本当の価値(私は、これを企業の内在的価値と
表現します)に需給という光がさして出来た影だと考えています。今回のよう
に、買い手がいなくなり、売りたい投資家ばかりが殺到すると、光がほとんど
消えてしまい、日食が起こって地球上の影が出来なくなってしまったのと同じ
ような状態が起こります。

 企業の内在的価値はあるのに株価(=影)がドンドン小さくなってしまうわ
けです。しかし日食(=金融パニック)が収まって、太陽が顔を出せば、また
影はできて大きくなっていきます。

 私はこの企業の内在的価値を自分なりに把握して、企業への投資を実行して
いけば良いだけのことだと、考えています。

 企業の内在的価値を計る方法は、いろいろあると思います。株式投資におい
ては自分だけが、その企業の価値を知っていても、他の投資家が知ることが出
来ない価値ならば、意味がありません。たくさんの投資家がその企業の内在的
価値に気がついて、買いたいと思い投資することで株価が上昇するからです。
そこで誰にも分かりやすい切り口で、企業の価値を計って行くのが一番良いと
考えています。
 そこで私は、企業の内在的価値は、その企業が過去の利益などで蓄積してき
た資産価値と、将来利益を生み出す力の源泉である事業価値の合計であると、
考えることにしています。

 資産価値は、バランス・シートに表示されているので、計算するのがそれほ
ど難しくはありません。ただし、製造メーカーの建物や設備の価値というのは、
企業の外から見て的確に評価するのは難しいので、現・預金+投資有価証券+
売掛債権+在庫という流動資産と土地だけを、企業の資産として考えて計算し
ていきたいと思います。

 企業の事業価値は、売れる商品やサービスを作りだす能力のことを指してい
ます。特許や製造ノウハウ、販売力、経営者の能力、従業員の能力などバラン
ス・シートには表示されていないものに、その源泉があります。建物や設備や
その他の資産は、企業の事業価値を裏付ける担保のようなものだと考えていけ
ばよいと思っています。

 経済の平常時であれば、資産価値より時価総額が低いことはあまりありませ
ん。その時は事業価値を定量的に計算するのは無理があるので、代替として過
去4年間の経常利益の平均金額を5倍して計算することにしていました。
 そして資産価値+事業価値と時価総額の大きさを比較して、割安かどうかを
判断していました。

 しかし現在は余りにも株価が小さくなりすぎて、資産価値−全部の負債(=
他人資本)の合計より時価総額が小さくなる企業が殆どになりました。時価総
額が資産価値以下になっているということは、企業の事業価値をゼロ以下に評
価した株価になってしまっているということになります。これから研究対象と
して取り上げて行く企業は、殆どがこのようなとても割安な企業となります。

 土地を資産に加えるのは、工場の建物や製造設備などは誰にも使いこなせる
ものではなく、売って現金化するのが難しいのと比較して、土地は汎用性が建
物や設備より高いので、売って現金に換え易い点から、資産のほうに加えるこ
とにしました。
 これは、どうするのが正解というものはないと思います。自分が納得しやす
い区分けをすれば良いと考えています。

 世界一の投資家ウォーレン・バフェットの師匠であるグレアムは、その著書
「証券分析」において、アメリカの大恐慌のあと『NY証券取引所上場の全製
造会社のうち、実に40%以上が1932年中いずれかの時点で自社の正味当
座資産以下の株価をつけた』と書いておられますが、日本にはすでに正味当座
資産割れの企業がたくさん発生してきています。

 正味当座資産とは企業のバランス・シートの現・預金+売掛債権+投資有価
証券−全負債(流動負債+固定負債=他人資本)のことで、この総額が時価総
額を超えているということです。

 正味当座資産に在庫を加えた正味流動資産以下の時価総額にまで叩き売られ
た企業はいくらでもある感じです。

 それほど資産背景が豊かな企業であることを確認して投資しているならば、
金融パニックで株価(=影)が小さくなってしまっても、世間の投資家の恐怖
感に付和雷同して、自分もパニックに陥って、素晴らしい企業の株を叩き売る
ような、間抜けなことをしなくて済むと考えています。

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:magazine@iforum.jp
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用・再配布を禁じます。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

お申し込みはこちら

次号サンプルはこちら

calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
海外投資実践入門DVD

「中東・インド・ベトナム・香港 海外投資実践入門DVD」
2012/4/7に東京銀座で開催されたセミナーDVDです。他では聞けない情報満載!
億の近道有料メルマガ!
火曜日執筆者の石川臨太郎氏の有料メルマガです。 大好評配信中! 購読者を大募集しています。詳細は以下のページを参照下さい。
  なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用 されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。
categories
archives
recent comment
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM