マインドコントロールされないためにも




 億近読者の皆さんこんにちは。 金融教育の専門家 遠藤です。


 最近、ある企業から「株式投資について研修をしてほしい」という依頼を受けました。
 この企業は、人的資本経営、人的資本投資に力を入れていて、ジョブ型雇用やキャリア開発支援をかなり積極的されています。もちろん、DCの積立投資支援も随分前から取り組んでおり、「長期、積立、分散」については社員に浸透しています。


 そんな某社が次に目をつけたのが「株式投資」です。

 もちろん、社員全員が対象ではなく、希望者のみに試験的に行うものです。
 インデックスファンドへの積立だけでなく、さらなく投資のオプションを増やされたいそうです。

 株式投資とインデックスファンドへの積立の相違点は、「経済や経営のことを学べるかどうか」です。

 インデックスファンドへの積立は思考停止をしていても成功する確率が高い投資方法になります。ゆえに忙しい人でもできるので全国民におすすめです。

 一方株式投資のリスクはインデックスファンドとは比較になりません。
 ただ学べることは多いです。
 思考停止ではできません。


「この会社、今は調子いいけどもっと伸びるのか?同じやり方が何年も通用するのか?儲かっている会社は社員が怠慢になってしまう場合もあるが、どうやってマネジメントしてるんだ?会社は儲かっていても社員が苦しんでいたら続かないぞ?設備投資や買収戦略は考えているのか?買った会社のマネジメントは大丈夫か?固定資産投資が減損にならないか?そもそも最近ROEとかAIとか株価が上がる理由がもてはやされているが、未来にROEバブルとかAIバブルとか言われる暴落になったりしないのか?」

 など、大事なお金を投じる前には様々な疑いをかけていく必要があります。


 一方で「判断」も必要になります。
 だらだら調べているだけでは投資はすすみません。
 仕事においても判断をする力が必要ですが、投資においてもそれは同じです。
 株式投資は判断力も養えます。

 100点満点の会社なんてありませんから、いかに70点でもその先の成長を見据えてお金を投じられるか、この判断が難しい代わりに学びになるのです。


 株式投資にはマインドコントロールを防ぎ、自律する効果もあると思います。

 子供達は学校や塾、クラブチームなどの狭い社会集団の中で成長していきます。この状態は価値観を固定させるマインドコントロールを生み出しやすい状態だと思います。

 社会人になった際にも「会社人間」になることは、一種のマインドコントロール状態に陥っているといえます。


 マインドコントロールに陥らないために重要なことは「外を見る」ことです。

 学校や塾ばかりでなく、もっと外の社会に触れる。

 会社ばかりでなく、社外の人ともコミュニケーションをとる。

 仮に引きこもりをするなら、せめてネットで外の人と交流する。
 ゲームばかりやっていてはいけません。
 株式投資で外を見るのもいいことです。


 2024年3月6日の日本経済新聞の朝刊に、早期退職が比較的多い現状を物語る記事が出ていました。
 今は会社にマインドコントロールされながら終身雇用をまっとうする時代ではなく、自分をしっかり持つべき時代です。

 株式投資を通じて社外を知る力を身につけましょう。
 子供達であれば自分が働きたい会社を見つけることにつながりますし、大人であれば、マインドコントロールに陥らないための1つの情報収集になります。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)



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キャリア資本




 億近読者の皆さんこんにちは。
 金融教育の専門家 遠藤です。

 私は最近キャリア理論について学んでいます。
 お金の知識同様、キャリア理論も小学校高学年くらいから勉強し始めた方がいいと思います。

 といっても小学生のうちから職業を決めうちするのは可能性を抑えかねないので、キャリア資本の貯め方を覚えたらいい、ということです。
 このキャリア資本を貯める、という考え方をもってるだけでポジティブ思考も身につきます。


 キャリア資本は、チャレンジや経験で培われるものです。
 無形資産的なものともいえます。

 たとえば、野球をやっていれば仮にレギュラーになれなくても、仮に試合に出れなくても、ベンチや補欠には、その経験をした人にしか見えない景色があります。その経験は無形資産になります。

 身体能力や才能の関係で「レギュラーになれない」「試合に出られない」という状況でも、野球の戦略家にはなれるかもしれません。また、人のフォームを見てアドバイスするマネージメントはできるかもしれません。

 その状況と自分の立ち位置を確認し、経験値を積めばキャリア資本は積まれています。

 野球では活躍できなかった少年が、もしドラのようにマネジメント力を伸ばし、中学校で生徒会長になる、といった活躍も期待できます。


 勉強においても同じです。もし自分は記憶力がない、計算も苦手、読解力も低い、ということであれば、あえてテストの時に「1教科しか勉強しない」というチャレンジをしてみるのも一案です。
 1教科にエネルギーを全集中したら、さすがに良い結果が出せるかもしれません。

 もちろん、勉強は広くやることが大事です。しかしあえて特殊なチャレンジをすることで「自分だってやればできる」「エネルギーを集中すれば力は発揮される」という経験ができ、それが大人になってからの糧になる可能性はあります。


 現在は専門性を高める時代です。上記のような経験は1つのキャリア資本になります。

 ここまで述べたことは、「なんでも経験になるさ」という単なるポジティブシンキングとは違います。戦略的に内面に無形資産を貯めていく考え方です。

 どんなに優れた人でも同じことばかり、できることばかりしていたら内面に無形資産は蓄積されません。うさぎと亀の話でいえば、うさぎになってしまう可能性があるということです。

 子供達には、経験値によりキャリア資本の形成をするという考え方を少しずつ教えていくべきです。ゲームで「レベルが上がる」という現象を知っている子供達なら簡単に理解できる理論です。


 億近なので投資の話もします。

 投資の経験も1つのキャリア資本です。1万円損しても、5万円損しても、その経験値で数千万円の利益をつかめる知見が得られるなら、子供のときから投資を学ぶべきです。
 理論と実践は違いますので、できれば自分のお小遣いで投資をしてみて、ショックや喜びという経験を無形資産にしていていってほしいです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

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野球からバスケへの転向





 「僕はバスケをします。」

 先日ある中学生からきいたことばです。
 その中学生は小学校から野球をやっていたそうなんですが、高校からはバスケ部に転向するそうです。元々バスケも兼部でやっていたのか、遊びでやってて楽しくなったのか、映画スラムダンクの影響なのか、深い話は聞けてませんが、私は「これは理想的なキャリアの積み方だな」と思いました。


 億の近道読者のみなさんこんにちは。

 学生向けの金融教育の専門家、遠藤です。
 最近の私のマイブームは、キャリア理論の深掘りです。
 特に私が共感をしているキャリア理論にプロティアンキャリア理論というものがあります。未来を洞察して自分を「変化」させていく組織に依存しないキャリア形成論なので、とても現代に合っていると思っています。

 本理論の解説は、ここでは割愛しますが、冒頭に述べた学生さんは学生キャリアの中で、「変化」をすることを選択したというわけです。もちろん、未来の洞察ということはどこまで考えたかわかりませんが、長年続けていた野球に距離を置き、新しい一歩を踏み出す決断をしたことは確かです。野球で鍛えられた体力、判断力は必ずバスケでも生きるでしょう。

 学生は、小学校、中学校、高校、大学・専門学校というステージで、変化のきっかけをつかめます。過去続けてきたことをそのまま続けてもいいですし、変える場合は良いきっかけになります。付き合う友人もどんどん変わるので、それが自分の学生キャリアを変えるきっかけになったりします。
 そういう意味では、子供を名門私立に幼稚舎から入れてしまうと、環境変化という財産が得られない!?という疑問が湧きます。ただ、これについては問いかけだけにとどめ、議論の深掘りはやめておきます。


 野球からバスケに転向という変化。
 私たち大人に置き換えるとどうでしょうか。
 部署移動が頻繁にある会社なら、数年ごとに強制的にキャリアが変わっていきます。ただ、気づいたら同じ環境に10年、20年いる、という人も多いと思います。
 ちなみに私は外資系銀行勤務のときは転勤がないので、8年間ほぼ変わらぬ環境にいました。

 私は、「居心地はいいけど、どう考えても自分の成長は止まっている」と思い、会社を辞める決断をしました。もともと「次に会社を辞める時は起業をするときだ」と決めていたので、FPとして独立することにしました。

 独立後はいろいろ苦労したことがありましたが、銀行にいたら得られない経験値を積めました。


 自ら一歩を踏み出さないとなかなか変わらないのが大人のキャリアです。
 ただ、野放図に転職を繰り返しても大したキャリアは積めないでしょうから、自分がどんな人生を送りたいのかを描き、そのために今やるべきことを決めるのが大切です。

 今後、訪問授業で学校に行く際には
「学生時代は様々なことにチャレンジした方がいい。その勇気と行動力が大人になってから自身のキャリア形成に役立つから」
と学生たちには伝えようと思います。


 億の近道のコラムなので、お金の話もしておきます。


 プロティアンキャリア理論では、お金もキャリアを形成する大事な柱の中に含まれています。

 たとえば、メーカー勤めの人が、「50歳までに3億円を貯めるために、投資の勉強と実践をしまくる。その後、個人トレーダーとして独立する。」というキャリアプランを描くのもありです。これはお金が主役のプランになります。
 投資の勉強をしっかりするために、仕事は残業を減らし、効率化する必要があります。業務効率化は会社にとってもありがたいことのはずです。
 原資を貯めるために給与を上げるために頑張る必要がありますから、仕事のパフォーマンスも良くなりそうです。
 ただ、組織内のポジションなどに心をもっていかれないようにし、自身が着実に「個人トレーダーの道」を進んでいるのであれば良しとする、自己マネジメントが必要になります。

 案外、道の過程でどこかの金融機関のトレーダーとして採用されて、思っていたのと違う道に進むこともあるかもしれません。それはそれで、行動の結果ですし、自身の心が安らぐなら良いと思います。少なくとも、悶々としならがら何も行動せず、ただ務めを終えることを待つ人生より、エキサイティングではないでしょうか。


「環境を変えるために転職したいけど、貯金も少ないので、万が一すぐにクビになったら怖いので、一歩を踏み出せない」という人はいると思います。

 お金が原因で勇気が出ないなら、まずは億の近道を進みましょう。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

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自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

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あなたがお金を貯める目的は何ですか?




 億近読者の皆様こんにちは。子供や学生に金融教育を提供しております遠藤です。

 本日のテーマは「お金を貯める目的」です。
 億近でいえば、億の資産を作る目的です。


 金融教育の専門家、すなわち多くのFPさんや経済評論家の方々は、このようにおっしゃいます。

「資産形成は手段であって目的ではない」

 私もこれには強く同意します。
 資産形成は本来、人生を豊かにする手段であって、目的ではない、ということです。株や投信でお金が増えれば嬉しいですが、金の亡者のようになってはダメで、しっかりと目的を持って資産形成をしましょう、とうことです。


 しかし、学生さんには私は「お金を貯めることは手段ではなく、目的であって構わない」と伝えています。

 若い時は人生プランがどんどん変わるため、資産形成の目的を決めるのが難しいからです。

 目的が決まらず貯めるのがおろそかなるくらいであれば、とりあえず資産形成の習慣をつけましょうということです。

 お金だけでは幸せになれませんがお金は少し人を幸せにする力があります。
 人生の目的が決まった時にお金がある人とない人では選択の自由度が全く違います。


 だから資産形成は手段である必要はなく、目的でもいいのです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

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お年玉で投資




 億の近道読者のみなさんこんにちは。


 1月、正月といえばお年玉です。

 子供達はお年玉をどうしたら良いかわからない、という親御さんは多いと思います。
 お年玉は子供達に投資を教える良い機会です。


 投資で教えたいことは以下の2つです。

1)投資の世界は不確実である
2)投資は時間をかける必要がある

 みなさんもご存じのとおり、株式市場は自分の思ったとおりには動きません。
ただ、これは投資の世界だけでなく世の中そんなものでもあります。
 テストやスポーツも思ったとおりの結果にならないことは多いですが、ビジネスの世界では結果が本当に不確実です。

 何年もかけて種まきした案件が、災害によって吹っ飛んでしまうこともあります。

 だから、失敗から学び、チャレンジを続けることが大事です。
 投資の世界も継続していると利益になる可能性が高くなります。
 1回や2回の失敗で嘆くのは、株を買ってビギナーズラックを当てようとするようなものです。

 投資によって「自分の思ったとおりの結果がすぐに出るとは限らない」ということを学べます。


 また、投資には「ひたすら待つ」という時間が必要になることがあります。

 2008年〜2012年にかけて、日本株は待ちの期間が長くありました。

 ただ、アベノミクス以降の上昇相場まで待っていれば、当該時期に投資した日本株は大きく利益をあげることができました。

 投資をしてから実りが得られるまでに、何年もかかることがあります。
 すぐに利益を求めてはいけない、ということを投資から学ぶことができます。


 投資でお金を増やす知識を得れば、人生は豊かにできます。
 お年玉で、投資のことを教えましょう。


(遠藤)


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新ジュニアNISA案を考えてみた




 億の近道読者のみなさんこんにちは。

 ついに2023年をもってジュニアNISAが終わりますね。
 残りの枠を使い切っていない人は、最後の駆け込みです。

 ジュニアNISAは子供が18歳になるまでは継続管理勘定で、非課税保有可能です。ぜひ枠が空いている人はご利用をご検討ください。

 ジュニアNISAはもともと「18歳までお金が出せない」という意味不明な縛りがあったので不人気でした。「子供のためのお金なんだから18歳まで使ったらあかん」といういかにも上から目線の政策です。
 ジュニアNISA終了後、すなわち2024年からは「18歳縛り」はなくなり、当該口座で買った商品はいつでも解約、払い出し可能になります。
 ただし、払い出しする場合は、ジュニアNISA口座自体を閉じる必要があります。

 ジュニアNISAは不人気口座でしたが、18歳縛りがなくなることが決まってから開設が増えました。
 人気がない欠陥制度をつくり、人気がないから終了を決め、終了すると決めたから18歳縛りを解除したら逆に人気が出た、というこの流れ、大変お粗末です。


 私はジュニアNISAの新制度として、子供1人につき500万円を即刻配る政策がいいと思います。その際に18歳縛りのジュニアNISAに入れなければならないことにします。「3人以上の子供がいる世帯は大学無償化」の政策は頓挫にしていいと思います。

 この新ジュニアNISAを創設すると、子育て世代に運用が義務化されるということです。会社に入ったらDC制度が用意されていて、運用が義務化されているのと似ています。
 DCは60歳縛り、ジュニアNISAは子供18歳縛りでいいわけです。

 皆、自分が稼いだお金が子供が18歳まで出せなくなることに不安を感じ、ジュニアNISAをやらなかったわけです。国からの補助金なら18歳まで出せなくても仕方ない、とほとんどの人が納得するでしょう。

 500万円を元手に年5%の運用益が得られれば、18年で2倍になります。
 500万円が1,000万円になるわけです。
 学費に半分使っても、半分が余ります。

 子育て世帯は必死に運用の勉強をするでしょう。
 そして、運用ノウハウは後世に引き継がれていきます。


「大学費用は国からもらったお金を運用して得た利益でほとんど払ったんだよ」

と子供に教えたら、子供も「投資ってすごいな」と思うことでしょう。


 「リスクが怖い。損をするのがいやだ。」と言い続ける日本人。
 少子高齢化でピンチが来ることはわかっているのに手立てを打たないからどんどん追い詰められている社会保障。
 投資においてもお金のやりくりにおいても金融リテラシーが低い日本を、根本的に変えるのはこれからの時代を生きる若者です。


 少子化対策と金融リテラシーの底上げに貢献できる「補助金付きジュニアNISA」、いかがでしょうか。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

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大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
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BS経営の重要性




「うちの会社もBS指標を重視するようになりました」

 上場企業の方々とお話をすると、このような声をよくきくようになりました。
 ROICやROEという言葉が社内のシニアパーソンの共通ワードになってきたという会社は少なくありません。

 同時に最近聞くのが
「社員のキャリア形成について支援する体制を整えなければならない」
という言葉です。

 終身雇用は崩壊しており、優秀な人材は社内でキャリアビジョンが描けなければ外にどんどん出てしまう時代です。

 逆に、「キャリアアップなんてどうでもいい」というぶら下がり社員ばかりになってしまったらやばいというのはいうまでもありません。


 キーワードは「資産」です。

 企業はBSに記載されている「資産」、人材という「資産」、両方を最大限に活用しなければいけない時代になっているということです。

 口でいうのは簡単ですが、これはかなり難しいことです。

 たとえば、最近トヨタがデンソーの株を一部売って、そのお金をEV事業への投資に振り向けるというニュースが出ました。

(参考) トヨタ、デンソー株にもメス 持ち合いよりEV投資優先(日本経済新聞社)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD28ANW0Y3A121C2000000/


 これは、「持ち合い株より事業への投資だ。」といういかにもBS経営らしいジャッジです。たしかに、株より事業の方がROA、ROIC的に良さそうです。

 トヨタは
「これだけ投資すればこれだけのリターンが得られる。株で持つより開発投資の方が儲かる。」
という計算の上で、このような経営判断をしているはずです。
 もちろん、時代の変化に対する危機感の方が先行している気もしますが。


 さらに重要なのは、お金を投じた分、人も動かさないといけないということです。

 仮に、トヨタが開発部門の人員に
「投資した分を取り返すぞー。寝ないで開発せい!海外に負けるなー」
という掛け声を発したとします(現代においてそういう労務条件無視の号令は考えにくいですが)。

 しかし、それではいいものは作れないでしょう。
 やらされ仕事で世界に勝てるとは思えません。

「経営側の投資の判断はこっちは知らんがな。今までどおりでいいじゃないか。」

という社員がいた日には、目も当てられません。


 マネジメントとして大事なのは、

「私たちが世界のトヨタだ。EV時代においても、自動運転の時代においても、当社が世界で一番の会社なんだ。」

というプライドを社員に浸透させ、社員が気持ちを込めて前向きに仕事に励めるようにすることです。

「俺がやらんで誰がやる?」

という意気込みのある社員を増やすことです。

 超大企業で、社員1人1人のモチベーションをマネジメントするのは、かなり難しいことです。もし、それができているとしたらトヨタはすごいです。


 資産を有価証券から、設備に変えたからといってROAが簡単に上がるわけではありません。人が動いて始めて利益が上がり、ROAが上がるわけです。

 会社のお金を動かす際には、人材という人的資本のROAが最大限に上がる工夫も必要だということです。


 そしてさらに重要なのは、社員1人1人が自身のスキル、経験、知識といった個人のBSを積み上げる努力をすることです。会社は人に賃金という形で投資をしています。
 その投下資本で期待以上のパフォーマンスを上げるためには、個人が自分のスキルのBSを高めていく必要があります。

 賃金すなわち投下資本よりもパフォーマンスが高い社員は会社に重宝されます。会社の居心地がよくなります。

 投下資本の割にパフォーマンスが高すぎると、社員の個人ROICが噴き上がってしまい、その社員はもっと、自分に投資をしてくれる会社に転職してしまう可能性があります(プロスポーツ選手はそんなことばっかりやってます)。

 企業は優秀な人材を繋ぎ止めておく努力をする必要があり、賃金規定を改定する必要があるでしょう。

 終身雇用崩壊の時代だからこそ、個人個人の収入に差が生じやすい時代になってきたということです。


 今回も一応「子供たちへの金融教育」のお話です。

 子供達には

「金融とスキルのBSを築きなさい。それが豊かな人生に繋がります。」

とアドバイスをしたいと思います。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

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大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
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自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

子育て世代のための金融教育サービスFP君
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子供が夢中になれるものを見つけよう




「株式投資の本でおすすめは何ですか?」


このように聞かれたら、私は今はこのように答えます。

第4の波:大前流「21世紀型経済理論」
 大前研一著 amazonリンク ⇒ https://amzn.to/49KN8pD

 株式投資の本ではありません。
 しかし、企業を見る時の視点は養えると思います。
 グローバルに見てこの企業はリーダーなのか?後続組なのか?という視点は株式投資において重要です。そのような視点を思い出させてくれる本です。


 こんにちは。金融教育の専門家、遠藤です。

 上記の本をご紹介した理由は、私はこの本を読んで「やっぱり能力の向上は大事だな」と思ったからです。

 現代が変化の早い時代であることはいうまでもありません。たとえば、リモートでの商談は、コロナ前までは今ほどは普及していませんでした。しかし、それは一気に広まりました。

 チャットGPT等のAIを使用する仕事も一気に広がっていっています。たとえば、このようなメルマガの文章作成は、チャットGPTがやってくれます。1日に原稿を3枚書くことで成り立っていた仕事は、1日に30枚かかないと価値を生まないものになるかもしれません。

 証券業務も、紙の伝票を作って注文を出していた時代から、今はネットでお客様が勝手に注文を出す時代になりました。紙の伝票を作成する業務は、電卓が発明されているのに、紙で筆算をして計算をしているのと同じくらい要領の悪い仕事のやり方です。


 今後の時代は、1時間かけていた仕事を1分で済ませたり、1つの仕事で100を生み出すことが求められる時代になっていると思います。要するに効率的な成果が求められる時代になっているということです。
 もちろんこれは今に始まったことではなく、テクノロジーが進化する限り続いていく時代の流れです。参勤交代の時代はとうに終わり、今はZOOMで各国首脳が議論できる時代です。


 昔であれば図書館に行かないと手に入らなかった情報が今は、検索ツールで一瞬で出てきます。ただ、検索にはコツがあり、同じ情報を調べるのに1時間かかる人もいれば、1分もかからない人もいます。
 検索ツールは便利になりましたが、それを使う人間の能力がアップしないとテクノロジーの機能は十分に発揮されません。

 私の子供は、今5年生なので、ちょうど塾で「歴史」を学んでいます。頑張って年号とか偉い人の名前とかを覚えてます。頑張ってる人の前でそれを否定したくはありませんが、受験勉強には無念を感じます。

 どうせ覚えた年号や偉人の名前は、使わなければどんどん忘れていくからです。多くの社会人が「生類憐れみの令」を制定した人の名前すら思い出せません。
 「動物を愛護する」というその内容はほとんどの日本人が覚えているにも関わらずです。

 ネットで調べれば1秒で出てくる偉人の名前を必死に暗記させている暇があったら、「自分が綱吉だったらどんな法令を作る?」という問いを出して、当時の世情をネットで調べて、考えて、発案させるトレーニングをやるなどした方が、子供たちの将来のためになるのではないか、と私は思います。
 テクノロジーに触れる機会にもなりますし、制約条件の中で考える力も身に付きます。あと、こういう勉強は楽しいです。

 どんどん時代が変わっていく時代だからこそ、私たちはOSをアップデートしていかなければいけません。音楽や詩を作る際に、AIの力を借りているアーティストもいるでしょう。

 個人的にはYOSHIKIに、AIを使って感動的な音楽を大量生産してほしいな、と思っています。その音楽で勇気を得る人が増えれば、日本経済は活性化します。


 脱線しましたが、億近に話を戻しますと、

「この企業の人たち、リスキリングで脳のOSアップデートしてる?サービス・製品は、時代をリードしてる?時代についていけてる?」

 という視点で企業を見てみるのはいかがでしょうか。

 そして、子供たちへの教育においては、

「OSをアップし続けることがいつの時代も必要である」

ということを子供たちに説くことが必要だと思います。


 私の一家の長男は今は受験勉強、次男は野球を頑張っています。
 どちらもテクノロジーとは無縁な事柄ですが、「根性」が養われれば、OSをアップデートする力も付くだろうと思って、今はとにかく頑張れ、と応援しています。

 時代に取り残される企業や人、時代を引っ張る企業や人、時代についていく企業や人、いろいろいますが、せめて最後の三択目には入りたいものです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
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 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

子育て世代のための金融教育サービスFP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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奨学金は借りるべきか




「奨学金を借りて大学に行くか、借りないで就職しちゃうか、どちらがいいですか?」

 高校生にこのように聞かれたら、なんて答えますか?


 投資家たるもの、お金に詳しいと自負するからには、それなりの答えを返したいものです。

「大学なんて遊ぶだけだし、学歴の時代でもないから働いちゃえば?」

という人もいるでしょうし、

「過去の賃金データを見ると大卒の方が給与が高いわけだから大学に行った方がいいよ」

という人もいます。


 私の答えは「自分で考えなさい」です。

 ずいぶん肩透かしを食らう答えですが、続きがあります。

「自己投資として合理性が高いと思うなら大学に行けばいいし、もっと合理性の高い選択肢があるなら大学にこだわる必要はない。」
ということです。

 投資としてリターンを意識しましょう、ということです。


 仮に300万円を借りることで生涯収入が1億円増えるなら合理性は高いということです。

 または、毎月2万円の奨学金返還が必要になるとしても大学に行くことで月収が10万円増加できるというのであれば、収支はプラスなので良い投資です。


 一方、
「一刻も早く起業して稼ぎ始めた方が生涯収入は多いと思う。」
ということなら大学に行く必要はありません。

 または
「大学に通わず、代わりに海外で語学と文化を吸収した方が希少価値を高められ、将来の収入は高くなると思う」
という考え方もありです。

 19歳から22歳の4年間、その後の人生が最大限向上する選択肢に時間とお金を注ぎ込むことが大切です。

「行きたい大学に受からないかも?」という意見も聞こえてきます。
 受験生全てが持つ悩みです。

 人生思い通りに進むことの方が少ないです。
 もしそうなったら進んだ道で最大の収穫を得ましょう。
 受かるために頑張るんだ、という精神論は言うまでもありません。

 先を見て、良く考えた選択肢なら努力が持続すると思います。


 話は変わりますが、お年玉で「30バガー」あたりを狙って学費を投資で捻出する方法も、チャンスがあるかもしれません。

 その方法は億近で学びましょう。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

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奨学金は借りるべきか




「奨学金を借りて大学に行くか、借りないで就職しちゃうか、どちらがいいですか?」

 高校生にこのように聞かれたら、なんて答えますか?


 投資家たるもの、お金に詳しいと自負するからには、それなりの答えを返したいものです。

「大学なんて遊ぶだけだし、学歴の時代でもないから働いちゃえば?」

という人もいるでしょうし、

「過去の賃金データを見ると大卒の方が給与が高いわけだから大学に行った方がいいよ」

という人もいます。


 私の答えは「自分で考えなさい」です。

 ずいぶん肩透かしを食らう答えですが、続きがあります。

「自己投資として合理性が高いと思うなら大学に行けばいいし、もっと合理性の高い選択肢があるなら大学にこだわる必要はない。」
ということです。

 投資としてリターンを意識しましょう、ということです。


 仮に300万円を借りることで生涯収入が1億円増えるなら合理性は高いということです。

 または、毎月2万円の奨学金返還が必要になるとしても大学に行くことで月収が10万円増加できるというのであれば、収支はプラスなので良い投資です。


 一方、
「一刻も早く起業して稼ぎ始めた方が生涯収入は多いと思う。」
ということなら大学に行く必要はありません。

 または
「大学に通わず、代わりに海外で語学と文化を吸収した方が希少価値を高められ、将来の収入は高くなると思う」
という考え方もありです。

 19歳から22歳の4年間、その後の人生が最大限向上する選択肢に時間とお金を注ぎ込むことが大切です。

「行きたい大学に受からないかも?」という意見も聞こえてきます。
 受験生全てが持つ悩みです。

 人生思い通りに進むことの方が少ないです。
 もしそうなったら進んだ道で最大の収穫を得ましょう。
 受かるために頑張るんだ、という精神論は言うまでもありません。

 先を見て、良く考えた選択肢なら努力が持続すると思います。


 話は変わりますが、お年玉で「30バガー」あたりを狙って学費を投資で捻出する方法も、チャンスがあるかもしれません。

 その方法は億近で学びましょう。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
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大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
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