お金は使う、貯める、〇〇する。




 タイトルの〇〇に、あなたなら何を入れますか?

 「投資」?良いと思います。

 他にご意見はありませんでしょうか。


 「強奪」する。この答えは笑えません。


 私の答えは、以前億の近道でも書かせて頂いたのですが、


「寄付する。」です。


 実は、お金の教育を実践すると子供に寄付の気持ちが湧いてきます。

 ただ、そういった事実とは裏腹に、お金の教育事業行っていると、

「お金の勉強をするとお金に卑しい人になってしまうのでは?」

と心配される方が多いと感じています。


 私もそうでした。

 ただ、現実は違います。むしろお金に対する執着が減るように思います。

 私が推奨している子供向けのお金の教育方法は、

「自分で使うお金は自分で稼ぐ」というやり方です。

 家の中で仕事をしてお金を稼ぐということです。

 このやり方を実践すると、子供が人として急激に成長することがあります。


 例えば、先日お金の教育をご自宅で実践されている親御様からこのようなエピソードをいただきました。

「子供が、友達に誕生日プレゼントを買ってあげたいから、家でもっと仕事がしたいと言い出した。」

というのです。


 これは、冒頭に申し上げた、お金を「寄付する」のと同じ概念ですよね。

 人のために使うということです。

 恥ずかしながら、私は小学生の時にそんな精神は持ち合わせていませんでした。

 大人になって後輩にお酒を奢った時が初めて人のためにお金を使った時だと思います。

 大人になってからは、ペイフォワードという考え方で、人のためにしたことは返ってくる、という気持ちでお勘定を出すことはあります。

 しかし、その考え方って打算的ですよね。

 子供は、見返りを求めずに、大人が教えていないのに、寄付の概念を学びます。

 私が提供しているお金の教育カリキュラムでは、実は寄付の概念は最後に教えることにしています。

 自分のことがしっかりできるようになってから、人のためのことはするべきだと考えているからです。


 しかし、子供は飛び級してしまいます。

 自分の貯金より、自分が欲しいものよりも友達のプレゼントが一番だということがあるのです。

 「仕事をすればお金がもらえる。」という方法を知らなければ、友達のプレゼントは親からもらったお金で買うしかありません。

 実は、このお子様はお家のお仕事が最近続かなくなっていたのだそうです。
 「人のために」という気持ちが行動を促したわけです。

 方法を知ることで人は新たな行動をするのだと、私は学びました。


 ちなみに、仕事とお金を関連づけると「お金をもらわない仕事」の尊さが際立ちます。

 子供がお金をもらわないで家でお手伝いをしてくれた時は、ベタ褒めしてあげてください。

 お金の教育をしていく過程で、お簡単なお手伝いを頼んだだけなのに、子供が「お金をもらわないとお手伝いしない」などと言い出したら、がっくりする必要はありません。

「お金をもらわないでやる人は超偉いんだ。さあ、一緒にやるから手伝って。」

と背中を押してください。おそらくお子様も悪い気はしないで手伝ってくれるでしょう。そして、忘れずにベタ褒めしましょう。

「お金をもらってやる仕事は当たり前。お金をもらわないでする仕事は超偉い。(尊い)」

 そのようなことを度々経験の中で伝えていけば、自然とお金をもらうお仕事とお金をもらわない行為の区別を覚えていきます。どっちもやった方が、自分が気持ちいいのです。

 誰だって人に喜んでもらいたいものです。
 誰だって人に尊敬されたいものです。

 お金の教育は、徳を積む道、つまり道徳を子供たちが学べる良い機会になります。

 子供たちには、人に喜んでもらうという経験をいっぱいしてもらいたいものです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

生き抜く力を育むお金の体験型教室FP君
web:https://fpkun.com
メッセージ:koji.endo@fpkun.com


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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お金の倫理感とは




「お金は人に貸してはいけません。返してもらえなかったら、貸した人が怒って喧嘩になるからです。」

 これは7歳の子供が学校で書いた文章です。(一部修正)

 子供は正しい知識はどんどん飲み込みます。

 それだけに、私は子供にお金のことを教える時、かなり苦悩します。

「間違ったことを教えてはいけない。」

こう思うからです。


 大人の世界では、お金の考え方に正解はありません。

 ・リスクと取りたくない預金派の方、
 ・保険が大好きな方、
 ・投機的取引にハマっている方、
 ・借金で資産を築く方、
 ・絶対に借金はしない方、

 どれも自分の価値観や考え方に基づいているのであれば、正解、不正解はありません。
 選択は、個人の自由です。


 しかし、子供に対しては違います。

 誰が聞いても正しいことを教えていかなければいけません。


 例えば、「友達にお金を貸してはいけない。」

 金の切れ目は、縁の切れ目と言いますから。


 また、お金の「貯める」「使う」「寄付する」という選択肢。

 「寄付する」は正しいと思います。

 しかし、おばあちゃんが孫にあげたお小遣いを、孫が寄付に使って良いのでしょうか。

 優しい子だな、という気もしますが、おばあちゃんの気持ちも考えないといけません。
 親はいつも厳しい分、おばあちゃんにくらい、甘えて欲しいのかもしれません。
 お金の教育は、悩みの連続です。


 今教えたことが一生を左右するかもしれないので、本当に子供の将来のことを考えて教えなければいけません。

 正論をなんとなく無責任に発言してはいけないと私は肝に銘じています。

 子供に、

「お金お金と言う人は卑しい人。お金のことばかり考えて働くなんて汚いことです。」

と教えるか、

「お金をたくさん持っているということは、人の助けになった証拠。人のためになることをしてお金をたくさん稼ぐことを誇りに思いなさい。」

と教えるか、

 子供は幼少期に教わったことが当たり前になります。


 ほんの一言、サラッと教えたことを子供はしっかり覚えています。

 私の息子は最近は、家の仕事が増えた上、家庭内でカフェの経営までしているので、毎月お金の勘定が大変です。

 お金の計算をすると、子供はどっと疲れます。

 私も一緒にやっているのですが、確かにお金の計算は疲れます。

 教えるまでもなく、「お金の計算は大変だ。」と子供は学びます。

 しかし、「もうやらない。」とは言いません。

 生きるためにお金が必要なことはわかっているからです。

 このような経験をすると、会計ソフトや家計簿アプリがどれだけ人の役に立っているかが分かります。

 会計ソフトに限らず世にあるサービスは、人の役に立っています。

 ファミレスやロボット掃除機は家事を助けてくれます。
 お布団掃除機は、アレルギーの子供を助けます。

 これらの会社がお金を儲けても、私は卑しいとは思いません。

 子供にお金のことを教えていると、正しい仕事観について考えるようになります。


 親が苦悩した分だけ、子供には伝わるものがあると信じてお金の教育を続けています。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

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後悔しないための金融教育






「まーくん、こんなにしっかりしてたっけ?」
「まーくん、ほんまに偉いな。」


 これは、8月に大阪の実家に帰った時に、おじいちゃん、おばあちゃんが孫である私の息子を見て言っていたセリフです。


 小学生になったら、お金の教育を始めましょう。

 お金の教育は、計算力や経済に対する関心だけでなく、心の鍛錬になります。

 お金の教育は、倫理観も鍛えます。

 大学生の時までは、怠け癖があった人でも、社会人になって自分の生活費を自分で稼ぐようになったら、急に凛々しくなる人がいます。顔つきも良くなります。

 子供も同じです。

 自分が遊びやお菓子で使うお金くらいは、自分で家の仕事をして稼ぐように促しましょう。
 そうすることで、単に「月に1,000円」などのようなお小遣いのあげ方をしているより、子供がグッと逞しくなります。


●お小遣い教育は先延ばしにしない

 私は、子供向けの金融教育の専門家としてセミナー等で多くの親御様とお話しています。

 その際に、良くある質問が、
「いつからお金の教育を始めたらいいの?」
「お小遣いのルール作りの方法がわからない。」
ということです。

 お小遣い教育、お金の教育に関しては、学校のテストで重視されていないため、どうしても手薄になりがちです。親も良くわかってないというのが現状です。

 東大卒の方でもお金のことはさっぱりわからない、という方は少なくありません。

 お小遣い教育には、正解がないため多くの親御様が悩まれています。


 実際に、金融広報中央委員会が2015年に実施した、「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)では、小学校低学年、中学年の子供がいる家庭で、「お小遣いをあげる頻度」の質問に対する回答の最も多くが「ときどき」となっています。

 これは家庭内でお小遣いのルール作りができていないことの現れです。

(参考)
 知るぽると 金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)
https://www.shiruporuto.jp/public/data/survey/kodomo_chosa/2015/pdf/15kodomo.pdf


 では、いつからしっかりとお小遣いのルールを決めたら良いのか、ということですが、冒頭で申し上げた通り、私は小学生になったら始めて良いと思っています。

 100円玉5個で500円、10個で1,000円という計算ができるようになったら、なるべく早いうちからお小遣いのルール作り、お金の教育を始めましょう。
 いえ、このような計算はやりながら学ぶくらいでも構いません。

 なるべく早く初めることが重要です。


 なぜなら、子供はどんどんと大きくなってしまうからです。
 実際に多くの親御様とお話をしていると、小学校高学年〜中学生くらいになると、株式投資について詳しく学びたいという子も出てきます。

 その時点で、「家の中で仕事をしてお金をもらう。」という基礎的なことから始めようとしても、子供の興味とマッチしません。

 その時点で、お金は親の財布から出てくるものだと思っている子に、「お金の大切さを教えたい」と言っても、なかなかマインドセットは難しいのではないでしょうか。うるさい、と思われるだけになるのも困ります。

 もちろん、高校生、大学生になってアルバイトをするとお金の尊さを学びます。

 しかし、親がバイト先まで行って「お金を貰ってるのだからもっとちゃんとしなさい。」と怒りに行くわけにはいきません。

 仕事とお金の関係をどのように学ぶかは、最終的には本人と環境に任せるしかありません。

 子供が小さいうちであれば、
「100%の仕事をして初めてお金が貰えるのだよ。」
ということを教えても、煙たがられません。

 子供は純粋ですから、「そうなんだ。」と納得します。

 正しいことを吸収する年齢の時に、正しいお金の知識を教えましょう。

 「いかにサボってお金をもらうか」、みたいな知恵を考えられる年齢になってからでは難しくなってしまいます。


 お金の学びは、学校では深く学べません。
 学校外で学ぶ必要があります。

 「お金のことは、パパとママから学ぶ。」という習慣を身につけるために、お小遣い教育はなるべく早く始めましょう。

 億の近道の読者の皆様であれば、投資のお話はお得意だと思います。

「将来、子供と一緒に酒を飲む」
ことも楽しみですが、

「子供と一緒に投資の話をする」ことも楽しみにするために、家庭内の金融教育環境を整えてみませんか?


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。

生き抜く力を育むお金の体験型教室FP君
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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お金の教育でいじめ撲滅




「自分の子が、いじめにあって欲しくない。」

「自分の子が、いじめをして欲しくない。」


 このように思われている親御様は、多いのではないでしょうか。

 実は、金融教育は、いじめ撲滅に貢献できる可能性を秘めています。
 その理由はこの後お話します。


 改めまして億近読者の皆様こんにちは。

 お金の教育に特化したFP、遠藤功二です。

 私は、小学生になったら家庭でお金の教育を行うことを推奨しています。
 お金の教育をすると、人間力が形成されます。


 例えば、家でお手伝いをしてお小遣いをもらうルールにすると継続力が身につきます。

「もっとお小遣いが欲しい」、

という気持ちは新しい仕事へのチャンレンジ精神を掻き立てます。

「お金を稼ぐことは大変なことだ」ということを理解することで、様々な価値観形成に繋がります。

 世の中の働いている人々への感謝もするようになるでしょう。


 しかし、
「お金をあげなくても、行動して欲しい。継続して欲しい。チャレンジして欲しい。」

と願う親御様は多いことと思います。

 私も同じです。

 大丈夫です。

 人として正しい行動は、お金の勉強以外で、学校やあなたの家庭で教えているではありませんか。

 お金の勉強を多少取り入れても、子供は金の亡者みたいにはなりません。


 電車でお年寄りに席を譲ることは、お金はもらえませんが、正しい行動であることは、子供は良くわかっています。


 お金の教育は、人間力を鍛えます。


●お金の力でいじめを撲滅


 前置きが長くなりましたが、今日のテーマは、

「お金の力でいじめを撲滅」です。

 私はお金の教育によって、子供たちの世界からいじめを撲滅できるのでは?と思っています。


 子供の世界で起きる「いじめ」。
 これは暴力です。

 暴力には精神的な暴力と、身体的な暴力があります。

 最近、注目されている誹謗中傷は精神的な暴力です。

 子供の世界でよくある、「人を殴る」というのは身体的な暴力です。


 学校でのいじめの事件はなくなりません。

 事件が起きる度に、非常に心が痛みます。


 「少年法で子供は守られている。」という話を聞きます。


 実は、この話、かなり甘いです。

 子供は守られていません。

 暴力を振るうことで起きる罪を「傷害」と言います。


 「傷害」には「刑事」と「民事」があります。

 そうです。少年法で子供を守っているのは「刑事」です。

 子供は何をしても、「無期懲役」などにはなりません。


 しかし、民事は違います。

 民事の世界では、「傷害」は「損害賠償」で解決します。


 傷害を負った人は、傷害を負わせた人に対し、精神的な苦痛、身体的な苦痛の弁済として、慰謝料を請求します。
 治療費や逸失利益などを請求するということです。


 損害賠償は非常に怖いものです。


 もし、私の子供がいじめをして、相手の子に一生社会復帰できない精神的苦痛を残してしまったら、私は子供の親権者、監督者として、いったい、いくらの損害賠償金を払わなければならないのでしょう。


 逆にあなたがいじめを受けた子供の親なら、いくらの慰謝料を請求しますか?


 500万円程度の慰謝料でも、10年かけて払う場合、月の支払い額は41,666円です。
 5,000万円だったら、数字は恐ろしいことになります。

 ありえないことではありません。
 自動車保険の対人賠償の上限は「億」になっています。
 人を傷つけた場合、程度によっては「億」に到達することもあるということです。

 私たちが目指しているのは、「億の負債」ではなく「億の資産」です。

 ちなみに、「故意」は、個人賠償責任保険の対象外です。

 ケースによる損害賠償金の算定は、弁護士に譲りますが、損害賠償金は、自己破産しても免責されない場合がある点もご注意下さい。


 人生を慰謝料で棒に振る人は、少なからずいます。

 子供には刑事責任はありません。
 しかし、子供が他人の子を傷つけたら、民事の損害賠償請求に応じるのは子の親です。
 子供が成人したら、親が払っていた損害賠償金の続きは、子供に働いて払ってもらうしかありません。
 大学などへの進学は絶望的です。
 損害賠償債務は、相続放棄をしない限り、代々続きます。
 たった1つのいじめが、子供とその家族の人生を狂わせるかもしれないのです。

 だから、いじめをしてはいけないのです。

 私みたいな親もいるので、とんでもないことになります。


 逆に、あなたの子が、気が小さくて、いじめられる側だったら、どのように教えますか?

「いじめられたら、損害賠償請求するからすぐに報告しなさい。」

 このように教えると、子供は勇気を持つかもしれません。
 ただ耐えるのではなく、いじめられるのを堂々と待ち受けられるようになるかもしれません。
 録音をする知恵も教えてあげましょう。


 現代は、腕力ではなく、頭の時代です。

 堂々としている人は、体は小さくてもいじめられません。

 先生方には申し訳ないですが、いじめを学校の先生に報告しても、解決してくれるとは限りません。


「いじめはいかん。」

 みたいなことを言っても、いじめはなくなりません。
 大人の世界にもいじめはあります。


「いじめで訴えられるとお金がかかる。」

「いじめられたら、その場は耐えて損害賠償で倍返し。」


 お金の学びで、いじめられっ子が勇気を持てたら幸いです。


 私は、子供に、

「もしいじめられたら、いじめた人からお金取るから言ってね。」
「頭にきても絶対人を殴ってはダメだ。その場は我慢しなさい。」

と教えています。


 もちろん、弱いものいじめはいかん、といった人間として当たり前のことは子供はしっかり学んでいます。


 いじめとお金を関連付けたお話は学校ではしてくれないでしょう。
 ご家庭でするしかありません。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

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キャッシュフローゲームを子供とやりましょう




 億近読者の皆様こんにちは。

 お金の教育に特化したFP、遠藤功二です。


 私は、小学生になったら家庭でお金の教育を行うことを推奨しています。
 前回の寄稿では、子供がゲーム依存ばかりしていると親は不安になる、というお話しをしました。

 今回取り上げるのゲームはボードゲームです。


 現在金融経済教育のためのボードゲームは複数存在します。

 ボードゲームの中でも有名なのが、ロバートキヨサキ氏が考案したキャッシュフローゲームです。

 億近読者の皆様であれてば、キャッシュフローゲームをやったことがある、もしくは聞いたことはある、という方は多いのではないでしょうか。


 キャッシュフローゲームは、「支出以上の不労所得を確保したら勝ち」というゲームです。

 不労所得とは不動産の賃料や株の配当のことです。

 現金を持っていても不労所得は生まれません。だから、現金はこのゲームでは得点になりません。このあたりは、流石「金持ち父さん貧乏父さん」を書かれたロバートキヨサキ氏のこだわりだと感じます。

 日本で流行った「人生ゲーム」の場合、お金を多く持っている人が勝ちです。

 それと比較するとキャッシュフローゲームは、金融教育のコンテンツとしては、投資大国アメリカらしい商品だと言えます。


●キャッシュフローゲームにはキッズ用もある

 大人向けのキャッシュフローゲームは有名ですが、実はキャッシュフローゲームには、キャッシュフローゲームフォーキッズという子供用があります。
 amazonページ ⇒ https://amzn.to/30Wbhaf


 ルールは同じで、「支出を上回る不労所得を得たら勝ち」というゲームです。

 子供用は対象年齢6歳以上となっており、
「収入が多い人がチャンスを掴める。」、「支出は悪」、「投資が善」
という非常にシンプルでわかりやすい構成になっています。


●日本人が学ぶべきはキャッシュフローゲームフォーキッズ

 大人向けのキャッシュフローゲームは、借金をしてでもどんどん投資をした人が結果的に勝つ場合があります。投資のタイミングも重要ですが、基本的には攻めた方がチャンスが巡ってきやすくなっています。
 私自身、ゲーム大会に出た時に試しに最高にアグレッシブに攻めたら初心者なのに勝つことができたのを覚えています。

 ゲームに乗せられて、勉強不足のうちに借金をして不動産投資を初めてしまうのは危険です。

 しかし、子供用のキャッシュフローゲームの場合、「借金」という概念がありません。

 プレーヤーは現金の範囲でしか投資物件を買うことができません。
 この部分が日本人向きだと言えます。

「借金をしてでも投資せよ。」

 この理論は、アメリカのような不動産が上昇トレンドに乗っている市場では通用します。
 または、日本でも不動産相場をよく勉強している人であれば、借金をして不動産投資をしても問題ないでしょう。

 しかし、日本では
「ワンルームマンションで失敗した。」
「アパートを建てたのに、サブリースで収支のマイナスが続いている。」
という失敗談が後を立ちません。

 不動産営業マンがする

「年金の足しにするために資産形成を。」

というトークは正しいのですが、物件が割高では投資はうまくいきません。

 多少割高な物件を買っても、もしくは多少空室が出ても耐えられるのは、収入が多い人たちです。


 不動産に詳しくない人が、勧誘に乗せられて

「収入が少ないから不動産投資で一獲千金を。」

と考えるのは危険です。

 「まずは、チャンスを掴むために収入を増やす。リスクを取るために収入を増やす。」

ということが学べるという点で、キャッシュフローゲームフォーキッズは、お子様とやるにはお勧めのゲームです。


「投資は、財をなすために大事だけど、収入が高くないと始まらない。今は勉強を頑張る時だ。」

ということをロバートキヨサキは子供たちに教えたいのではないでしょうか。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

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一日中ゲームばかりしていてはいけない理由




 億近読者の皆様こんにちは。

 お金の教育に特化したFP、遠藤功二です。


 私は、小学生になったら家庭でお金の教育を行うことを推奨しています。
 今回は、お金の教育は世にある罠から身を守るというお話をさせて頂きます。


 皆様、子供がゲームばかりしていると不安になることはありませんか。

 うちは、単純に目が悪くなるからゲームの時間を決めています。

 しかし、ゲームに対する考え方は、親によってかなり違いがあると感じています。

 ゲームに寛容な親御様は、
 「子供のうちは好きなことを思い切りさせてあげたい。」
 「ゲームも頭脳が鍛えられる。」
 「ゲームをしてないと友達と話が合わない。」
 「親自身もゲームが好きだ。」

という方が多いのではないでしょうか。

 一方、ゲーム依存症や1日中引きこもってゲームをしている情緒不安定な子のエピソードなどを聞くと親としては、不安になるのも自然です。

 子供の意思を尊重したいという想いはあっても、どうしても親というものは、子供が家で引きこもってゲームをしているより、外で元気よく遊んでいる姿を望んでしまうものです。


 実は、お金の勉強は、子供をそういった依存から守る効果もあります。


●自制の精神が鍛えられる


 お金の教育の基本は「貯金」です。

 好きなものを買うためには、我慢して貯金をしなければいけません。

 今日の駄菓子より、1ヶ月後、3ヶ月後を見据えて自制をする必要があります。
 そうでなければ、夏休みに映画を見にいくこともできません。

 このように、「今」より「未来」を優先する考え方は、投資の基本です。

 短期トレードで1000円稼ぐより、10年で10倍を目指したいものです。

 老後資産のための積立も考え方は同じです。
 今、1ヶ月1万円を飲み代に使うのであれば、その1万円をイデコに入れるだけで少しは老後の安心につながります。


 お金の教育は、「今」より「未来」を優先させます。


 今は子供たちは、ゲームに夢中かもしれません。

 しかし、お金の教育を行うことで、

「人生は貯金と同じだよ。我慢を続けると大きなことができるんだよ。」

と教えていくことができます。

 そのような未来優先の考え方をコツコツ伝えていけば、人生のどこかのステージで、楽と苦労、得と損を選ぶ瞬間に、「未来に繋がる方を選ぶ。」という選択ができるようになるのではないでしょうか。


●提供側の立場がわかる


 お金の教育を続けていくことで、最大のメリットがビジネス目線を教えられることです。

 ビジネス目線は、ゲーム依存などの世に潜むワナから身を守ります。

 依存症から身を守るためには、自分が依存をさせる側、つまり物やサービスを提供する側に回ることが大切です。

 ゲームであれば、自分がゲームを作る側です。
 ユーザーが夢中になるゲームを作るということです。

 言葉が悪いですが、自分が罠を仕掛ける側に回れば、自ずとどこに罠があるかわかってくるものです。

 私はずっと金融の営業をやってきたので、「いい加減な営業トーク」は聞けばわかります。

 例えば、「日経リンク債」を販売するときは、

「日経平均が4割も落ちたら日本は終わりですよ。ありえません。」

といったことを言う営業マンがいますが、私自身、証券会社の若手の時にこのようなことを言って販売していましたので、いかにこのトークが勉強不足のものかわかっています。

 しかし、経験や知識がないお客様は、「そうだよね、ありえないよね。」と言って買ってしまうのです。

 このような提供側の目線は、業種が変わっても役立ちます。
 やましい商品ほど、やましくない理由を並べ立てます。

 お金の教育を行うとお金をもらう側の立場を学べます。
 ゲームに夢中になりお金を払う側ではなく人を夢中にさせる、お金をもらう側に視点を置くことができます。


 お金の教育を行っていると、子供と買い物に行った時に多くのことを教えられます。

 先日も子供と一緒にコーヒー豆を買いに行った際、
「なんでコーヒーのお店に他のものがいっぱい売っているの?」
と聞かれました。

 私は、
「コーヒーを買いにきた人が甘いものを欲しくなって買ったり、ついでにお酒を買っておつまみも買ってしまうように作戦を立てているんだよ。」
と伝えました。

 もちろん、お店側はお客さんに喜んでもらうため、という大前提がありますが、ビジネスですから、客単価をあげるために様々なものを揃えるのは鉄則です。

 わかっていても引っかかることはあります。

 私自身、スーパーの店頭にアンチョビが売っていて、ついアンチョビパスタを作りたいと思い買ってしまいました。


●ゲームばかりしていてはいけない理由


 ゲームばかりしていた子が、急にやりたいことを見つけて東大に入った、というエピソードはあります。

 しかし私は多少の息抜きのためなら問題ないとは思いますが、一日中ゲームをすることは反対です。

 その先には、継続課金やパチンコ依存症のようなお金をドブに捨てる罠が待っているからです。

 東大に入っても依存症が抜けないと、まずいことになるかもしれません。

 私は子供に、皆が夢中になるゲームを作る側になろうよ、と言い続けます。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
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大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
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子供と一緒に企業選びの目を養う方法




 億近読者の皆様こんにちは。
 お金の教育に特化したFP、遠藤功二です。

 私は、小学生になったら家庭でお金の教育を行うことを推奨しています。


 私の家庭では、7歳の長男にカフェの経営をしてもらってます。
 共同経営者兼資金の出資者は私です。

 小さなお店を経営する経験は、お金が増える原理や経済の仕組みを学ぶには最適です。

 今回は、私が子供と行っている家庭内カフェ経営体験の中で、新たな発見をしたことを、読者の方々に共有します。


●家庭内カフェ体験の壁


 家庭内カフェ体験と言っても客は家族や親戚くらいしかいません。

 最初はコーヒーやカフェオレを作ることが楽しかった長男も同じことの繰り返しでは流石に飽きてきました。

 それでも、お客(親)が喜んでコーヒーを飲んでくれることと、お店のお金が増えていくことの面白さで、何とか継続していましたが、共同経営者の私としては

「そろそろ何か変化をつけないと継続できないな。」

と危機感を感じていました。


●コーヒーゼリーの発想


 そのように考えていたある日、長男から

「メニューにコーヒーゼリーを増やそうか。」

と提案がありました。

 私は、なるほど、と思いました。

 確かにコーヒーゼリーであれば、私も食べたいし、子供にとっては良い科学の勉強になりそうなので、賛成しました。

 しかも長男は、

「コーヒーゼリーは甘い方が良いか、苦い方が良いか。クリームはいるか。」

などとヒアリングをしてきました。

 大人でも自分よがりの商品やサービスを作ってしまうことは良くあります。

 長男がコーヒーゼリーにプリンを乗っけるというような発想をしなくて助かりました。

 家庭内経営体験は、市場調査をする力も自然に身につきます。


●そういえばスターバックスも


 そういえば、スタバに行くといつも期間限定商品が売られています。

 ずっと代わり映えしないメニューでは、客も従業員も飽きてしまいます。
 スタバもそういった点をしっかり抑えているのでしょう。

 子供と家庭内経営体験をすると、投資先企業を見定める目も養われます。


●いつもと違う目線での買い物


 ところで、新しいメニューを増やす場合、仕入れが必要になります。

 子供と一緒に行う仕入れ体験は大人にとっても学びになります。

 例えば、私のようなおじさんは普段スーパーでゼリーの素の棚を見ることはありません。

 ただ、実際にスーパーのゼリーの素を売っている棚を見てみると、フルーツの缶詰のなどのコーナーもすぐ近くに設けられており、追加購入を促すように作れられています。


 このような「ついで買い」の発想は、商売の定石です。

 スマホが売れればアプリが売れることは言うまでもありません。

 リモートワークでパソコンを使う人が増えれば、ディスプレイなどの周辺機器の需要も増えます。

 新築住宅に引っ越す際には、家具や家電を新しくする人は多いでしょう。

 旅行が増えれば、お出かけ用の服も売れるかもしれません。

 ポテトチップスを食べればビールを飲みたくなります。
 これは逆でしょうか。ビールからポテチの方が、一般的かもしれません。


「どういう順序で何を売るか。」
「どうやって今売れているものの流れに乗っかるか。」
「このようなことをうまく考えてビジネスを成功させている企業はあるのか。」

 子供とゼリーの素を買いに行くだけの何気ない活動が、投資のための気づきを与えてくれます。


 今年の後半はどのような需要が生まれるのか、その需要に乗っかれるビジネスは何なのか、そろそろ人と接する機会を増やして調査していきたいものです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
自己責任が求められる社会で、子供たちが自立して生きていけるよう、お金の教育講座を実施している。子育て世代の親たちと子供たちに、金融の知識を届けるため教育特化のFPとして奔走中。
web:https://fpkun.com
メルマガ:https://mailseminar.fpkun.com/
メッセージ:koji.endo@fpkun.com


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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財政健全化のための投資教育




 億近読者の皆様こんにちは。

 お金教育に特化したFP、遠藤功二です。


 私は、小学生になったら家庭で投資教育を行っていくことを推奨しています。

 日銀や金融庁が共同作成した金融リテラシーマップではお金の教育が推奨されています。

(出典)知るぽると 金融リテラシーマップ 
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/

 金融リテラシーマップでは、

必要なものと欲しいものを分ける。
仕事をして貯蓄の習慣をつける。

 小学生にもこのようなことを求めています。

 実は、大人にとっては当たり前のこの習慣は、投資教育を行うことで簡単に習慣化することができます。


●投資教育がもたらす効果

 投資教育を行うことで、自然と必要なものと欲しいものを分けることができるようになります。
 また、「増える」と言う前提があれば貯蓄習慣にも身が入ります。

 例えば、私が推奨する家庭内の起業体験をすると、子供は投資として材料の仕入れをするので「必要なもの」を買う体験ができます。
 お店のお金で欲しいものは買えません。

 また、お店のお金は投資に使えば増えるという経験があると、子供が売上のうちの事業主の取り分をあえて少なめにし、投資できるお金を残すという判断をします。

 子供には「無駄遣いをするな」と何度もお説教をするよりも、投資教育をしてしまうことが最も効果的です。

 もし学校教育で投資の原理をしっかり教えていれば、日本に元本払い戻し金である「特別分配金」の文化は生まれなかったでしょう。
 赤字分配を出し続けることは投資ではないですし、信じて託してくれた投資家に対する裏切り行為だからです。
 分配金は「投資信託」の名に相応しくない行為ということです。


●投資教育によって税収増も期待できる

 私は投資教育を日本の必修科目にすべきだと考えています。
 日本に投資教育が必要な最大の理由は、財政問題です。

 税収増に繋げるために最も効果的な方法は、平均所得を上げることです。
 所得が上がれば、所得税収が増えるばかりか消費税を上げてもマイナスインパクトを吸収しやすくなります。

 しかし、日本人の一世帯あたりの平均所得は、1995年から2015年の20年で100万円以上減少しています。

 教育投資は、うまくいっていないと言わざるを得ません。

 日本よりGDPが巨大なアメリカや中国では、サイドビジネスが当たり前なのに、日本では、未だに社則を恐れて多くの会社員が個人事業1つ持てません。

 事業は投資と回収の連続です。

 学校教育で教われないばかりか、日本人は社会人になってからも投資を学ぶ機会が不足してしまっています。

 日本全体の投資の知性はなかなか底上げされません。


●新しい学習指導要領を生かすために投資教育が必要

 登校自粛であまり話題に上がっていませんが、小学校では2020年4月から新学習指導要領が開始されています。

 新学指導要領では、語学力、プログラミング教育、対話力などの現代人に必要な能力が重視されています。

 しかし、これらの能力が花咲き、国民の所得を上げていくためには

「どうやったらお金を増やせるのか」

という投資教育が欠かせません。

「AIの時代だからプログラミングだよね。」
「プログラミングができればどこか就職できるよね。」

と言う程度ではなく、

「アプリを作って億の金額で事業売却を目論む」
とか
「学生のバイト代だけでファンドを立ち上げて事業を起こす」

くらいのことを、学校の教育現場で体験できても良いのではないか、と私は思います。


 投資の原理を理解した金融の知性の高い人たちが日本のリーダーになれば、教育が変わり、所得が変わり、財政が変わると私は考えています。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当した経験上、日本には金融教育が足りていないことを確信する。
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家でおもちゃのお金は使わない




 億近読者の皆様こんにちは。

 お金教育に特化したFP、遠藤功二です。


 緊急事態宣言が明け、電車の中も大分人が増えてきました。
 この数ヶ月、感染防止のために多くの方が自宅待機、在宅勤務を強いられたと思います。

 職種によっては、在宅勤務といっても仕事はなく、実質休暇と同じ生活だったという人もいらっしゃるようです。
 仕事がなくても給与や休業補償が振り込まれるのは安心する一方、自力でお金を稼ぐ力の大切さに気づいた方も多いのではないでしょうか。


 私自身も、今回の新型コロナの騒動で、子供には、自分でお金を稼ぐ力を持って欲しいと思いました。

 以前のメルマガで、私は、子供にお金の稼ぎ方を教えるために、家の中のお仕事をしたらお小遣いをあげる、という方法を推奨させていただきました。

 このような私の考え方を申し上げると、

「家の仕事にお金を払うのはいかがなものか。」

という反論も受けすることもあります。

 また、「お金をあげないとお手伝いを全くしなくなったらどうしよう。」

このような迷いが生じる方もいらっしゃいます。


 そのような方のために、今回は私が子供にお仕事をしたら現金を与えている理由をお話ししていきます。


■おもちゃのお金を使ってはいけない理由

 まず、お手伝いにお小遣いをあげるのをためらう場合、「おもちゃのお金」をあげるという方法があります。

 実際に、家庭内でのみ通用するお金を、金融教育教材として発信している事業者もいらっしゃいます。

 ただ、私は、これは反対です。

 なぜかというと、家の中のお仕事に対しおもちゃのお金をあげる行為は、子供に対し失礼な行為だと感じるからです。

 私は、子供が家の中でお仕事をする場合、完璧を求めます。

 私の家庭では、子供がベッドメイキングをしてくれるのですが、私より上手になってしまいました。

 その完璧な仕事に対し、おもちゃのお金をあげるなんて、ホテルのサービスマンの方に同じことをしたら、とんでもない非礼なことです。

 また、「子供だからおもちゃのお金で良いだろう」と考えることは、子供を下に見ていることの現れです。会社で功労賞として、よくわからないポイントを渡されたら、逆に憤慨します。

 そのような「下に見る態度」は子供にも伝わってしまいます。
 信頼関係に影響します。


 ここで余談です。
 以前、私が家庭内で債券を発行することを子供に提案しようと思い、手書きの債券を作成し、

「この債券、満期に2倍になるけどこの債券に投資する?」
と聞いたら、
「そんな偽物の券いらない。」
と言われました。

 子供は、大人が思っている以上に本質を見定める目があります。
 裸の王様のお話でも子供が、本質を見抜きました。

 私はおもちゃのお金でお金の学習をすることは反対です。
 子供は騙されてくれません。また、騙される子に育ててはいけません。
(モノポリーのように「遊び」と割り切っているものは大賛成です。)


■家族の仕事を無償にしない理由

「家事は家族の仕事なのだから、お手伝いにお金を渡すのはおかしい。」
このご意見については、私は半分賛成です。

 しかし、私は、子供の仕事にお金を渡します。

 なぜかというと、家事は親の仕事だと思っているからです。
 子供の仕事は、遊びと勉強です。

 家を会社に例えるなら、社員が気持ちよく働ける職場を作るのが社長の務めです。
 家庭の社長は親です。

 多くの方に尊敬される社長は、朝早く会社に来て、掃除をしたりします。
 偉そうにするのが社長の仕事ではないとわかっているからです。

 しかし、次のようなことが起きたらどうしますか。

 もし、社長が朝早く掃除をしている中、若手社員が心を打たれ、
「僕が朝早く来て掃除しますから、社長はもっと大事な仕事をしてください。」
と言って、掃除を引き受けてくれたら。

 えこひいきになるようで気が引けますが、私なら掃除の時間も給与に計算してあげます。

 もしそれで、他の社員から「ずるい」という話が出るなら、みんなで朝早く掃除をすれば良いわけです(もちろん掃除の時間から時給発生です)。

 一方、若手社員が朝早く会社に来て、資格勉強の自習をしていても時給を渡す必要はありません。それは、自分のための行為だからです。

 子供がどんなに勉強を頑張っても、私はお小遣いとは結び付けません。
(ご褒美で焼肉に行くなどはありだと思っています。)


■家事は本来親の仕事。

 子供が行うお手伝いは、親の仕事の代行。
と考えれば、お手伝いにお小遣いが発生しないと、私はサービス残業を強いるブラック企業の社長になってしまいます。


 余談ですが、大人の世界では、先ほど例に出した若手社員のような行為を、純粋なように魅せて行う人を「したたか」と言います。
 人の気持ちを理解できなければ、「したたか」になることすらできません。

 私は、したたかは、賛成派です。
 辞書で「したたか」を調べると意外な意味があります。

 私は、子供に純粋なまま、したたかになって欲しいと思っています。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
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家庭内起業で得られるもの




 億近読者の皆様こんにちは。

 お金教育に特化したFP、遠藤功二です。


 新型コロナの影響により、2020年5月中旬現在、東京都内の小学校では、自宅学習が続いています。

 親が忙しいと、どうしても子供にYoutubeやゲームを与えてしまい、「これでいいのだろうか?」と疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。

 また、教育に情熱をお持ちの親御様ほど、

「学校や塾の宿題だけでは学びが足りないのでは?」
「もっと、外に出て様々な体験をさせてあげたい。」
「勉強以外のことを子供たちに学ばせたい。」

と「教養」についても悩まれているのではないでしょうか。

 家の中でできることは限られている中で、自宅でも手軽に取り組める学習方法として、私がお勧めしたいものが、「家庭内起業」です。


■家庭内起業とは


 家庭内起業とは、家でビジネスを行うことです。

 具体的にお勧めなのがカフェ経営です。
 お子様に、お茶やコーヒーを作ってもらい、家庭内で100円で販売してもらいます。

 親がお客さんになるので、サービスに意見をします。
 例えば「このコーヒーは薄いね」とか、
「ずいぶん待たされた」などです。

 そうすると、子供は傷つくかと思いきや、タフな子はしっかり工夫して質を高めます。


■家庭内起業での発見


 家庭内起業をすると、普段のおうちのお手伝いとは違った発見があります。

 おうちのお手伝いは、なかなか継続が難しかったり、せっかくやってくれたことを親が意見すると、すねてしまう子もいます。

 しかし、家庭内起業でやることは、お手伝いではなくビジネスです。

 ビジネスの場となると、子供も案外素直になります。

 例えば、普段片付けができない子でも、
「仕事は片付けまでやって完了だよ。」と教えると、
仕事上の片付けは文句を言わずにやってくれたりします。


 子供も、スーパーやレストランで、仕事をしている人を見ています。
 「仕事はきっちり行うものである」ということがなんとなく理解できているのでしょう。

 だから、「これは仕事だよ。」と言うと、ピリッと緊張感を持って取り組むようです。


■家庭内起業で親が得られるもの


 家庭内起業をすると、親側が顧客や、管理者の立場になるので、新たな発見が得られます。

 例えば、先程述べた「コーヒーが薄い」のような事って、もしかしたら多くのお客さんが思っている事なのに、言わないだけのことなのかもしれません。
 大人の世界では、気が付かないうちにお客さんを失っているかもしれないわけです。

 また、片付けに関しても、オフィスの机が散らかっている人も少なくないのではないでしょうか。
 子供を指導する立場になって、自分に対して振り返りができることも少なくありません。

 また、子供は正直です。
 もしあなたの指導がパワハラなら、正直に反応を示します。
 大人のようにポーカーフェイスでスルーしてはくれません。


 子供に家庭内で何か1つビジネス興してもらうのは、親にとっても大変学びが多い取り組みとなります。


(遠藤)


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