リテラシーには1億円以上の価値がある



 金融リテラシーを持つことの金銭的価値について考えたいと思います。

 金融リテラシーを大いに活用、30銘柄厳選投資で長期保有の場合、優待がまるまるもらえ、現金配当も入ってきます。
 成長株を長期で保有することで年率平均10%程度の配当成長も期待できます。

 これをケース1とします。


 次に証券会社の言いなり、運用を丸投げの場合です。

 これをケース2とします。

 この場合、優待の権利はありません。配当もはいりません。
 ケース1でゼロの販売手数料がかかります。
 一番大きいのは運用報酬(信託報酬)です。
 投資家には見えないですが、売買手数料も短期の回転売買のファンドが多いので段違いに大きくなります。


 最後は預金のケース。

 手数料はすべてゼロ。利率の分だけプラスです。

 以下、年間の収支を予想してみました。


【ケース1】スロー・インベスターの場合

優待利回り  1.00%
販売手数料  該当なし
売買手数料  −0.01%(3年に一度のペースで入れ替える)
配当利回り  1.00%
銘柄数 10−20銘柄 
    (本当に長期投資に向く銘柄をバランスよく「厳選」する)
年率キャピタルゲイン 10.00%
合計 11.99%


【ケース2】金融業界に丸投げで投信による運用の場合

優待利回り ゼロ
販売手数料 −1.50% 
 (2年に一回、証券マンのシツコイ乗り換え営業に「負ける」ことを想定)
見えない売買手数料 −0.10%
 (投信が株式を売買した際の売買手数料は、顧客の負担。手数料率10bpで年間の売買回転率100%を想定)
ファンドの配当利回り ゼロ
銘柄数300銘柄
運用報酬や管理報酬の合計 −2.00%
年率想定のキャピタルゲイン +2.50%
合計 −1.10%


【ケース3】預貯金の場合

すべての手数料はゼロ
利率 0.01% 定期
合計 0.01%



==== 金融の本質 ====


 金融商品というものの本質とは何でしょうか。

 いろいろな説明があると思いますが、最重要なコンセプトは複利(ふくり)の概念です。

 金融商品は値上がりがあった場合、再投資が可能です。
 再投資の分の値上がりも利用するのが複利運用です。

 つまり、上記のケース1の場合、12%程度、年間に儲かるのですが、それを再度、投資に回すことで指数関数的に増えていきます。

 スロー・インベストメントの場合、長期スパンで考えるので、0.1%の利率の差は非常に大きなものになります。


 ケース1で金融リテラシーのある自立した投資家が30才のときに100万円のポートフォーリオで運用を開始して、年率11.99%で70才まで運用した場合、1億円1670万円になります。116倍になるのです(連続複利)

 現役世代のときに、毎月2万円でも追加投資に当てた場合は、2億円以上の資産を築くことになります。


 一方で、同様にケース2の場合は、30才のときの100万円の価値は、70才には64万円に減ってしまいます(連続複利)。
 期待利回りがマイナスであるからです。
 マイナスである理由は、金融業界の体質のためです。
 証券会社の回転売買、ファンドマネジャーのファンド内の回転売買、優待や配当への権利を放棄してしまったこと。

 日々のノイズに惑わされて、じっくり考えなかったことの報いとはいえ、ケース1とケース2では、生涯で数億円以上の差が生じてしまいます。


 わたしの主張は明快で、預金と株への長期投資を組み合わせることで、不要な費用を節約することです。



==== 貯蓄から投資への流れは生じない ====


 ケース2の金融業界丸投げパターンを見れば、投資収益はマイナスになることは明らか。
 信託報酬を安くすればするほど、インデックスに近づきますが、インデックスはほとんどが成熟株なので長期運用による値上がりは期待できません。
 日銀が大量に買っているのに株は思うように上がらないのはそのためです。
 成熟株にも日銀は投資しているからです。

 ETFの多くは成熟株といってよい。
 これは残念なパラドックスなのですが、手数料を安くするためには、世の中のことを調べることを諦め、考えることを放棄しなければならないのです。
 単に規模の経済を利用し、インデックスを模倣する。
 機械でもできるから手数料が安くなる。

 インデックスを買うのに投信の内部で売買手数料がかかりますし、投信の運用報酬も0.2%は必要になる。
 優待はもらえない。配当も現物より低くなる。
 現物投資とETFでは40年間で投資資産で数十倍の差になってしまう。
 成熟株は成長がないことが長期では致命的なんです。

 インデックス投信は長期投資にもっとも向かない投資手法です。

 株の本質は成長です。その一番おいしいところを諦めている。


 一方で、貯金はすべての手数料がゼロです。
 口座にいておけば決済にもつかえる。お金はわずかですが確実に増えます。

 金融業界が提供するすべての金融商品の利回りの期待値が手数料の分だけマイナスになります。

 一方で預金はマイナス金利下であっても、プラスです。
 貯蓄から投資への流れは生じません。


 銀行預金をマイナスにすれば、人生を守る手段は【ケース1】しかない。
 自分で工夫して、不要な手数料を節約して、直接株式を保有して、優待や現金配当を得る方が長い人生においては文字通り100倍お得なのです。



==== 金融リテラシーでは何を学べばよいのか ====


 数億円の価値のある金融リテラシーですが、どうしたら手っ取り早く学ぶことができるでしょうか。

 残念ですが、手っ取り早く、とはいきません。
 相応な時間と労力を投入することになります。

 ただし、同じ立場の人々と連携すれば、分業が可能になるので、少しの努力で多くの利益を得ることができるかもしれませんね。


 絶対に得をする方法はあります。
 何事もじっくり考えるという方法です。

 えー、それって得をするの?と思うかもしれませんが、必ず得をします。
 なぜならば、深く考えるとお金は不要になるからです。
 それって得でしょう?


 お金で解決しないで、工夫で解決する。

 英語を上達するためには、多額のお金を払って学校にいくのはお金の解決。
 自分で黙々と隙間時間を活用して英単語を覚えるのは工夫の解決。

 株式投資も同様です。プロに任せるのはお金の解決。
 自分で企業を調べるのは工夫の解決。

 そして、スロー・インベストメントでは、調べることや考えることは、仲間づくりにもなるし、それ自体が価値があることだと主張します。

 回転売買も不要。株価さえ、見ないでよいのです。


 ですから、リテラシーとは何を学ぶのか?という問題意識ではありません。

 リテラシーとは、どのように考え、どう具体的に行動するのかという思考力と実行力のことです。


 わたしの仕事は、リテラシーという知恵をどうみなさんにお届けするか。

 その価値は億円単位です。
 どうやって同じ立場の人々と連携していくのか。

 金融業界のあり方を抜本的に変えることができるでしょうか。
 わたしたちは、この理不尽な業界のゲームチェンジャーになれるでしょうか。

 絶対になれると考えています。わたしの代では無理でも次世代までには。
 日々、そのことは考えていきます


 どうか、みんなも一緒に考えてくれませんか?

 老後の貧困は、他人事ではないですし、多くの老人がまともな金融資産がないのは、金融業界が努力をしてこなかったかなのではないか。

 そう自省しています。


注意:連続複利1%で40年の運用とはeの0.4乗を意味します。
   eは自然対数で2.718程度の数です。
   預金0.1%で40年間運用しても連続複利でさえ1.04倍にしかなりません。



==== ムーブメントを起こしましょう ====


 若い人はリテラシーの有無が生涯では数億円の違いになりますからね。

 外部にどうしても任せたいならば、長期成長株の直販投信を選ぶこと。
 ひふみ、鎌倉などの良心的な会社と付き合うこと。
 かれらは長期の保有者への優遇を打ち出しています。


 リテラシーがあれば、自然と、投信やファンドと名のつくものには手は出さなくなります。
 投信の積み立ては自然にやらなくなります。

 わたしの友達で株で資産を築いた方々は何人も知っています。
 投信で金持ちになった方はひとりもいません。

 株の積立は手数料の一番安いネット証券を用いること。

 会社で積み立てている401kがあれば、投資信託よりもましな預金で運用すること。
 401k内で投信を選んでいる人は長い目では損をします。
 なぜならば、海外ものは為替で抜かれていますし、現地の高い金利水準も相当分が金融業界に抜かれているからです。

 地銀や年金基金の方々は、ファンドや投信は一切を購入しないのが正しい。
 自己の裁量で運用できるように努力なさること。


 上場企業は最低購入単位を1万円程度まで下げること。
 そうすれば、個人がマイクロ・ポートフォリオを無理なく組めるようになります。

 それが貯蓄から投資への大きな流れを確実なものにするはずです。


 ただし、すでに、カブドットコム証券などのネット証券ではプチ株が1株単位で売買可能であるからそれを使えばよいでしょう。

 プチ株ポートを積み立て、単位株になった時点で単位株ポートにすれば優待をゲットできます。
 その後は、プチ株ポートと単位株ポートとを厳選された銘柄群で運用すれば、数十年のうちに数億円の単位で結果が違ってくるのです。

 そのあたりの仕組みをつくってムーブメントを共に起こしましょう。


 そうすれば、国民の老後の資金はいまの数倍になります。

 貯蓄から投資への流れは上記の行動をいかに計画的に大胆に実行するかにかかっているのです。


スロー・インベストメント
〜じっくり考える成長株投資〜
ファンドマネジャー 山本 潤



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温故知新 back to the future その2 伝説のレポート 〜山一證券経済研究所の月報より〜




伝説のレポート 〜山一證券経済研究所の月報より〜
 個別株、個別産業の研究


[要旨]

 1984年山一證券経済研究所のアナリストT.Iさんは月報に超純水製造装置について執筆した。
 T.Iさんは、33年前にすでに半導体向け超純水製造装置への深い洞察を行った。
 当時、栗田工業の株価はいまの10分の1であった。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::


==古きを温ねて、新しきを知る==


 このコーナーは、古き良き時代の証券レポートを紹介し、現在の証券業界への警鐘を鳴らします。


==▼山一證券 伝説のレポート YRI 山一證券経済研究所発行の証券月報 1984年8月月報より==


::::YRI 山一證券経済研究所アナリストT.Iさんの超純水製造装置業界の調査レポート::::


【調査】

 需要急拡大の超純水製造装置。

 超純水は、原水をさらに高度に処理し、理論純水に近づけた水である。
 濁度1度以下(井戸の10分の1)、電導率10MΩcm以上(井戸の50分の1)、微粒子200個/cm3以下(井戸は数千個/cm3)、生菌5個/cm3以下(井戸 個数は数え切れない)


 顧客は半導体産業と薬品産業。

 ここでは半導体向けに限って話を進める。

 半導体製造に際しては、洗浄水として大量の水を使う。
 しかし、その水は微粒子さえも含んでいない超純水が要求される。
 ちなみに、超純水を使用する主な工程は、ウェハー処理工程の
「酸化 → フォトレジ処理 → マスク合わせ → 露光 → 現像 → エッディング → 拡散」を繰り返し、100〜200工程にも及ぶ。

 超純水が要求されるのは、水質が半導体製品の歩留まりを左右するからである。

 超純水製造装置は、このようなニーズに合った「貴重な水」を造る装置であり、最近はその性能向上が著しい。
 技術的には、膜分離技術の進歩が多分に寄与している。
(粒子の大きさと分離技術の表)
(表では電気透析、逆浸透、限外ろ過、精密フィルターなどの分離機構と粒子の大きさを対比。)


 すなわち、高機能の逆浸透膜(RO)法で、限外ろ過膜(UF)法などの導入が進んだことにより、1000分の1ミクロン位の微粒子も除去することが可能になった。

 さらに、最近では、LSI → 超LSIと素子の集積化の進展につれ、要求水質は一段と高まる方向にある。
(表で16Kビットから256Kビットまでの集積度に対する要求水準を記載している)

 256Kビットの段階では、比抵抗でみる限りはもはや理論純水と大差ないほどの水質である。

 このような要求水準の高まりに、超純水装置関連の各企業は、イオン交換法、逆浸透法、限外ろ過法などいくつかの処理法を組み合わせシステム化することによって対応している。

 12図がシステムの概略図である。まず原水を凝集剤、濾過器で前処理する。
 次に、前処理で完全に除去できなかった不純物を取り除く。
 ここでは、逆浸透膜装置、イオン交換装置により、より小さなゴミやイオンを除き超純水を製造するわけだ。
 さらに、高純度の超純水にするためサブシテムを通し、半導体の洗浄工程へ配水する仕組みである。
 なお、このシステムは、1メガビット級の超LSIにも対応できるともいわれている。


 前置きが長くなったが、これからが本論である。
 この超純水製造装置の市場は、半導体産業の活況により、急拡大している。

 同装置の市場規模は、業界筋の推計によると55年45億円、56年63億円、57年90億円、58年130億円とみられ、この間の年平均成長率は40%超のペースである。


 ところで超純水製造装置の需要は、半導体産業の設備投資どうこうに左右されることはいうまでもないが、一般的に同産業の設備投資額の3%程度が超水製造装置(システム)にあたるといわれている。

 とすれば、59年(1984年)度の同装置の市場規模は、半導体設備投資額6310億円の3%で189億円と推算される。
 その後の設備投資増額修正の動きからみれば、ほぼ200億円に達する見通しである。


 では、60年度以降の中期見通しはどうだろうか。

 結論からいえば、半導体産業の設備投資は年率2ケタ増ペースで推移することが見込まれており、引き続き超純水製造装置の市場拡大は続く見通しである。

 ここで、半導体産業の動向にについて若干触れると、その設備投資は集積度が高まるにつれ階段状に増加する性質をもつ。
 58年度、59年度の設備投資の増加はLSIの主流が16Kビットから64Kビットへの移行する局面でも新規増産投資であったわけだ。
 64Kビットは現在すでに最盛期にあることからすると、60年度、61年度は設備投資の端境期にあたり、伸び率がスローダウンする公算もある。

 ただ、その後は、62年度から1メガビットが立ち上がり、
 本格的な超LSI時代を迎えるとみられるため、65年度※にかけて再び設備投資急増場面の到来が予想されている。
(※この時点で山一證券は6年先まで二桁成長を予想していることに注意してください by 議長)


 そこで、結論に戻るわけだが、こうした半導体産業の設備投資動向から、業界筋では先行きの超純水装置の需要をならしてみれば年平均23%増のペースで拡大すると予測している。
 5年後の64年度の同装置市場規模は500億円超となる計算だ。
 同装置の関連企業として、オルガノ、栗田工業が市場をほぼ二分している状況。

 超純水製造装置は半導体の生産収率に決定的影響を与えるだけに、ユーザー企業も導入装置の選定に当たっては神経質とならざるをえない。
 その場合にユーザー企業が最重要視するのは、同装置のみならず相手企業の技術力への信頼度、並びにその裏付けとなる実績である。
 要するに、この分野への新規参入はなかなか難しく、ここ当分、オルガノ、栗田工業の二社による寡占状況が続きそうである。
 また、医薬品、食品業界など他産業でも膜分離技術を利用した純水装置のニーズが高まっていることを付け加えておきたい。

(1984年7月執筆 山一證券経済研究所のT.Iさん)


:::::以上YRIの證券月報の「調査」より:::::


Back to Year 2017!!


現代に戻ります!!


 月報はほとんどが市場全体、マクロ俯瞰であり、たまに調査として産業全般の見通しが書かれている。
 テキストベースでは紹介できないのが残念だが、図や絵や表をたくさん載せているので非常にわかりやすい。


 さて、昭和59年(1984年)の栗田工業の売上は685億円。
 純利益は12億円で22%増益であった。
 配当は6円であった。
 株価は500円で時価総額は450億円であった。


 現状の時価総額は3560億円。株価は3000円代。
 その間の配当、分割も考慮すれば1.4株に増えているから株価は10倍。
 その間の配当だけで購入コストを大きく超える。


【YRIのT.Iアナリストの調査の目】


【長期成長株のポイントその1】

 最低でも6年先まで二桁成長である、と言い切る自信


【長期成長株のポイントその2】

 業界は独占、あるいは寡占状態である、と言い切る自信


【長期成長株のポイントその3】
 製品そのものへの分析を行っている真摯な姿勢


 数量成長するのにライバルが少ない。
 だから長期で保有できるというわけです。


 昔のレポートを読んでいると、ちゃんと成長製品を選びきっている。
 わたしたちも負けずに将来の大化け企業を発掘したいものです。


Slow Investment
山本 潤


【山本 潤のプロフィール】

 株式投資で勝率8割の外資系投資顧問の元日本株式ファンドマネジャー。
 1997−2003年年金運用の時代は1000億円の運用でフランク・ラッセル社調べ上位1%の成績を達成しました。
 その後、2004年から2017年6先月までの14年間、日本株ロング・ショート戦略ファンドマネジャー。
 結局、過去20年間で負けた年は4年のみ。
 1997年〜2017年ライフタイムの日本株投資成績はロングのフル投資換算でTOPIXを400%を大きく上回る成績を残しました。
 過去20年超の運用戦績は17勝4敗の勝率8割超。
 また、コロンビア大学大学院修了。
 哲学・工学・理学の3つの修士号を持っています。


== 勉強会のご案内 ==

【億の近道ゼミの案内】

 億の近道のゼミは株式投資の理論を勉強。それらをみんなで教え合っています。理屈ばかりをやっています。
 これからは、理論を使って、ケーススタディとして個別株を取り上げます。

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 あるベンチャー企業の社長が無料で会議室を貸してくれるので、内幸町あたりのVenture企業で勉強会を開催することになると思います。

参加希望の方はご一報ください。
okuchika.mail@gmail.com


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 土曜日の午後3時から、水曜日の夜7時から大学数学のお勉強会を開催中です。
 講師は数学博士たちです。
 丁寧にわかるように整数や有理数の本質を解説します。
 写像などの概念を用いるとビジネスがすっきりと記述できるのでビジネスモデルについて論理的なまとまりはよくなります。
 そんな商売のことよりも、純粋に数学が好きになれば、老後も安泰ですよ。
 紙と鉛筆でお金かかりません。
 一冊の本を何年もかけて読破するのは幸せなことですよ。
 土曜日午後は文京区、水曜日夜は内幸町あたりです。


【無料の塾のご紹介】

 KIDS DOORは中学生向け、高校生向け、あるいは不登校になった方々の無料塾を展開中。ボランティアで教えている方々は学生や社会人のみなさまです。くわしくはこちらをどうぞ。

http://www.kidsdoor.net/otona/activity/educational-support.html


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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温故知新 back to the future




[要旨]

 40年前、投信の回転売買率は100%程度であった。
 現在は、それを大きく上回る。
 どうして日本で低売買回転率の良質な投信が育たなかったのか?
:::::::::::::::::::::::::::::::::::


==古きを温ねて、新しきを知る==


 このコーナーは、古き良き時代の証券レポートを紹介し、現在の証券業界への警鐘を鳴らします。




==1978年 財団法人日本証券経済研究所 証研レポートより==



▼証研レポート 971号 昭和53.7.3

::::: タイトル:==「回転売買」について by むく :::::


 ニューヨークやイギリス、フランクフルト、パリなどの欧米の取引所に比べて東京の売買回転率は非常に高い。
 東証1部49%に対してニューヨークは22%。フランクフルトは9%。
 イギリスは3%。パリは14%。

 主因は日本の投資信託と個人の売買回転率が非常に高いため。
 昭和50年度においては日本においては個人の売買回転率が70%、銀行が2%、生保が2%、投信が73%と投信が個人より高い。
 昭和51年度においては、個人70%に対して、投信は172%と極めて高い。
 一方で、事業法人や銀行や生保は持ち合いだから極めて低い。
 二極化しているのである。


【個人の高い回転率】

 個人の回転率が高くなるのは、外人が買いそうな銘柄、法人が買いそうな銘柄というように、「他者追随型」になっているからである。
 自己の基準ではなく、他者に追随して投資する場合にはどうしても回転率は高くならざるをえない。
 なぜならば外人や法人がいつ買うのをやめるか、いつ売るか、個人にはわからないのだから、長期間持続しているわけにはいかないからだ。


【投信の高い回転率 − 毎日投資決定主義】

 たとえば、昭和52年については投信は1兆5709億円買って、1兆4084億円売り、差引き1625億円の買い越し。
 1625億円の株式を買越すためにその10倍近い株式を買っているのである。

 一体、投信はなぜこれほど売買回転率を高くしなければならないのだろうか。

 ここでアメリカの場合と比較してみよう。
 アメリカでは日本と同様に投信の回転率がもっとも高いがそれでも1970年以降50%を越えたことはない。
 アメリカの機関投資家の投資行動として「投資決定一回主義」ということがいわれた。

 アメリカの機関投資家は買い方針を一回決定すると、あとは買い上がっていく一方で、値ごろをみて売ったり、買ったりするということはなかった。
 ニフティ・フィフティといわれるのような少数の銘柄に投資を集中し。成長性が高いと思う銘柄は徹底的に買い上がっていくというやり方である。

 日本の投信は「毎日投資決定主義」ともいうべきものであろう。組み入れ株式をひんぱんに入れかえ、同じ銘柄でも値ごろによって売ったり買ったりしながら値ざやを稼ぐというやり方である。

 一体なぜこのようなことをしなければならないのか。
 アメリカのように投資決定一回主義を日本で行えば自らの買いで株価が急騰してしまうし、自らの売りで株価が急落してしまうことがわかっているからであろう。

 株式の供給不足の中では投信のひとり相撲になる危険性がある。
 そこで短期の値ざや稼ぎを繰り返していく以外にないのである。
 もっともこの場合、投信の売りに個人が買い回れば、ひとり相撲にはならない。しかし個人は他者追従だから投信が売ったら個人も売るのである。


【成長株投資から回転売買へ】

 個人は他者追随。投信は短期値ざや取り。
 昭和30年代には「利回り革命」による成長株投資が一般的であった。(株式は成長株でも利回りがよかったのだ。)
 そのころは増資が事実上の増配であった。

 しかし、時価発行増資が一般的になるについて成長株の論理は崩れた。
 昭和40年証券不況による共同証券、保有組合による株式凍結を契機に供給不足による需給相場の様相を濃くしていった。
 その後も、回転売買を中心にした需給だけによる相場になってしまった。


::::以上、証研レポート 1978年 むくさんのコラムでした:::



【本質をついた証研レポート、投信の毎日投資決定主義】


 back to year 2017!!

 現在に戻ります!!


 むくさんネーミングは鋭い。
 個人投資家を「他者追随型」と呼び、さらに投信を「毎日投資決定主義」と断じました。

 本質をついています。

 残念ながら、40年後の今もなお、投信は、「毎日投資決定主義」です。
 ニューヨークが、などとファンドマネジャーが話しているのを聞くと、とても残念な気持ちになります。
 機関投資家って、いまでも、日経新聞を毎日読んで、毎朝運用会議を開くという習慣なんです。

 彼らの行動がすでに本質的じゃないのです。


 いま、一番良心的な部類といわれている、直販のH投信でも売買回転率は高い。
 毎年100%を超えています。


【回転率と投信のパフォーマンス】

 一般に、売買回転率が高ければ高いほど、売買手数料が高くなるため、パフォーマンスは悪化します。

 0.1%程度売買手数料を証券会社に払っているとすれば売買回転率200%でファンド内の年間手数料は0.2%程度悪化します。


0.2%??


 なんだ、大したことないと感じた人はいませんか??


 そうではないんですよ。

 株式市場は、売値と買値の差、スプレッドがあり、「板」とか「バイカイ」と呼ばれていますが、99円買い100円ヤリなどと呼ばれるものがあります。
 そのとき、売りたい方は100円では売れず、99円で売れる。
 買う人は99円では買えず100円なら買える。
 この場合のスプレッドは1円です。つまり1%も開いている。
 これは投資家は知ることができないコスト。

 しかし、実際に発生している売買「コスト」なんです。

 このスプレッドの部分が結構大きいのですよ。
 特に投信のような大きな注文を出す場合はスプレッドは拡大します。

 ざっと0.2−0.3%程度はインパクトがあります。
 これで、手数料と売買スプレッドコストでトータルすれば0.4%程度の悪化になります。

 これが「わずか」であるとはいえないのは、0.4%の年率のコストは40年で16%になるからです。

 回転率という側面だけを取り上げるのはフェアではないかもしれませんが、ひふみ投信は日本でナンバーワンの投信のひとつです。

 彼らでさえ、100%を超えてしまう回転売買なのです。


【理想のポートフォリオ】

 理想は、長期成長株を選び切る眼力。
 そして、30〜40銘柄に絞り込む力量です。

 わたしは機関投資家としてリスクを抑えつつ、過去20年間でTOPIXを400%アウトパフォームするポートフォリオを構築してきました。

 銘柄数は最大でも40銘柄にして、売買回転率は年によっては50%以下です。


【超高速超頻度投信の登場で運用者は投資哲学を失った】

 近年、驚愕すべき投信が現れました。
 東証が2010年に売買システム「アローヘッド」を導入。

 売買処理能力を1秒間に1000回もの注文を処理できるようにしたためです。

 それを活用した超高速・超頻度の投信が登場。
 いまこの超高速・超頻度の売買が東証の6割を占めています。

 こうした悪種の投信はゆくゆくは規制されると思います。
 なぜならば、一秒間に1000回も注文を出したりキャンセルしたりすることは、最終投資家のお金で投機をしていることになります。

 こうした投機に社会的な付加価値があるとは認めがたいからです。


 このような投信は、儲かればそれでよい、後は知らん、という運用業界の貧困な思想が見え隠れします。

 運用者は投資哲学を失ったのではないか。そう思われても仕方ありません。


 むく氏のレポートから約40年。

 売買回転率の観点からは、現状は昔よりもずっとひどい。

 どうして日本には良質の投信が育たなかったのでしょうか??
 金融業界の怠慢でしょうか??


 むくさんや先人に対して、金融業界人の一人として、申し訳なく思います。


Slow Investment
山本 潤


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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スローなインベストメントにしてくれ



 「億の近道」は、NPO法人「イノベーターズ・フォーラム」が1999年に発行を開始した無料メルマガです。

 18年間、週に5回なので、編集者と執筆者たちは、コツコツとやってきたわけです。その数は3600号を超えました。

 今回、日本株式の長期投資について、思うところを、書いていきたいと思います。


 題して、「スロー・インベストメント」。


〜〜〜 SLOW INVESTMENT 〜〜〜




−−− スローなインベストメントとは −−−


 ファンドマネジャーの一日は早朝から始まる。

 トランプがどうのこうのという情報。

 為替や債券市場がどうのこうのという雑音。

 はたまた、いい銘柄ありませんか?
と証券会社や周りのアナリストたちに聞き回る。

 えっと、ニューヨークダウは上がったのか下がったのか、何が上がったのかとかをチェックしたりする。


 けれども、わたしは思うんですよ。トランプが何をしようとしてもね、

 人はやりたいと思うことは熱心にやりますが、
 やりたくないことについては「やったふり」をするだけ。

〜人にやりたくないことを強要しても成果は期待できない〜

じゃないかなーって。


 トランプがなにをいっても、企業は人を米国で雇用を増やすようなことをしません。

 なぜならば、企業がやりたくないから。
 米国雇用に経済合理性がないからです。


〜人件費が高いところで雇用を増やせば競争に負けてしまう〜

 極めて明確な理由です。

 だから、トランプがどうのこうの、ということを考える必要は長期投資の場合、全くない。

 為替、ニューヨークについて考えるのは時間の無駄。


 じゃあ、スロー・インベストメントとは、何も考えない投資?
 間抜けな投資?


 いえいえ、そうではありません。


〜スロー・インベストメントとは、日々の喧騒に惑わされない投資。
 惑わされないから、株の本質を見極める。
 ノイズを除去することによって、実は、思考時間が生まれる。
 じっくりと考える投資〜

なのです。


 結果的に、とっても大きなキャピタル・ゲインを狙う、長期の成長株投資のことです。

 「とっても大きい」っていうのは、数十%という値上がりではなくて、数倍とか数十倍以上を狙う投資のことです。


 もし、あなたが、毎日、ニューヨークダウが気になってしまったら、それはせいぜい、たったの1〜2%の値動きのこと。

 たった1〜2%のことに人生の大事な時間を毎日費やすことになります。
(40年間毎日費やしたらどれだけの時間が「無駄」になります?)


 上がったり、下がったり。上がったり、下がったり。
 毎日それをランダムに繰り返していくのでしょうが、その1〜2%の動きはノイズです。

 大きなキャピタルゲインを狙うスローな投資家にとっては、ノイズは本質を惑わす敵に他ならないのです。


〜スロー・インベストメントにおいては、ノイズ(日々の情報)は無視しなければならない〜


 無価値なノイズに価値のある人生の時間をかけるな。


 日々や月次だけでありません。
 四半期決算の情報なども、残念ながら(というよりは、当然のことですが)、ほとんどがノイズの部類に入ります。



−−− 株式の本質とは? −−−



 株の本質は「何が成長するかを考える」ことです。
 少なくとも考えようとすること。考える姿勢を見せることです。

 さすがに当てろとはいわない。
 人は神様ではないので。当たりません。
 当たらなくていいのです。


 世の中のことを考える。じっくりと考える。
 ある製品のことを考える。ゆっくり考える。
 成長する製品とそうではない製品との区別ぐらいはつきますよ。


 成長か否かを区別できれば、何通りかの予想をすればよい。
 ひとつだけの予想ではなくて。何通りか予想をする。

 わたしたち投資のプロは、それをリスク・プレミアムという連続複利の数字に直してバリュエーションを算定します。

 リスク・プレミアムを設定すれば、それは無数のシナリオを考えたことと同じですから。

 ちょっと専門的ですか?
 でも、こんなこと大したことじゃないので、
 へー、そんなものか、と流してね。


〜成長率を推定して、その成長率が達成できないリスクも同時に推定する〜


 これでバリュー算定は終わりです。
 シナリオを現在価値に直せるからです。

 スローな投資家は、数十年後も存在するに違いないサービスや製品について、深いが、本質的、でも、「ざっくり」と世の中を見る。

 まったくビジネス・スクールの教科書通りですよ。
 競合が厳しいかどうか。
 基本特許や変動費率が低いとかいろいろな状況証拠から成長力は判断しますね。


 また、すべての製品やサービスを分析する必要はないんですよ。

 成長するのではないか?という期待が持てるものだけをざっくり調べる。
 それがスローな投資家です。


 調べることがそれ自体が楽しい方々も多いですしね。
(アナリストたちは調べることが好きなんですよ。株を当てることよりも。困った人々だ。)


 調べることで、世の中のことが深く理解できるようになりますしね。
(アナリストは商売も上手いですよ。いろいろな事例を見ているから。)



−−− よいことばかりのスローインベストメント −−−


〜スローインベストメントには、欠点はなく、利点しかない〜


 それって断定?
 断定ってよくないじゃん。ええ。よくない。

 それでも、断定したい。
 わたしはSlow Investmentには利点しかないと思っています。


 まず、社会のことが見えるようになる。
 人間について考えるようになる。
 製品や商品について詳しくなる。
 賢く生活できるようになる。
 金融リテラシーが身につく。
 それによって、一生で億単位のお金を合理的に儲けられるようになる。
 経済的な自由が得られる。
 あとは、アートっぽい感性が磨かれますよ。直感とか。
 感性というわけのわからないものが身につく。

 日々の情報での売り買いは否定しません。
 ノイズ(振動)を利用して、うまく稼いでいる人々はそれはそれでよいと思います。
 こちらの生き方は、マーケットを見るのが好きという方にはオススメなんです。ただし、大型成熟株でやるべきなんですがね。


 わたしがスローインベストメントをオススメするのは、仕事を持っている人々や日々の株価やノイズにはあまり興味がない人々。
 でも、数年で資産を倍増したいと考えている人々。

 そんな人々には、スロー・インベストメントがオススメです。



−−−  投資のお勉強 −−−


 儲かれば同じという意見もあります。否定しません。

 だからといって、やみくもに回転売買のデイトレードでトータルで損をしている人々の方が多いのではないでしょうか。

 振動やノイズは運の要素が多いので運が悪い人はあまり儲かりません。


 それは考えればすぐにわかることです。

 なぜならば、短期トレードをビジネスとしてみた場合、変動費率は100%以上。

 普通に考えたら短期トレードは、やってはいけないビジネスです。

 でも、ギャンブルとしてみればFXと並んで一番マシなギャンブルです。

 テラ銭が安いのが株のいいところです。
 競馬よりはマシです。
 パチンコよりもマシです。


〜短期投資はビジネスとしては最低、ギャンブルとしては最高〜


 一方、スロー・インベストメントは、数億円の価値のある幸福な人生への自己成長なんだといえるでしょう。


〜スローインベストメントについて、わたしたちと一緒に考えていきませんか?〜


 ゆっくり考え、気長に投資。


 気ままに投資アイデアを出し合いましょう。
 わたしも勉強中。一緒に勉強しませんか?


【億の近道ゼミの案内】

億の近道のゼミは株式投資の理論を3月から主催中。
これまでは理屈ばかりをやっていました。
これからは、理論を使って、ケーススタディとして個別株を取り上げます。

参加費は無料です。自分の勉強のために行っております。

ビッグデータを使った投資についてデータサイエンティストから教わったりします。

内幸町あたりのVenture企業で勉強会を開催することになると思います。

参加希望の方はご一報ください。

okuchika.mail@gmail.com



〜ゆっくり考え、気長に投資〜
Slow Investor  山本 潤



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土曜日午後は文京区、水曜日夜は内幸町あたりです。
文系大歓迎。初心者大歓迎。


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1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 3




ルールとは絶対的なものなのか。
一緒に考えてください。

(3回目)


【前回までの内容】

荒れ狂う管理教育の嵐。愛知県立春日井高校の生徒会は学校側と戦うことを決意。
学校行事を生徒全員にボイコットを呼びかける。
ボイコットは成功。学校側と生徒側との対話が始まった。
深夜遅くまで会議を続ける先生方への申し訳なさから、僕らは事態の早期収拾をはかった。


====1981年2月7日 中日新聞===


大見出し −耐寒訓練きょう再開−
小見出し −春日井高 授業を短縮し実施−


【春日井】
耐寒訓練を生徒がボイコットしていた愛知県春日井市の県立春日井高校(山本八郎校長)は六日、生徒の下校時間を遅らせない方法で耐寒訓練を七日から再開することを決め、生徒たちも納得した。
二日のボイコット騒ぎ以来、五日ぶりに正常化する。

六日は午後二時二十分からの六時間目に一、二年各クラスでホームルームを開き、担任の教師がそれぞれの教室で生徒の指導、説得をした。
さる三日の生徒代表と学校側の話し合いで学校がすでに生徒の意見を聞くことを約束しており、生徒たちの間に耐寒訓練参加の動きが出ていた。
この日、学校側が決定した。
授業を短縮して本来の下校時間までに訓練を終了させるという通知に反対の声はなかった。
授業時間を短縮するのは生徒の下校時間を遅らせないよう配慮したもの。

七日は土曜日のため午前十一時四十五分から午後零時三十五分までの四時間目を耐寒訓練にあて、九日から十三日までは、授業を五分間ずつ短縮、午後二時四十分から三時十分まで訓練をする。
同訓練は当初予定されていた十三日で打ち切り。
十四日に行う予定だった校内駅伝は中止する。


−生徒代表の話−

下校時間を遅らせないという要求が聞き入れられたので満足している。
まだ不満の者もいるが、学校側が今後話し合いに応じてくれるというので、要求を出していくつもり。


−山本校長の話−

耐寒訓練の時間を早めたのは女子生徒の安全を考えてのこと。生徒たちの不満はクラス担任を通すなどルールに従って出されれば聞いていきたい。


−−−−以上、原文のまま−−−−


耐寒訓練が始まった。

僕らはジャージに着替えて、校舎をゆっくりと周回した。
新聞記者とカメラマンも生徒が走る写真を撮っていた。

翌日の新聞各紙には、生徒が「楽しそう??」に先生たちと走る姿が新聞に載った。

管理教育は善だったのだろうか。
確かに、規律を強化することで、一時の大学進学率は上がるだろう。

親もそれを望んでいる。

だが、本当に大切なことは、生徒自身の意志であり、「盲目的に従う」ことは社会的な付加価値とはならない。


組織にはおかしなルールがある。
おかしなルールは組織の構成員の合意のもとで時間をかけて変えていくべきだ。


僕らが生徒会選挙で歌った歌が以下の歌である。


作詞作曲 山本 潤 アレンジ 中村幸宏 (1980年6月)

−なんちゅうふうだ−
(C)希望に燃えて(F)夢を求めて(G)この学校に(C)来たけれど(G)
(C)なんじゃらこんじゃら(F)がっかり後悔(C)お家に(G)帰りたい
(C)

(C)いましかできない(F)ことをやって(G)みるのが青春だと
(C)信じてた(G)のに
(C)ああしろ、こうしろ、(F)ガミガミわめく(G)指導部長にゃ
(C)驚い(G)た(C)

(F)パーマを(G)かけては(C)いけません
(F)バイクに(G)乗ったら(C)退学だ
(F)スカートの(G)長さは(C)いいかな?
(F)バッチは(D)ボタンは(G)ワッペンは?
やってられない!(G)

(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則
(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則

(幸宏のベースの間奏)


やってみたいことがありすぎて困っているというときに
一日四時間勉強しろとは少し非常識じゃないですか
なにも学校の勉強だけがすべての勉強じゃないはずで
テストテストで苦しむことほど馬鹿げた勉強はないのさ

髪の毛は肩のとこまでよ
靴下は白をはきなさい
遠足はジャージでいきなさい
成績で分けられたクラス
がまんできない!

(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則
(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


中村幸宏は芸術的なベースラインを作った。

このことを書き留めたいと思ったのは、当事者のひとりである幸宏が2010年6月1日に舌癌で46才の若さで亡くなったからである。

僕たちは高校生のころ反抗期の真っ最中だったから、幸宏はこの事件のことを母上に話さなかっただろう。

幸宏から始まった学校との戦いを、彼の立派な生き様を、幸宏の母上に読んでもらいたいがためだった。
母上がご存命のうちに。それも、このコラム執筆の理由のひとつだ。


先日、幸宏の母上にお会いしたときは、

「出来る人は神様がすぐにほしがるから早く天国に行ってしまう」

とおっしゃっていた。

その通り。よい人はすぐに神様に呼ばれる。
逝くには早すぎたな、幸宏。僕がいくまで待っていてくれ。


僕は心の中で、思った。

「天国で、幸宏、おまえ、やることあるのか?」

僕らの力を必要としているのは、むしろ、いま、地獄で苦しんでいる人々だ。

幸宏は弱きを助け強きをくじく男だ。

幸宏、僕が死んだら、今度は、地獄に乗り込もう!!!
そして、もし、地獄が理不尽さで満ちているならば、
共にあの世を変えていこうじゃないか。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【お知らせ】

土曜日の午後3時のティータイムに東京都文京区で数学のサークル開催中です。数学の博士たちが社会人や学生相手に数学の基礎を講義、演習します。

数学は学問の基礎です。
高校数学を忘れてしまった方、これから数学を勉強しようかなと考えている人、ちょっと覗きにきてください。
勉強後に軽い飲み会もあります。

無限の世界が広がります。
老後の趣味に、学び直しに。
希望者はおしらせください。初心者、文系の方、大歓迎!
okuchika.mail@gmail.com まで。


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1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2




 組織と個人。生徒と先生との対話による解決。
 親と子供、社長と社員、対立を解決へと両者の努力で導くことはできるのか。

一緒に考えてください。


(2回目)


【1回目の内容】

全校生徒による耐寒訓練ボイコット事件を新聞記事から紹介。
この小さな事件を、いまさら、ではあるが、いま、書き残しておこうと思った。

ひとつは、当事者の一人、中村幸宏が舌癌で7年前に死んでしまったこと。
ベーシストだった彼の残したベースラインを書き残しておきたかったため。
もうひとつは、たとえ学校には不名誉な事件であっても、春日井高校の校史として誰かが書き残すべきだと考えたからである。


==吹き荒れる管理教育の嵐==


1980年、愛知県には新設高校を中心とした管理教育の嵐が吹き荒れていた。

生徒の自殺が相次いだ。愛知の行き過ぎた管理教育は社会問題となる。

1980年2月には週刊プレイボーイで
「今、高校生に襲い掛かるファッショの嵐」
と特集。東郷高校はT高校との表現で掲載された。

1982年7月にNHKは「愛知の教育を考える」を放映。
宇治芳雄の「禁断の教育」を1981年9月に発表。管理教育を告発した。

その後、当時の東海高校の生徒の藤井誠二の「おいコラ!学校」(84年)がベストセラーになった。
学校が生徒へ行った洗脳教育の手法や生徒への恒常的な暴力が生々しく描かれている。

春日井高校は新設校ではなかったが、じわり、じわりと周辺高校の管理思想の影響を受ける。

実際、僕たち生徒はどんどん厳しくなる規則に辟易としていた。


「ゲームセンター事件」が起こる。

放課後に繁華街のゲームセンターに入り浸っていた生徒数人を生活指導部の先生方が補導するという事件であった。
まあ、たばこを吸っていたのはいけなかったのかもしれないが、学校の外の話。
捕まった生徒たちは、一週間、校庭の草むしりをする羽目となった。
僕はこのことを歌にして反抗した。


さらに、頭髪事件が起こる。

服装検査という検査が急に始まったのだ。
校門前で生活指導の先生方が、生徒を呼び止める。
スカートが長すぎる、化粧がいけない、学生服のカラーが外されている、
など、服装の乱れは心の乱れというスローガンで始まった。
僕はこのことも歌にして反抗した。


事の発端となったコーヒー牛乳の自動販売機。

学校で飲むコーヒー牛乳が楽しみだったのに、ある日突然、夏休みが終わった途端、白牛乳だけになってしまったのである!

生徒は騒然。
え?なんで? おい、どうしてだよ!

生徒が先生に理由を尋ねる。
理由は「コーヒーは健康に悪い」であった。

憤りしかない。
コーヒー牛乳を飲む自由を取り戻す。
僕たちのささやかな戦いが始まったのである。


===戦いの始まり。中村幸宏という男のとった髭ボウボウ作戦===


「頭髪」検査に反抗して、幸宏は「髭」を伸ばした。
「髭」は「頭髪」ではない。

それでも、学校からは「髭」を剃れと言われていたが、そのとき、学校に対して幸宏はこう返した。

「髭はなぜか生えてくるんですよ。剃ってもまた生えてくる。キリがないでしょう」
学校にすれば問題行動であった。

髭を伸ばしてジャズを聞いていた幸宏はもう大人の雰囲気を漂わせていた。
ベースが飛び切りうまい。彼の弾くチョッパーは高校生離れしていた。
学校帰りはDo Musicというスタジオでバンドの練習をしていた。

幸宏は制服のカラーを外して、ボタンを閉めないで、髪の毛を少し浮かせていたのだが、髭は濃かった。

幸宏に勇気付けられた僕らは、反撃に出る。

「指導部なんかぶっとばせ!」というジャズ風の曲を作り昼休みに放送。
曲のアレンジは幸宏であった。生徒の反骨精神を鼓舞。
放送部の部長は林。後輩だが信念のある男だった。

(歌詞は、「一体全体、どうしたわけだ?生徒はいつも苦しんで。。。これじゃ嫌になっちゃうぜ。指導部なんかぶっとばせ!!」。)

さらに、規則の虚しさをロックにした「なんちゅうふうだ」という曲を文化祭で広めた。

(歌詞は、「希望に燃えて夢を求めてこの学校に来たけれど、なんじゃらこんじゃら、がっかり後悔、お家に帰りたい。。。」)


1980年の秋の文化祭。

幸弘のベースラインが小気味よく弾ける。流れるカウンターライン。
富也と僕は、それに飛び乗る。
音楽室で行ったライブだった。
17才の僕らは汗だくになって、叫び続けた。
「生活指導部なんか、ぶっとばせ!」と。

(注意:生活指導部というのは、生活指導室という詰所に控える体育会系の体格のよい数人の教師の集団であり生徒の頭髪検査などを統括していた。)


===バンドメンバーの生徒会への立候補===


僕らが教室でたむろしていると、サイドギター担当の久野が、次の生徒会に立候補をし学校を変えたいという。

教室の黒板で、有志が集まって、あみだくじ。
適当に会長、副会長、書記、会計などを決めた。

まるで勉強ができない劣等生たちが生徒会に全員当選した。
しかも得票率9割という圧倒的な支持を得た。

なにせ、生徒会立候補の演説の代わりに「ロック」を演奏してしまったのだから。

その内容の過激さから生活指導部の先生によってすぐにマイクの電源は切られてしまったが、聴衆には熱が伝わった。

歌のベースラインはすべて幸宏がユニークに作った。
ドライブするベースラインでみんながノリノリになる。

今度の生徒会は学校と戦う生徒会なんだ。
みんなの期待を一身に背負った。

ターゲットは制服検査。こいつをまず、やめさせる。
僕は髪の毛の色などはどうでもよいと思っていたし人権の侵害ではないかと思っていた。
校門に先生たちが立って、女子生徒のスカートの長さや前髪の長さをチェック。
ひどい場合はハサミが登場した。

これは心情として許せなかった。

自由な校風の学校は、こんな検査はやらない。
管理教育に染まった先生の一部が急に他の学校を真似してしまったのだ。

教室に入ると服装検査に慣れていない生徒たちがプンプンに怒っている。
女子は特に反抗した。

服装検査は先生ではなく、生徒が自主的にやることを生徒会で決議。
評議会でも議決した。

先生に要望を伝えた。
が、何も変わらない。


===ボイコット前夜===


ボイコット作戦は富也が指揮した。成績学年トップクラスであった。

4月に配られた年間行事表をとってあったのだ。
1月29日、生徒会議会の前日に、富也は興奮していた。

「おい、見つけたぞ」。

富也は得意げであった。彼の右手にはピラピラとB4のわら半紙。
1980年度の春日井高校の年間行事予定表であった。

耐寒訓練は年間の行事表には載っていなかったのだ。
つまり、これは生活指導部の思いつきにすぎないということを示していた。
恣意的な力が働いて、耐寒訓練が急遽実施される。

春日井高校では学校行事は生徒会の主催であった。
耐寒マラソンは生徒会の主催ではなく学校主催なのだという。

僕らは学校主催ではなく、生徒会主催であるべきだと主張した。
そのためには、拙速な訓練を中止し、やるにしても生徒主体の来年度からの実施を要請した。

そうでなければ、先輩たちが築いてきた自由な校風が死んでしまう。


この富也のファインプレーによって、全クラスが集う生徒会議で、全クラスの評議員が憤慨してボイコットに賛同したのである。

僕らは耐寒訓練をボイコットすることを決議して、耐寒訓練の当日を迎えた。


===ボイコット当日のこと===


1981年の2月2日ボイコット当日の朝はよく晴れていた。

朝7時半、チャリンコを駆って僕は高校へ急ぐ。
僕は名古屋市とはいえ、北の端っこの守山区の高島町から、松河戸橋を渡る。
そこは一面の畑。あぜ道を突っ切ると春日井市立中部中学を右手に見て通りすぎる。
あとは、中央線の無人踏切をわたり、愛知県立春日井高校はすぐだ。

チャリで10分の行程である。

ちょうど、春日井高校の東に位置する正門前では、生徒会議長の富也が重たそうにアンプやマイクを搬送していた。
アンプを持つのを手伝って、富也の2年1組の教室にアンプとマイクは隠す。


午前8時前、放送部の部長の林が、僕を放送室に通す。

先生方がかけつけても放送室には入れないように入り口をロックアウトした。
林は、入念に、全校放送の準備をしているが、故意に職員室にだけ放送が流れないようにした。

「山本さん、こうすると職員室には放送は流れないですよ。
職員会議で先生方はこの時間は職員室にいます。
放送するならいま、このタイミングしかない。」

放送室から職員室のスイッチだけをオフにして、僕の放送は始まった。

これが愛知県教育委員会の主張した「公共の施設を占有しての扇動」だ。

わたしたちの行動は「計画的で極めて悪質」であると愛知県の教育委員会は決めつけた。


「お知らせいたします。生徒会議会において、本日放課後に予定されていた耐寒マラソンは無効となりました。つまり、中止です。
放課後に、全校集会を中庭にて開催いたします。全校生徒のみなさま、耐寒マラソンは中止します。放課後は全校集会のため中庭に集まってください。」


幸い、先生方は放送室に飛んではこなかった。

職員室にはいかないでクラスで放送を聞いていた先生方もいらっしゃったが、容認してくれた。

「ほう、生徒会か。面白いやないか」
と言ってくれた先生もいた。


すぐに放送室を出た。
富也と僕と幸宏は1年1組からオルグに回る。他の役員も総出でオルグした。

先生の指示を無視して(先生を振り切って)、マラソンに参加しないで、中庭に集まるようにと。

「このまま学校の言いなりになれば、君たちはダサいヘルメット通学になるぞ」
と。

ただならぬ生徒会役員の気迫あふれるオルグに一年生たちは、ただ、うんうんとうなづいてくれた。

クラス担任がすでにいるクラスもあり、僕らのオルグを先生方はよく聞いてくれた。そして、僕らの行為を容認してくれた。


そして、放課後。
先生たちを振り切って、僕らは中庭に集まった。

野球部の主軸3番バッターの原科が
「おーい、来たぞう!途中で(野球部顧問の)饅頭(服部先生のあだ名)がいたから、心臓ばくばくだよ」。

僕は感謝の印として「来てくれてありがとう」といった。

こうしてボイコットは成功した。
先生の呼びかけを振り切り、中庭に全校生徒の3分の2の生徒が集結した。

僕は集会のアンプの電源を2年3組のH先生のクラスのコンセントからとろうとした。
しかし、H先生は、コンセントの前に立ちふさがって、それをさせない。
H先生の担任クラスのコンセントを使われるとボイコットに加担することになるというのがその拒否の理由だ。

僕は諦めて、隣の2組から電源を引いた。
H先生に隣のクラスならいいのかと聞くと、それは知らないという。

僕は、こういう二枚舌の人間にはなりたくないと思った。


幸宏は集まった生徒たちを見て満足していた。
生徒会の役員たちが、マイクを持ち、「いい天気だねえ」とのんきに演説した。

特に新聞記事にあったような、明日以降もボイコットを続けようと意思統一したということではない。
集まって、みんな、よく来たねで終わりにしたのだ。なんの要求もせずに。


山本八郎校長は、勇敢にも一人で集会に乗り込んできた。
激怒のあまり、右コメカミに青筋が浮き出ていた。

中庭に集まった500人を超える生徒たちを前にして、さすが校長。
「中止中止」と大声で怒鳴っている。

「おい、何を勝手にやっとるんだ。解散しなさい。こら、誰だ、これを扇動したやつ、誰だ!」
と続けた。

怒り心頭のあまり、どもっていた。


僕は校舎をよじ登って、2組の窓枠に立った。
そして、有りっ丈の声で叫ぶ。

「校長先生、僕らは僕らで物事を決めることにしたんだ!学校は生徒のものだ!」

集まった生徒たちはやんやの大喝采である。
そのとき、生徒たちが、ザザッ、ザザッという音で校長を取り囲む。

校長は、僕を下ろそうと窓まで近づこうとしたが、周りの生徒たちが校長を完全に取り囲んでしまった。

校長は、悔しそうに声を張り上げた。

「おい、お前が扇動したんだな、お前だな!お前には校舎に触る資格はない。お前は退学だ!!」

生徒がズッズと校長を取り囲み、身の危険を感じた校長を生活指導部の先生方が体を張って救助する。

生活指導部長が、
「な、な、お前たち、話し合おう。話せばわかる。どうだ、いまから体育館へ行かないか?」
と述べた。


当日の夜遅くまで職員室には先生方が残ってくださった。
先生同士の話し合いの内容はわからないが、深夜まで激論が続いた。

富也と幸宏と僕は、夜10時ごろ校庭から職員室の中を覗いていた。


===ボイコット翌日 1981年2月3日 春日井高校===


先生方は疲労の色は隠せなかったが、授業は行われた。

約束通り、生徒会と校長との話し合いは行われた。
冒頭、山本八郎校長は、僕たちに「冷静にいこう」とおっしゃった。


===1981年2月4日 中日新聞記事 (原文そのまま)===


(大見出し)耐寒訓練の春日井高 事態収拾へ動く
(小見出し)学校と生徒代表話し合い
(記事)
【春日井】
耐寒訓練を生徒がボイコットした愛知県春日井市の県立春日井高校(山本八郎校長)で三日放課後、事態収拾のため生徒代表と学校との話し合いが行われた。
席上、学校側は学校行事については生徒たちの意見を十分に聞くと約束したうえで延期している耐寒訓練を再開するとの意思を伝えた。
生徒たちは四日、各クラスでホームルームを開き、話し合いの内容を伝え、クラスの意見をまとめた上、再び学校側と話し合うことになったが、大勢は収拾に大きく動き出した。

この日の話し合いに参加したのは生徒側が一、二年生十八クラスの代表二人ずつ、生徒会役員八人の計四十四人。
学校側は校長、教頭、学年主任ら八人。
話し合いは放課後午後三時三十分から二時間半にわたり行われた。
「事態収拾のため感情的にならず話し合おう」と山本校長が切り出し、生徒の質問に学校側が答えるという一問一答形式で進められた。

この中で生徒の「学校行事に生徒たちの意見は反映させられないのか」の質問に対し、学校側は「生徒の意見は十分聞く。とり入れられない場合は、納得のいく説明をする」と答えた。
さらに、学校側は今後も話し合いの場をつくるなども約束した。

この後、学校側が「耐寒訓練を再開したいので、クラスに帰ってみんなの意見を聞いてきてほしい」と提案、生徒代表も了承した。
同校では四日の授業を五分間ずつ短縮、午後約三十分のホームルームの時間を設け、クラスごとに生徒たちと話し合った後、同日放課後、もう一度、生徒代表と学校側と話し合うことになった。

(山本八郎校長の話)
父兄のみなさんもかなり心配しているようなので早く収拾したい。
生徒たちが間違っていることははっきり指摘するが、意見は十分聞いてやりたい。今回のボイコットに対しては当面処罰は考えていない。

(生徒代表の話)
いままで学校側は生徒の意見を無視し続けてきたが、今回の話し合いで機会があるごとに生徒と学校との話し合いの場を設けてくれると言っており、評価している。学校側が熱意を見せており、問題の収拾を図りたい。



===僕らは早期収拾を図った===


ルールはルール。逆らった奴が悪い。
これが管理教育の根っこにある思想であった。
でも、それは教育とはいえない。

先生方は、頭ごなしではなく、生徒との話し合いの場を設けた。
それだけではなく、連日、夜遅くまで議論をされていた。

幸宏と僕は、深夜まで先生たちは会議している現場を校庭からチャリに乗って眺めていた。

僕たちの中に自然に溢れ出た思いは
「先生たちに、こんな深夜まで会議させて、申し訳ない」
という感情であった。

幸宏と僕は目を合わせた。
「引くところは引かなければならない」。

学校と生徒は上下の関係だ。
上下の関係だからこそ、話し合いは重要であった。

県教育委員会から毅然とした態度をとれと指示されていた山本八郎校長であったが、彼の英断で、僕らは退学にならなかった。


P.S.

1982年。卒業を控えた僕たちは、愛知県教育委委員会を「偏差値怪獣」と命名し、「偏差値怪獣にねりわさび光線をあびせる会」を結成した。
「ねりわさび」とは、僕たちの作成した雑誌名。「ねりたてのからさ」が売りであった。
習熟度クラスに反対、賛成のアンケートを実施。圧倒的な生徒が反対を表明していた。

富也は、学年トップの秀才で、どの大学にもいける学力があった。
なぜか地元の私学に第一志望で工学博士となり、いま、某大学で工学教授をしている。

あのボイコット事件を思い出すとき、幸宏のベースラインが鳴り響く。
音楽室。体育館。公民館のホール。Do Musicのスタジオ。

僕らは卒業後もライブをした。
大学生のときは幸宏とはジャズライブハウス「Aトレイン」に通ったものだ。

幸弘は、生協でロジスティクスを担当していたが、残念ながら、2010年6月1日46歳の若さにも関わらず舌癌により死去。

幸宏は昭和38年12月16日生まれ。
春日井市立東部中学を卒業後、春日井高校へ進学した。

1981年2月2日。
幸宏もまた、退学覚悟であったし、僕たち全員、退学覚悟であった。

服装検査に抗議する幸宏の勇気ある「髭ボーボー作戦」から、僕らの反撃は始まった。
「髭はなぜか生えてくるんですよ。剃ってもまた生えてくる。キリがないでしょう」と幸宏は主張し、学校と対決した。


36年後、2017年の我が母校、愛知県立春日井高校。
ボイコットの集会を決行した中庭。その西側に校舎をつなぐ渡り廊下がある。
渡り廊下の下に飲料の自動販売機が設置されている。


自動販売機は、当時のガラス瓶ではない。
紙パックジュースが並ぶ。MEIJIの乳製品群だ。

白牛乳だけではなく、いちご、バナナ、コーヒーなどの様々な豊かな飲料が並ぶ。
後輩たちは、少なくとも自動販売機に関しては、「自由」を謳歌している。

この自由は、当たり前のものではない。勝ち取った自由なのだ。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 1



ルールとは絶対的なものなのか。

一緒に考えてください。


(1回目)


===新聞記事===

1981年2月3日 中日新聞朝刊の記事(原文そのまま)

(大見出し)「耐寒マラソンを集団ボイコット」
(中見出し)「春日井高 『学校の一方的行事』生徒会反発、500人が集会」


【春日井】愛知県春日井市鳥居松町一の県立春日井高校(山本八郎校長)で、
二日から二週間の予定で始まった耐寒訓練を生徒が集団でボイコット。
約五百人が集会を開きボイコットの意思表示をした。
生徒たちは「この耐寒訓練は、生徒の意見も聞かず、学校が一方的に決めた行事だ」とし、三日以降も参加しないことにしている。
これに対し学校側は「教育活動の一つであり、生徒の都合を聞いて決める性質のものではない」とはねつけ生徒側と対立。
同夜遅くまで緊急職員会議を開いて今後の対応を話し合った。

(小見出し) 「学校側『教育活動の一つ』」

耐寒訓練は、二日放課後の午後三時二十分から一、二年生八百人を対象に行われた。
男子は二・五キロ、女子は一・五キロを走る校内マラソンで、ことし初めて実施した。
ところが参加した生徒は二百人だけで、六百人が集団でボイコット。
このうち五百人が校舎の間庭で集会を開き、先生の再三にわたる説得にも応ぜず、約一時間、学校側の一方的なやり方に不満をぶつけ、二日目以後も参加しないとの意思統一をはかった。

学校側がこの耐寒訓練を決め、生徒に通知したのは二週間前の先月十九日。
これについて生徒会は「教師側に昨年十一月、何か決めるときには生徒の意見を通してほしいと頼んでいたのに、あまりにも一方的だ」と、評議会にかけて検討した。
この評議会では「学校がもう少し生徒の意見を聞き、反映してほしい」との結論になり、耐寒訓練ボイコットの動きが出て来た。

これを知った学校側は「生徒会の活動の範囲でない」とし、生徒会活動を抑えようとした。
このため、生徒個々の活動としてボイコット連動が広まり、先月三十日には校内で生徒間の間で相互に呼びかけが行われて表面化、二日のボイコットになった。

運動の中心になっている生徒は「学校は、生徒の意見を聞く種類の催しではないというが、放課後に実施するため、クラブ活動がそこなわれ、生徒の自由な時間に食い込む」と反対の直接的な理由をあげている。
この生徒によると同校では、昨年四月、学級編制を能力別にしたが、学校側は実施直前まで生徒側に知らせなかった。
また、昨年夏休み以降、校内販売のコーヒー牛乳が予告もなく白牛乳だけになってしまったという。

こうしたことから生徒の間に不満が蓄積、耐寒訓練で一気に爆発したようだ。
生徒側は「事態収拾のためには、生徒総会を開き、要望を聞いてほしい」と話している。

同校は昭和二十七年、県立旭ヶ丘高校春日井分校として発足、三十八年四月に春日井高校として独立した。
同市内では一番古い高校で進学率の高いこの地方の名門校。
生徒数千二百人で、かつての高校紛争の際、卒業式問題でもめたこと以外、これまで特に大きなトラブルはなかった。

(指導、説得を続ける)

犬飼武教頭の話

耐寒訓練は学校教育の一環である。生徒の都合を聞いて決めるものではない。
生徒に対し指導、説得を続ける。
生徒に一日も早く落ちついてもらいたい。耐寒訓練をこのまま続けるか、中止にするかもう少し検討して決めたい。
十年ほど前の高校紛争のように発展しては困る。
何とか早く解決したい。

(小見出し)「『学校はき然とした態度を』県教育委」

春日井高の耐寒訓練ボイコットについて、愛知県教育委員会では「生徒の希望を聞いて処理することと、聞く必要のないことのけじめが大切」とし、き然とした態度をとっていく考えである。

県教委に入った報告によると、生徒会側は「年間の行事予定にない耐寒マラソンを学校側が生徒の意見を入れずに決めた」として反発。
生徒会の役員会を開いて不参加を決定。
先月三十一日の朝、校内放送を流してボイコットを呼びかけたという。
事態を重大視した学校側では、二日夕、緊急職員会議を開き
1)三日朝、授業前に一、二年生の全担任教諭が生徒に指導する
2)授業は正常に行う
3)授業後、生徒会の役員に指導するー
の三点を決めた。

県教委は、今回の事件は政治的色彩もなく、学校側の指示が徹底を欠いたことから生じた不満が一因ではないかとみている。
しかし「指導されるものが教育活動そのものに口をはさむのはおかしい。
一部の生徒が勝手に学校の公の放送施設を使って扇動したのももってのほか。
学校は断固とした態度で臨むべきだ」(久野保佑学校教育部長)としている。

県教委としては、一応事態は見守るが、状況いかんでは現地指導もする方針でいる。

(近藤秀案教育次長の話)

耐寒訓練が授業の一環行事なのか任意のものかわからないが、学校側で決めた行事に大量の生徒が反発、従わなかったようなことを重大にうけとめている。
その行動がグループ化しておりなぜこうした行動をとったのかを解明したいと思う。



−−−以上、1981年2月3日中日新聞(原文まま)−−−−


僕はこの騒動の渦中にいた。


記事の中の「運動の中心になっている生徒」とは僕のことである。

県教委から「公の施設を勝手に使って扇動し、もってのほかだ」と糾弾されたのは僕であった。

八郎校長から、「校舎に触る資格はない。お前は退学だ!」と怒鳴られたのも僕だった。


そう、僕は退学となる「はず」であった。


記事は間違っていて、実は、ボイコットを呼びかけたのは、当日、2月2日朝の放送であった。
31日は、短めの放送をしたがボイコットは呼びかけていないと記憶している。

生徒評議会とは、生徒会役員と各クラスの学級委員(評議員)2名と生徒議長で構成される生徒側の意思決定の最高機関である。
僕はクラスメートで親友の幸宏と生徒会役員をしていたし、生徒評議会の議長も親友の富也だった。
生徒評議会は、1月30日の夕方に開かれた。会議は学校行事は無効と決議した。
耐寒訓練の不参加は全学級の全会一致だった。


半年前から、管理教育批判で作詞作曲してギターの富也とベースの幸宏とボーカルの僕の三人でバンドを結成、文化祭で過激な歌の数々を発表した。
バンドの録音テープは昼休みに放送部が流した。

こうした学校批判さえも、自由に受け流すのは、春日井高校の自由を重んずる寛容精神であった。
僕らはこうした自由な校風に憧れて春日井高校に入学した。


ところが、僕たちが2年生になるころ、自由はひとつひとつ奪われていった。

「学校に自由を取り戻す」が僕らのスローガンだった。


ボイコット当日2月2日夜。
先生たちは深夜まで会議をしていた。

幸宏と僕は富也の自宅に集まり、対応策を練っていた。
夜10時頃、チャリンコで学校をスパイする。

すると職員室にはまだ煌々と明かりが続いている。
先生たちが激論を戦わせているのがわかった。

この時点で翌朝の新聞記事のことは、全く予想していなかった。
新聞記者を誰が呼び寄せたのかも僕たち生徒会は全く知らなかった。


当日、2月2日にボイコット集会時に校長から退学だと宣告されたのは、僕であった。

だが、富也も、自宅からマイク、延長コード、アンプやらを集会のための機材を無断で運び入れたので学校から見たら罪は重かった。

県教委は「断固とした態度をとれ」と校長に指示していたし、事実、校長は僕らの退学をすでに500人の前で宣言していた。


この小さな事件を、いまさら、ではあるが、いま、書き残しておこうと思った。

ひとつは、数年前、舌癌でこの騒動の当事者のひとりである、中村幸宏が死んでしまったこと。
ベーシストだった彼の残したベースラインを書き残しておきたかったため。

もうひとつは、たとえ学校には不名誉な事件であっても、春日井高校の校史として誰かが書き残すべきだと考えてたからである。


僕らの取り戻したかった自由とは、

「コーヒー牛乳よ、もう一度!」

という小さなもの。


親や先生にとっては、つまらないものかもしれないが、僕らにとっては、なぜだろう?とても、大切なものだった。


翌朝2月3日の朝、新聞を見た。それが冒頭の記事である。
どうして高校の行事のボイコットという小さな出来事がこんなに大きな記事に??

新聞沙汰になってしまったことに対する狼狽、また、こんな小さな出来事がまるで大事件のように扱われてしまったことへの驚き。

僕は、びっくりして叫んだ。「なぜだ!!」


P.S.

17才の僕は校則は意味がないと思っていた。嫌ならば学校を辞めるしかない。
校則を在学中だけ守れば別にどうってことないのにね。
守らない奴は学校から見れば悪だ。
それは学校側の論理。校則が嫌ならばその学校に行かなければよい。以上!
しかし、なんの予告もなく、校則がどんどん厳しくなっていくとき、それでも学校はいつでも正しいのだろうか。
ときには生徒と学校との対話が必要なのではないか。

昔、生徒の話を真剣に聞いてくれる先生方がいて、少しやんちゃな僕たちがいて、僕らが校則を変えた。これはそんな話だ。
自分の規範で生きると、組織の規範とはどうしても衝突する。
規則の中に馬鹿らしいものがあれば、それは変えるべきだ。
そのとき、組織にも多様性を認める文化があれば進化できるのだが、問答無用の組織が多い。

西嶋先生という倫理社会の臨時教員は男子生徒の人気が高かった。
授業中に男と女に関するエロい話をするからである。

西嶋先生が、隣のクラスの連中に示唆した。
「お前たち、このままボイコットをすれば、生徒会の連中は退学になるぞ」
それを避ける方法がひとつだけある。これを表沙汰にするのだ。

西嶋先生は、マスコミにボイコットの情報を流せという示唆をした。
示唆をうけて隣のクラスは「2月2日の3時に春日井高校に来れば面白いものが観れますよ」
と朝日、読売、毎日、中日の各新聞社に匿名の電話をした。
それで各社朝刊に大きなボイコットの記事が載ったというわけだ。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


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億の近道ゼミはじまりました!

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 いろいろなバックグランドの方々が集う株式投資の手弁当の私的な勉強会が先週から始まりました。

 原則、日曜日の午後に、商品評価や製品評価から金融工学まで楽しく学びます。
 いよいよ、23日は、理論株価の後半です。
 午後2時スタート。5時まで3時間。
(もちろん、無料ですよ。)


 初回は投資哲学と現在価値の理論について議論しました。
 金融工学をベースにした基礎の確率論などを紹介しています。

 細分化と弁証法という二つのベーシックなアルゴで調査の対象を順次攻略していく手法をとります。

 わたしが主催する勉強会は8年ぶりになります。


 そして、日曜日午後の商品評価の勉強は確率論の基礎をベースに確率事象同士の計算から商品価値を評価するというAI設計のための基本学習となっています。
 数量と価格の掛け算にすぎない売上を対象にするのではなくて、商品の色や姿や形や出来やコストの構造など、様々な視点から、商品の評価をするわけ。

 なーんちゃって。


 また、たとえば、1,1,1,1,5という配当列と1,2,3,4,5という配当列から成長率への1:1対応を決めるなど、まあ、遊びですな。遊びです。

 エンジニア、投資銀行マン、証券アナリスト、データサイエンティスト、IR専門家、弁護士、経済学の学生、年金生活者など、様々なバックグランドの方々が集うのですが、測度論を駆使して投資理論を構築しつつ、様々な事例を研究する集会です。


 会議室が思ったよりも大きいということがわかり、あと数人参加できます。
 一回一回は読みきりですから、参加希望の方々はおしらせくださいね。

 日曜日に理論の勉強しようなんてしようと思う方はあまりいないのですが、楽しんで勉強できるように工夫しています。


【億近ゼミ募集要項】

・略歴、志望動機、ゼミへの要望などを気の済むまで書いてください。
 1000文字程度でお願いします。
 テキストのほか、word形式も可。

・参加にあたっては簡単な審査をさせていただきます。
 審査結果により、ゼミへ参加できない場合もありますので、ご了承ください。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「億近ゼミ応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。



 別件ですが、水曜日の夜7時からは社会人のための数学再入門を読みきりで開催しています。
 文系の方や普段数学を使わない方を対象にしていますが、内容は大学数学の高度な内容で、目標は数学書を独学で読めるようになることです。

 社会人向けの数学再入門は、社会人になってから大学数学を学んだ私が書いたテキストです。
 わたしが苦労しているので、痒いところに手がとどく内容になっています。

 勉強は自学自習が中心になりますが、演習問題には必ず答えを本当に丁寧に書いています。だから、必ず自学自習できるはずですよ。

 講義と進行役がわたし。
 セキュリティが厳しいビルですので、勉強会が始まったら、誰もお迎えにいけないので、遅刻は参加不可になります。

 すみませんがそれだけ、ご了承ください。


【数学講座募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」
 を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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数学を学び直しましょう!




みんな、新学期ですね。
新しく何かに取り組むにはよい季節ですよね。

社会人向けの数学学び直し講座をボランティアで行っているのですが、
そのことを少し書いちゃっていい??


===科学は嘘の繰り返しの歴史===


そのときどきに、科学は嘘を主張してきました。

物理は、ニュートン力学が正しいと思われていた時期がありましたが、
あれれれれ、実は、間違っていましたね。

量子力学、相対性理論、その後、新しく統一しようと。
ドタバタの歴史なんだよね。

直感では理解できないことを人間が受け入れることは難しいですよね。

数学だって、具体的に構成できない「存在する」という定理を受け入れはじめたのは80年ぐらい前のことにすぎません。。。

とはいえ、科学と数学の決定的な違い!!

新しい事実が発見されて、これまでの理論が覆るということの繰り返し科学であるのに対して、数学は長持ち。


===数学の定理は永遠に真理===


数学は2200年前に発見されたこと(ユークリッド幾何)であっても、
それが覆ることはなく、前提さえ整えば、真理は永久に真理なんです。
ユークリッド幾何の定理はいまでも正しいですよね。これからも真理です。

永遠に変わらない真理を土台に、次々と新しい定理を付加していく。
それが数学の最大の魅力なんですね。

だから、数学を勉強すると、複雑な事象を一般化したり、
具体的な事象を抽象化することができます。

数学は「長持ちする学問」ですよね。
抽象化や形式化は、人工知能にはできない作業です。


===論理や検証が中心。計算はあるが、ほんの一部===


数学といえば、高校までは計算が中心ですが、本来の数学の役割は論理の構築や検証です。

日常生活に役に立つのはいうまでもありませんが、
政治家のトップには必要な素養です。

論理的な正しい判断ができない人に国民の命を預けることはできませんからね。

欧州のように戦争に明け暮れている国の人々は、
略奪されて荒らされての繰り返しだから、
政治に論理がいかに重要かは身にしみてわかっているのさ。

欧州では政治家は数学者であることも多いのですぞよー。


===投資にも役立つよ===


論理を習得すれば、
「人々が何を思い込んでいて、何に気がついていないか」
を知ることができるよね。

この思い込みや気がついていないことは、日常に溢れているので、
それを株式投資に応用することも簡単ですし、
仕事で抜きん出ることもできるのさ。


===「仕事ができない」なんていわせないよ!===


数学には「仕事ができないから解雇」という経営者の論理を、
ちゃんと自分で定義しなおして、自分で仕事の定義や仕事ができるという定義を書き直してみることができるのさ。

「仕事ができないこと」と解雇という事象は全く次元の違う事柄であり、
それを短絡的に結びつけてしまうのは残念!

「仕事ができない」というアバウトでいい加減な事象をちゃんと検証してほしいんだよね。

本当にね、やってみればわかると思うけど、
他人の仕事を他人が定義するのってとっても大変なことなんす。

定義する力というか、論理を構成する力というか、客観的な方法論というか、
それらを深く考えて、ちゃんと定式化できるのがいいよね。

「部下がパフォーマンスに貢献していない」ということと
「部下が組織には不必要だ」ということは全く違う次元の話なんだよね。

考えてごらんよ。
パフォーマンスに貢献しなくても、ものすごく必要なものって、
たくさんあるからさ。

困ったときに相談相手になってくれたりさ、
みんなを影で支えてくれたりさ、
みんなの失敗をさりげなくカバーしてくれたりさ、
本当のチームメートって、結果ではなくて、
スタイルだったりとかさ、プロセスだったりするわけ。

一方で、パフォーマンスなんてただの結果じゃん。

仕事って結果で評価されるものかもしれないけど、
結果は偶然ってこともあるんだよ。

でも、態度とかさ、スタイルとかさ、プロセスってのは、
その人そのものなんだよね。

数学やると仕事って何だろうって、数学的に考えるわけ。
仕事ってやつを数学の言葉で構成していくわけなのさ。


===「数学のお勉強グループ」には社会人で数学を最初から学び直そう
    とする人々が集います===



「数学のお勉強グループ」には社会人のための大学数学の学びの場所です。
テキストや演習問題は論理考証中心。

初心者の方々、学び直し大歓迎。みんな、ぜひ、参加してね。

軽いサークルのようなものです。
みんなで楽しくやってます!途中参加、オーケー。
いつでも連絡してね。


===社会人のための無料の数学入門講座 (平日の夜7時より開催)===


 隔週に一度、平日の夜7時より80分間の
「大学数学の基礎講座」を開催しています。

 19:00ー20:20 講義と演習
 20:30ー打ち上げ&反省会

 場所は、都内港区でーす。
 文系の方や初心者大歓迎です。
 つまり、誰でも大歓迎!

 講座は無料。
 講師は数学博士たちが対応します!

 数学書を独力で読みこなせるようになることが、
この基礎講座の最終的な目標です!!

 興味のある方、募集要項を見てご応募ください。よろしくね!


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【数学講座参加者募集中!】


 山本潤氏が主催する社会人向け数学講座が、参加者募集中です。
 参加をご希望の方は下記参考の上、ご応募下さい。


 初心者、初学者むけに、大学受験や高校受験の数学ではなくて、
大学の数学のセミナーを開催します。
 仕事帰りにちょっと教室を覗いてみませんか?遅刻OK。
 誰でも歓迎。


【募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」
 を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


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悟られない善行




 SNS全盛の時代に関わらず誰にも悟られずに黙々と善行を積み上げている人々がいる。

 外部の人々には彼らの行動は見えないから、話題になることも「いいね」とポチすることもできない。
 わたしのような輩と対極にあるのが黙々と善行を積み上げる人々だ。

 すごいよね。


 一般に、世の中は世知辛い。お金がなければ苦労する。
 孤立は寂しい。孤独はつらい。
 頑張っている自分をアピールしたい。
 みんなに認めてもらいたい。


 わたしの尊敬する元同僚はKさんというが、かれこれ、10年以上の付き合いになる。

 Kさんは、コツコツと善行を積み上げる人であり、しかも、それを他人に悟られないように細心の注意を払う。

 それでも、本当にたまにではあるが、Kさんは、他人に善行を悟られてしまうことがある。

 そんなとき、Kさんは、決まって、
「まあまあ、そんなくだらない話やめましょう。どうでもいいことですよ」
とおっしゃるのだ。

 世の中のためになることを長期に渡り行う。
 それを長期に渡り人に悟られないようにする。
 そうありたいよね。かっこいいよね。


 昔のヒーローはみんなそうであった気がする。

 タイガーマスク。伊達隼人。
 ウルトラマンに変身するハヤタ隊員のことを周りは知らない。
 ハヤタはそのことを周りに悟らせない。
 
 それはなぜなのかということを現代人はもう一度考えてみるとよいと思ったりするぜ!


 一方、SNSでなんでもかんでもアピールしまくる。
 とくに企業のフィードイン広告は巧妙である。
 ビッグデータとかIoTとかなんでも簡単に関連付けるような風潮の中で、SNSやメディアを「活用しようとするような」輩が多数を占める。

そりゃそうするで。
頭がいい連中は、いろいろ工夫するからね。


====太郎博士の離陸!===


 わたしの数学の先生である太郎博士は、まったく飾らない人であり、黙々と学問を積んだ人である。

 携帯電話は持たない。
 服も2着ぐらいしかない。
 ボロボロのアパートに住んでいる。

 その太郎博士の唯一の欠点は人見知りが激しいことと人前での過度な緊張であったのだ。

 学問を修めるために日々修行を積む太郎博士は衣食住を賄うためにお金を稼ぐということさえしないので、
お金はないけど、時間はあるわけ。

 そんな太郎先生が数学の楽しさを世の中に広める数学教の布教、オープンな勉強会を今週からスタートした。

 10人以上の社会人の向学心溢れる方々が集まった。
 太郎博士は緊張していたが、無事に講義を終えた。

 わたしは太郎博士がブレークしたと感じた。
 文系の方々、初心者の方々に丁寧に教えました。
 その後は有志で飲み会。個人的に楽しかったよ!


 そこで、もうすこし、アピールしたいのです!
 太郎先生の講義は無料!。生徒はもう少しいてもいい!

 だから、このメルマガで、以下の大学数学講座の門戸を常時開くことにしたのであーるぞよ!


===社会人のための無料の数学入門講座 (平日の夜7時より開催)===


 隔週に一度、平日の夜7時より80分間の
「大学数学の基礎講座」を開催します。

 19:00ー20:20 講義と演習
 20:30ー打ち上げ&反省会

 場所は、都内港区でーす。
 文系の方や初心者大歓迎です。
 つまり、誰でも大歓迎!

 講座は無料。
 講師は数学博士たちが対応します!

 数学書を独力で読みこなせるようになることが、この基礎講座の最終的な目標です!!

 興味のある方、募集要項を見てご応募ください。よろしくね!


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【数学講座参加者募集中!】


 山本潤氏が主催する社会人向け数学講座が、参加者募集中です。
 参加をご希望の方は下記参考の上、ご応募下さい。


 初心者、初学者むけに、大学受験や高校受験の数学ではなくて、大学の数学のセミナーを開催します。
 仕事帰りにちょっと教室を覗いてみませんか?遅刻OK。
 誰でも歓迎。


【募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!

山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6


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