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投資情報メールマガジン 2024/03/12
イ意 の 近 道
−プロが導く「億」資産への近道− 週5回発行
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【ご挨拶】
将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★
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−本日の目次−
(本日の担当:石川臨太郎)
◆コラム「有料メルマガライブラリから(516)」
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【お知らせ】約4年ぶりの山本潤氏の新刊とセミナー開催のご案内
億の近道の長年の執筆者であり、NPOイノベーターズ・フォーラムの理事
でもある山本潤氏が新刊を著しました。
氏の真髄である長期投資を前提とした珠玉の内容です。
ぜひご覧ください。
■統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す
クオリティ・グロース投資入門
──「良い企業」に長期で投資するための勝利の方程式
山本潤 著 パンローリング刊 2,420円(税込)
パンローリング(版元)リンク ⇒ https://bit.ly/jun_newbook2024
Amazonリンク ⇒ https://amzn.to/3urPie6
■山本潤氏による本書理解のためのセミナー4月20日に開催!
山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=
講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポ
ートフォリオマネジャー)
【このセミナーの目的】
統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投
資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説し
ます。
セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成
されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群
をしっかりと選ぶ手法について学びます。
高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄
と呼びます。
長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家に
は真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでい
きましょう。
【日時】
4月20日(土)13:00〜16:30
【場所】
リアル:東京都渋谷区(お申込み後にご連絡いたします)
オンライン:ツイキャスを使用します
【参加費】
リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)
■詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=11571
主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)
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◆コラム「有料メルマガライブラリから(516)」
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。
=コラム「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(7)」=
(有料メルマガ第358回・2015/12/1配信号)
※2015年12月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
本日はPBRについて考えます。
繰り返しになりますが、投資の指標はあくまでも物指しに過ぎないことを忘
れないようにしたいものです。
まずは指標に対する私の考えを書きます。
■私が指標を使う前にまず心に刻むようにしていること。
指標を使うときは、指標はあくまでも物指しであり、それ以上のものでない
ことをよく理解しておく必要があります。
今日のコラムにも書きましたが、PERが低くても直ぐに株価が上がること
を約束するものではなく、投資家に評価されて株価が上がるまでには時間がか
かることが多いです。
つまり、
『指標は単なる物指しに過ぎない。だから短期的には指標が株価の先行きを決
める力はない。』
ということを常に意識するようにしています。
私と同じようなバリュー投資家の中にも、指標が割安=その株を買えば儲か
ると勘違いしている人もいますが、そうではないのです。
指標には株が上がるかどうかを動かす力はないのです。
指標には株価が高くなることを計る力はないとしっかり理解しておくことが
必要です。
●株価が高くなるためには、その企業自身に株価が高くなる理由(=カタリス
ト、触媒)が必要です。
その株が上がると考えて投資する投資家の数が増えることが必要です。
もう少し極端にいうなら、その銘柄が上がると考えた多くの投資家が買い始
めて、株価が上がりだすことが必要だと考えています。
株価が上げているという事実が他の投資家の資金を呼び込む呼び水となりま
す。
株価が高くなるには、その株自体に株価が高くなる要素が必要なのです。
だから、私は機械的スクリーニングに依存しません。指標はあくまでも物指
しに過ぎないことを忘れてはいけないと考えています。
例えば、2005年にはなぜあんなにバリュー株が値上がりしたのでしょう
か。それは村上ファンドやライブドアの堀江社長のように、価値ある資産をた
くさん持っていながら、有効利用していない上場企業の株を買い占めて、経営
権を握って儲けようとするファンドが大活躍をしたことも大きな要因だったと
思います。
株を買い占める時、インサイダー情報を利用したり、粉飾決算など法律違反
をしたことから時代の寵児であった2人とも、司法当局から訴えられました。
しかし、その銘柄選択の着眼点はけして間違っていたわけではなく、株を買い
占める方法に問題があったということだと思います。
●割安株は放置されていることが多いことも確かな事です。
ライブドア、村上ファンドが狙ったフジテレビ(=現在のフジ・メディア・
ホールディングス)は昔から、その所有している資産に比べて株価が安いと、
多くの人は知っていました。しかし株価はその資産価値に比べて、あまり上が
りませんでした。
しかし誰かが、その割安なことに注目して、株価をこっそり買い集め始める
と、「おや、何か変だな・・・」なんて注目しだす人も増えるわけです。
そのうちに出来高が増え始め、株化が上がり始めると、いっせいにみんなが
思惑で買い始めることになるわけです。
しかし資産の割安度は財務諸表に表されている数字を元にはじき出された指
標では捉えることは出来ません。そのことも認識しておいたほうが良いと考え
ています。
さて、今日はPBRについて考えます。
■バリュー投資家が重視するのはPERよりもPBR(=株価純資産倍率)で
あることが多い。
PBRは「株価時価総額÷株主資本」または「株価÷1株当たりの純資産」
で算出する数字です。
株主資本は会社を清算したとき株主に返還される資産です。
株価が清算価値の何倍かを表す指標です。
教科書的に言えば、株価がPBR1倍割れになっているという状態は、株価
が企業の解散価値を下回っていることを意味します。
いままで何度も述べてきたように、実際には企業はいい意味でも悪い意味で
も財務諸表にお化粧を施していますが、監査法人も監査しているし、まともな
企業は法律に反するようなひどい厚化粧をしていないという前提に「株価が本
質的価値に比べて割安だ」という解釈が可能です。
そのために、日本のバブル崩壊後のひどい資産デフレ経済下のような例外的
な経済局面を除けば、PBR1倍割れの株価というものは、需給関係で発生す
ることはあっても一次的で、長期的にはPBR1倍が株価の「セーフティーネ
ット」の役割を果すという考え方を、私は支持しています。
投資環境が正常化すれば、新興市場の歴史の新しい、資産的蓄積が少ない企
業などは別としても、東証第一部上場銘柄(私はいまでは70%程度くらいと
想定しています)のほとんどが、PBR1倍もしくはPBR1倍以上になると
思い込んでいます。
さて、いつもの口ぐせですが、一般的にはPBR1倍以下なら割安と言われ
ていますが、資産のうちに不良性のもの(価値のないもの)があると、一概に
はそうとも言い切れません。
だからこそ投資するかどうかを決定する前に、投資対象企業のバランス・シ
ート程度はチェックすることが必要なのです。
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)
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