病院・医療関連銘柄の話



 筆者の入院中は改めて病院の凄さに感じ入りました。折しも相川氏のレポートしたLCホールディングス(8938)が病院経営も含めた新中期計画を発表したことに加え、1Q決算の発表を好感し株価急騰。直近のボトムから7割高を演じるなど元気のない中小型銘柄の中でも異色の存在となっています。
 老朽化した病院施設と米国型の病院経営を武器にわが国初の病院REITを展開しようと取り組む同社の今後に期待が高まっています。


 滅多に病院には世話にならないできた筆者が入院中に気がついた儲かるビジネスは病院内の時間限定のコンビニとレンタルテレビ。
 病院内のコンビニは大手が入っていない。患者は看護師の言うまま手術用の腹帯などを購入する。またレンタルテレビはプリペイドカードを購入してベッド脇に設置されているテレビを視聴するシステムで私はTBグループ(6775)のカード販売機(子会社で展開しており全国シェアが高いらしい)から病院機器リース事業を展開する総合メディカル(4775)にカード(1枚1000円)を購入して見ていました。
 ビジネスホテルなどの仕組みとほぼ同じです、1カ月も入院しているといつの間にか5枚も購入する羽目になりました。


 病院のベッドはご存知のパラマウントベッド(7817)、自動タイプと手動タイプが病院内には置いてありましたが、自動がやはり患者としては便利。
 同社はテレビシステム事業(CSアメニティサポート社)を買収するなど病院でのビジネスを積極化させようとしています。


 エラン(6099)という企業は入院患者向けに身の回り品をCSセットとしてレンタルするビジネスで急成長していますが、世話してくれる家族がいない患者にはきっと便利なのかと思います。


 また私の日常生活に加わった血糖値計測にテルモ(4543・時価6150円)の計測用の針が役立っています。独占的に提供される医療用の針を前に消耗品ビジネスの凄さを感じています。
 そのテルモが米国デクスコムから日本独占販売権を取得した持続血糖測定器が話題になりましたが、血糖値計測用針などの消耗品ビジネスは今後も利益を生む分野です。


 インシュリンはサノフィ社というメーカーのものを使っていますが即効性の速いタイプのアピドラと持続性の高いトレシーバの2種類を主治医が指示。
 一定量を食事前に皮下脂肪のたまったお腹に打つ生活が続いています。
 退院後、血糖値が110前後に下がったと油断して先生に相談して量を減らしてもらうことにしましたが、それが良くなかったのか先日からは一気に血糖値が200前後まで上がってしまいました。
 株価と同様に上げ下げ激しく、次回の検診で先生にまた処方してもらう必要がありそうです。

 血糖値測定器は海外の製品ですが、痛くない針など日本独自の製品はこれからも世界に向けて伸びていきそうな感じがします。


 また手術で使う内視鏡などの洗浄機器やマスクなどは興研(7963)の活躍の場です。同社の場合は新たにクリーンルームシステムの成長が話題になりつつありますが、株価が過去のボトムに到達する中で、研究の余地がありそうです。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:ビジネス




中小型銘柄復活のタイミング



 「もうはまだなりまだはもうなり・・。」


 調整続きの中小型銘柄をあきらめ動きの良い主力銘柄にリスクテイクする動きが見られる中、もうそろそろどうかとお考えの投資家もお見えになるかも知れませんが、まだまだ忍耐の先は長そう。

 まだまだ駄目だとお考えになる投資家もお見えかも知れないが、じつはもう復活に向けた動きは始まっている・・。

 そうした複雑な心境を多くの投資家がお持ちになっているのかも知れません。


 さて、調整局面が続く中小型銘柄と同様に筆者も6月20日から7月半ばまで1か月近くも入院し、コラム執筆が滞ってしまい読者の皆様にはご心配をおかけしました。心よりのお詫びとご心配頂きました皆様に感謝申し上げます。

 編集長や相川伸夫氏にはじきじきにお見舞いも賜りこの場をお借りして重ねて深謝申し上げます。


 入院中は世間の猛暑を感じることなく過ごさせて頂きましたが退院と同時に猛暑の厳しさを感じ、一気に全快とまではいかない中で何とか体を慣らしてきましたので復活に時間を要してしまいました。

 私の復活とともに大きく調整傾向を辿ってきた中小型銘柄の復活もなるのか、要注目。市場の潮流は完全に好業績の主力銘柄にシフトしているようですが、病み上がり状態からリハビリに向け動きを見せようとする中小型銘柄も登場するものと期待します。

 皆様とともにリスクマネーが個別の中小型銘柄に向かうとの前提で引き続きリサーチ活動を続けて参りたいと存じます。


 なお、有料メルマガ(炎の投資情報)も再開しました。
 復活に向かうアドソル日進(3837)など個別銘柄の企業情報をご提供申し上げますので皆様のご購読をお待ち申し上げます。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




【お知らせ】チャンネル炎第22回目「お久しぶりです」をアップしました







 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場を語る炎チャンネル。

 第22回目「お久しぶりです」がアップされました。

 [第22回目]「お久しぶりです」
 【YouTube】https://youtu.be/fMsxq1CkuKg
 【ニコニコ動画】http://www.nicovideo.jp/watch/1532422684

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。
 しばらくお休みしていた炎のファンドマネージャ氏の真相も明らかに。



honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資




業績急変のこの会社を信じて良いか?



 中古車査定システムを展開してきたリミックスポイント(3825・東証2部)から盛んに決算説明会の案内が各アナリストに来ているようです。

 同社は2014年から売電事業に参入しましたが、2017年までは見るべき決算内容でもなかったのですが、前期から業績が急変。今期は一段と業績が向上してくる見通しです。


 同社は2006年12月にIPO。その後エネルギー関連、自動車関連、旅行関連、金融関連など多方面での事業展開で収益を向上させようとしています。
 更に最近では仮想通貨にも事業展開を図っているようですが、果たしてこの業績急向上が本物なのか興味深いところです。


 先日、ある会社の方と面談した際にも同社の話が出てきましたが、過去の事業でいわく因縁があるとのややネガティブな話を聞いただけに私としてはにわかには信じがたいのですが、果たして実際にはどうでしょうか。


 過去の株価はダイナミックな変動を見せています。

 2006年12月(上場時)高値3580円⇒2012年1月14.5円!!
(高値から安値まで247分の1まで株価下落、倒産価格!?)
(2015年8月 5分割実施、FIT制度からエネルギー事業に挑戦の動き)

 2017年4月24日196円⇒2017年6月19日1820円
 2018年2月5日 598円⇒2018年5月21日1843円

 時価1441円 時価総額821億円(直近高値時は1050億円)

https://www.remixpoint.co.jp/


【同社からのメッセージ】

 We are the ChangeMaker

 リミックスポイントは規制緩和・法律改正をする事業領域に対して積極的に投資・事業開発を進めてきました。
 2016年4月1日の改正電気事業法施行により電力の小売が完全自由化されたことを受け電力事業を展開。
 また、2016年5月25日の改正資金決済法により2017年度より仮想通貨が決済手段として認められることを受け、仮想通貨取引事業に参入。

 ■2017年3月期業績(実績)

  売上高   5,561百万円
  営業利益    32百万円
  経常利益      6百万円
  当期純利益  ▲42百万円

 ■2018年3月期業績(実績)

  売上高  14,163百万円
  営業利益  3,411百万円
  経常利益  3,358百万円
  当期純利益 2,293百万円

 ■2019年3月期業績(今期予想)

  売上高  33,338百万円
  営業利益  10,238百万円
  経常利益  10,235百万円
  当期純利益  6,885百万円 EPS120.8円
(発行済み株式数5694.7万株)


<2018年3月期決算説明会 開催概要>

日時 2018年6月20日(水) 17:00−18:00
決算発表日 2018年5月15日(火)   
会場 ベルサール六本木グランドコンファレンスセンター(9階)A
   住所 :東京都港区六本木三丁目2番1号
出席者 代表取締役社長 小田 玄紀
    執行役員COO 小原 琢哉


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:ビジネス




強気派の意見、弱気派の意見



 梅雨入り後はやや肌寒い日々が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 季節の移ろいとともに変化が見られる花々と同様、株式相場の潮流にも変化が見られます。振り返ると1月23日に高値をつけて調整に入った株式相場も5か月を経過しようとしています。

 株式相場は強気と弱気が織り成す世界。調整を少しずつ抜け出そうとしている中ではあっても弱気の意見もまだ残っていますのでそう一気にはいかないということですが、米NASDAQがリード役となって、再び上昇の展開に向かうという強気の意見に一縷の望みをつなぎたいと筆者は考えています。

 弱気の意見にはリーマンショックから10年を経ようとしている中で次の大きな調整局面が世界の株式相場には待っているとの意見があること。世界貿易戦争の勃発の兆しもそうした弱気の意見に加担してきます。

 強気対弱気は別の言い方だとポジティブ対ネガティブになります。
 ポジティブだとリスクテイク(買い)しようとする原動力になりますが、ネガティブだとリスクオフ(売り)の行動につながります。単純に利益確定売りならば良いですが、ネガティブな意見を基に売り仕掛けする行動も想定されます。

 世界の投資家は様々。強気派の意見についていくか、弱気派の意見で売り仕掛けするのかは投資家のスタンスにもよりますが、そうした強気と弱気が戦いながら相場を形成している点は昔も今も変わりはありません。


 時は2018年6月18日。
 日本では既に2020年夏に開催される予定の東京オリンピック後の景気の落ち込みを心配し始めているようです。前回の昭和39年の東京オリンピックもその後の証券不況が起きたりしましたので、当然の話ではありますが、過去の失敗経験を踏まえた政策対応が日本にはできうるだろうとポジティブに考えておきたいと思います。

 ですから過度に強気とならず過度に弱気にもならない中立的な運用が今しばらくは続くのでしょうが、こうした相場展開は個別銘柄への対応にも影響をもたらすことになります。


 投資家の皆さんは投資された銘柄の株価が上がったり、下がったりと変動しながらの推移を眺めておられるものと思います。株価の変動のパターンを捉えて短期運用するか企業業績の未来に期待しながら中長期スタンスでの投資に努められるのかによって運用成果は異なりますが、億の近道では基本的に後者をベースとして考えております。

 ここから強気でいくか、弱気でいくかやや難しい局面になっては参りますが、ぜひご一緒に引き続き楽しんで参りたいと思います。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




モノ言う株主がここにもいた!!



 前号で取り上げた三信建設(1924)に続いて、本日は神田通信機(1992)も大株主の増配要求に対してまた会社側が反対表明を明らかにしています。

 あちこちでモノ言う株主が登場してきますが、株主からの要求が徐々にエスカレートしてきそうな中で、経営陣も心してかかる必要が出てきたことを理解しないとなりません。


 三信建設も神田通信機もどちらかと言うと地味目の旧態依然とした建設会社という印象ですが、そうした地味で非効率な企業の株主が声を上げはじめたのかと感じる昨今です。

 三信建設の場合は44円程度のEPSに対して130円配当を要求するものでしたが、通常では考えにくい配当要求はゴーイングコンサーンとしての企業経営に揺さぶりをかけるものと言えますが、今回の神田通信機は配当性向100%を要求(1株193円配当)していますのでまったく理不尽とは言い難い点もあり、こうした大株主の要求が増えてくる時代が到来しているのかも知れません。


 実際に配当性向100%を実際に行っている夢真HD(2362)のような事例もありますので内部留保としての利益金の積み立てを外部に放出して下手なお金の使い道でうだつの上がらない経営を続けているのであればその利益金を株主に還元しろという要求も致し方ないのかも知れません。


 こうした大株主からの配当要求によって今後の株価がどう反応するのかに関心が寄せられますが、今のところどうも株主優位の値動きになっているように感じられます。これからいずれも株主総会となりますが、総会の場でも要求が出るのか興味深く見守りたいと思います。


 内部留保の使い方として配当ではなく投資に回すのが株主の負託を受けた経営者なのかと思いますがオーナー経営者とは言っても配当性向を10%程度にしたまま放置し、しかも蓄積した利益を現預金のまま置いている企業も多くなっているのが現状なのかと思います。中には現預金を放置したままでは株主から理不尽な要求を受けそうだとやたら収益不動産に手を出して資本効率を悪化させたり本業よりも内容の悪い企業をM&Aで手に入れては業績を悪化させている企業も目につきます。


 地方創生をテーマにしたサイネックス(2376)がそうした企業の典型例ですが、同社は50億円まで積み上がった現預金をこれまでやや非効率なM&Aや不動産投資に使っており、一方では前期の業績は大幅に落ち込んでいます。今期は増収増益を見込んではいますが年12.5円配当を思い切って配当性向30%にまで引き上げてはどうかと思う次第です。オーナー経営なので株主は遠慮気味ですがもう少しを声を上げてはどうかと思います。


 株主提案は様々ですが、スパンクリートコーポレーション(5277)の場合は創業者の娘の元役員(3番目の大株主)が他の元役員の怠慢に業を煮やして訴訟に至っています。顧問に引き下がっていたご本人がまた役員に戻ってなかなかうだつの上がらない同社の経営にあたろうとしていますが果たしてうまくいくのか・・。


 本日はこのほかLCホールディング(8938)が退任した元代表取締役等に関する調査に対して協力することをリリースとして出しています。多くの投資家は同社の本荘社長を信頼しての投資をしてきたのに、本人はやや理不尽な退任となり、その背景に一体何があったのかが分からないまま、株価の下落を眺めておられるのかも知れません。
 同社は株主総会後に新社長となる金子修氏の今後の経営計画発表会を29日に行うと本日、アナリストに対して送付しています。高値から半値水準まで下落した株価に反転の可能性があるのか私はこの説明会に出席して探ることにします。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




動き出した中小型銘柄



〜調整中の銘柄にも投資のチャンス到来〜


 全体相場が上向く中で出遅れ気味だったマザーズなどの中小型銘柄に投資チャンスが到来しているように感じられます。

 例えばデーティングアプリを今月末にリリースする予定のネットマーケティング(6175)が680円台から740円前後まで上昇してきたほか、皆様よくご存知のアドソル日進(3837)が1300円台から1800円台まで上昇。下落歩調の続いた夢テクノロジー(2458)も900円割れ寸前で反転の動きです。


 19日にIPOしてくるメルカリ(4385)の公開価格が上限価格の3000円で決まり時価総額4000億円を超えるため関心が高まってきました。同社の10%の大株主であるユナイテッド(2497)も既に株価の水準が高まってきました。


 メルカリ以降のIPO銘柄にも関心が集まりつつあります。

 IPO銘柄を突破口に再び中小型銘柄にリスクマネーが流入するのであれば紫色の花菖蒲咲く梅雨の季節ながらひと勝負といきたくなるのも人情かと思います。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




モノ言う株主が株式市場を活性化させる




 今月後半は3月期決算企業の株主総会シーズンとなります。
 26日から29日にかけて集中しているものと推察しますので多くの個人投資家の皆様もお手持ちの銘柄の開催スケジュールを見てどこに行ってみようとか考えておられるのかも知れません。


 企業は事業活動を1年間行って、その決算数字を発表して株主に対して報告し、株主総会で株主の承認を得る必要があります。株主は持分に応じて総会議案に反対や賛成の意見を示す権利を持っています。時には株主の方から株主総会で提案をすることもできます。

 大方の株主は、ほとんどが少数株主であるため、株主総会には出ないで送られてきた招集通知に賛成か反対のチェックをして返信するか返信すらしないでいるのかと思います。大半が形式的な株主総会となりがちですが、最近はモノ言う株主も出てきたように思われます。


 土木基礎工事業界の老舗企業とも言える三信建設(1984)の株主である坂本宏充氏は同社株を77万7000株保有する大株主ですが、同社に対して130円配当(現状は20円配当の予定)の実施を要求しています。同社からはそうした大株主の増配要求に対してもっともらしい反対意見を述べていますが、果たしてこの反対意見が通用するのか株主総会が注目されます。

 というのも坂本氏は恐らく他の親族も合わせて27%もの株式を保有していますので株主総会で他の株主の賛成が得られれば会社の反対意見が通用しない可能性もあるからです。

 億の近道の読者でどなたか同社の株主になっておられ方がお見えなら総会に出席されてはいかがでしょうか。

 そうした株主にとっては短期的にはうれしい要求も長期で会社を運営する企業側の役員にとってはやっかいな問題なのかも知れません。
 会社としても2016年3月期までは配当性向を22%としていましたが、2017年3月期は43.7%に引き上げ、前期も44.7%へとこうした株主の存在を意識してか増配で応えようとしています。
 今回の大株主の要求は配当性向290%というもので期間損益を大幅に上回るものですが、この要求が通れば時価526円の配当利回りは24.7%となります。前期のBPS640円が510円になるだけのことではありますので、見た目決して理不尽なことではないとも思えます。ROEの向上にとってもプラスになります。


 企業経営者は投資家、株主の暗黙の要求に業績の向上で応え、時に配当金を増やして対応することになりますが長年保有してきた個人株主(持ち株も増加させてきた)の大幅増配要求は典型的なモノ言う株主の積極姿勢と言えます。

 新社長となったばかりの山崎社長の対応力が問われるとともにこうしたモノ言う株主の存在は他山の石とも言えるキャッシュリッチな企業がたくさん存在している点にも注目したいと思います。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




株高の条件

27d771e32fd2439e9273bc168fdeb72f_s.jpg



 光陰矢の如しとは申しますが今年もはや6月に入ってしまいました。
 梅雨入りが間近の今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 期待で始まった株式相場は振り返ると1月23日がピークとなり、その後はお決まりの調整相場。山あり谷ありの株式相場をご覧になっている皆様には現在の株式相場はどのように映っているでしょうか。

 ピーク時に所有株を全部売却して虎視眈々とまたリスクテイクするチャンスを伺っている方もお見えなのかも知れませんが、多くの皆さんは保有されている株式評価の目減りに悩まされていないでしょうか。

 1月までの株高によって利益確定売り、つまりリスクオフの潮流が見られた結果の調整でしたが、その後日経平均は3月のボトムから10%ほど上昇してきましたので、ここに来て少しは前向きに取り組もうとお考えの投資家も増えてきているのかも知れません。


 今後の株式相場はポジティブとネガティブな材料の綱引きで決まりますが、基本的には企業業績の将来見通しがどうなのかによります。

 投資家の基本スタンスは有望なビジネスに取り組む企業を中長期で応援することにありますが、短期的な株価変動があって悩ましいのが株式相場。5月までの相場変動をさざ波程度に考えられる気丈な投資家の皆さんにとっては現在の相場、とりわけ調整傾向が続く中小型銘柄の相場は投資チャンスだと考えられます。


 株価の上昇にはマクロ、ミクロで一定の条件が必要となります。

 マクロは経済、政治等の先行き不安が絶えず付きまといます。投資家にとってはいかんともしがたい条件ながら絶えず、その動向を見守る必要があります。

 ここに来ての欧州、とりわけユーロ圏で3番目の規模のイタリアの政治混乱がユーロ安、日米株式相場の波乱につながるなど、これが景気が良くなっているスペインなど他の国にも飛び火する可能性も出てきましたのでこれからも注視する必要があります。

 世界景気にとっては米国トランプ大統領のアメリカ優先主義による貿易摩擦の影響が懸念されます。中国の不動産バブル崩壊、米中貿易紛争がメディアでどのように伝えられ、投資家の心理を委縮させることになれば、今後の株式相場を下押しさせる要因となりえます。


 こうしたマクロ経済動向こそが現状の株式相場にとっての不透明要因となって重しになっていますが、マクロ経済がどうであれ個別企業の業績好調が続くとの確信が持てればそうした企業の株価は上昇に至る可能性があります。

 筆者もそうした個別企業の動向を探る日々が続いています。

 期初発表数字が堅い見通しなのかといった点や中長期の取り組みなどを探りながら評価をしていこうと考えています。そうした活動のエッセンスを本誌にてご報告したり有料メルマガでお伝えしていくことで皆様の投資の一助にして頂ければと考えております。


 ここに来てアドソル日進(3837)が一気に高値抜けしてきましたが、全体相場が停滞する中でも個別には株高の動きが見られます。昨年のまぐまぐ主催のセミナーでも同社株を取り上げましたが、その後はなかなか上値の重い展開が見られたものの、あれから半年余りを経過して先週はようやく上値を追い始めました。

 同社の場合はやはり根底は業績の良さに尽きます。

 通期業績は期初においては比較的堅い見通しを示していますが、足下は4,5月と堅調な推移を辿っているもようです。この点は先般開催された説明会でも多少、ヒントとなるコメントがありました。それ以外でもESG投資の対象となることもここに来ての評価の高まりにつながっているのかも知れません。

 エスプールやウェルビーなどのESG投資対象銘柄の評価が高まっているのと同様の動きなのかも知れません。


 株高に至る条件は安定的な業績拡大に加えてまとまった大口投資家の評価の高まりが背景になるのかと考えられます。PERやPBRなどのお決まりのモノサシだけではなく、別の視点での評価の高まりも案外重要な要素です。

 ここに来て、楽天(4755)、ヤフー(4689)などの株価下落が目につきますが、人気銘柄の株価調整がいつまで続くのかと気をもむ皆さんもお見えかと思いますが、気がつくとどんな人気銘柄も意外な安値になったりします。

 上げのネタはあっても投資家にポジティブな評価をしてもらうだけの好材料がないとならないという点だけは確かなようです。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/tainumalio
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




大事なのはPBにこだわらない政策!?

f2ce681f7e2d1352e325c8807d2434f6_s.jpg


 2度目の南北首脳会談で結局は開かれることになるのか米朝首脳会談。駆け引きで揺れる6月12日の米朝会談の行方に関心が集まる中、日本国内では加計に森友と相変わらず不毛の議論が続いています。

 そんなのどうでも良いじゃないかというような話でもメディアが取り上げてはそれに相乗りする野党国会議員の皆様の執拗な安倍首相へのやや理不尽な攻撃は続いています。国民の意思が働かないような国会で議論が10年、20年先の日本に悪影響をもたらさなければと思ってしまいますが皆さんはどうお考えでしょうか。
 国会はどうでも良いことを議論する場?もっと大事なことを議論しないと未来の日本が憂慮されます。


 1月23日の高値から4か月を経た株式市場にとってはポジティブな変化を待っているとも思えますし、一方では様々にネガティブな要素もある中で気迷いムードが指数を一気に上昇させない状況にあると言えます。

 私のもとには相場の方向感が見えなくなったとの投資家の悩みを書いたメールが届いています。ここであまり弱気にならずに前向きにいきたいところですがそのためには経済のかじ取りが重要です。


 6月に打ち出される予定の政府の骨太の方針についてPB(プライマリーバランス)の改善に配慮して財務省が企図する消費税10%への引き上げに向けた内容がデフレ脱却に向けた財政政策の積極化に変化するようなことがあると市場のムードは一変し、1月高値を一気に抜く展開も想定されるわけですので、ここでは米朝会談の行方とともに政府の施策に大いに期待したいところではあります。
 財務省が後押しする増税派とPBを気にしないでデフレ脱却に向けた施策を打ち出すべきと主張するエコノミストに支えられた積極財政派とで、ここでも駆け引きが盛ん。いずれにせよサプライズのある施策が打ち出されることが株式相場にとっては重要なのではないか・・。


 直近になって日経平均は2万3000円台に乗せた後、自動車関税問題の浮上でトヨタ株が大きく値を下げるなど現実にはやや調整気味の相場展開を余儀なくされていますが、その一方では好業績の資生堂株が人気を集めるほか同様に好業績見通しの中小型銘柄への物色気運が高まりつつあるように感じられます。

 3月決算の業績発表が一巡し説明会がラッシュとなる中で株式市場では改めて企業を冷静に評価しようとする動きが当面は続きそうです。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2018 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
海外投資実践入門DVD

「中東・インド・ベトナム・香港 海外投資実践入門DVD」
2012/4/7に東京銀座で開催されたセミナーDVDです。他では聞けない情報満載!
億の近道有料メルマガ!
火曜日執筆者の石川臨太郎氏の有料メルマガです。 大好評配信中! 購読者を大募集しています。詳細は以下のページを参照下さい。
  なお、この有料メールマガジンの売り上げの一部は億の近道の発行運営に活用 されます。皆様のお申し込みをお待ちしております。
categories
archives
recent comment
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM