書評:ニュートン2019年4月号統計と確率




 書評:ニュートン2019年4月号統計と確率
  https://amzn.to/2TOVZmM


 投資の神様ウォーレン・バフェットは、「投資をするのに高等数学が必要なら、私はいまだに新聞配達をしていただろう」というジョークをとばしている。

 実際、私の35年以上におよぶ投資人生(バフェットの半分ほどしかないが・・・)においても、高等数学が必要な場面に遭遇したことが無い。

 一時<金融工学>なるものが流行って、ディーラーや経済学者がやたら難解な数式を振り回して暴れたが、投資ではほとんど成功できなかった・・・・ノーベル賞経済学者を集結させたLTCMは、金融業界を揺るがすような破た
んをしている。

 バフェットが鋭く指摘するのは、「目の前に2メートルの柵があれば、それをよじ登ろうとせずに、周りに30センチの柵が無いか探すべきだ」ということである。私は、同じことを「鼻からうどんを食べる必要は無い」と言っている。

 難しい話をされると、世の中の人々は「何かすごいことを言っているんだ」と思いがちだが、真実・真理とは極めて単純であるはずだ。

 そして、投資の世界では(よく探せば)30センチの柵が見つからないことはまずない。だから、足し算、引き算、掛け算、割り算の四つができれば、高等数学など知らなくても、バフェットのような偉大な投資家になれるのである。


 ただし、一つだけ欠かせない素養がある。それは「確率」の概念である。
 もちろん、数式としては前記の四つだけで十分である。

 しかし「確率」というものは、人間の直感に反するので、ほとんどの人が間違って理解している。

 したがって「確率」を正確に理解できれば、直感で(間違った理解で)取引をしている投資家をしり目に大成功できる。


 バフェットは、いわゆる株式(企業)への投資でも「正しい確率」の概念によって、大きな成功を収めているが、見過ごされがちなのは、保険ビジネスでの確率の活用である。

 バフェット率いるバークシャー・ハサウェイは、投資会社と思われがちだが、米国でバークシャーの証券分析を担当するのは「保険会社」を専門とするアナリストである。つまり、バークシャーは保険ビジネスが主要事業なのだ。

 GEICOのように一般に自動車保険を販売するビジネスの規模もそれなりに大きいが、基盤となるのはアジット・ジャイン率いる損害保険ビジネスであり、その中でも「再保険」が高い収益を上げている。

 保険とは要するに「逆ギャンブル」である。つまり、「当たらなければ儲かる」仕組みだ。だから、<どのくらいの確率で当たって、その時にどのくらいの損が出て、それが(確率的に)払い込まれる保険料と見合うのか>を見定めるのが、損益の分かれ目だ。

 バフェットが、スカウトしたアジット・ジャインは、この「確率」のセンスが抜群で、他社がしり込みするような保険を「(実際のリスクよりも)はるかに高い保険料」で引き受けて多額の利益を得た。

 直感的には確率が高くてリスクが大きく見える保険も、きちんと確率的に分析すれば本当のリスクは少ないことを理解しているからできる技である。


 株式投資では「当たればもうかる」のだから、保険よりももっとわかりやすい。

 バフェットが「他人がパニックに陥ってろうばい売りをしているとき」に買い向かうことができるのも、正しい確率をきちんと理解しているからである。


 ニュートン4月号では、この確率とそれに深く関係する統計について、極めてわかりやすく明瞭にまとめている。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:書評



JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




書評:サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠



書評:サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠
 ジリアン・テット著、文芸春秋
 https://amzn.to/2Hrzg96


●タコツボ・シンドローム

 サイロ・エフェクトというのは日本人にとってはいイメージしにくい言葉だと思うので、「負の側面」を強調した「タコツボ・シンドローム」という私の造語に置き換えて話をする。

 例えば、村人が50人の村の村長は、なんでもやるし、ありとあらゆる人々と関わる。また村人も、畑仕事と鍛冶屋や機織り業を兼ねるのが普通だから、極端な専門化の弊害である「タコツボ・シンドローム」とは無縁といえよう。

 しかし、1000万人以上が暮らす東京や1億人以上の人口を抱える日本を効率よく機能させるには「専門化」が不可欠であることは言うまでも無い。

 昼間に畑仕事をして、夕方鍬を担いで戻ってから患者を診察する医師に、心臓のバイパス手術や脳腫瘍摘出手術を依頼したくないし、コンビニ店長と兼任の弁護士に、殺人罪の濡れ衣を着せられた自分の弁護を頼むのは不安である。

 しかし、高度の専門化が数々の問題の原因となっていることも確かである。

 例えば、患者が病院を訪ねるときに、自分の病気は◎◎で、●◎科の医師が担当すべきだということが分かっているだろうか?咳が止まらないとか、ひどい頭痛がするとかいう「症状」で自分が健康なのか病気なのか判断する。

 しかし、病院の看板をいくら眺めても、患者にとって最も便利な指針である「症状」には一言も触れていない。

 本書に登場する、全米でも有数の大病院であるクリーブランド・クリニックでは、紆余曲折がありながらも、の大胆な分類法を基に大改革を行って大成功している。

 その他にも、ソニー、UBS銀行、ニューヨーク市庁などのケースを取り上げ、タコツボがどれほどの弊害をもたらし、それを除去することがどれほど意義深いことであるのかを述べている。

 また、アップルやフェイスブックがどのように「タコツボ・シンドローム」を排除するための努力を行ってきたかも解説されている。

 そして、最後には「ブルーマウンテン」というヘッジ・ファンドが、タコツボ・シンドロームにかかった企業や市場を相手に大儲けをした話が述べられている。


 そもそも、投資の成功者は大概の場合、この「タコツボ・シンドローム」を上手に使っており、投資の神様、ウォーレン・バフェットも例外では無い。

 市場は決して合理的では無く、市場がゆがむからこそ投資家は儲けることができるのだが、その歪みの原因は、多くの場合、この「タコツボ・シンドローム」に起因する。


●固定給、人事事異動、同期の絆「タコツボ・シンドローム」を治療し、創造性を高める

 何か新しいアイディアを創造させるには「成功報酬システム」が効果的なように思える。確かに、個々人の意欲を高めるインセンティブとして有用なのは間違いない。

 しかし、個人に有用であっても全体としては組織にマイナスになる部分が多いのが「成功報酬」なのである。

 「タコツボ・シンドローム」の最大の原因がこの「成功報酬」にあるといっても良い。私自身も、リクルートやクレディ・リヨネ銀行で経験したのだが、成功報酬瀬的側面を強めると、他の部門が強力なライバルとなり、組織内部の協力体制がガタガタになる。

 9.11事件の前、CIAに有力なアルカイダの情報が入っていたのに、FBIや地元警察に縄張り意識から円滑な提供を行わずに事件を防げなかったことは後になって大いに非難された。

 このような縄張り争いは組織の中で日常茶飯事だが、自分の給与が所属する部門や自分自身の仕事の「成果」に影響されるとなると、重要な情報をただで他人に提供するのはばかばかしいということで、自分のデスクの引き出しにしまいこむことになる。

 「組織全部が仲間だ」という意識を持たせるには、工夫がいる。

 その一つが「入社前研修」である。新しい環境に入ったばかりの真っ白な時期に、いわゆる「同じ釜の飯を食った」仲間は、その後別々の部署に配属されても、強いきずなで結ばれて連絡を取り合いタコツボ化を緩和する。

 高校や大學の同窓は、さらに組織を飛び越えてタコツボ化を阻止する。

 日本では、仕事を専門化せず、3年程度で人事異動を行ってきた。これこそがタコツボ化を防ぐ最強の方法である。

 欧米のように、個別の仕事と人材が密接につながっていると、部門の改廃も簡単では無い。部門が無くなったらリストラされざるを得ない従業員は、その部門が会社にとって無用の長物であっても改革に頑強に抵抗する。

 逆にトヨタ自動車のように、部門を廃止してもその人員を他部門で吸収する終身雇用制の会社では、改革がスムーズに行える。人事ローテーションで色々な職種を経験させるという文化がさらにこれを後押しする。

 入社前研修、人事ローテーション、終身雇用はコストがかかるので、短期的には一人の人間に同じ仕事をさせた方が効率的なように見える。そして、日本企業の多くも、この目先で稼ぐやり方にシフトしつつある。

 しかし、入社前研修、人事ローテーション、終身雇用は長期的な企業の繁栄にとって、極めて効果的であり、現在の日本企業がなかなか飛躍できないのも、このような長期的視野をないがしろにして、短期的もうけを追求してきたからとも言える。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV



(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:書評



JUGEMテーマ:経済全般




書評:とことんやさしい電気の本(第2版)




書評:とことんやさしい電気の本(第2版)
 山崎耕造著、日刊工業新聞社
 https://amzn.to/2IOiBia


●宇宙を支配する四つの力とエネルギー

 宇宙に存在する力は四つに分類される。

1)強い力
2)弱い力
3)重力
4)電磁気力
である。

 いわゆるビッグ・バンの時点ではこの四つの力はまだ分離していなかったのだが、その後分離した。他の三つの力に比べて重力だけが極端に弱いことが謎の一つで「実は重力はこの宇宙の外の他の宇宙に漏れている」として、多元宇宙論を補強する証拠ともいわれる。

 重力の力の弱さは、小さな磁石一つで地球の重力すべてを受けている釘を軽々と持ち上げることができることからすぐにわかる。

 日常生活では電気と磁気は異なったものとして扱われているが、アインシュタインが「時間と空間は同じもの」と看破して「時空」と名付けたように、電気と磁力は同じものであり「電磁気力」と呼ぶわけである。

 電磁力は我々の生活に欠かせず、石油・石炭・天然ガスなどの化石エネルギーは植物の光合成や動物の代謝に関連して生成された燃料だが、実のところ「電磁気力」によって生み出されているのだ。

 また、ほとんどの自然エネルギーは、太陽の光エネルギーや熱エネルギーの活用だが、これも太陽から降り注ぐ「電磁波」のエネルギーである。また、太陽のエネルギーそのものは「核融合反応」によるものであり、「強い力」による。

 地熱は、地球内部で生じている放射性元素崩壊の弱い力を、潮汐発電は引力を活用している。

 実は、「電磁気力」をはじめとする四つの力は、エネルギーを通じて我々の生活に深くかかわっているのだ。日常のエネルギー(分子と化学)のほとんどが、この電磁気力によって生まれているといえる。


●人体にも電流が流れている

 つなぎ合わせた死体に雷の電流を流して蘇生させる「フランケンシュタイン」(メアリー・シェリー:1918年)は有名だが、イタリアの解剖学者ガルバーニが1771年に行った実験に触発されたものといわれる。
 この実験ではカエルの脚に金属片が触れると痙攣を起こすことが確認され、1791年にこの脚を収縮する力を動物電気と名付けた。後に同じくイタリアの物理学者アレッサンドロ・ボルタにっよって「実際には2種類の金属間に接触電圧が生じたことによる痙攣」であったことが明確化された。

 現在では、人体にも200マイクロアンペアほどの微弱な「生体電流」が流れていることが分かっている。

 心臓にも1マイクロアンペア程度の極めて弱い電流が流れており、この電流が乱れたときに、電気ショックで元に戻すのがAEDである。

 MRIは、人体に磁気を当て画像を撮影する装置であり、体内の水素電子が持つ弱い磁気を、強力な磁場で揺さぶり、原子の状態を画像にする装置である。

 電気を発生させる生物として有名なのが電気ウナギだが、興奮すると「発電器官」の細胞膜の性質が変わり、ナトリウムイオンが細胞内に入りやすくなることによって、内側の細胞の電圧が高くなる。ただし、最大600ボルトで1ミリ秒(1秒の1000分の一)しか発電できない・・・・。

 ただ、電気は2次エネルギーであり、生体の化学反応の結果電気が流れていると考えるのが自然である。

 生体の活動を知るうえで「発生した電気」について調べる(脳波計、心電図)ことは有意義だが、電気が生体を動かすと考えるのは因果関係が逆である。


(大原 浩)


★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:書評




孫子と三賢人のビジネス その6



産業新潮
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
3月号連載記事


■その6 最高の仕事は何もしていないように見える


●匡の技には無駄が無い

 読者の中にも優秀なゴルフ・プレイヤ―はたくさんいらっしゃるはずです。
 セミプロ級の方々、例えばハンディ・キャップ・ゼロのプレイ―ヤであればワン・ラウンドの間に打つショットはパターも含めて平均72です。さらに、本当のプロであれば、バック・ティーから打っても軽々60台です。
 ところが、私のようなへぼプレイヤーは「百八つ。煩悩の数を目標にしています」などといいながら、実際にははるかに多くのショットを打って、山を越え、谷を下り、時には池に入りながら駆けずり回ります。
 これを観て「大原さん、頑張っていますね」とほめる人物はいないでしょう(皮肉なら別ですが…)。「もうちょっと、打ちっぱなしで練習してきたら?」といわれるのがおちです。

 また、一流の職人というのは、素晴らしい製品を仕上げるだけではなく、その製作スピードも速いのが普通です。なぜなら、動きに無駄が無いからです。のみの使い方ひとつをとっても無駄が無く「一度で決める」ことができるので、迷って余分な作業をする必要がありません。
 ところが素人は、ああでもない、こうでもないと無駄なところにのみを使って時間を浪費します。
 剣道の達人が、何人もの相手と戦っても汗一つ書かないのに、達人と対戦する初心者は、一試合だけで滝のような汗をかき、息も絶え絶えになるのは、無駄な動きがあるかどうかの差です。


●何もしない人にこそ高い報酬を与えるべきである

 ゴルフや匠の技ならすぐに理解できることでも、企業の日常業務の評価においては、なかなかこの事実が受け入れられません。ほとんど工夫の仕様が無いアルバイト向けの単純作業なら別ですが、時間拘束の長さに比例して賃金を払うなどということは馬鹿げています。
 ドラッカーが指摘するように現代の仕事の大部分は(たとえ工場での作業であったとしても)、労働者が持つ知識によって改善し効率化を図ることができる「知識労働」であるからです。ですから、創意工夫によって、より短い時間で作業を完了した人により高い報酬を払うべきなのです。

 ところが、現状の多くの企業では、仕事の効率が悪く長時間労働によって事務所の電気代なども余分に使用する素人の労働者が、残業代という形でより多くの給与を受け取ります。逆に業務を効率化し、仕事を早く終わらせるプロフェッショナルは、何も対価がもらえない状態です。

 ドラッカー、バフェット、それに私が「終身雇用の実力主義」を重要視するのも、雇用の安定が大事であるのと同じくらい、従業員のモチベーションを高め業務のイノベーション(またはカイゼン)を継続的に行わなければならないからです。その実力を評価するときに労働時間の長さを基準にしていたのでは話になりません。どれほど、効率的に仕事をしたのか、あるいは仕事の効率改善にどれほど寄与したのかをきちんと評価しなければならないのです。

(続く)


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
3月号をご参照ください。


(大原 浩)

★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!



JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:ビジネス



JUGEMテーマ:社会の出来事




書評:市民政府論



書評:市民政府論
   ジョン・ロック 著、光文社古典文庫
   https://amzn.to/2Nb25HJ


●法律が無ければ自由は無い

 そもそも、政府が国民(臣民)に対して、指示命令を行い服従させることが正しいのか?その根源的な問いかけに対して、330年近くも前(統治論第2編=市民政府論の発刊は1690年)に明確な回答を与えたのが本書である。

 本書で定義される自然状態というのは、実のところエデンの園のような楽園では無い。現在で言えば、アフリカのソマリアやナイジェリアのような市民に殺戮が繰り返される無政府状態の地域。あるいは西部開拓時代のアメリカのように無法者が横行し、善良な人々が財産(生命・自由・資産)を脅かされる暗黒時代である。

 だからこそ、人々は社会のルールを決め、そのルールに従って国民の財産(生命・自由・資産)を守る統治者の支配に従うことを望んだのである。

 誤解されがちだが、(ロビンソン・クルーソーのように絶海の孤島で暮らさない限り)「(何をやってもかまわない)完全な自由」などというものは存在しない。集団の一員として暮らす限り、他人を無視できないが、その他人にも当然「完全な自由」が与えられる。したがって、その他人は、いつでも好きな時にあなたを殺す自由を持っていることになる。

 だからこそ「殺人者は罰せられる」という法律があってこそ、あなたの自由は保障されるのである。無政府主義は、人間をとてつもなく不自由にするだけである。「法律」こそが国民の自由を保障するのである。


●政府の横暴をどのように止めるか

 法の執行機関である政府は本来国民の信託を得て成立し、法律によって制御されなければならない。しかし残念なことに、大部分の共産主義(独裁)国家は、国民の信託を受けずに、暴力で政権を奪い取っている。だから、異論を唱える国民を拷問したり処刑する必要があるのだ。大多数の国民が、政権の継続を望んでいないのだから、ある意味当然である。

 例えば、民主主義中国=中華民国(台湾)から暴力で政権を奪い取った共産主義中国は、立法主義がきちんと機能していない(人治主義)国であり、国民の自由も保証されていない。天井の無いアウシュビッツ(ウイグル)の人々を中心に共産党員以外のほとんどの国民が圧政に苦しめられていることを見ても、法律の重要性は明らかである。


●国民には政府を倒す権利がある

 確かに、国民の信託を受けた政府が本来の目的を逸脱し、国民の財産(生命・自由・資産)を侵害するのは、何も共産主義中国だけでは無い。北朝鮮をはじめとする独裁国家は現在でも多数ある。

 そのような、国民の信託を受けていない政府が国民の絶対不可侵の権利(自然権=生命・自由・資産)を侵害した場合には、国民と政府との信託契約は解除され、国民はその政府を打倒し、新しい政府と契約を行うことができるという<契約自由の原則>が本書の肝である。

 執筆された時代を考えれば、極めて革新的な理論だが、いまだに世界中の多くの国々でこの国民と政府の間の<契約自由の原則>が実現していないのは悲しむべきことである。

 もちろん、先進国の多くでは、国民の血が流されなくても平和的に<政権交代>が行われる。普通選挙は、色々な問題点も指摘されるが、現在考えうる限り最高の統治方法であり、先進国・民主国家においては死守すべきものである。

 また、トランプ氏(米国)が判断したように「共産主義中国は永遠に民主化されない=普通選挙が行われない」のであれば、中国人民は共産主義政権を打倒する固有の権利(自然権)を持つ。

 現在、少なからぬ中国人民がその自然権を行使しようとして立ち上がっているが、中国共産党の弾圧はゲシュタポ並みである。また、特に天井の無いアウシュビッツ(ウイグル)は、目も当てられない惨状である。

 我々日本人は、このような惨状を直視し、アジアの民主化のために、勇気を持って立ちあがった人々を、応援・支援すべきである。


●国家には自然権としての自衛権がある

 もう一つ注目すべきなのは、自然権としての自衛権である。個人レベルで、ロックは次のように述べている。

1)自分の家に誰かが侵入してきたら、即座に殺してもかまわない。被害者は、その侵入者が単なる物取りなのか殺人者なのかを判断する余裕など無く、自分の生命を守るための自衛行為として相手を殺害することは正当防衛
(緊急避難)である。

2)しかし、例えば自分の親族が殺された場合、殺人者を自分の手で殺すことは認められない。その処罰の権限は、国民から政府に依託されたものであり、個々の国民が行使することはできないし、緊急性も認められない。

 例えば欧州で死刑が廃止されているにも関わらず、容疑者を射殺することが認められているのもこの<緊急性>の要件を満たしているからである。容疑者の行動を抑制しなければ、他の市民の財産(生命・自由・資産)が侵害される場合には、緊急避難としての自然権の行使が許されるのである。

 この考えを世界レベルで考えれば次のようになる。

1)統治の最上位の形態は、現在のところ国家である。国連などの国際機関が存在するが、いずれも単なる「業界(国家)団体」であり、加盟社(国)に対して何ら強制力を持たない。つまり、国際政治というのはどれだけ立派なことを唱えても自然状態、すなわち西部開拓時代の無法地帯なのである。

2)したがって、憲法第9条にどのような文言があろうと、日本国民の自然権である<自衛権>は侵されない。自然法は、憲法を含むどのような法律よりも上位にある。

 したがって、共産主義中国が日本の領海(領空)を侵犯(家に進入)すれば、自然権を持つ日本国民は憲法9条など関係なく、共産主義中国(侵入者、殺人者)を壊滅(殺害)する権利を保有する。

 特に、共産主義中国はウイグルを天井の無いアウシュビッツにした実績があり、日本国民はそのようなリスクを回避する緊急避難のために自然権を行使して共産主義中国を壊滅させることができるのだ。


(大原 浩)

★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
 ては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:歴史



JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:書評



JUGEMテーマ:経済全般




書評:炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす



炭素文明論 「元素の王者」が歴史を動かす
   佐藤健太郎著、 新潮選書
   https://amzn.to/2Il43Xl


●人間も脳も電気仕掛けでは無い

 正直申し上げれば、私も亀の甲羅と呼ばれる化学式にはアレルギーがある。また、マスコミで騒がれる新技術は、概ねITかバイオテクノロジーであって、化学研究におけるブレイクスルーでは無い。

 しかしバイオテクノロジーの基本は化学反応であり、生物も化学反応によってその生命を維持しているのだ。

 よく人間の脳を電気信号で動くコンピュータに例えて、シンギュラリティー(人工知能が人間の脳の能力を超える瞬間)などの議論もなされるが、それは不毛である。

 確かに、脳波や心電図などの例をあげるまでも無く、人間の体には電気が流れている。しかし、それらの電気はすべて化学反応によって生み出されるのである。正しくは「生命を維持する化学反応の結果電気が生じる」のであって、決して「電気が人間(生命)を動かしている」のでは無いのだ。

 これは当然人間の脳にも当てはまる。生物学的知識がほぼゼロのコンピュータ技術者などが、今すぐにでも「電気仕掛け」の人工知能(AI)が、人間の脳を追い越しそうな話をするが、「化学反応」というベースを持たない人工知能は、そもそも人間の脳と全く異なるものである。

 電気そのものが、化学反応の結果生まれるのはもちろんだが、例えば、シナプスと呼ばれるニューロンの連結部の情報伝達は、電気信号では無く化学物質によって行われる。だから、すべて電気信号で送る場合よりも、格段に伝達速度が遅い。

 例えば、ボールを追いかけて道路に飛び出した子供を目がとらえて、足がブレーキを踏むまでにはごくわずかだがずれが生じる。これは、神経や脳での伝達に化学物質が関わっているからである。

 もし、電気信号だけで情報を伝達していたら、そのスピードは光の速さに準じるから、このようなずれは生じない。

 それでは、なぜわざわざスピードの遅い化学反応による情報伝達を人間が選択したのか?
 発生学的に考えれば、原始的な生物が電気による情報伝達を始め、その後進化の過程で化学反応による情報伝達が加わっていったようなのだ。

 進化上の「自然選択」で、化学反応が選ばれたのならば、そこには合理的な理由があるはずだ。考えられる推測の一つは、単純な情報の伝達には電気信号がふさわしいが、複雑な情報の伝達には化学反応の方が効率的であるということである。

 例えば、現在研究中のAI(エキスパートシステム)では、ディープラーニングをはじめとする複雑な情報処理が加速度的に増えているため「いったいコンピュータがどのような過程で結論を出したのか」という検証が困難になってきている。つまり「複雑系」の有名なバタフライ効果のように、台風を引き起こす蝶の羽ばたきがいったいどこで起こったのかを遡って解析するのは事実上不可能になってきているということである。

 つまり、単純な電気信号のやり取りを巨大化していくと、その単純なやり方の集積では処理が非効率になる「臨界点」が必生じるということである。

 私は人間の「意識」というものも、そのような「複雑系」を制御するために発展したのではないかと思う。人間の意識が極めて漠然として捉えどころがないところが、その証拠だと考える。

 また、化学反応による情報伝達も、そのような膨大な情報を網羅的(ファジー)にとらえて効率的に処理する「進化上の戦略」と考えられる。

 だから、生物(人間)の基礎は<化学反応>にあるといっても良い。


●生物は反自然である

 「自然」というものをどのように定義するのかはかなり難しい問題だが、究極の自然である「宇宙」というものを考えてみると、この広大なスペースは「エントロピーの法則」によって支配されている。

 例えば、割れたガラスを元に戻したり、ミルクと砂糖を入れたコーヒーを元のようにもどすのが困難なように、宇宙のすべての物事は「整然とした状態から乱雑な状態へ変化していく」。

 その宇宙の法則に反する(少なくともそのように見える)のが生物(生命)である。

 本書にもある通り生物は地上にわずか0.08%しか存在しない炭素をかき集めて、その炭素を中心とした化学反応によってエントロピーの法則に逆らうのだが、その<反自然>状態はそれぞれの生命個体にとっては負荷が大きい。
 そのため、宇宙線によるDNAの損傷が激しくなり修復よりも新品を手に入れたほうが合理的な状態になると、若い固体に後を託して古い個体は死を迎える。

 つまり、それぞれの個体にとって望ましく無いことでも、生命システムにとって「個体の死」はシステム存続のために極めて重要な役割を果たすのだ。

 また、生命(人類)がエントロピーの法則に逆らって生きながらえていくためには、元素の中でも「炭素」が極めて重要である。

 人間の食物のほとんどが炭素化合物であるが、ジャガイモについてはアダム・スミスの「国富論」でもくどいほど事細かに述べられている。少なくとも18世紀までは食糧は「国富」の重要な要素であったのだ。

 現代では、恵方巻の大量廃棄が話題になるほど、食糧は文字通りはいて捨てるほどあるが、そのような状態は、せいぜいここ数十年くらいの間の話である。第2次世界大戦後、英国では長い間食糧の配給が続いたし、日本でも戦後の食料事情は劣悪であった。

 もうひとつ現代文明を成り立たせている炭素化合物が石炭、原油、天然ガスなどのエネルギー資源である。

 この使用も、本格的になったのは産業革命以後であり、現代文明は豊富な食糧とエネルギー資源という、地上にごくわずかしか存在しない炭素の化合物の恩恵を受けている。

 ちなみに、今話題の炭素繊維なども含めて、ハイテク分野での素材開発に炭素は欠かせない。

 炭素を中心とした「化学」は、もっと注目されてよい分野だと思う。


(大原 浩)

★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:経済全般



JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:ビジネス



JUGEMテーマ:書評




書評:ケインズ もっとも偉大な経済学者の激動の生涯




書評:ケインズ もっとも偉大な経済学者の激動の生涯
   ピーター・クラーク著、中央経済社
   https://amzn.to/2GokOy7


●君子豹変

 ケインズが経済学の歴史に偉大な足跡を残したことを否定する人はほとんどいないだろう。しかし、その評価はまるでジェットコースターのようにアップダウンを繰り返してきた。

 また、アダム・スミス、フリードリヒ・ハイエク、ミルトン・フリードマン、さらにはカール・マルクスの主張には明確なイメージを持ちやすいが、ケインズの主張は一つの明確なイメージにまとめにくい。それは「君子豹変」という言葉に象徴されるカメレオンぶり(決して否定的意味では無い)のせいであると考える。

 彼の有名な言葉に「状況が変わったのになぜ考え方を変えないのか?」というものがある。確かにその通りである。特に社会科学においては、考え方を変えることは「悪」とみなされがちで、同じ主張を繰り返すことが「終始一貫」していて好ましいことだと評価されがちである。

 しかし、自然科学の世界では全く違う。新しい証拠が発見され状況が変われば、理論が変わるのが当然である。ニュートン力学はアインシュタインの相対性理論によって大きく改変されたし、そのアインシュタインが生涯否定的であった量子論は、現在の物理学の主流になっている。

 さらに、太陽が地球の周りをまわっていると教えていたカトリック教会全盛の時代はともかく、20世紀の初頭には宇宙は銀河系の大きさであるというのが定説であった。もちろん、現在では宇宙の大きさは138億光年以上であることがはっきりしているし、宇宙は一つでは無いというマルチバース理論も勢力を増している。

 だから、ケインズが考え方を現実に合わせて変えたのは自然科学的手法とも言える。


●名医は机上の空論で治療しない

 ケインズをもう一つの側面から分析すれば、彼は象牙の塔で机にかじりつく学者では無かったということである。

 第1次世界大戦後の平和条約締結やブレトン・ウッズ体制の構築にも関わった(大蔵省の)官僚・役人でもあった。経済政策の結果がもののみごとに跳ね返ってくる「現場」にいれば、机上の空論にこだわって頑固な態度をとるバカらしさも良くわかったはずである。

 また、彼は名医にも例えられるであろう。経済を患者とすれば、政治家、官僚・役人は医者である。医学・生理学のノーベル賞を受賞するほどの素晴らしい研究者であっても、個々の患者の治療の腕前はまったく別である。手先の不器用な医者にはメスを持ってほしくない・・・。

 患者の病状を把握し適切な治療を行う医療行為は言ってみれば経験と勘に裏打ちされた職人芸であって精緻な「医学理論」はあくまで補助的役割である。

 ケインズは、研究熱心な医者であったといえるし、彼の評価もその観点から行うべきであろう。


●真の自由には規制が不可欠である

 筆者は基本的に「新自由主義」の立場をとる。ハイエクやフリードマンの理論を背景にしたサッチャーやレーガンの政策が典型であるが、誤解されがちなのは、彼らも「自由」を維持するためには政府や法律が不可欠であることを十分に理解していたことだ。

 ジョン・ロックの市民政府論にもあるように、「他人が自分を殺す自由」を持っている無政府状態では、本当の意味の自由は存在しない。政府が「他人が自分を殺す自由」を取り上げてこそ、本当の自由社会が出現するのだ。

 経済政策においても同様である。レーガンやサッチャー以前、あるいは現在のように特殊利権がはびこっている社会では「新自由主義」は大いに有効な政策である。

 しかしアダム・スミスが鋭くも政府の重要な役割として、国防・警察以外に「商工業者のカルテル」の打破をあげていた様に、自由主義がカルテルの自由を是認し、特殊利権を生むという自己矛盾が存在する。

 アダム・スミスは、お茶会であろうと舞踏会であろうと商工業者がカルテルの話をないことは無いと皮肉を述べているが、いわゆる「独占禁止」を行うことが政府の重要な役割である。

 サッカー、野球、ラグビーどのようなスポーツでも、ルールと審判がいなければ単なる乱闘になってしまうが、社会にも法律と政府が存在しなければ単なる無法状態である。


●負け続ければ誰も麻雀をやりたくない

 自由競争が社会を発展させる原動力になるのは、これまでの歴史を振り返れば火を見るよりも明らかだ。

 しかし、問題は競争には必ず勝者と敗者が生まれるということである。

 例えば麻雀を例に挙げよう。このゲームには運・不運もあるが、概ね技術のすぐれたものが平均的には勝つから、経済活動によく似ている。

 そして、麻雀が下手なものは運・不運があるにしても平均すれば必ず敗者になる。もちろん、麻雀が上達するように努力するのは自由だし、そうあるべきだが、持って生まれた才能が左右する部分も多々ある。そもそも、麻雀のルールは既に決まっていて変えることができない。

 そうなると負け組の選択肢は、永遠に負け続けるか、麻雀卓をひっくり返して「革命」を宣言するかのどちらかしかない。

 自由競争は素晴らしいが、そのルールは民主的手続きを経るにしても、社会や政府が決定するものであり、それが有利に働く人もいれば不利に働く人もいる。

 だから、弱者(敗者)は、社会や政府が決めたルールによって生まれるとも言える。

 ケインズが活躍したのは、大恐慌を挟んで第一次世界大戦から第二次世界大戦の間である。この英国の困難な時期に、ケインズが純粋な自由主義に修正を加え、政府が経済を導くことを否定しなかったのは偶然ではない。

 敗者や弱者を無視する社会は永続性が無ことをよくわかっていたのである。


●ケインズの教え

 ケインズは、加熱した景気を引き締めでコントロールできることは認めていたが、落ち込んだ景気を低金利政策で浮上させることには懐疑的であった。

 現在、世界中の中央銀行が超金融緩和政策を行っているが、「借金漬けで消費を行う特異な文化」を持つ米国以外では、それがうまく機能していないことを見ても、彼の正しさが分かる。

 また、「金本位制」の復活には否定的であったが、それは金本位制は「為替調整」の機能を消失させるからである。ブレトンウッズ体制構築の際に、固定為替レートながら「変動幅」を導入したのは、「為替調整機能」をわずかながらでも温存するためである。

 現在、この為替調整機能が大問題になっているのがEUである。ドイツが大幅な貿易黒字国となっているが、黒字の大部分は対EU加盟国に対するものである。

 為替調整のからくりはこうだ。例えば日本が貿易黒字を出し続けると円高になって、輸入国の実質製品価格(輸入国通貨の換算レート)が上昇し、その結果輸入量が減少し日本の貿易黒字も減る。これが「為替調整」だ。

 しかし、ユーロという単一通貨を導入したEU内では、かつてのマルク高のような現象は起こらず、統一通貨であるユーロの価値はどこの国でも不変である。したがってドイツの独り勝ちは為替調整されることなく永遠に続くのである。

 今こそ、ケインズの知恵を経済政策に生かすべきではないだろうか?


(大原 浩)

★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し ては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:歴史



JUGEMテーマ:経済全般



JUGEMテーマ:書評




孫子と三賢人のビジネス その5



産業新潮
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
2月号連載記事


■その5 敵を知り己を知る

●終身雇用の重要性

 ドラッカーもバフェットも、「終身雇用」を重視し、それを維持することが競争力の源泉であると考えています。特に、バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイでは「定年」というものがありません。一応、104歳まで車椅子に乗って現場で指揮を執ったバークシャー傘下のネブラスカ・ファニチャーマート創業者の「ミセスB」に敬意を表して104歳が定年ということになっています。しかし、それを超える人物が出現すれば、定年はいくらでも引き伸ばします。また、ごくわずかの特殊な例を除いて、他社から引き抜いたり、逆に他社から引き抜かれたりしたことが無いのもバフェット(バークシャー)の自慢です。

 ドラッカーも「高い費用と長い期間、それに多大な労力をかけて教育した人材を簡単に手放すような馬鹿げたことはすべきではない」として、安易なリストラ(人員削減)によって、目先の収益をかさ上げする手法に警鐘を鳴らしています。


●買収先の経営者を温存する理由

 バフェットはまた、買収した企業の経営者を追い出したりしないで、そのまま仕事を継続してもらうことでも有名です。むしろ、既存の経営者がそのまま経営を続けることを買収の条件にしているといった方が正しいでしょう。この理由について、彼は「我々が新たに優秀な経営者を見つけるのはとても困難である」からだと述べています。

 この言葉が、自らバークシャー・ハサウェイの(実質的)創業者として、世界有数の企業に育て上げた実業家のものであることに注目すべきです。彼ほどの優秀な経営者であっても、だれかお気に入りの経営者を連れてきて、買収した会社の幹部に据え、後ろから糸を引こうなどとはつゆほども思わないということです。

 また、このような方針には色々な副産物もあります。まず、このバフェットの方針が世の中に知られるようになるにつれ、敵対的買収を恐れる企業の経営者から「ぜひバフェットさんに売りたい」というオファーが殺到し、優秀な企業が好条件を提示して行列するようになります。また、売却後に既存の経営者が経営から手を引く場合には、どのような経営上(財務上)の問題が隠れているのかわかりませんが、売却後も自分自身が経営を行う経営者が「ごまかし」を行う可能性はあまり高くはありません。

 バフェットは、企業買収の際にデューデリジェンス(決算書などの財務諸表に対する会計士などの精査)をほとんど行いませんが、彼自身が財務諸表を見抜く力があるというのはもちろんのこと、経営を継続する人物が会計上のごまかしをすることが少ないということも安心できる理由です。その代わり、買収先企業の経営者との人間的親交を深めることには熱心で、彼らは、バフェットの親友ビル・ゲイツなどの財界の大物とのゴルフのラウンドに招待されるのが通例です。


●子犬に老犬のトリックを教えることはできない

 これはバフェットお気に入りの言葉の一つです。老犬は体力も落ちて、スピードや敏捷性では、子犬にも劣ります。しかし、老犬には長年の人生で培った「経験・知恵」という武器があり、それは子犬には簡単に(絶対に)学べないということです。


続きは「産業新潮」
http://sangyoshincho.world.coocan.jp/
2月号をご参照ください。



(大原 浩)

★2018年4月に大蔵省(財務省)OBの有地浩氏と「人間経済科学研究所」
(JKK)を設立しました。HPは<https://j-kk.org/>です。
★夕刊フジにて「バフェットの次を行く投資術」が連載されています。
(毎週木曜日連載)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV



(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!



JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:ビジネス



JUGEMテーマ:社会の出来事




書評:モサド・ファイル





書評:モサド・ファイル
   マイケル・バー=ゾウハ―&二シム・ミシャル著、早川書房
   https://amzn.to/2CBIYBy


●第2次冷戦の中核、諜報戦争

 米中貿易戦争から始まった「第2次冷戦」が本格化している。第1次冷戦でもそうであったが、「ホット・ウォー」(実際に戦火を交える戦争)ではなく、その一歩手前の「コールド・ウォー」では、諜報合戦(スパイ工作)が極めて重要であった。

 もちろん、諜報戦争でも多少の犠牲者は出たし、世界中から恐れられるイスラエルの諜報機関「モサド」のように、殺戮の限りを尽くす「殺人部隊」としか呼びようが無い組織があるし、CIA(米国中央情報局)も2011年5月にパキスタンという主権国家の意向を無視して、米国特殊部隊が行った、ビン・ラディン・斬首作戦に当然関わっている。

 それでも、第一次冷戦時代に現実の恐怖であった「全面核戦争による人類滅亡」や、それぞれ数千万人単位の犠牲者を出した、第1次および第2次世界大戦の再発よりはましだというのも事実である。


●孫子が最も重視するスパイ戦

 古代の兵法家・孫子の「戦わずして勝つ」という言葉は、あまりにも有名だが、孫子が戦いを避ける重要性をくどいほど繰り返して述べるのも、戦争とは、莫大な経費と多大な人民の犠牲の上に成り立つものであるからだ。

 それほど大きな犠牲を払う戦争を避けたり、どうしても戦わなければならないときに勝つために、「爵位や俸禄を与えるのを惜しんで敵状を知ろうとしないのは愚かなこと」だというのが孫子の考えである。

 以下、「孫子13章」の最も最後にかかれ、最重要視されている孫子のスパイ戦に関する考えを読み解く。

1)すぐれた将軍や君主が人並み外れて成功できるのは、あらかじめ敵の状況を知ることが出来るからである。敵の状況は、占いや自然界の規律、過去の出来事などによって類推できるものではなく、優れたスパイを使うことによって得られるのである。
2)スパイには5通りある
 a.郷間=村里のスパイ。敵の村里の人々を利用して働かせる。
 b.内間=敵方の内通者によるスパイ。敵の役人を利用して働かせる。
 c.反間=こちらのために働く敵のスパイ。つまり、敵のスパイを利用して働かせる。
 d.死間=死ぬスパイ。偽りを広めて、味方のスパイにそれを信じ込ませ、敵に告げさせる。
 e.生間=生きて帰るスパイ。その都度帰ってきて報告を行うスパイ。

3)これらのスパイが活発に活動しているにも関わらず、その働きぶりが人々に知られないというのが理想である。

4)軍隊の中では、将軍や君主はスパイと最も親しく接し、報酬も最も高くする。

5)スパイを使いこなすには、思慮深さ、仁義と正義が必要であり、細かい心配りが無ければスパイが持ち込んだ情報の真偽の判断が出来ない。

6)スパイの情報がまだ発表されない内に、外から入ってきたら、スパイとそのことを知らせてきた人間を死罪にする。

7)攻めたい軍隊、攻めたい城、殺したい人物がいるときには、必ずその官職を守る将軍、近臣、門を守る者、宮中を守る役人などの姓名を調べて、味方のスパイにさらに調べさせる。

8)こちらに潜入している敵のスパイは、付け込んで利益を与え、うまく誘ってこちらにつかせる。反間=逆スパイ(二重スパイ)として用いることが出来るからである。

9)この反間によって敵の状況がわかるから、郷間や内間も使うことが出来るのである。また、死間を使って、偽りごとをした上で敵に信じ込ませることが出来るのである。さらに生間を計画通りに働かせることが出来るのである。

10)5通りのスパイの情報はどれも君主にとって重要だが、その情報の根源は反間であり、反間は最も厚くもてなすべきである。

11)スパイこそ戦争のかなめであり、懸命な君主や将軍が彼らをうまく使いこなしたうえで、全軍がそれに頼って行動するものである。


 現在のスパイ戦にも通用する驚くべき的確な内容だが、その中でも特に需要なのが、最後の二つ、すなわち10)と11)である。

 20世紀を代表し、冷戦の行方にも大きな影響を与えたスパイ事件のほとんどが二重スパイによるものであり、KGB在籍の二重スパイがフランスの諜報機関に1年間にわたって3000点にも及ぶ秘密文書を漏えいした事件は、ソ連邦の崩壊を早めたともいわれる。

 また、スパイというのは報われない仕事である。「007 ジェームズ・ボンド」などはまったく絵空事だ。薄汚れ、血塗られ、絶え間ない精神的プレッシャーでぼろぼろになる。

 前述のKGBのスパイも、プレッシャーに耐えられず酒浸りとなり、あろうことか車内で愛人と口論の上刺し、それを止めようとした警察官を刺殺したことにより逮捕された。

 最高のスパイ事件というのは、作戦遂行者と上司以外には知られていないはずであるから、世間の称賛を浴びることも無い。本書でも優れたスパイが登場するが、処刑されているか、身を隠してひっそりと暮らしているかである。

 「大義」に準じてスパイ活動を行うものも少なくないが、二重スパイの場合は金銭的動機によるものが多い。重要な情報であれば、1回あたり数千万円、トータルで数億円程度にはなる。

 しかし、それでもスパイの仕事というのは、命をかけるリスクの割には実りの少ない仕事だから、為政者は、彼らを厚くもてなすべきというわけである。


●日本にも本格的諜報機関が必要ではないのか?

 日本にはMI6.モサド、CIAのような本格的諜報機関は存在しない。
 内閣官房の内部組織の内閣情報調査室やいわゆる公安などの役所ごとの情報部門はあるが、国家的な諜報機関とは言えない。

 かなり前から「もう戦後では無い」といわれながらも、戦後体制が頑強に続いてきた。しかし、今ようやく憲法改正の機運が高まり、懸案の「自衛隊」問題もすっきりされようとしている。

 しかし、侵略者に対して軍隊で防衛するのは最後の手段である。先進各国が諜報戦に力を入れるのも、実際に戦火を交えれば国民や国家に大きな負担が生じるから、スパイ戦争という資源を有効に活用した戦術を、孫子同様重視しているためである。

 第2次冷戦に至る米中貿易戦争でも、米国が本当に止めたかったのは、共産主義中国がスパイ行為により先端技術を盗むことである。

 その点で、先進国で唯一スパイ行為を直接罰する「スパイ防止法」の無い日本での法律の制定は急務といえよう。

 第1次冷戦でも、KGBの活動の多くは、米国の(軍事)先端技術の盗用にあった。

 歴史は繰り返すわけだが、日本がスパイ天国といわれて久しい。スパイ防止法が無い日本は、特に共産圏のスパイがやり放題であり、大きな国家的損失を被っている。

 また、米国にとっても、対共産主義中国との闘いで、日本という情報流出の蛇口を止めたいという事情がある。

 第一次冷戦を彷彿とさせる、世界的な諜報戦争の中で、日本もCIA,MI6、モサドのような本格的な諜報機関の設立を迫られるだろう。


 なお、本書は、スパイ戦の実態を丹念な取材と豊富な資料で描いた良書である。ただし、著者がユダヤ人であるため、モサドが行う冷酷・卑劣な殺戮を肯定的に描いているのは気になる。


(大原 浩)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV



(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!



JUGEMテーマ:歴史



JUGEMテーマ:書評



JUGEMテーマ:社会の出来事




書評:フリードリヒ・ハイエク



書評:フリードリヒ・ハイエク
   ラニー・エーベンシュタイン 著、春秋社
   https://amzn.to/2CpGruj


 フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエクは、1974年にノーベル経済学賞を受賞したオーストリア学派の重要人物です。1976年に同賞を受賞したシカゴ学派のミルトン・フリードマンとともに、共産主義(ファシズム)などの全体主義に徹底抗戦し、「自由」「市場」に重点を置いた理論を追求した人物です(ちなみにフォンは下級貴族の尊称なのですが、第1次世界大戦後のオーストリア・ハンガリー帝国の崩壊後使用が禁止されます。ところが、ハイエクが渡英した際に戸籍に掲載されているということで、英国政府の証明書
等にフォンがつけられたのでそのまま使っていたとのことです)。
 二人がしばしば触れることですが、現代では全体主義(共産主義・ファシズム)などの左翼思想を信奉する人々が自らを「リベラル」と名乗るのは皮肉なことです。まさに言葉の乗っ取り(背乗り)であり、彼らはいわゆる「偽リベラルであり」、「自由」や「市場」を追求したハイエクやフリードマンこそが、本当の「リベラル」です。

 また、ハイエクは1950年にシカゴ大学の社会科学ならびに道徳科学の教授に就任しています。シカゴ大学の経済学部が外部からの教授の招聘を拒んだなどの裏事情があるようですが、本人はこのことを誇りにしていました。
 なぜかといえばアダム・スミスもグラスゴー大学(映画ハリーポッターのロケ地にもなった名門)の道徳哲学の教授(最初は倫理学教授)であったからです。

 実際、彼の代表書籍かつ最大のベストセラーが「隷従への道」であることからも分かるように、経済学よりも「(政治経済)哲学者」としての活躍が目立つ人生でした。

 「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャーは、ハイエクを尊敬し彼の信奉者であることを公言していました。1975年に保守党党首、1979年に英国首相。サッチャリズムと呼ばれる<新自由主義>の背景にはハイエクが控えていました。

 ハイエクは1944年(「隷従への道」の出版を行った)当時から英国が<高福祉国家>路線を歩むことの危険性に警鐘を鳴らしていたのですが、案の定「ゆりかごから墓場まで」と呼ばれる高福祉政策のおかげで英国は破綻の危機に瀕しました。そのつぶれかけの英国を救ったのがサッチヤリズムであり、その政策の根本理念はハイエクの思想にあったのです。
 ただし、具体的な個々の政策に関してサッチャーがハイエクの助言を受け入れることはほとんどなく、彼女独自の政策を推進しました。

 高福祉政策でにっちもさっちもいかなくなっている現在の日本は、サッチャーやハイエクに学ぶべきであるといえます。

 また、第40代米国大統領ロナルド・レーガン(1981年就任)にハイエクを紹介したのもサッチャーです。すでにハイエクの本を読んでいて共感していたそうですが、ミルトン・フリードマンとともに「レーガノミクス」に大きな影響を与えました。

 先進資本主義諸国は、サッチャーとレーガンのおかげで繁栄し、ベルリンの壁崩壊(1989年)、ソ連邦崩壊(1991年)によって共産主義(ファシズム)陣営を打ち負かしました。


 ところが、現在の先進資本主義国はもう一つパッとしません。
 それは共産主義(ファシズム)が崩壊した後、カビの胞子が飛び散るように全体主義(共産主義・ファシズム)的な考え方が先進資本主義国に広がったからです。

 具体的にはフリードマンの「資本主義と自由」の詳しく述べられているように、先進資本主義国において、政府の力が肥大し政府が(民間に任すべき)すべてのことに口を出す全体主義的傾向が強まったのです。

 共産主義陣営の崩壊によって明らかになったように、政府が中央で集権的にコントロールするシステムは極めて非効率で、決して豊かな国にはなれません。共産主義中国が毛沢東の大虐殺(大躍進政策と文化大革命)で崩壊寸前の状態から甦ったのも、客家(はっか)の逸材小平が「改革・解放」政策を断行したからです。
 「市場」は共産主義の天敵ですから、これは驚くべき英断でした(もっとも、習近平の反動政治によって元の「北朝鮮状態」に戻りつつありますが・・・)。


 全体主義は共産主義、ファシズムだけの問題ではありません。
 民主主義国家、資本主義国家においても、特殊利権集団(労働組合、弁護士会、医師会、全農等など・・・)の圧力によって、保護政策、免許制度、補助金などの形で国家の関わり(権力の増大)が常に増加する圧力かかります。

 また、フリードマンが鋭く指摘するように政府は「(官僚・役人から見て)他人のお金を他人のために使う」存在ですから、支出の抑制が困難です。

 民主主義において有権者は、増税には反対するけれども(補助金など)をもらうことには賛成です。したがって、人気取りをしたい議員はばら撒く約束を繰り返し、増税はしないので借金が増えることになります。
 これは日本だけではなく、民主主義国家共通の現象です。

 例えば(日本の)野党は自分自身では何もしないで、政府(行政)の「あれが悪い・これが悪い」という批判を繰り返しますが、その批判によって政府が「改善」するたびに政府の関与は増大し権力が肥大するのです。


 本書は400ページを超える大著ですが、ハイエクの人物と思想、さらにはハイエクが生きた時代を的確に描写した良書といえます。


(大原 浩)


【大原浩の書籍】

★バフェット流で読み解くGINZAX30社2019年度版<上巻+下巻>
(昇龍社・アマゾンキンドル版)が発刊されました。
 上巻:https://amzn.to/2ztqB3m
 下巻:https://amzn.to/2L7olUf

★「バフェット38の教え・応用編」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 https://amzn.to/2Lxd8sJ

★「バフェット38の教え」(昇龍社、アマゾンキンドル版)
 http://amzn.to/2f7AZkD

★終身雇用の実力主義―バフェットとポーターに学ぶナンバーワン企業戦略―
 アマゾン・キンドル版
 https://amzn.to/2GdMYx2

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2018年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)が発刊されました。
 上巻:http://amzn.to/2wtdH3m
 下巻:ttp://amzn.to/2wjJTFE

★バフェット流で読み解くGINZAX30社(2017年度版、上巻、下巻)
 <発行:昇龍社>(アマゾン・キンドル版)
 上巻:http://amzn.to/2clE4yw
 下巻:http://amzn.to/2clFbxZ

★バフェット流で読み解く、GINZAX30社<特選・優良企業>
 昇龍社、アマゾン・キンドル版<上・下巻>2016年度版
 http://goo.gl/3icB5G
 http://goo.gl/ltVLIs

★『投資の神様』(バフェット流投資で、勝ち組投資家になる)<総合法令>
  http://goo.gl/MKtnf6

★「客家大富豪の教え」18の金言」に学ぶ、真の幸せをつかむ方法
 著者:甘粕正 <アマゾンキンドル版>
 http://goo.gl/rKIvhB

★「賢人バフェットに学ぶ・投資と経営の成功法則」
 昇龍社(アマゾン・キンドル版)
 http://goo.gl/UMxBYs

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2014)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/Blo6KT

★「バフェットからの手紙」に学ぶ(2013)大原浩著 昇龍社<Kindle版>
 http://goo.gl/iz1GUV


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)


このコラムはいかがでしたか?面白かった・役に立ったと思った方は
是非ワンクリックをお願いいたします!
http://clap.mag2.com/wriatavoup
クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


JUGEMテーマ:経済全般



JUGEMテーマ:歴史



JUGEMテーマ:書評




calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2019 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
海外投資実践入門DVD

「中東・インド・ベトナム・香港 海外投資実践入門DVD」
2012/4/7に東京銀座で開催されたセミナーDVDです。他では聞けない情報満載!
石川臨太郎有料メルマガ特別版!
現在闘病中の火曜日執筆者、石川臨太郎氏の有料メルマガです。 現在特別版を1ヶ月分販売中! 詳細は以下のページを参照下さい。
 
categories
archives
recent comment
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 東北特殊鋼(5484)
    内燃機関関係 (01/20)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    ■ (08/19)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    内藤朝雄 (10/12)
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 特殊電極(3437)
    reformer21 (06/15)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6
    m (05/01)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ
    m (03/30)
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ
    暇潰亭 (10/01)
  • 日本でトップクラスの低PER銘柄
    kkk (02/19)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    億の近道 (12/04)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    せーねん (12/04)
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM