目利き力を鍛える




 億近読者の皆様、こんにちは。
 お金の教育特化のFP、遠藤功二と申します。


 私は、家庭でできるお子様向けの金融教育の方法について、連載しております。

 日本国内で定められている「金融リテラシーマップ」では、小学生の時に金融取引の基本としての素養として以下のことを身につけて欲しいと書かれています。
(以下、「」内は引用箇所)

「小学生が巻き込まれる金融トラブルの実態について知り、消費生活に関する情報を活用して比較・選択する力を身につける。」

(出典)知るぽると 金融リテラシーマップ
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/


 「情報を活用して比較・選択する力」

 これは大人でも難しいですね。
 では、どのようにこのような力をつけていけば良いのでしょうか。


■「価値基準を持つ」


 小学生はともかく、学生が巻き込まれやすい金融、消費生活における犯罪といえば、

「違法なキャッチセールス」
「ネズミ講」

などが挙げられます。

 私は、これらの犯罪から身を守るためには、人生に目的意識や目標を持ち、価値基準を持つことが重要だと考えます。

 例えば、今の子供が将来大学生になり、違法なエステのキャッチセールスの勧誘を受けたとします。
 もしあなたのお子さんが、自分の留学費用のためにお金を貯め、英会話学習のためにお金を使い、使い道のないお金は株に投資していたとします。
 そのような学生さんが、違法なエステ、もしくは違法な芸能事務所の勧誘などに引っかかるでしょうか。

 また、「将来は自分の会社を立ち上げ、世の中の人のためになることを成し遂げる。」と意気込んでいる若者が、健康食品のネズミ講に引っかかるでしょうか。

 起業家に、ネズミ講をやっている暇はありません。

 自分の価値基準がしっかりしていれば、価値基準にそぐわないものを退ける判断ができるようになります。


■「価値基準がないと、、、」


 私は大学生の時に高額なビジネススクールの勧誘を受けました。
 70〜80万円くらいするスクールで、就職内定率を高めるという目的のスクールでした。
 私は大学生の時に、特に人生の目標もなく稼いだバイト代をローン返済と浪費に使いきる生活を送っていたので、

「就職率が上がるならいいかも。」

とそのスクールに入会しようと考えました。

 しかし、話を進めていく中で強引なトークが怖いと思ったのでそのスクールには、

「お金がないから入れない」

と言って断りました。

 先方のクロージングの段取りが二流だったので助かりましたが、お金のない学生から、平気でむしり取ろうとする人間がいることを知り、ゾッとしました。

 目標を持たずフラフラしていると、心の隙間を狙われます。
 お金がなくても、借りてまでお金を払わせるのが、悪徳業者の手口です。


■「小学生から始める身を守るための価値基準教育」


 1.価値を吟味する

  価値を吟味する習慣をつけるよう促しましょう。
  「友達の家でやったことがあるゲーム」
  「図書館で読んだ本の別のシリーズ」
  は、価値や期待値が吟味されています。
  それらを吟味した上で買うのであれば良いと思います。
  一方で、玩具屋さんのガチャガチャ。
  何が出てくるかわからない。
  出てきても小さいおもちゃ。
  これに価値を見出すことができるでしょうか。
  (おもちゃ業界の方には申し訳ありませんが私見です。)
  価値のないものにお金を出してしまう、価値がわからないものにお金を出してしまうのは、悪徳業者に騙される典型です。

 2.自分で請求書を作成する体験をさせる

  自分がお金を払う立場ではなく、自分がお金を請求する立場を体験することは、お金の流れを理解する上で大変有意義です。
  お金の流れが理解できていれば、違法な請求の違和感に気付けます。
  例えば、
  お子さんが休みを利用して1日に「草むしり、窓拭き、雑巾掛け」をお仕事として行ったとします。
  その際に、「草むしり100円、窓拭き50円、雑巾掛け100円、合計200円」のように請求書を作成させるわけです。
  お金を請求し受け取る仕事をすると、割高な商売が目に付くようになります。
  不正な請求の不合理に納得できなくなるというわけです。
  これは大人でも同じです。
  会社勤めだと、自分の給与の源泉が見えにくいですが、自分で受注し、自分で仕事を行い、自分で請求をする体験をすると、お金の流れが理解できます。
  物事の価格は、サービスと価値と費用で成り立っています。
  高級ホテルが高額なのは、高いサービスと設備投資費用と不動産費用にお金がかかっているからです。
  このような仕組みを理解することで
  「効果のわからないエステに何十万円も払うなんてあり得ない。」
  といった判断が即座にできるようになるわけです。
  このように、お金を請求する側の立場を経験することで、商売にシビアになり、目利き力を鍛えることができるようになります。


 ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。

 お金の教育は、試験問題のように模範解答がない分、子供に教えることで、親も気づきを得ることができます。

 日々、悩みと気づきを楽しんでいきましょう。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
 FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。
「お金のためだけに働くつまらない生き方を他の人たちにはさせたくない。」
という志をもち、お金が原因で不幸になる人を少しでも減らすべく、教育特化のFPとして奔走中。
web:https://fpkun.com
メルマガ:https://mailseminar.fpkun.com/


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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安月給でこき使われる人生を歩まないために




 億近読者の皆様、こんにちは。
 お金の教育特化のFP、遠藤功二と申します。


 私は、家庭でできるお子様向けの金融教育の方法について、連載しております。
 本日が、3回目の寄稿となります。


 お金の教養は、生きる力として不可欠な時代です。

 日本国内で定められている「金融リテラシーマップ」では、小学生の時に生活設計をする力として以下のことを身につけて欲しいと書かれています。
(以下、「」内は引用箇所)

「働くことを通してお金を得ることおよび将来を考え金銭を計画的に使うことの大切さを理解し、貯蓄する態度を身に付ける」

(出典)知るぽると 金融リテラシーマップ
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/


■働くことを通してお金を得ること


 小学生の本業は学業です。

 小学生が働くことを通して、お金を得ることを学ぶためには、家庭での大人たちの協力と工夫が必要です。


■家庭でのお仕事を通してお金を得ることを学ぶ


 第1回目のメルマガでも申し上げました通り、家庭でお仕事とお金の関係について学ぶなら、まずは、1つのお仕事(お手伝い)をしたらお金を渡すといった、日雇い型から始めるのが基本です。

 雑なお仕事だったら、お金を渡さなくて構いません。

 お金をもらうお仕事は、完璧に仕事をするという癖を、子供の時から身につけてもらいましょう。

 余談ですが、私は、定食屋さんなどで、お茶碗のフチにご飯をこびりつけて出すお店が信じられません。

 お客さんに出すご飯は、綺麗に盛り付けるべきだと考えています。
 どういうOJTをしているのだろうと疑問に思います。

 このような、神経質な客もいますので、仕事は完璧にしなければならないのです。

 逆に、ボランティアの奉仕の方々がされているお仕事に、文句をつける人は少ないでしょう。


 話題を家庭のお仕事に戻します。

 お仕事を定期的に完璧にこなせるようになってきたら、お小遣いを、週給や月給の固定給に変えていきます。

 信頼を得れば、収入も安定することを教えていきましょう。


■給与交渉


 子供は成長していきます。

 ゲームソフトなど、欲しい物も増えてくるでしょう。
 お小遣いの金額を上げることは必要になってきます。

 ただ、その際は子供から交渉をするように促しましょう。

 子供の給与交渉は社会の仕組みを伝える大チャンスです。

 お小遣いの金額を上げるわけですから、もちろん、子供も仕事の質を高めるか、仕事の量を増やして貰わないと道理が通りません。


 私の家庭では、子供に
「布団の上げ下ろし」1回で10円、
「お皿の片付け」1回で10円、
のお小遣いをあげています。
(お皿の片付けは、レストランごっこ的にやると楽しくなります)

 息子が
「もっとお小遣いを増やしたい」

と言ってきたので、


「自分でどうやったらお小遣いが上がるか提案しなよ。」
と促しました。

 ただ、単価の安い仕事ばかりでは、きつくなってくる割りに、なかなかお金が増えません。

 子供もなかなかアイデアが思いつかないようなので、

 私の方から

「トイレ掃除したら?」

と聞きました。

 そうすると子供は、

「それはきついでしょ!お小遣いいっぱい貰わないと!」

と自然と給与交渉をしてきました。


 ここで面白かったのが、そのあと子供が

「トイレ掃除なら15円は貰わないと合わないよ。」

言ってきたことです。

 トイレ掃除15円は、安すぎます。

 息子は、ベースの給与が10円なので、15円でも大きいと思ったようです。


 これは大人の世界で考えたら怖いことです。
 年収が300万円の人は、年収を一気に1000万円クラスに上げる交渉ができるでしょうか。

 せいぜい400万円に上げる交渉をするのがやっとだと思います。

 自分の定規だけで収入を図ると安月給でいいように使われているかもしれません。


 大人の世界でも収入を増やす方法は量か質です。

 副業などをして、収入源を量で増やしていくか、高給で仕事を依頼される質の高いスキルを身につけるか、です。
 安い副業を増やしても、身も心も削られるだけでなかなか豊かになりません。

 やはり質を高めることが最優先です。
 給与交渉をするのであれば、高いスキルがないと話になりません。


 もしあなたのお子様が、お小遣い交渉をしてきたら、それは、質やスキルを学んでもらうチャンスです。

 親が
「〇〇ちゃん、お小遣いもっと上げるからもっと手伝って。」

と言ってしまうくらいお子様が、家庭での仕事を覚えたら、あなたのお子様はご立派です。
 そのような、親から頼られる状態であれば、外の世界でもお仕事を完璧にできるはずです。


 あなたは、お子さんがきつい割に安月給で搾取される人生を送って欲しいでしょうか?

 そうならないようにするために、家庭でのお仕事体験を通して、仕事の質と交渉の考え方を、育みましょう。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
 FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。「お金のためだけに働くつまらない生き方を他の人たちにはさせたくない。」という志をもち、お金が原因で不幸になる人を少しでも減らすべく、教育特化のFPとして奔走中。
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"欲しいもの"が"必要なもの"に変わる?




 億近読者の皆様、こんにちは。
 お金の教育特化のFP、遠藤功二と申します。

 私は、家庭でできるお子様むけの金融教育の方法について、連載しております。
 本日が、2回目の寄稿となります。宜しくお願い致します。


 まず、私が大切にしている金融教育論の土台についてご紹介します。

 それは、「金融リテラシーマップ」というものです。

 「金融リテラシーマップとは」
 金融リテラシーマップは、金融庁、消費者庁、文部科学省の他、全国銀行協会や、日本証券業協会など、10以上の組織をメンバーとして結成された金融経済教育推進会議という、金融広報中央委員会(日本銀行情報サービス局内)に設置された会議で策定された、日本人が「最低限身に付けるべき金融リテラシー」を示したものです。

(出典)知るぽると 金融リテラシーマップ
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/


■最低限身に付けるべき金融リテラシー

 金融リテラシーマップでは、
 小学生に
「必要なもの(ニーズ)と欲しいもの(ウォンツ)を区別できる考え方を持つこと。働くことでお金を得て、将来を考えて計画的にお金を使うこと。」
を求めています。

「欲しいもののためにクレジットカード切ってしまっている。」
「将来のお金の計画については、深く考えていない。」

 このような大人の方も多いのではないでしょうか。
 実際、私も子供が生まれるまではそうでした。

 お子様がいる家庭の方々は、幸運です。
 お子様にお金の教育を行うことで、自分もお金に対する考え方を学び直すことができるからです。

 それでは、今回は、金融リテラシーマップで言及されている「必要なもの」と「欲しいもの」について考えていきます。


■「必要なもの」と「欲しいもの」を区別する

 大人なら簡単です。
 生活にかかるもの、つまり消費財は大抵「必要なもの」。
 お酒やブランドバッグなど娯楽や贅沢品は、「欲しいもの」でしょうか。


 では、子供にとって「必要なもの」とは何でしょうか。

 学校で使う鉛筆や消しゴム。ノートや運動靴。
 お金の教育のためとは言っても、こういったものを子供たちに
「必要なものなのだから自分のお小遣いで買いなさい」
というのは酷です。
 保護者として親が与えるものでしょう。
 親にとっては、子供の教材は未来への投資なわけですから。

 ただし、無駄な使い方をする、すぐに無くしてしまう、ということであれば、物やお金の大切さを学んでもらうために、お小遣いで買うように促すようなケースもあって良いと思います。


 このように、子供がお小遣いの範囲内で「必要なもの」にお金を使う体験をさせることは、案外難しいのです。機会が少ないのです。

 ゆえに、私は、
子供と「必要なもの」を考える際は、
大人にとっての「必要なもの」ではなく、
子供にとって「必要なもの」を一緒に考えることが大切だと思っています。

 大人が子供にとっての「欲しいもの」と「必要なもの」を決めてしまっては、せっかくの考える機会を奪ってしまいます。

 私は、子供のうちは「必要な物」=「欲しい物」でも良いと思っています。

 なぜなら
「欲しい物」が「必要な物」に変わるケースもあるからです。


 例えば、私たちにとってのスマホ。

 出始めの時は、皆さんにとって「欲しいもの」だったのに、今は「必要なもの」になっています。
 継続的に使うもの、なくてはならないものは「必要なもの」に定義されていくということです。


 子供たちにとってはどうでしょうか。

 例えば、私の息子は「ポケモン大図鑑」をボロボロになるまで何年もかけて読んでいます。
 多くの子供達がポケモン博士さながら、ポケモン大図鑑を繰り返し読みます。
 これは子供にとって、「欲しいもの」が「必要なもの」になっているケースです。

 想像してみてください。
 もしも、子供から、夢中になっているポケモン大図鑑を取り上げたら、あまりに可哀想ですよね。


■「欲しいもの」の例

 ある時、息子がゲームセンターで使えるポケモンの装置を欲しいと言い出しました。
 息子は、その装置を買うために、家でお仕事をしてお小遣い(給与)を貯めました。

 私の家庭では、1仕事10円ですから、数百円のおもちゃを買うのにも、時間がかかります。

 息子はお金が貯まった頃には、欲しい気持ちが失せてしまい、

「もういらない」

となりました。

 ポケモン大図鑑だったら、間違いなくそうはなっていなかったでしょう。
 ゲームの装置は、子供にとっては、「欲しいもの」から「必要なもの」に格上げされなかったわけですね。

 余談ですが、息子は、おばあちゃんの家に遊びに行った時に買ってもらったラジコンで、全然遊んでいません。

 このような、「買い与え」を続けていてはいけないな、と感じています。


■「必要なもの」≒「資産」

 会社では、資産とは売上を生み出す原資です。
 しかし、個人にとっての「資産」とは、必ずしも株や不動産などのような、お金を生み出すためのものだけとは限りません。
 公共交通機関が充実していない地域では、車も大切な資産です。
 つまり、個人にとっては、生きるために「必要なもの」が「資産」となります。

 ポケモン大図鑑は、子供にとっては人生を豊かに過ごすための資産なのかもしれません。大人にとっては、娯楽に見えてもです。

 子供たちは、わざわざ大人が説教をしなくても
 生活必需品を「必要な物」、
娯楽のためのものが「欲しい物」
であることは、人生で段々と学んでいきます。

 私は、子供たちが
「自分の人生にとって資産になるものにお金を使うこと」
を学んで欲しいと考えています。


 先日、私の息子がクイズの本をお小遣いで買った時に、言っていました。

「この本なら、面白いから何度でもボロボロになるまで読むと思う。」

 私は思いました。
「この子にとって、クイズの本は資産なんだな。」と。


 ここまで、お読み頂き有難うございます。

 次回は、金融リテラシーマップの「働くことでお金を得ること」について、掘り下げていきます。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
 FP資格やMBAをとっても、会社にお金で縛られていたら何もできない。
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)

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子供と一緒に学ぶお小遣い教育




 億近読者の皆様、初めまして!
 お金の教育を専門としているFPの遠藤功二と申します。

 今後、家庭で行えるお金の教育論について、連載していきますので、宜しくお願い致します。


 さて、子供が小学生になったら、そろそろお金の勉強をさせていきたいものです。

 その第一歩が、お小遣い教育です。

 最近、投資教育が注目されています。
 老後2,000万円問題や、終身雇用の崩壊が若い人の耳にも届いています。

 子を持つ親は、子供たちに生きる力としての金銭教育を施す必要があります。


【まずは日雇い労働から】


 そこで、私はまず、「仕事をすると賃金がもらえる」というお金の基礎を教えることが重要だと考えています。

 最初は、子供に家の中のお仕事を頼み、1つの仕事に対し10円、20円といった賃金を払います。

 そしてそれを貯金箱に入れるよう、教えていきます。

 お金の使い方は、本人たちに任せてみましょう。

 欲しいお菓子を買ってすぐになくなってしまう子。
 最初からコツコツ貯められる子。
 子供によって性格が異なります。

 ちなみに私は、子供の時かなり貯め込む方でした。

 駄菓子屋でもお金を使わないので、「遠藤はいつも貧乏だよな。」と友達に言われていました。

 ただ、僕は密かに貯めていたのです。

 お金を散財している人が、お金持ちだとは限らないということです。
 そのようなことも、お小遣いを通して子供たちは学ぶことができます。


【「日雇い労働型」を教える意義】


 家の中の仕事に対し、子供にお小遣いをあげる「日雇い労働型」のお小遣い教育は、金融リテラシーが高い方々にいかにも非難されそうです。


「働きアリになってはいけない。ビジネスは所有するものだ。」

 ロバートキヨサキのファンの方はこうおっしゃるでしょう。


 私も承知しています。
 この日雇い労働的なお小遣い教育は、もちろんお子供に伝えるお小遣い教育の初歩の初歩です。


 「親を助けることで、お金がもらえた。」という体験をすることで、人を助けることが仕事の原理原則だということを、最初にお金を触る年齢から教えたいというのが、私の考え方です。
 それを知らなければ、ビジネスを所有し、人を雇うことなんてできないでしょう。
 労働者の気持ちを理解できない経営者にはなって欲しくありません。

 ましてや
「お金はママのお財布に入っているもの」
「お金は欲しい時に親がくれるもの」
という解釈のまま育ってしまっては困ります。

 自分のお菓子やゲームをするためのお金くらい、自分で稼いでみよう、というのが、私の考えです。


 そして、子供たちが、お仕事を習慣化できるようになってきたら月給制にして良いでしょう。
 そこで、仕事には、信頼が重要だということが学べます。

 日雇い時代は、お給料は後払い。
 でも、正社員は「信頼」を盾に固定給が約束されている。
 この違いを、子供のうちに感じてもらいたいと思っています。


 言われたことをきっちりできるようになったら、家の中で、仕事を作り出す家庭内起業をやって見るのも面白いでしょう。
 親の期待値を超える仕事にチャレンジしてみるということです。

 また、実際にフリーマーケットやお祭りに出店することによってお金を稼ぐ体験をするのも有意義です。


 日本の学校でほとんどお金のことを学べません。


 テストの点数ばかりを気にしていて、顧客の期待値を超えるサービスを発想する力が身につくのでしょうか。

 テストは100点が最高ですが、顧客の期待値は無限大です。
 学校では、100点をとる教育までしかやってくれません。

 社会に出てから必要な、期待値を超える価値を生み出す教育は、学校外で育むしかありません。

 私は、社会に出て、100点を取るだけでは十分ではないことに気づきました。
 むしろ、100点でなくて良いから、相手の助けになることをすることが、仕事であると学びました。


 社会に出る前の予習を、お小遣い制を通して、子供たちに伝えていきたいものです。


(遠藤)


[遠藤 功二氏 プロフィール]

 日本FP協会認定CFP
 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
 MBA(経営学修士)

 大学時代に借金に追われた経験からFPの資格を取得し、金融機関に就職。
 証券会社と外資系銀行で延べ1,000人以上の顧客を資産運用アドバイザーとして担当したが、組織のしがらみで顧客中心のサービスが提供できず、雇われFPとして働くことに限界を感じる。しかし、収入が途絶えることの恐怖から簡単には、会社から踏み出すことができず、ストレスを貯める日々を送る。
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