株の玉手箱 材料難の株式市場




さくっと行きます。ちょっとした話題。


 昨年の夏以降にロジックの回復から半導体関連の物色が始まり、データセンター、5G関連が物色され、昨日の日経朝刊一面のアップルの話題で有機EL関連に物色。
 韓国合弁SFC社で青色、本体でホール及び電子輸送層等を手掛ける保土谷化学が暴騰し、燐光発光材のメジャーメーカー米UDCと取引するフルヤ金属も値を飛ばした。保土谷化学とフルヤ金属では開発費回収の仕方が異なるビジネス形態だが、少なくとも出荷数量の増加は恩恵を受ける。今後は面積の広いTV市場の拡大効果が出てこよう。


 半導体物色はもうすぐ1年、5Gも何年も前から話題で、どうも材料難でテーマに窮している様でして、あすなろ投資顧問にも証券会社の一流アナリストから次の材料・テーマを求めて連絡が来るのです。
 これ真面目に本当の話です。そこで今週得た話しをしましょう。


 インダストリー4.0という言葉をご存じの方が多いと思います。
 製造現場のロボットやらをネットで繋いでしまおうってやつです。私の知る限り、最初にこれを話題にしたのは野村の機械アナリストで有名な斉藤さん。

 工場内のロボットやら製造装置群と、エンジニアリング、サプライチェーンまで何もかも繋いでしまうと。
 でもインダストリー4.0と日本で言われるIoTは意味合いが違う様です。
 ビッグデータ、AIとかスマートファクトリーは同じでも、さすがドイツだけありまして、ドイツの目指すインダスリー4.0はかなり高度だと大手メーカーの技術者が言うのです。

 日立ソリューションクリエイトのWEBではインダストリー4.0の具体的な内容が記されておりポイントは3つの様です。
 従来のセル生産の長所を生かした少量多品種・高付加価値製品の大規模生産を可能とするダイナミックセル生産方式。工程を分類しロボットがクラウド上の情報や周囲の状況を判断し、最適な数量・種類の生産を行う。
 2つめはダイナミックセル生産を突き進めると一つの仕様の異なる複数製品の製造が可能となり、カスタマイズが可能となる。よって一つの製品を生み出す工場を連携させれば国全体がスマートファクトリーとして機能するようになるとしている。
 3つめは実際の製造現場と同期させ、サイバー空間で処理・分析を進めるというもの。


 実はこれ、昔から話題になっているデジタルツインと思いました。
 独シーメンスや仏ダッソーなど、工場内システムを手掛ける古参企業が強いと言われています。
 製造現場であるフィジカル空間からIoTを利用してリアルタイムで情報を送り、サイバー空間内にフィジカルなモノを再現させ設計やシミュレーションを行うとするもの。想定されシナリオベースのCAEシミュレーションソフトとは異なるもの。

 昨秋にデジタルツインを調査する必要があり某大手企業の研究者にヒアリングしたところ、サイバー空間での再現は精度が悪いと。しかし今週同研究者に連絡すると難しくて出来ない。

 まさかギブアップ?
 お前でも諦めることがあるのかって感じでした。

 どうも単独で解決の方向を探った様ですが、大手企業1社で完結出来るレベルのものではないと。ところが本場ドイツも苦戦している様で、先端技術では日本がドイツに大きく負けている訳ではなさそうと感じました。

 飛行中の旅客機はリアルタイムでTier1企業にデータが送信されており、古くからIoTを実現させて経験は豊富です。GEはデジタルツインを利用とされていますが、正確にはデジタルツインとサイバーフィジカルシステムは異なり、あくまで近い概念ということの様です。

 日本のメジャー企業は大々的に発信していませんが、水面下で開発に大きく動いています。知り合いの研究者はギブアップしたのではなく、開発方法を大きく変更して頑張っている様です。
 常に企業と国に行く末を考え研究開発に従事している彼ですから、今回の開発もきっと成功することでしょう。どのようなスマートファクトリーになるか楽しみです。


(あすなろ産業調査部)


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(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


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株の玉手箱 IPO祭り第2弾はくるか?大石的見解を述べます




本文
*約1500字・完読サクッと3分でどうぞ


【まえがき】

 あすなろ投資顧問代表大石です。
 6月4日の便で書いた通りIPOに資金が向かう6月後半戦でした。
 少しはお役にたてたのではないでしょうか?

 さてさてIPOラッシュ7月バージョンです。チェックしましょう。


【Speee(4499)7/10上場】


 私が知っている同社はかつて(2012年頃?)SEO対策を主軸としたWEB戦略会社でした。順調!?にスケールしこの度の上場。

 安売りしない強気設定なサービス価格は当時度肝抜かれましたが・・・売上は順調に伸びていますが利益は不安定。2017年9月期に大赤字をやってからはそれまでの水準に戻れないでいます。
 おまけに目新しい事業もないので過熱しにくくセカンダリやるには少し?地味か?主幹事野村さんなので頑張るとは思いますが様子見としておきたい。


【アイキューブドシステムズ(4495)7/15上場】


 こちらも野村さんの案件。
 クラウド関連に属するテーマ株として人気化しそうな雰囲気。
 奇しくもコロナの出現で企業価値を高めたモバイルデバイス管理サービスを主軸にソフトの開発にも着手。市場規模の拡大と共に大きく成長しそうな会社。
 業績はまだまだ見映えしませんが右肩狩りで特に直近の伸びが著しい。コロナを追い風と出来たのか?上場後の決算発表に注目したい。
 初値付けた後はかなりボラが高まると思われ、短期筋にはたまらない案件になりそうです。


【GMOフィナンシャルゲート(4051)7/15上場】


 4495と同日上場。
 GMO軍団は過去の事例を見てもかなり高くつく傾向があります。加えて足元のGMO人気。7月15日は目がチカチカしそうです。
 株主にはVCがわんさか居ますがロックアップ解除後即座にキャッシュアウトしそうな小型は少ないので売り圧力はそこまで高まらないかと。
 業績よし・人気度高し・枚数少なし・テーマ性良しの案件。セカンダリもタイミング次第でチャンス有だと思います。個人的には熊谷さんの大ファン。
 仮の話ですが私なら目をつぶって青田買いするでしょう。


【KIYOラーニング(7353)7/15上場】


 なんとなんとこの会社も15日上場になり3社乱立の様相。資金の行先が分散し若干面白くない展開に。
 しかしながら同社は時流に乗るテーマ性が有り枚数も少ないため大きな上昇が期待される銘柄となりそうです。私見では初値2倍3倍もあると睨んでます。
 業績面は売上増利益減と言った内容であまり見映えしませんが、いわゆる投資フェーズなので気にする必要はないかと。成長期待でBETするなら○。


【まとめ】


 あと3社ありますが長くなるので今日はここまで。

 実は「サクッと3分!て書いてあるけど3分で読めるのは大石だけだ!」なんて言われたりしてまして、少し精度を高めたいと思っています。
 読者様の貴重なお時間無駄にしたくありませんからね。


 ご参考ください。

 では今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)


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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#11



 マーケットはコロナパンデミックの第2波懸念と当局の政策対応期待の綱引きで日経平均22000円をベースに激しい攻防戦になっています。

 この新型コロナウイルスをめぐっては様々に見解が分かれるところで、目先7/5には東京都知事選が控える中、候補者には“コロナはただの風邪”をキャッチコピーに選挙戦を展開している方もいらっしゃいます。

 株式市場ではこのウイルスの脅威がもたらすニュースフローによって上下に大きく振れる展開が続いていますが、そもそもこのウイルスがどういった位置づけとして捉えるべきかというのが今後の焦点になります。


 ウイルスは我々人類にとってはインフルエンザウイルスのように以前から存在したもので、科学の発展とともに新型を検出する技術などによって次々と明るみになっており、最近ではまた中国からハンタウイルスや新型の豚インフルエンザなどが見つかっています。

 動物からヒト、ヒトからヒトへと感染する脅威は今に始まったことではありませんが、こうして世界的な流行に発展、大規模化する例はやはり数十年に一度、あるいはスペイン風邪のように100年周期で起こっているのが現実です。

 ここではその是非を論じるつもりはありませんので、今回のウイルスが我々人類そしてマーケットに何をもたらしたのかをファクトベースで考えると、やはり各国中央銀行の大規模な金融緩和策そして政府の大型財政出動が焦点になります。

 私の見解としては、これら金融そして財政の転換期を迎え、さらに金融と深く結びつくエネルギーの転換、さらには価値観や経済基盤など社会全体が創り変えられるきっかけをもたらしたと解釈しています。

 よって、投資家目線ではこのパラダイムシフト、そして時代が変わる節目を迎えるにあたって新たな投資機会に恵まれることを収益の源泉として生かしていく心がまえが非常に重要になってくるかと思います。

 中でも日本の立ち位置というのは世界的にみてもパンデミックの脅威にさらされておらず、今回をきっかけに経済構造を大きく改革することができれば、世界中のマネーを呼び込むとてつもないポテンシャルがあると思います。

 嘆かわしいことに当事者である日本人がその重要性に今一つ気付けていないのが実情ですが、今後各国の政策発動の効果が目に見える形で顕在化し、マーケットが誰の目にも明らかな上昇となれば、そこでようやく気付くようになるのかもしれません。


 では投資機会と言っても、どういった企業が今後伸びてくるのかイメージが湧かないという方のためにとても参考となる重要な資料が7/1に経済産業省からリリースされました。

 その名も『新グローバルニッチトップ企業100選』で、旧版は2014年に公表され、まだ世に知られていない企業なども多く名を連ね、その中に含まれている上場企業は素晴らしい成長を遂げました。

 いわば国際優良株のブルーチップ銘柄とは一線を画し、個人投資家が手がけやすい中小型株が多く含まれていることもありがたいことです。

 ざっと一覧していきますと「機械・加工部門61社」「素材・化学部門24社」「電気・電子部門20社」「消費財・その他部門8社」で構成されており、いずれも日本が世界に誇るロボット技術や化学・素材の技術で競争優位性を持つ企業が列挙されています。

 機械部門でいえば産業用ロボットの減速機を手がけるナブテスコ(6268)や半導体製造の直動機器を手がけるTHK(6481)、主力株ですが水素技術などにも力を入れている川崎重工業(7012)などは注目しておくべきでしょう。

 さらに素材部門ではイリジウム化合物を手がけ前回に続いて連続ノミネートを果たしたフルヤ金属、半導体フォトレジストの原料を供給する東洋合成工業(4970)などは常に監視対象から外すことはできません。

 エレクトロニクス部門ではまさに大化けを果たした半導体のレーザーテック(6920)などが選出され、まさしく半導体株がポスト・コロナで隆盛の時代を迎えている象徴のような銘柄だと思います。※


 今人類が立ち向かっているこのウイルスは間違いなく私たちの社会基盤の変革を促すことにつながっていきます。

 そしてこれを克服する過程において、世界の先進国の中で最も大きく浮上するのがわが国日本になることを強く認識しておけば、中長期の視座に立ってマーケットの調整局面こそが投資機会であると感じられることと思います。


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


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※レーザーテックは、グロース銘柄発掘隊にて2020/5/26発表の有料レポートが
 あります。
 https://note.com/okuchika/n/n945c60ef9827


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株の玉手箱 悪材料を織り込み、見直し買いが進む




 日経平均は23000円を想像以上に早く達成し、上昇ピッチの速さから高値警戒感もでて、海外ではコロナの感染者数が再び短期調整が進んでいます。

 今回はそんな中からの銘柄紹介です。


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ビーネックスグループ(2154)[東証一部]
『自律成長とM&Aで事業成長を目指す』


【事業紹介】

 製造業向けの技術者派遣会社で自動車関連や電機メーカーに強みを持ちメーカーの研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託の事業を領域としている。

 人材派遣とは、派遣料金の内訳は派遣社員の賃金や社会保険料などが派遣料金の大半を占めるほか、会社運営費を差し引いた残りが利益。

 同社の事業は技術者派遣や開発・設計の請負などを担う技術系領域と、製造請負や製造ラインへの製造スタッフ派遣などを担う製造系領域の2つに分けられている。2017年6月期からは海外での事業が“海外領域”として独立し、事業セグメントとして3セグメント体制となった。

 事業別売上高構成比は技術系領域49.4%、製造系領域12.2%、海外領域38.3%と技術系領域でほぼ半分、3本柱で100%近くを占め、セグメント利益構成比では技術系領域が89.4%と大半を占めている。


【技術系領域】

(顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託事業)

 好調が続く輸送用機器や電気機器などの業種で社員配属が伸長した。
 また、注力分野であるIT系領域において、IT・ソフト開発の社員配属が拡充している。


【製造系領域】

(顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業)

 売上高は同0.9%増の99.89億円、セグメント利益は同4.3%増の5.48億円となった。
 地域密着型営業に注力して高単価の受注を獲得するなど、売上高の拡大を推し進めたが、採用が想定を下回り、業績の大幅な伸長には至らなかった。


【海外領域】

(日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業)

 新たに株式を取得した英国の人材派遣会社Quattro Group Holdings Limitedの業績および、昨年度に株式を取得した英国の人材派遣会社Gap Personnel Holdings Limitedの業績が通期にわたって寄与した。


【中期経営計画では】

1)従来の中期経営計画と成長戦略は、早期に市場での上位ポジションを獲得するため、他社を上回る成長スピードと収益構造のモデル確立を達成することを重視(売上高と営業利益の年成長20%以上)の結果、当初の目標を上回る成長を達成し、事業ポートフォリオの拡大・形成に成功。

2)昨今の世界経済の不透明感や政局の変化等を踏まえ、従来の成長率の重視だけではなく、現在の事業ポートフォリオをベースとして、持続可能な成長戦略を志向する。継続的に利益を創出する力としてEBITDAを目標とする。

 技術系領域は経営資源の投入(M&A、提携、広告等と事業モデルの高度化システム、シェアードサービス強化)を図り、売上成長と事業効率の両面を追求する。

 海外領域は売上300億円の事業基盤で「利益額重視」の成長を目指すとしている。


 株価推移は3/19に直近の412円を付け、下値を固めてきて緩やかに下値を切り上げている。上昇トレンドを形成、今後も上昇余地が大きいと思われる。


(あすなろ産業調査部 藤井勝行)


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株の玉手箱 分かりやすい【テーマ株】に物色の手が…




本文
*約1500字・完読サクッと3分でどうぞ


【まえがき】

 あすなろ投資顧問代表大石です。前回のIPO特集は如何でしたか?
 いよいよラッシュの始まりです。私の見通しが当たっていたかの確認も含めて初値はチェックしておきましょう。


【期待感先行のよみにくい相場】

 お国の財政出動や中央銀行のポジティブ方針等が期待感を煽り、もはや何が起きても下がらなそうに見えるマーケット。
 本質が見えにくく何を買えばいいのか?このまま持っていていいのか?売った方がいいのか?判断に困るという投資家も多いはず。


【となればテーマ株に資金が・・・】

 集まりやすいのではないか?と言うのが私の論法。分かりやすいですからね。
 コロナが産業革命の起点となり伸び悩んでいたハイテク系のテーマ株が買われそうです。


【人気テーマは?】

 お世話になっている【株探の人気テーマランキング】10位までを参照。
 DX・SaaS・テレワーク・バイオ・コロナウイルス・人工知能(AI)・5G・サーバーセキュリティ・半導体・遠隔医療。(順位順)

 全部は脂っこいですから一部触れていきますね。


【注目銘柄は?】

 まずはAI。
 なんせ私率いる独立系金融機関のあすなろ投資顧問でさえ独自AIの運用を始めたほどです。大手がそれぞれなんらかのAIを持っていても不思議ではない社会。ようやく実用化・商業化の本格的な拡大期が来たとみていいでしょう。
 フロンテオ・メンバーズ・クシム・ソーバルなんかが動き良し。

 次にDX(デジタルトランスフォーメーション)。
 急激に伸びてきたテーマ。
 キューブシス・大和コン・アイルなどが値動き良し。

 遠隔医療は足元だけでなく長期的にもかなり伸びそう。
 データセク・ユビAI・MDVなんかが活況。ケアネットもいい。

 サイバーセキュリティは億の近道でも書きましたね。
 サイバーセキュリティクラウドが大相場やりました。
 他にもセキュアベイル・デジハHDなど面子良し。

 バイオはボラ高いので???としておきましょう。
 ちなみに弊社独自のAIが今話題のテラを145円で捕まえてきました。
 バイオ株はいかに初動で握るかが勝負。S安連に巻き込まれても怖くありませんからね。バイオ株は初動で握る事とハートの強さが大事。


【まとめ】

 テレワーク関連は少し厳しめに見ておいた方が良いと思います。
 コロナ騒動でさえ、結局は完全テレワークに移行できませんでした。
 多少の伸びはあると思いますが、瞬発力と考えての短期勝負が良いと思いますよ。


 金融緩和・財政出動期待のジャブジャブ相場。
 どうしていいか分からなければテーマ株物色の上昇トレンドに乗っていくの
も一考です。決して逆らうことなかれ。

 ご参考ください。

 では今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)


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株の玉手箱 着眼大局着手小局その8



〜相場の観測〜


【週足参照】 =上昇ピッチに警戒=


※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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 前回「基調維持も騰勢鈍化で反動安値幅に留意」(記:2020/5/15)では以下のように述べた。

「騰勢鈍化も半値戻し20,317円をクリアしたほか、安値(R)16,552円から直近高値20,390円までの上げ幅が3,838円と前上げ幅3,822円(P〜Q)に相当する水準20,347円を上回り、順次バランス値をクリアし、上げ幅の拡大につながりやい経過となっている。
 引き続き、高値(K)24,270円を基点とする下げ三波動(K〜N〜Q〜R)形成後の第4波動(R〜?)が進行しており、以下の上値水準が挙げられる。

(1)21,480円=R+(Q−N)
(2)21,667円=R+(K−N)
(3)22,341円=R+(I−H)
(4)22,468円=R+(A−F)

 ただ、上げ基調も騰勢鈍化と値幅のバランスで、一旦、影響を受ける可能性もあり反動安値幅には留意したい。」


とした。


 実際には、騰勢鈍化から上放れ上げを加速し高値(S)23,178円と上伸した。ただ、安値(R)16,552円からの上げ幅が6,626円と過去の値幅6,958円(14年4月安値13,910円から15年6月高値20,868円までの値幅)に接近したあと22,305円と反落(▲873円)しやや影響を受ける格好となった。
 また、高値(Q)24,083円から安値(R)16,552円までの9週に対し、同安値(R)から高値(S)23,178円まで13週となった。

 よって、現在は上げ基調の経過も反動安値幅がどの程度(重要値幅1,728円)で収まるか、または、深押しせずに切り返し高値に進むか見極める状況にある。



【日足参照】 =下げ幅拡大に懸念=

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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 日足では前回「基調維持もウエッジ型収れんで動意接近へ」(記:2020/5/15)では、以下のように述べた。

「高値(G)19,897円以降は、高値と安値をともに切り上げた。ただ、高値の切り上げ幅は351円(E→G)、296円(G→I)、197円(I→K)と次第に縮小し、安値も1,319円(F→H)、482円(H→J)と縮小する「斜傾三角形」の進展から動意が急接近している。

 よって、高値(K)20,390円と安値(J)19,619円の何れをブレイクするかが焦点となっている。高値を上回ると上値は前述(週足の項)の水準となる。
 一方、下落の危うさも内在していることか、安値(J)19,619円を下回ると前安値(H)19,137円ないし安値(F)17,818円の維持が焦点となる。

 反動安値幅では(1)902円(B〜C) (2)1,112円(A〜B) (3)1,728円(E〜F)の範囲内に収まることが重要となる。また、(3)1,728円を上回るとさらなる値幅の拡大につながりやすくなる。」


とした。

 実際には、騰勢鈍化も安値(L)19,914円(5/14)を下回らず高値(K)20,390円を上回って上伸し順次上値計算値をクリアした。
 この間、安値(L)19,914円(5/14)以降は、4連騰(△681円)〜続落(▲207円)〜4連騰(△1,528円)〜小反落(▲38円)を挟んで6連騰(△1,301円)と17日間で△3,264円高と上伸した。
 6月8日には高値(M)23、178円と2月21日以来70日ぶり(立ち合い日数ベース)に23,000円台を回復した。
 また、安値(D)16,552円から高値(M)23,178円までの上げ幅は6,626円と前上げ幅5,115円(週足:K〜N)および5,916円(週足:A〜F)を一気に上回った。

 ただ、高値(S)23,178円に進んだあと反動安値幅が一時▲1,392円安と拡大し、その後値を戻し、終値では▲873円安と過去の値幅902円(B〜C)の範囲内に収まり、安値(D)16,552円と安値(L)19,914円を結んだ下値支持線を維持した。

 よって、現在は現水準から切り返すか。または、下げ幅拡大も値幅1,728円(E〜F)の範囲内に止まって切り返す(ともに高値更新が重要)ことかできるかが焦点となる。

 維持できない場合は、下げ幅の拡大へつながりやすくなる。その場合、下値は以下の水準が挙げられる。

(1)22,276円=M−(C−B)
(2)22,066円=M−(A−B)
(3)21,450円=M−(E−F)
(4)21,099円=M−(G−F)
(5)20,454円=M−2,724円(18.7/5〜10/2までの上げ幅)
(6)20,184円=M−(E―D)

 一方、下げ幅が1,112円から1,728円の範囲内に収まって切り返し、高値(M)23,178円を上回ると安値(D)16,552円以降の基調の継続となり、今年1月高値(A)24,083円にトライする動きにつながりやすくなる。その場合、上値は以下の水準が挙げられる。

(1)23,510円=D+6,958円
(2)23,884円=D+7,332円
(3)23,987円=D+7,435円
(※)24,083円=高値(A):今年1月20日
(4)24,548円=D+7,996円


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【フォーカス】 〜騰落レシオ〜


 相場全体(インデックス)の動向を把握する代表的な指標として「騰落レシオ」がある。株価指数の上昇局面で値下がりする銘柄もある一方、指数が下降する局面でも値上がりする銘柄がある。

 騰落レシオは、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数との比率を用いて、現在の状況を知ろうとするもので今後についての検討にも一助となる。

 値上がり銘柄数が多い状態が長く続けば調整局面が接近している。逆に値下がり銘柄数が多い状態が長く続けば反発が近い、と言うように相場を分析する手法で便利な指数である。

※騰落レシオの求め方は一定の期間(一般的には25日間を使用している)の値上がり銘柄数と、値下がり銘柄数の比率を計算する。

 騰落レシオ=値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数×100%

 一般的な見方としては以下の通り
1)120%台に上昇した場合、目先の相場は高値波乱の接近となる(売りシグナル)
2)70%台に低下した場合、目先の相場は底入れし反発の接近となる(買いシグナル)といわれている。

 また、騰落レシオは株価が高値をつける前に120%を超えたり、株価が安値をつける前に70%を割り込むなどの傾向があり、株価のピークやボトムと必ずしも一致するものではないが、騰落レシオがピーク圏に接近する局面では、全体的な底上げとなる。
 一方、騰落レシオがピークアウトとなれば、個別物色の強い展開となる傾向があることから、相場の現況を知るほか、相場の先行指標としても利用されている。


★参照 騰落レシオと日経平均株価

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
https://1376partners.com/content_page/11408

 では、現局面での判断はどうであろうか・・・
※日経平均株価と騰落レシオの主なピーク・ボトムの比較(2015年以降)
 騰落レシオのピークとボトムは、以下の通り日経平均株価に先行している。


 <日経平均株価【高値】> <騰落レシオ(25)>

〇2015年 20,868円(6/24)
 141.42%(2/26)…66日前
 ※騰落レシオのピーク後の低下も物色が旺盛で100%台で推移したことから、日経平均株価のピークまでの時間が延びた。

〇2018年 24,124円(1/23)124.41%(1/16)…5日前
 2018年 24,270円(10/2)136.05%(9/26)…4日前
〇2020年 24,083円(1/20)142.34%(19.11/12)…44日前

 ※騰落レシオはピーク後に物色が限られ次第に低下し、日経平均株価の騰勢は鈍化した。

◎直近では、日経平均の高値6月8日に対し、騰落レシオのピーク150.14%(6/4)は4日前となっている。


 <日経平均株価【安値】>         <騰落レシオ(25)>

●2015年 14,952円(2/12)53.82%(1/21)…12日前
●  〃   14,952円(6/24)81.14%(6/16)…6日前
●2018年 20,617円(3/23)76.16%(2/14)…26日前
●  〃   19,155円(12/25)65.64%(12/25)…同日
●2020年 16,552円(3/19)40.12%(3/16)…3日前


−−−−−−−−−


【先人からの一言】  〜常に冷静な投資家になろう〜


★参照 脳活チャート!!
※チャートは、こちらにて掲載しております。
https://1376partners.com/content_page/11408


 相場で大事なことは“今を知る”ことでしょう。
 今とは何か、それは「現在性」である。
 相場の現在性とは何か、
 1)今が強いのか、弱いのか…『相場の強弱』を知ることである。
 強弱からは、2)上なのか、下なのか…『方向性』を知ることができる。
 次に、方向性が分かれば、3)どの程度へ行きそうか…『水準』を考えることができることにつながるのだが・・・。

 これらの簡単なアプローチの仕方知れば相場の騰落に一喜一憂することがなくなる。

 そのためには、価格の変動により“今が今でなくなる”ときを予測(察知)することが大事である。

“上げ続けた相場はい何れ下げに転じ、下げ続けた相場は何れ上げに転じる”ことから『相場の変化』に対応すべきポイント(波動と値幅と時間関係)に留意することが重要となる。

 相場をヤル(株式投資)ことは、常時“不安と期待”の狭間に身を置くことから、どちらに動くかを察知することが大切である。

 したがって、転ばぬ先の杖!憂いに備える!賢者は「チャート」を大いに利用すべきであろう。進化する投資家を目指して歩みたいものですが・・・如何なものか。

−−−−−−−−−


【備考】〜NYダウ平均株価&ナスダック指数について〜


★参照 NYダウ(日足)

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
https://1376partners.com/content_page/11408


=値幅調整の懸念を示唆=

 前回は「短騰勢鈍化で危うさ内包か」として以下のように述べた。

「急速に騰勢が鈍化し、高値(K)24,633ドルから安値(N)23,247ドルまで小さな下げ三波動構成(K〜L〜M〜N)で下げ幅1,386ドル(K〜N)と前値幅1,224ドル(I〜J)および1,295ドル(1/31〜A)を一気に上回ったことから安値(J)23,018円の維持が重要となっている。また、同安値(J)を下回ると下げ幅の拡大につながりやすくやや危うさがある経過となっている。

 下落値幅としてはチャート上に記しているが、(1)1,609ドル(G〜H)、(2)1,681ドル(B〜C)、(3)1,985ドル(D〜E)、(4)3,299ドル(H〜I)などが挙げられるほか。3,961ドル、4,142ドルがある。

 ただ、下落値幅が1,609ドル内(G〜H)に収まって、早期に切り返し高値(K)24,633ドルを上回ると安値(F)18,591ドルを基点とする上げ基調の継続で高値をうかがう経過となる。上値は以下の水準が挙げられる。」


とした。

(1)24,904ドル (2)25,770ドル (3)26,208ドル
(4)26,350ドル (5)26,513ドル (6)27,379ドル


 実際には、安値(J)23,018ドルを下回らずに高値(K)24,633ドルを上回り、もみ合い状態から上放れ複数の均衡点を一気にクリアし、安値(F)からの上げ幅は8,981ドルと拡大した。
 ただ、高値(O)27,572ドルへ進んだ直後に反動安が生じ、安値(P)25,128ドルまでの下げ幅が2,444ドルと前値幅1,609(G〜H)を一気に上回り、安値(F)18,591ドル以降の最大値幅が生じた。

 よって、現在は下値を探る経過となっている。その場合、下値は以下の水準が挙げられる。

(1)24,273ドル=O−(I―H)
(2)24,099ドル=O−3,473ドル:19年10月安値〜高値(A)までの値幅
(3)23,661ドル=O−(G―F)
(4)23,500ドル=O−4,072ドル:19年8月安値〜高値(A)までの値幅
(5)23,430ドル=O−(A−B)

 ただ、下値模索も反動高が生じ969ドルを上回る値幅を超えると下値不安がやや後退し、高値(O)をうかがう動きにつながる安くなる。そのほかの値幅は、1,224ドル、1,386ドルがある。
 一方、高値(O)が更新できない場合は、二番天井形成へ進展する可能性が高まる。


★参照 ナスダック(日足)

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
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=基調に変化の兆し=

 前回は「トレンド継続も下げ幅拡大に留意」として以下のように述べた。

「反動安値幅は、437p(G〜H)、387p(I〜J)、310p(K〜L)と順次縮小する上げ基調となっている。ただ、高値(M)9,192pのあと安値(N)8,863pまでの下げ幅が329pとやや拡大していることから、高値(M)9,192Pからの下げが安値(F)6,860P以降最大の下げ幅437P(G〜H)に見合う水準8,755pの維持が重要となっている。同水準を下回ると下げ幅の拡大につながりやすく下値を探る可能性が高まる。」


とした。

 実際には、速やかに切り返し高値(M)9,192pを上回り、上げ足を強めて高値(O)10,020pと今年2月の高値を更新した。ただ、高値直後に反動安が生じ値幅が528pと437p(G〜H)を上回り、安値(F)6,860p以降最大の値幅となった。

 よって、現在は値幅678p(20.1/27〜高値Aまでの上げ幅)の範囲内に止まることができるか否かが焦点となる。割り込むと下げ幅の拡大につながりやすく下値を探る経過となる。その場合、下値は以下の水準が挙げられる。

(1)9,342p=O−678p
(2)9,083p=O−(G−F)
(3)9,006p=O−(E−F)
(4)8,769p=O−(A−B)
(5)8,203p=O−(C−D)

 一方、直近の安値(P)9,492pないし9,342p程度で踏みとどまって切り返し、高値(O)10,020pを上回ると上値を探る経過へつながる。
 その場合、上値は以下の水準が挙げられる。

(1)10,485p=F+3,625p:18年12月安値か〜今年高値(A)まで
(2)10,290p=A+473p:19年6月安値と安値(F)の値幅
(3)10,608p=G+(G−F)×3
(4)11、176p=C+(C−F)


−−−−−−−−−


 新型コロナウィルスの感染症拡散事態が一日も早く終息し、平穏な生活を取り戻せるよう心から願っております。
 引き続き、気を緩めず第2波に備えましょう!
 プラス熱中症対策も怠らないようにしましょう!
 オタガイニ(*^−^)/\(^−^*)ガンバロー!


(あすなろ産業調査部 長森伸行)


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(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


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株の玉手箱 挽回に向けて走るケーヨー




 二次感染による心配は残るが、新型コロナウイルスによる影響がピークアウトしたことで6月から企業活動も正常化に向かい出した。

 自動車業界では米国の失業率急上昇からローンのデフォルトも懸念され、自動車産業の回復は鈍いとの認識が広まっていた。事実、販売は大きく減少し、工場も相次ぎ停止し稼働率は半減以下に。
 ところが4月をボトムとして5月の米国販売は急改善し自動車株に対し安心感を与えており、同業界に対して強気な見方も。
 製造業全般に渡って新型コロナウイルスによるマイナス影響を受け、特に鉄鋼や石化等は市況の弱さから手掛けにくい状況となっていよう。

 バイオ・医薬、テレワーク関連のシステム企業のように恩恵を享受する企業は大きく値を飛ばした。


 ホームセンターも新型コロナウイルスによる好影響を受けた業種の一つ。
 マスクやトイレットペーパーを求める動きから2月に客数が増加。

 DCMホールディングスの月次動向ではプラス、マイナスを繰り返す従来の動きに対して、2月は単価が▲3.6%のマイナスだが、客数は10.4%増と二桁の伸びとなり既存店売上高は6.5%に。3月、4月は4.2%、5.9%と安定してプラス基調で、5月では客数が12.5%増、単価も2.7%増とプラス転換し既存店伸び率は15.6%増と大きく出た。

 在宅慣れしたのか?近所では屋根付き駐車場で木工作業に励むサラリーマンの姿も。日曜大工や家庭菜園などDIY人口が増加するのではないかと考えている。


 そのなかで注目しているのがケーヨー(8168)で、既に当社で取り上げてから株価は順調な上昇を見せている。

 もともとはガソリンスタンドの経営から出発し、のちに千葉県木更津でホームセンターを初出店し業界の先駆者的存在で、業界初の株式公開企業でもあった。
 2006年には売上高約2,000億円まで成長したが、DIY重視、大面積の競合店と比較し日用品主体で競争力が薄れて売上高は減少傾向に陥った。

 2017年にはDCMグループの傘下となり、改革による店舗スクラップから売上高はピーク時の約半分である1,000億円強まで削減された。日用品主体の売場構成をDIY比率の高いDCM棚割りを順次導入。チラシなど広告の効率化や店舗人員の見直しを実施し、ホーマック、カーマなどDCM傘下の企業群と同程度の粗利益率を早急に実現させたい意向。

 2022年度に売上高1,170億円、営業利益率5.0%を目標として掲げている。営業利益は60億円弱と前期実績の5億円から10倍以上を目指すアグレッシブなもの。しかしDCM方式による効果は大きく、今期は営業利益17億円とV字型回復を見込んでいるが、約60億円の目標とはかけ離れていると心配する向きもあろう。だが販管費率の改善や在庫販売の減少から大きく収益改善が見られると当社では見ており、息の長い相場展開となろう。


(あすなろ産業調査部)


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株の玉手箱 今後のメインシナリオ




 日経平均は23000円の大台を回復して、さあこれから一段高でバブル化への道を突き進むのか?

 あるいは売り方の買戻しが一巡すると同時に中間反騰も一服となり、下値への調整が起こるのか?

 非常に目が離せない展開となってきました。


 考えられるシナリオはいくつか用意しておいた方がよいでしょう。

 直近の急ピッチでの上昇にはやはり高値警戒感がつきまといます。少なくとも日柄を調整するのに要する期間は2週間程度をみておくべきでしょう。


 今後のメインシナリオをまず先に述べておきたいと思います。

 実体経済でも経済活動再開への動きが始まったとはいえ、まだまだ回復への道程は遠く、「今の株価上昇はすでにバブルだ!」と言う声もあります。

 しかし私が考えるに、やはり株式市場における
【バブル化現象はこれから始まってくる】
ということです。

 上述した日柄調整期間の間におそらく利益確定売りが株価の重しとなるでしょうから、それなりの高値波乱を想定しておく必要はあるでしょう。
 よって、ここから押し目買いに徹していくというスタンスが重要になってくるかと思います。

 そこで、これまで堅調に戻りを見せてきた株を取り上げるとともに、今後の押し目買いを狙いたい優良株をご紹介しておきます。


 注目は日立金属(5486)【東証1部:鉄鋼】です。

 株価は足元で200日移動平均線を回復してきたところですが、まだまだ上値の余地が見込めるバリュー株です。
 少し遡ると昨年の10月ごろから上値を試す動きになり、コロナショック前まで1200円⇒1800円まで約1.5倍の上昇を見せました。

 事業内容は電子材料向けの高級特殊鋼から自動車関連部材向けの産業機器材料、さらに航空機や鉄道、通信用電線・ケーブルなど産業インフラ分野における素材製品群を展開しています。

 ポイントは昨秋のシクリカル系銘柄が見直された際に株価が大きく反応したこと、そして再び経済活動再開への期待を考えたときに、同じ様に期待されるだけの材料がある銘柄ということです。

 日立金属の魅力は競争優位性があることで、これはつまり必要不可欠な企業ということになります。
 世界首位級のネオジム磁石をはじめ、高シェアを誇る高機能材料を手がけ、EV向け磁性材料や高級鋼板向け鋳造ロールの増産にも着手しています。

 足元の5/27に前期実績を発表していますが、営業利益以下は赤字転落でした。業績の底入れは新型コロナウイルス影響をふまえて足元の4−6月を想定しておく必要はあるものの、経済活動の再開を見込むと7−9月から業績は反転に向かってくるものと思われます。

 よって、株価はここから調整したとして次回決算発表の前には再びアク抜け感から出直り色を強めてくる展開を想定しておくのがよいかと思われます。
 したがって、1200円台を狙い目に押し目買い、資金力がある方は買い下がりスタンスも一考で、秋に向けての仕込み場を模索しておきたい銘柄と言えるでしょう。


(あすなろ産業調査部)


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株の玉手箱 IPO銘柄に資金が集まるか!?6月上場ココが見どころ!




本文
*約1500字・完読サクッと3分でどうぞ


【まえがき】


 あすなろ投資顧問代表大石です。

 前回取り上げた「ピー・シー・エー」「ラクス」「オービック」「コムチュア」「システナ」「テラスカイ」どれも良い値動きしてくれてますね。コロナと共存できる会社は強いです。

 さて今日は新しいコロナ共存銘柄をご紹介。
 と言うよりは6月IPO全てウォッチ。


【6月のIPOは全てコロナ共存関連!?】


[6/24上場]コパ・コーポレーション

 3月24日に上場中止になりましたが再度トライ。
 この再度トライできるところに注目したい。コロナが理由で中止した会社は過去に例がない程でしたがこの短いスパンでの再トライは大きな意味があります。
 業態も時流に乗っている通販。実演販売士の育成に力を入れていて販売力は年々強化され2015年3月から2019年3月で売上約3倍、経常約5倍の成長。株主には大きいVCはいませんし売り圧力もほぼなし。初値は高くつくとよむ。


[6/24上場]ロコガイド

 こちらも再トライ案件。
 チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を運営。
 こちらも時流に乗っているということで早めの再トライ。強気。
 公開枚数が多いという事で初値は地味な展開になりそうですが、成長性は非常に高いと思われるので長期目線のガチホで良いのではないでしょうか。
 2019年3月期で大きく黒転し、今期はさらに良い数字が出てきそうです。
 初値はとんとん程度か。


[6/24上場]フィーチャ

 「画像認識ソフトウェアの開発」と事業内容を聞くだけで買いたくなる旬な会社。という事もあって大口VCが1.5倍で待ち構えているので急騰後はやや売り圧強めになりそう。
 ですが枚数の少なさ・成長性・話題性を見るに問題なくこなしそうな勢い。
 収益モデルが「開発」と「ライセンス」のフロー&ストックなのも魅力。
 初値は3倍以上付けそう。


[6/26上場]コマースOneHD

 時流ど真ん中のeコマース。どう見てもレッドオーシャンですが、BASEとか新規参入組もしっかりスケールする不思議なセクター。
 業績も好調で2015年3月期から2019年3月期では売上約18倍・経常約9倍のとんでもない成長率。コロナショックを経てネット売買は益々盛んになると思われ同社は追い風を背中全体で受ける形。
 VCの利食いもなんのその。初値は2倍近くいきそう。


[6/29上場]エブレン

 半導体。IPOでは注目されづらいようですが、だからこそ妙味有り。
 弊社はこのセクター得意中の得意です。周りが気づいていない間に目を付けておきたい。
 業績も地味ながら成長ペース。6月IPOでは一番地味に見えるかもしれませんが、個人的にはエブレンを注目してます。初値はほどほど30%高くらいか。


【まとめ】


 「アフターコロナは来ない、Withコロナの目線が大切だ」
 これが私の論法です。
 ここしばらく既存企業の中から該当する銘柄をスクリーニングしコラム等でご紹介しています。

 そういった意味では、今日取り上げた新規上場する(上場できる)会社は、無条件で≪Withコロナ≫を追い風にできる会社という見方もできます。
 もしもブックビルに当選した場合は大きくガッツポーズを取ってよいでしょう。


 ご参考ください。

 では今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)


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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#10




 世界的な株高を背景に日経平均は21,500円を突破、新興市場のマザーズにいたっては1000ポイントが目前に迫り3/13安値「527ポイント」⇒5/26高値「972ポイント」でなんと84%も値上がりしています。

 世界中の経済活動を強制ストップに追い込んだ新型コロナウイルス感染症の経済への打撃は大きいですが、各国の政府がそれを補って余りある『巨額の財政出動』と金融当局による『大規模な金融緩和策』が株式はじめリスク資産の底割れを防いだと言ってよいでしょう。

 今後は徐々に経済活動再開への動きから実体経済はゆるやかに回復に向かう一方で、株式市場はますます過熱する展開へと発展していくことが予想されます。

 足元の市場環境は2月・3月の急落を日銀が買い支えて海外勢の売り物を吸収し、日本株においては市場の流動株を日銀が吸い上げている状態となっています。
 米国市場でいう企業の自社株買いで流動株を買い上げることによって、需給が引き締まっていることと同じ構図です。
 まさしく需給が良好であることを背景に、このコロナショックを好機と捉えて証券会社には新規の口座開設が殺到、なんと口座を開くのに通常2週間程度のところが1か月近くもかかる事態になりました。

 これはなんとなく実体経済の政府による持続化給付金や新型コロナウイルス対策融資に申請が殺到している状況と似通っています。
 これまで株式市場に無関心だった投資家や貸出が伸びてこなかった銀行に資金需要が発生していることは景気を大きく刺激することになります。

 翻って、足元の相場に死角はないのか?と言うとそうではなく、やはり相場というものは短期的には行き過ぎたり、一本調子には上昇していくことは難しいことから、何がリスク要因に持ち上がってくるか絶えず監視しておく必要もあるでしょう。

 やはり目先で気にしておくべきは日に日に対立が深まっている米中関係で、とくに香港に対する国家安全法の制定が懸念の種になってきます。
 中国に対しては新型コロナウイルス感染症の初期対応に始まり、ウイグル自治区の人権問題などとあわせて国際社会からの批判が高まりやすくなっています。
 中国が対米外交で米国債の売却カードをちらつかせてくる様な事態は歓迎されることではありませんし、台湾が香港からの移住支援に乗り出していることなども中国の強硬姿勢につながる要因になってくるでしょう。

 しかし、裏を返せば市場が冷や水を浴びせられるリスクとしては中国の動向を監視しておけばよいということになります。

 そこで米中対立の先鋭化を見て石川製作所(6208)や細谷火工(4274)といった軍需関連銘柄の動向を監視しておくとよいでしょう。

 これはイベント・ドリブン的な狙いとなりますが、こうしたリスクを度外視すればやはり上値余地の大きい出遅れ株の物色が有効になります。

 とくに狙い目は自動車・鉄鋼・空運などの割安感が強いバリュー株で、この辺のセクターに対しては投資家の見方がまだ弱気に偏っていますので、見直し買いが入ってきた時のインパクトが大きくなります。
 足元でも若干そうした動きが出始めて、先行上昇したグロース株は利食いが出てバリュー株に資金が移ってきています。

 自動車関連ではダイカストのリョービ(5851)や鉄鋼関連では王道の日本製鉄(5401)をはじめ産業の裾野が広い業種なので選択肢がかなり広がります。
 自動車などは新テクノロジーで自動運転やコネクテッドカーの切り口から銘柄を探してみるのも楽しそうですし、空運などは発想を広げればJAXAが実用化を目指している電気飛行機やドローンなども含めて近未来化の株価材料を見出すこともできそうです。


 前回の“ポスト・コロナ”にまつわる株式テーマを探しながら先回り買いしていくと相場の先駆者になることもできるかもしれません。
 過剰な緩和マネーによるリスクオン相場ですから、リスクを取って期待以上のリターンを狙っていくといった強気の姿勢で臨んでいくのがよいでしょう。


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


[加藤あきら氏プロフィール]
 国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、あすなろ投資顧問に在籍。
 市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析する。顧客に寄り添うアドバイスに定評がある。


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