2013年の株式相場

 今年の株式相場は2012年11−12月の展開を受けて今夏の参議院選挙に向けて上昇傾向が続くと期待されますが、短期的には行き過ぎの修正場面がやってくると考えられます。

 押し目を待って投資したいという投資家は多く、そうした修正局面を待っての投資が理想的ではあります。ただ、まだ全面高の様相は見られず、限られた資金を有効に活用しようとする展開ですから比較的息の長い上昇相場も考えられます。迂闊に空売りをして担がれては困りますので売り方は慎重です。

 買い方が有頂天になり過ぎると売り方にもチャンスが生まれます。むやみやたらと上値を買うのは禁物です。冷静に出遅れ銘柄、好業績の成長期待銘柄をしっかりとポートフォリオに入れて資産運用に臨むべきです。
 現状は短期・中長期投資家が入り混じっての市場形成ですが、やや短期投資家の勢いが余っている感触があります。年間を通じてみますと山あり谷ありの展開が今年も見られるはずです。

 過去の日経平均の推移をデータで見ておきましょう。

2001.12末 10542.62
2002.12末  8578.95 ▲18.6%
2003.12末 10676.63 +24.5%
2004.12末 11488.75 + 7.6%
2005.12末 16111.42 +40.2%
2006.12末 17225.83 + 6.9%
2007.12末 15307.78 ▲11.1%
2008.12末  8859.55 ▲42.1%
2009.12末 10546.44 +19.0%
2010.12末 10228.92 ▲ 3.0%
2011.12末  8455.35 ▲17.3%
2012.12末 10395.18 +22.9%
2013.12末 11500〜12000?+???

 一昨年末の日経平均株価8455.35円に対して、昨年末の日経平均は、10395.18円で終わりました。前年末比22.9%の上昇です。
 今年の年末は過去の推移から判断すれば小幅の上昇に留まる可能性が高いと思われますが2003年末から2004年末の7.6%上昇にあてはめれば、11200円程度となりますが10%程度の上昇と見れば11400円となります。
 この場合も年間の高値安値は年末の株価とは異なることは言うまでもありません。

(炎)

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なぜヘッドハンターは優秀なビジネスパーソンの心を動かせるのか

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 億近読者のみなさま、1か月ぶりの御無沙汰です。
 前回、ショパンの生誕200周年のことを書いてから、だいぶ時間が経ってしまい、恐縮です。

 さて、一年ほど前から、毎週金曜日早朝に参加している某異業種交流会のコンセプトが「ハンター(狩猟)型ではなく、ファーマー(農耕)型の人に向いている会」ということで、ここのところ、自分がその会でヘッドハンターと名乗ることに軽く違和感を覚えていました。

 そしてつい先日、その心情を交流会仲間に吐露したところ、ヘッドハンター改め、「ヘッドファーマー」(中長期的な関係性を重視する意味合い)と名乗ったら良いのでは?と言われたことが、我が意を得たり!とツボにハマってしまいました(笑)。

 そんなタイミングに合わせたかのように最近友人から送ったもらった、エグゼクティブ・コーチとして著名な中島克也さんの文章を紹介します。9年のヘッドハンター経験がある私としても、改めて矜持を正す思いになる内容です。
では以下、引用です。

−−−−

「なぜヘッドハンターは、優秀なビジネスパーソンの心を動かせるのか」
 中島克也

数年前、ある会合で業界でも有名なヘッドハンターの方と話をする機会がありました。
その方の実績はまさにトップクラス。

通常、優秀な人材は、すでにその企業でもキーマンとして必要とされています。
ですから、なかなか企業も手放さないし、本人も外に出ようと思わないので、
ヘッドハントは困難と思われるのですが、彼の手にかかると実現してしまう。

ある意味、転職とは人の人生に関わることですから、
彼は「人を動かすプロ中のプロ」といっても過言ではありません。

私は、この方のヘッドハンターとしてのあり方に非常に興味を持ち、
いったい、そういう人材をどうやって振り向かすことができるのか、聞いてみました。

すると彼は言いました。

「もし、中島さんにとってコーチ・エィに誘いたい人がでてきたら、
どんなふうに誘いますか?」

「そうですね……。会食に誘って、うちの会社ではこんなことやっているよ。
こんなこともやりたいと思っているよ!と、うちの会社はいかに良い会社か、
面白い会社かということを、いろいろな事例を交えながら
情熱を込めて話すでしょうね」

そう答える私に、彼はこう返したのです。

「中島さん、それは一番やっちゃいけないことですよ」と。

「えっ!!」

私は、いきなりの彼の言葉に、びっくりしました。
そして、情熱を語らないでどうするの?……と思ったわけです。

彼は言葉を続けます。

「中島さん、まず相手に語らせることなく、自分が夢語っちゃダメですよ。
だって、中島さんの語るその夢って、中島さんの夢でしょ?
そりゃまあ、その話がその人にヒットしちゃって、
感動させちゃって、動いちゃうときもありますよ。
でも、それで動いちゃう人は、中島さんとツボが似たような人ですよ。
そういう人が欲しいんですか?
もし、中島さんと似ていないんだけど、入って欲しいなって人だったら、
それじゃダメ。
まずは、その人の価値を知らないと」。

さすがにショックでした。
良かれと思ってやってきたことが、全否定されたのですから。

「え? じゃあ、私はどうしたらいいんでしょう……?」

すると彼はこう言いました。

「まず、その人のパーソナルストーリーを聞いてください。
幼いときから夢中になってやってきたこと、
高校のときどんな部活をやってきたのか、
どんなことに興味があったのか。

自分で選択できる高校生以上になってからのことは特に重要です。

大学はどこで、サークルは何を選び、バイトでは何をし、
そして、なぜ今の会社に就職したのかを聞くのです。

サークル一つとっても、いくつか選択肢のある中から、
それを選んだわけですから
その人の大事にしていることが見えてくる。

『会社を選ぶ』そのことには、その人の価値がたっぷり入っているわけです。

このように、過去に目を向ければ、
その人が大事にしてきた『価値の連鎖』が見えてくるのです。

そして、その『価値の連鎖』の延長線上に、
君のやりたい仕事がきっとコーチ・エィならできるんじゃないかな、
ということを示せば、その人は勝手に動き出すと思いますよ」

それは、私にとって衝撃的な一日でした。
確かに、私は今まで、まったくと言っていいほど、
相手の過去を深く聞くことはありませんでした。

人にいきなり「うちの会社に来ない?」と要望しても、
その人が動いてくれる可能性はきわめて低い。

でも、その人が何に価値を置いているのかをよく聞くこと。
そして、その価値の連鎖の延長線上に、その要望を乗せたら、
その価値にスポっとはまることがあるのだということを、
私はそのヘッドハンターの方から教えていただきました。
      ・
      ・
      ・
これは、上司、部下との関係でも同じことが言えそうです。
部下の話を聞いていくと、だんだんとその部下が
何に価値を置いているのかが見えてきます。
学生時代はテニスサークルで主将をしており、
バイトでは3つのテニス教室のコーチをしていて、
家庭教師なども得意で、生徒の成績をメキメキ上がるのが好き……。

こういう部下の場合、「人に教える」「成長させる」ということが価値にあります。
新人育成係やプロジェクトリーダーといった仕事は、
おそらく部下の価値の延長線上に乗る仕事ではないでしょうか。

もし、乗ったならば、きっと部下も快く受け入れてくれるし、
こちらが何も言わなくてもきっと夢中になって、
その仕事に取り組んでくれることでしょう。

「相手に対する関心がないと、要望は入らない」
そのヘッドハンターの方のお話を思い出しながら、今つくづく実感しています。

−−−−

以上、長くなりましたが、中島さんの文章の引用でした。

みなさんは、どう思いますか?

ヘッドハンター改め「ヘッドファーマー」
渡辺直行

*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
その後米系ヘッドハンティング会社を経て起業、2005年1月、エグゼクティブ・サーチ・ジャパン株式会社代表取締役就任。

*異業種交流会メンバー兼運営側としても活動しています。
http://www.bni-japan.com/

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今年はピアノの天才、ショパンの生誕200周年です!

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億近読者のみなさん、一月ぶりのご無沙汰です。
だいぶ間が空いてしまい、失礼しました。
まだ私のことを、皆さん覚えていて下さるでしょうか(笑)。

さて、先日、親友の出版記念講演会に参加してきました。
今年は、ショパンの生誕200周年ということで、ショパンの「別れの曲」をテーマにした小説です。

ピアノを弾けない私は、ショパンといっても、数年前まではさっぱり曲名とメロディが一致しなかったのですが、友人のピアニストからプレゼントしてもらったCDで、代表的な数曲のファンになりました。

それは、「幻想即興曲」、「小犬のワルツ」、そして「別れの曲」等です。

私もそうだったのですが、曲名でぴんとこなくても、メロディを実際に聴けば、殆んどの人が「あ〜、あの曲か♪」と分かるような有名な曲ばかりです。

特に、幻想即興曲は、その感情を大きく揺さぶってくる激しいメロディと盛り上がりの部分がとても印象に残る、まさに幻想的かつ情熱的な曲です。

以前から、一度、すぐ目の前で幻想即興曲をプロが弾いているところを見てみたいものだと思っていたのですが、先日の出版記念講演会で、遂に実現しました!

海外で活躍していた女性ピアニストが、特別ゲストで、ショパンを数曲弾いてくれたのです。
初めて目の前でみるその目にもとまらぬ指の動き、限りない練習の賜物である、完全に身体が曲を覚えている感覚が伝わってきて、その神業にしか見えない迫力に鳥肌が立ちました。

曲が早すぎて楽譜を見ている暇がないので、最初から楽譜は置かずに弾いてました(笑)。
あまりの鮮烈な印象に、今も毎日、幻想即興曲が頭の中をぐるぐるエンドレスで回っています♪

しかし、です。幻想即興曲というのは、ショパンの曲の中では、それほど難易度が高い訳ではないとのことなのです! しかも、です。30代で病死したショパンが遺言で、全て燃やしてほしいと伝えていた未発表作品の曲の一つに過ぎなかったのです。

ショパンは、「別れの曲」は、自分の作品の中でも最も美しい旋律だと認めているのですが、「幻想即興曲」については、その存在を世に知られたくなかった不出来な作品だったようです。遺言を託された友人が、その価値に気づいて遺言を破り世に出さなければ、代表曲の一つが永遠に失われていたことでしょう。

もう一つ余談ですが、ショパンは曲名を付けるのを嫌っていた為、全ての曲が例えば、「ピアノ練習曲(エチュード)10−1番ハ長調」とか、「ポロネーズ 変イ長調 作品53」といったように、作品番号が曲名になっています。

ちなみに、「別れの曲」の元々の曲名は、「ピアノ練習曲(エチュード)10−3番ホ長調」で、「別れの曲」という副題は、ショパンが付けたものではありません。でも、聴いてみると、確かに別れの場面にぴったりなメロディだと誰もが思うのではないでしょうか?

今年は、日本の江戸時代に活躍し、7歳で大人顔負けの作曲をして世間を驚かせたポーランドの英雄ショパンの生誕200年であり、5年に一度ワルシャワで開催されるショパン・コンクールの年でもあります。

前回2005年のコンクールから、その模様がネットで全世界に配信されるようになりましたので、今年もネットで、日本人も多数参加するショパン・コンクールを視聴してみるのも、いいかもしれないですね。

天才ショパンの曲で感性が磨かれ、投資へのポジティブ・インパクトもあるのではないでしょうか。

皆さんは、どう思いますか?

渡辺直行

*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
その後米系ヘッドハンティング会社を経て起業、2005年1月、エグゼクティブ・サーチ・ジャパン株式会社代表取締役就任。

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当意即妙なユーモアは、億への近道?

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 億近読者の皆さん、2週間ぶりのご無沙汰です。

 さて今回は、以前から書きたかったユーモア・ネタです。

 テレビ番組の出演者が、お笑い系の人たちに「席巻」されるようになってから久しいですが、ユーモアの真価が問われるのは、やはりアドリブでどれだけ笑いの取れる、当意即妙なコメントができるか、ということではないでしょうか。

 私は最近、殆どテレビを観ることはないのですが、たまに時間が合う時につい見てしまうのが、島田紳助が司会を務めている「行列のできる法律相談所」です。

 紳助の、あのアドリブ力、ユーモアのセンスは、天性のものにも見えますが、実は非常に緻密な計算や、リサーチの積み重ねに裏付けされたものであることは、ファンの間ではそれなりに知られている事実です。

 紳助は、まだ無名の頃から、自分が一目置く先輩達の話のテクニック、そして、どのようなことを、どんなタイミングで言うと、確実に笑いを取れるのか、他の追随を許さないほどの熱心なリサーチ・分析を重ねたことで、知られています。
 その結果として、今の紳助があり、ギャラが最も高い司会者の一人になっているのです。

 紳助の話術を見ていると、「滑る」ということが、まずありません。一瞬滑ったかのように見えても、むしろそれを逆手に取り、瞬時にレバレッジを効かせた笑いに持っていく技術を持っています。

 私は人材紹介の仕事をしていて思うのですが、ユーモアのセンスと言うのは、その人材の評価に加味されてしかるべきなのではないか、とさえ感じます。

 面接で、いきなり、「最近の出来事で、何か笑えるような面白いことを2〜3分で話してもらえませんか?」と聞いて、もし当意即妙なユーモアに溢れるような話が返ってきた場合、その人材は、頭の回転が早く機転が利き、胆力もあり、場の空気を的確に読むことができるスキルを持っていると考えて良いのでは無いでしょうか。

 これは、通常の面接だけでは、なかなか計れない実力です。

 私は13年ほど前に、唯一の日本人として、当時勤務していた外資系金融機関のロンドン支店に赴任したことがありますが、その際に、同僚のイギリス人から、そうしたアドリブ力を試されるような会話を散々仕掛けられ、慣れるのにかなり時間を要しました。

 例えば、私がしていたネクタイの柄が、保守的なイギリス人から見ると、非常に奇妙に見えたらしく、ある同僚が質問してきました。

「ワティ、その珍しい柄のネクタイ、まさか自分で買ったわけじゃないよね?」

「そうだね、僕の伯父さんが、プレゼントしてくれたんだよ」
と真面目に答える私。

「そうかい、伯父さんからのプレゼントか。で、まさかワティ、その(奇妙な柄のネクタイをプレゼントするようなKYな)伯父さんとまだ付き合いが続いているわけじゃないよね?」

「え? 伯父さんとは、まだ付き合いが続いているに決まっているよ、勿論。なんでそんなこと聞くの?」
と返す私。

「まあまあ、そういうことじゃなくてさ〜」
と、当意即妙な切り返しを期待していた同僚。

 この場合、私が切り返しとして期待されていた「模範解答」は恐らく、
「勿論、こんな柄のネクタイをくれるような伯父さんとは付き合ってないさ。とっくに絶縁したよ!」
というものです。こうしたジョークのやり取りを当たり前のようにできてやっと、一目置かれるようなところがありました。

 当時、トレーディングルームで、突発的な材料でどんなに動きの速いマーケットになっても、当意即妙なジョークの一つや二つ、平気で言えているような同僚が、やはり高年俸を得ていたと思います。

 イギリス人と日本人の気質をネタにした「民族性ジョーク」はたくさんあるのですが、代表的なものを二つほど紹介します。

【その1】

沈没間際のタイタニック号。
救命ボートが足りないので、
船員が男性客に船に残るよう説得中。

米国人に「君こそヒーローだ!!!」
英国人に「君こそジェントルマン!!!」
日本人に「皆さんそうしてらっしゃいます」


【その2】

イギリス人は
日本にいくとGo to Kyoto!と言われ
アイルランドにいくとGo to Hell!と言われる。


お後が、よろしいようで(笑)。

皆さんは、どう思いますか?

渡辺直行

*渡辺直行のプロフィール
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”スピリチュアルな存在”からのメッセージ

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 先日、再びオールナイトで映画を観てきました。
 公開初日からずっと観たいと思っていた「2012」です。

 マヤ暦が2012年で終わることによる、旧人類の終焉と昇華を意味する「アセンション」をテーマにした映画です。
 私は5年ほど前から、アセンションについては、書籍を読んだり詳しい人の話を聞いたりして、興味を持っていました。

 また、CGが凄いとの評判もあり、その手の映像が大好きな私としては、いても立っても居られず、思わず観に行った次第です。

 果たして結果は……、期待を裏切らないCG映像でした。もう、CGで、どんなリアルな映像も可能になってきていると言っても過言では無いと思いました。

 太陽の表面における大爆発(フレア)がきっかけとなり、大量のニュートリノが地球に降り注ぐことによる天変地異という仮説も、なかなかイケていると感じました。
 アセンションのスピリチュアルな要素について、もう少し盛り込めていれば、娯楽映画の域を超えた深い映画になっていたのではないかと思います。

 さてスピリチュアルと言えば、先日久々にかなりインパクトのある、神秘体験?をしました。

 その日夜中に地震があった明け方です。大きなカマキリが首の後ろに噛みつく夢を見ました(笑)。
 そのあまりにリアルな痛さに、少し目を覚ましてしまったのですが、またうとうとしていると・・・。

 横向きに寝ている私の背中を、誰かが揺り動かすのです。この感覚は明らかに直前に起きた地震とは違うのが分かりました。
 しかし、私は一人で寝ているので、後ろに誰かが居るはずは無く、???と思いながらも、またうとうとと・・・。

 すると今度は、もっとはっきりと、誰かが背中から私の身体を揺らし始めました。さすがに私は目を見開き、後ろを振り返ったのですが、やはり誰も居るわけがなく…。

「おかしいな、いったい誰が揺らしたのだろう??? もしや背後霊か?」と不思議に思いながらも、またうとうとと・・・・。

 暫くして、突然ぱっと目が覚めました。時計を見たら、「6時58分」。
「ああーーーーーっ!!!」と思わず大声をあげている自分が居ました。

 そうです、やってしまったのです、大遅刻を。

 その朝は、私が毎週活動している吉祥寺の早朝異業種交流会の日だったのです。しかも、私は会の幹事役の一人です。
 更に、その日はビジターの方を6名もお誘いしており、6時40分に吉祥寺駅で待ち合わせをしている方も居られました。

考えられないような失態です。

 すぐに電話をして1時間以上遅刻する旨を伝え、待ち合わせの方には、何とか先に会場に行って頂くように御願いしました(大汗)。

 起きた時の私のあまりの大声に、妻と4歳の娘が、居間でびっくりしていました(苦笑)。

 1時間以上遅れて会場に到着した私は、皆さんに平謝りするしかなかったのですが、それでも笑いを交えてメンバーが迎えてくれて、本当に頭が下がる思いでした(大汗)。

 そして私は、遅ればせながら、やっと気付いたのです……そうです、私を何とか遅刻させまいとメッセージを送ってくれた存在があったことに!

 その「スピリチュアルな存在」からは、これまでも大事な時に、幾度かメッセージを受け取ったことがありました。例えばそれは、私が金融先物のトレーディングをしていた時にも、相場の方向性を示唆するメッセージとして送られてきたことが、ありました。でもそれは、自分の感性が開いている時以外は、なかなか気付けないようです。

 視野が狭くなったり、相場に囚われてしまったりすると、「スピリチュアルな存在」がせっかく利食いや損切りのメッセージを送ってきてもキャッチできず、勿体ないことになってしまいます。短期売買をされる方は勿論、中長期投資をされる方にとっても、銘柄選び等の感性を磨く方法として、瞑想をすることは大変効果的なはずです。

 今回の寝坊も、師走の忙しさに、いろんな要因が重なり、感性が鈍ってしまっていたのが反省点です。

 来年の抱負として、最近さぼり気味だった瞑想を、また習慣化させようと誓いました。

あなたは、どう思いますか・・・?

PS.さて今年も、もう終わりですね。億近の執筆陣に加えて頂いてから、早くも一年半になりますが、沢山の方から感想を頂き、本当に感謝しています。

少しでも、皆さんの気づきや励み、癒しや元気になるように心がけて執筆してきましたが、逆に私がそうしたものを沢山頂く形となりました。本当にありがとうございました。

それでは億近読者の皆さま、良い年をお迎えください!

渡辺直行

*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
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「沈まぬ太陽」の解釈と長期為替予約の巨額損失

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 億近読者の皆さん、2週間ぶりのご無沙汰です。

 先日、何年かぶりに、オールナイトの映画上映を友人二人と見てきました。あの山崎豊子の原作を渡辺謙主演で映画化した話題の「沈まぬ太陽」です。

 日本航空の実在の社員がモデルで、映画では「国民航空」、”NAL”という社名で描かれています。あの鶴のマークそっくりの”NALマーク”も出てきます(笑)。

 3時間半にも及ぶため、10分の休憩が入るという長編映画です。
 睡眠不足気味のところを少し無理して見に行ったため、途中で寝てしまうのが心配でしたが・・・。
 結論から言えば、オールナイトとしては珍しく、私も含めて寝ている人がほぼいないという、全編を通して飽きさせない大作だったと思います。

 登場人物も、40歳以上の年代の方には、良く知っている実在の人物がモデルになっているのが明白で、思わず「あの大物政治家の本当の姿は、こんな感じだったのか!」と、憤ってしまうシーンがいくつかありました。

 特に、まだ御存命の中曽根元総理を演じている加藤剛が秀逸です。明らかに本人のモノマネをしている演技を見ているうちに、似ているはずの無い顔が、似て見えてくるのです。さすが、加藤剛だと感心してしまいました。

 また、金丸元副総理を演じている小林稔侍の怪しさ・老獪ぶりも、なかなかのものです。特に、日本産業銀行(興銀がモデル)の頭取と、長期為替予約に絡んだ政治資金供与について話をする場面や、中曽根総理に政治資金疑惑がスキャンダルにならないように、それとなく働きかける「腹芸」の場面が、印象的です。

 また、運輸族の大物政治家と言われた三塚運輸大臣は、「道塚運輸大臣」として登場し、名前があまりにもそのまんまなので、思わず苦笑してしまいます。登場シーンはそれほど多くありませんが、その運輸族としての官民との癒着ぶりが、かなり辛辣に描かれています。

 まだ見ておられない方のために、「沈まぬ太陽」の主な登場人物、俳優、実在のモデルについて、以下の通り案内を作ってみました。

恩地元(渡辺謙) → 小倉寛太郎(元日航労働組合委員長)
行天常務(三浦友和) → 架空の人物
国見会長(石坂浩二) → 伊藤淳二(日航会長・元鐘紡会長)
三井美樹(松雪泰子) → 架空のスチュワーデス
堂本社長(柴俊夫) → 高木養根(日航社長)
桧山社長(神山繁) → 松尾静麿(日航社長・航空庁初代長官)
小暮社長(横内正) → 朝田静夫(日航社長・元運輸次官)
八馬取締役(西村雅彦) → 吉高諄(後に日航常務・空港グランドサービス社長)
八木労組委員(香川照之) → 架空の人物
和光監査役(大杉蓮) → 服部功(日航監査役)
利根川総理(加藤剛) → 中曽根康弘総理
竹丸副総理(小林稔侍) → 金丸信副総理
十時官房長官(中野誠也) → 後藤田正晴官房長官
道塚運輸大臣(小野武彦) → 三塚博運輸大臣
龍崎一清(品川徹) → 瀬島龍三伊藤忠相談役
青山代議士(矢島健一) → 糸山英太郎代議士
井之山代議士(田中健) → 井上一成代議士
石黒運輸官僚(渡辺いっけい) → 黒野匡彦(後に運輸次官・成田国際空港社長)
(敬称略)

 如何でしょう、これだけ実在の人物がモデルになっていると、見に行ってみたくなりませんか?

 あまり書くとネタバレになるので詳細は控えますが、一般的には高い評価と称賛を浴びている反面、この映画には微妙な要素も、あるように思います。

 制作側は、「全て架空でフィクション」、と謳っていますが、これだけ実在の人物がモデルとして特定できる以上、やはりノンフィクションの要素を、見る側が期待してしまいます。

 実際、中曽根首相が当時、伊藤忠の瀬島氏を通して、鐘紡の伊藤会長を日航の会長にスカウトしたのは有名な事実ですし、主人公のモデルになった小倉氏のキャリアも、映画で描かれている通り、東大法学部卒、労組委員長として、当時の池田首相の欧州からの帰国便にストをぶつけようとしたのも、全て事実です。

 しかし、ちょっと調べると、以下の通り、フィクションもかなりあることが分かります。

・小倉氏は、御巣鷹山のジャンボ墜落後に遺族担当をしたことが無い
・小倉氏を最も苦しめる、この映画の極めて重要な存在である行天氏は架空の人物
・小倉氏を慕う労組の元部下である八木氏も架空の人物
・金丸副総理が、日本興業銀行から長期為替予約に絡み闇資金供与を受けていた事実は確認されてない
・従って、伊藤会長が中曽根総理によって事実上更迭されたのは、長期為替予約による闇資金供与が発覚するのを恐れたからではない
・腐敗した官僚として描かれている石黒氏が実際に銀座のホステスに接待漬けのあげく、高級マンションに、そのホステスを囲っていた事実は確認されていない

 以上のように、ストーリーを面白くするためのフィクションとノンフィクションが混在している映画になっているところが、微妙です。「全て架空の映画」なので、当然、内容を鵜のみにすべきでは有りませんが・・・・。

 日航が実際に長期為替予約を行ったのは、85年のプラザ合意の一月前という最悪のタイミングでした。260円程度だった時に、185円で10年の為替予約をしたため、直後のプラザ合意のせいで一気に円高が進み、10年に渡って積み上がった損失が何と2200億円だったことは記憶に新しい方も居られると思います。

 当時、プラザ合意に参加した竹下蔵相が、国策企業でもある日航に対して、手遅れになる前に何らかの対策を講じることができなかったのか、悔やまれます。そうしたツケを、24年後の今まさに、日航が払わされようとしています。ちなみに、当時そうした無謀な為替予約の経営判断をしたのは、元大蔵省の役員だったようです。

 だいぶ長文になってしまいました(汗)。

 以上のようなことを予習して、是非「沈まぬ太陽」をご覧になってみては如何でしょうか?
 何も知らずに見るのに比べて、2倍は深く鑑賞することができるかもしれません。

 いずれにしても、「沈まぬ太陽」の御蔭で、日航という会社の内情が白日の下にさらされるきっかけとなったことは、称賛に値するかもしれません。

皆さんは、どう思いますか?

渡辺直行

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プライベートバンカーの求人動向について

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 億近読者の皆さん、2週間ぶりのご無沙汰です。

 さて今回は、久しぶりに私の本業である金融の人材動向に関してお伝えします。

 リーマンショックから1年2カ月が経過し、一時的にせよ、金融・証券業界の求人が少し回復してきた観があります。私のもとへも、久しぶりに求人依頼のお声掛けを頂くケースが、いくつか出てきました。

 その中で、ある外資系金融機関からのプライベートバンカーの求人案件については、いろんな意味で特筆すべきものがありました。まず、確実に本国からの10名以上の採用枠が得られているということです。外資系の場合、採用活動が佳境に入りオファーを提示する段階になって、本国からの許可を得られないという場合もあり、最後まで予断を許さないこともありますが、この環境下で一部門で10名以上の採用枠が確実にあるというのは、稀有な状況と言っても過言ではありません。

 また、良い人材であれば、年俸的にも前職に応じてかなり柔軟に対応可能と言うのも、採用への極めて強いコミットが感じられます。日本で言うところのプライベートバンカーもしくはファイナンシャル・アドバイザーのような職種の場合、ある程度の基本給だけが保証され、後は歩合もしくはパフォーマンス・ボーナスというケースが通常です。前職に応じた基本給プラスアルファのものが、最初から保証され得るというのは、まだまだ少数のケースと思われます。

 更に特筆すべきものとして、マネジメントの権限が日本人ヘッドにしっかりと移譲されており、迅速な意思決定ができる裁量権があることです。やはり外資系では、本国から派遣されたマネジメントに実質的な裁量権があることが多く、日本人の裁量権が限定される傾向にあることは否めません。

 また、プライベートバンキング業務だけではなく、例えば上場企業のオーナー社長の顧客が自社の資金調達やM&Aのニーズがあった場合、投資銀行部門とも適宜連携してワンストップで対応できる体制がしっかりと整っているところも、会社としてのコミット的に申し分無いと言えます。

 これだけ諸条件が整っているということは、当然のことながら、採用のハードルは高いものが要求されます。プライベートバンカーの主たる業務目標は、通常、顧客の預かり資産を増やしていくことです。さまざまな運用商品の提供、顧客の資産を担保にしたローンの提供等を通じ、顧客の資産が増えていくわけですが、一流のプライベートバンカーの目安としては、1年で50億円程度の預かり資産を積み上げることが、一つの要素とされます。

 現状のような厳しい環境下では、かなりのハードルと言えますが、それでもしっかりとクリアできる人材は一定数存在します。長年の顧客との信頼関係と個々のプライベートバンカーのスキル・ノウハウが揃えば、達成可能な数値です。そして、そうした一流のプライベートバンカーの顧客数は、決して多くはないのです。多くて、主要な顧客が10人程度、少ないと2人位の大口顧客だけで、50億円の資産を1年で積み上げる方も、居られます。広く浅くというやり方で、成功している方は、なかなか居られないようです。

 優秀なプライベートバンカーは、総じて、数少ない主要な顧客に対して、公私を超えたサービスを提供し、個人的な関係を築いていると言えます。
 そして、そこまでの「ディープな」サービスを提供する場合、多くの顧客を担当することが、逆に難しくなると言えるようです。いろいろと、考えさせられますね。

皆さんは、どう思いますか?

渡辺直行

*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
その後米系ヘッドハンティング会社を経て起業、2005年1月、エグゼクティブ・サーチ・ジャパン株式会社代表取締役就任。

*異業種交流会メンバー兼運営側としても活動しています。
http://www.bni-japan.com/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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カリフォルニア出張に行ってきました!

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 億近読者の皆さん、3週間ぶりのご無沙汰です。

 さて先日、南カリフォルニア・ロングビーチで開催された異業種交流会世界大会に参加してきました。少しは観光もできるかなと思って行ったのですが、結果として、ほぼできませんでした(苦笑)。毎日、朝8時から研修やセミナーがあり、昼休みもミーティングや勉強会、夜もミーティングや勉強会でびっしりでした。
 また、各国の参加者が朝早起きなのには、脱帽ものでした。普通に、朝5時や6時に、ミーティングしようと言ってくるのです。こちらも、時差ボケや夜遅くのメールチェックなどで、毎日睡眠4時間位。相手も同じ位だったと思いますが、皆、常にエネルギーにあふれていて、とても元気な人達ばかりでした。
 なかなか、そのペースについていくのが大変だったのですが、その分、非常に中身の濃い、充実した1週間を過ごすことができました。

 ただ、朝食を取る暇もない程忙しくて、会議中に空腹でお腹が鳴ってしまい、ある「インディアンネーム」を米国人から付けられてしまいました!インディアンネームというのは、ある程度の年齢に達した時に、米国先住民から贈られる、その人の人格や置かれた位置を表している名前です。お腹を鳴らしていた私に付けられたインディアンネームは、
"grumbling stomach"
敢えて訳すなら、「グーグーお腹君?」でした(笑)。

 そんな中、ロングビーチの地元のミーティングに参加する機会があり、中心メンバーとして活躍している日本人女性、Tさんと会うことができました。彼女は、カリフォルニアの大学に留学し、そのまま住むようになって10数年、7年前から不動産投資のプロとして、仕事をしています。

 あの「金持ち父さん、貧乏父さん」を読み、不動産投資の世界に興味を持ち、独学でプロになったという方です。今、米国の不動産市場は、厳しい状況が続いていますが、Tさんは積極的に投資家を募って、小口の物件を主体に投資を継続しています。
 手法としては、中古の掘り出し物件を見つけて購入、リニューアルして価値を上げて売却、利益を投資家に還元するというものです。交流会を通じて知り合ったプライベートバンカーや不動産仲介業者、建築業者やカーペットクリーナーをフルに活用しています。

 不況をものともせず、楽しく元気に不動産投資の仕事をしているTさんから、私は米国の不動産は中長期的には、やはり今が買い場でありチャンスなのだということを実感しました。また、彼女のような日本人女性が立派に事業主として成功している姿は、大変励みになりました。

 日本も厳しい状況が続いてますが、自らの選択とは言え、Tさんの置かれた環境から比べれば、母国語で自国で仕事ができるわけですから、恵まれているかもしれない等と、思ってしまうのは私だけでしょうか。

皆さんは、どう思いますか?

(渡辺直行)

*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
その後米系ヘッドハンティング会社を経て起業、2005年1月、エグゼクティブ・サーチ・ジャパン株式会社代表取締役就任。

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外人のリゾート通が何度もリピートするフィリピンの島とは?

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 皆さんは、南の島が好き♪という方も多いと思いますし、グアムやハワイは勿論、プーケットやバリに行ったことがある方も、少なくないのではないかと思います。

 フィリピンの島で言えば、やはり一番人気のある島は、セブ島です。日本から直行便も飛んでますし、時差も1時間で、フライト時間も4時間程度なのが魅力ですね。私も、2回ほど行ったことがあり、好きな島です。

 しかし、フィリピンには、外人のリゾート通が10回も20回もリピートしてしまう島が、他に存在するのを、皆さんは、ご存知でしょうか?

 それは、ボラカイ島です。
 4年程前に、たまたま家族で試しに行ってみようか?という感じで何気なく旅行先に選んだのですが、マニラ空港でローカル便に乗り換える時に、以前勤務していた外資系証券の同僚だったオーストラリア人とその仲間達と、偶然遭遇しました。

 聞けばボラカイ島旅行は、そのオーストラリア人は5回目、その友人の米国人は9回目、また別の友人のイギリス人は15回目と言うではありませんか。彼らは全員、外資系金融機関でバリバリ稼いでおり、年収は普通のサラリーマンの2〜3倍以上レベルです。
 当然、他の高級リゾート地にも経済的には何の問題も無くリピートできるはずです。にもかかわらず、彼らはボラカイ島に年二回ペースでリピートしていたのです。

 私は、彼らがそれほど虜になってしまうボラカイ島に、思いっきり期待度が高まってしまったのですが、実際のボラカイ島は、その期待を裏切らないものでした。ともかく、小さな島の3キロほどのビーチ沿いに展開するリゾートが、とてもゆったりとしていて、人々が皆笑顔で、楽しい雰囲気に満ち溢れていたのです。

 1週間から10日程度、雑音に邪魔されず、ゆっくりとリラックスしたい、リゾート慣れした外人にとっては、とても居心地の良い島なのです。大規模なショッピングモールや、高層ホテルなどは一切なく、自然で素朴なコテージが中心のホテルがビーチ沿いに並んでおり、リゾート通の外人は、ただひたすらビーチで読書したり、友人と談笑したり、何もしないでいたりと、のんびりくつろいでいました。

 また、夜はビーチにイスとテーブルが用意され、そこかしこで、BBQ付きのビュッフェスタイルの野外レストランができ、新鮮な牡蠣やカニに魚介類、子豚の丸焼き等が出てきて、何とたったの380円位の値段です!

 しかも、フィリピンのサンミゲールビールは、ボトルで50円程度です。宿泊も家族で一泊2000円程度のホテルでしたので、日本で普通に生活しているよりも、安い位でした(笑)。この安さもボラカイの魅力の一つと言えます。

 観光客の割合は、フィリピン人が3割、韓国人が2割、中国人が2割、それ以外の欧米人が2割で、日本人は5%以下という感じでした。特に欧米人は、わざわざヨーロッパから来ているリピーターもそれなりに存在しているようでした。

 私も、すっかりリピーターになってしまい、4年で3回訪れています(笑)。今や、ボラカイ島に一度は住んでみるというのが、私の夢の一つとなりました。そこで、フィリピン特別居住退職者ビザ(SRRV)について調べてみたところ、その取得条件が他国の同様のビザと比較すると非常に緩いということが分かりました。

 50歳以上の方なら、今の為替で450万円程の定期預金を半年以上するだけで、永住権と新規事業設立の権利を得られるようです。ある程度の金融資産があり、比較的時間が自由になる方は、一度検討されてみる価値はあるかもしれません。

 以下が、他国のリタイヤメントビザには無い特典のようですので、ご参考までに。

1.ビザ取得後は永住権が得られ、再入国許可なしに自由に入出国ができる。
2.免税で7千USドル相当の家具、電気製品、身の回り品を持ち込むことができる。
3.現地銀行に預金した5万ドルを土地や株式に投資運用できる。
4.現地銀行に預金した5万ドルの利子は無税になる。
5.フィリピンで新規事業の設立ができる。
6.現地銀行に預金した5万ドルの利息、投資による配当などの保証。
7.生活向上に関してアフターフォロー。
8.病院の紹介、メイド、運転手、介護ヘルパーの斡旋と相談。

【取得条件】

1.満35歳以上であること(配偶者並びに21歳未満の子を同行可)
2.PRA(フィリピン退職庁)指定銀行にUSドルで35〜49歳は7.5万USドル、50歳以上は5万USドルを6ヶ月以上定期預金すること。なお、3人目の扶養家族から、1人につき1.5万USドルの追加が必要。

以上です。

皆さんは、どう思いますか?

(渡辺直行)

*渡辺直行のプロフィール
トウキョウ・フォレックス株式会社、ソシエテ・ジェネラル証券国内法人先物・オプション部長を経てインターネットベンチャー2社の立ち上げに参加。
その後米系ヘッドハンティング会社を経て起業、2005年1月、エグゼクティブ・サーチ・ジャパン株式会社代表取締役就任。

*本田健のライフワークスクール・ナビゲーターもしています。
http://www.lifeworkschool.com/navi/detail/25/

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のりピー事件と世界の政治・経済

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億近読者の皆さん、一週間ぶりのご無沙汰?です。

さて、今更のりピーの話題ときて、少し古いと思う人もいるかもしれませんが、今回は少しばかり濃い?内容をお届けします。

のりピーが麻薬常習犯だったことで、そのイメージとのギャップから、マスコミの袋叩きにあってしまいました。もちろん、のりピーのしたことは、いけないことですし、裁きは受けなければなりません。

ただ一方で、マスコミの過剰とも言える報道は、あののりピーがそこまでハマった麻薬って、どんなものなんだろう?と逆に好奇心を持つ若者を生み出す可能性があります。

そんな若者に対して、麻薬が何故身体を蝕み、中毒になるとその人は最終的にどうなるのか?といった観点からの報道もあると、安易にドラッグに手を出すことを踏みとどまるのではないでしょうか?

米国は、ドラッグが社会問題化してから久しく、その浸透度合いが、日本の比ではありません。

たとえば、あのクリントン元大統領は、イギリス留学時代にヒッピーのような格好をして、マリファナをよく吸っていました。

その証拠写真を現役大統領時に突き付けられ、言い逃れができなくなり、「確かに好奇心から吸ったことはある。でも、肺には入れていない!」と苦しい言い訳をしたり・・・。

また、クリントン退任後の大統領選で、元アル中でコカインの常習犯だったブッシュ候補が、ゴア候補からそのことを突っ込まれて劣勢に立たされました。

しかし、ブッシュ陣営も負けじと、ゴア候補が以前マリファナを常習していた事実を突き止め、そのことで突っ込み返しました。

するとゴア陣営が「よしわかった。お互いにドラッグの話題は無かったことにしようじゃないか」と「停戦協定?」を結んだことは、米国では有名な話です。

日本の総選挙で、麻生さんと鳩山さんが、こうしたドラッグの泥仕合を展開することは、さすがに想像できないのではないでしょうか?

そうした意味で、米国に比べて日本はまだまだドラッグが社会に浸透するのを何とか食い止められているとも言えます。

しかし、好奇心あふれる若者をドラッグから遠ざけることができる妙案はあるのでしょうか?

かなり効果があるかもしれない映画があります。

それは、「阿片(アヘン)戦争」と言う映画です。
イギリスがアヘンを中国に大量に輸出することにより、巨万の富を築き、麻薬中毒に侵された中国は逆に滅亡の危機にさらされるようになります。

滅亡を避けるべく中国が、仕方なく戦争を起こしますが敗北、領土の一部をイギリスに差し出します。それが今の香港と言うわけです。

そして、そのアヘン貿易で得た巨万の富を預ける先として香港にできた銀行が、現在世界最大級の銀行として存続する香港上海銀行です。驚く人も多いかもしれませんが、これは金融業界では知られている話です。

この「阿片戦争」という映画、史実を忠実に再現した映画のため、非常にリアルです。

阿片窟と言われる洞窟のようなところで、重度の阿片中毒になった人たちが見せる表情は、廃人そのものであり、鬼気迫る感じです。

おそらく、のりピーの報道10回に対し、この阿片戦争を1回放映すれば、好奇心を持った若者に対してある程度の抑止力を発揮するかもしれません。

マリファナが社会に蔓延してしまったイギリスやカナダでは、いっそのこと合法化してはどうかと、真剣に国会で議論されるほどです。

そのほうが、マフィアの資金源を断つこともできるというのも、理由です。

それにしても、のりピーがもし欧米の女優だったら、ここまで大騒ぎにはならなかったでしょう。少しだけ同情してしまうのは不謹慎でしょうか(汗)。

皆さんは、どう思いますか?

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