書評〜私の財産告白〜(本多静六著)その2



書評〜私の財産告白〜(本多静六著)
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 前回に引き続き、本田静六の「私の財産告白」の続きを紹介します。

 ※前回コラム ⇒ http://okuchika.net/?eid=7549


 前回は、収入の4分の1をしっかりと貯めながら、それをしっかりと運用していくことで、誰でも資産家になることが可能だという話を書きました。

 その他にも、沢山役に立つ話が書かれていますので、その紹介をさせてもらいます。


・勤労生活者が金を作るには、単なる消費面の節約だけではなく本職の足しになる勉強になる事柄を選んで、本職以外のアルバイトにつとめることである。

 本多静六の場合には、価値のある原稿を書くことや、学校講師の掛け持ち、実業家の財務アドバイスなど、できることは何でもやっていたようです。


・株式は「2割利食い、10割益半分手放し」という方法

 「2割利食い」
 静六は、株式の先物取引もやっていたようで、先物の引き取り期限が来る前に買値の2割の益が出たところで、きっぱりと利食いをしていた。

 「10割益半分手放し」
 持ち株が長い間保有しているうちに、2倍以上になった場合は、半分を売却して元金を取り戻す。
 後に残った株は、取得原価がただのようなものだから暴落しても損はしなくなる


・好景気には勤倹貯蓄を、不景気には思い切った投資を

 投資をする場合には、静かに景気の循環を洞察して行動することが大事。
 関東大震災の直後に、株式が暴落した時にしっかりと大量に購入したそうです。


・金は職業道楽の粕である

 働くのは自分の道楽である。金なんか道楽の粕のようなものである。


・子供に対して

 健康も大切、教育も大切、最も大切そうな財産は全く不要。
 一生涯絶えざる、精進向上の気根、努力奮闘の精神が最も大切。

 静六は、子供に対して資産を残すことは子供の幸せには全くつながらないと考え、自身の資産は晩年に匿名で寄付をすることによって使いました。



 こうして挙げてみると、このメルマガでも何度かご紹介している邱永漢の言っていることと似ている点が多くあります。

 おそらく、本多静六は邱永漢よりも古い人なので、邱永漢が静六の影響を多分に受けたのではないかと推察します。


 ここには、挙げきれませんでしたが、この他にも仕事訓やマネジメント論など、サラリーマンや経営者が実践に役に立つ内容がてんこ盛りでしたので、

「ビジネスマンの必読書」

として改めて一読されることを推奨します。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


無料で資産運用の相談をしてみたい方はコチラ

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 資産運用で成功する人と失敗する人の違いをお教えします。

詳しくは http://mlplanning.co.jp/mail/

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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億の近道2018/02/21


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投資情報メールマガジン                  2018/02/21号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
           (本日の担当:小屋洋一)


  ◆コラム「書評〜私の財産告白〜(本多静六著)その2」:小屋洋一


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◆コラム「書評〜私の財産告白〜(本多静六著)その2」


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 前回に引き続き、本田静六の「私の財産告白」の続きを紹介します。

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場下落の影響で値下がりしている、低PER低PBR高自己資本比率の企業を
研究しています。


 また、コラムでは、「投資家の楽観という浮力に支えられた日本の株式市場
も、米国株の下落と円高というショックで、2月に入ったとたんに重力が増加
したような急落をする株が多くなりました。念力でスプーンが曲がったような
急激な下落でしたが、この下落に備えていた投資家にはチャンスが増えたと感
じます。」と題し、ここのところの下落をチャンスと捉え、しっかりと吟味し
てリバウンドに備える投資行動に言及しています。

 さらに、為替の影響などから下落した企業から、優待企業5銘柄、非優待企
業2銘柄をピックアップするほか、業績を上方修正したのに株価が下げた企業
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 増益修正や増配発表企業の株価が下落するのはチャンス(2017/02/28)
 安心できる企業の株でポートフォリオの再構築したい(2017/01/10)
 割安企業を選んで分散投資を行えばリバウンド相場で大きく稼げる(2016/12/27)
 現代の錬金術である株式投資を使って、老後の生活を少しでも豊かにしようとするための心得(2012/11/06)



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有料メルマガライブラリから(250)「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」=
 (有料メルマガ第78回・2010/06/22配信号)


※2010年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 株価が上昇する理由はいろいろあります。相場テーマも大事ですし、株価が企業の実態(=資産価値+事業価値)と比較して、著しく低く(=安い)なっている。そのほかにも、まだまだいろいろあると思います。しかし、実体経済に大きな影響を与えるかもしれないような事態が起こった後は、やはり業績が増加していく企業の株に資金が早く大きく入ってくると思って良いと考えています。

 したがって、なるべく直近に決算短信が発表されている企業の中から、業績の伸びが大きな企業の株価が、投資環境の悪化(=ミスターマーケットの失神状態)のために安くなったときに、ポートフォリオに加えていくのが良い作戦だと考えています。

 このような銘柄が、先週のコラムで挙げた以下の条件になるべく多く該当していれば理想的です。私は最低でも3つ以上該当していく企業を投資の対象としていこうと考えています。

1)低PBR(=0.6倍以下:所有する土地が含み益が大きければ、それも勘案する)
2)低PER(=10倍未満)
3)高自己資本比率(=60%以上)
4)高配当(=配当利回り3%以上 優待銘柄も優待利回りは考えない)
5)過去8年間、経常黒字を維持している
6)前期と今期の業績が経常利益、最終利益比のどらかで10%以上の増益になっている
7)ストック・ビジネスモデル型企業
8)世界シェアN01、国内型企業であれば日本国内シェアNO1、または地方シェアNO1という強い製品やサービスを持っている。
9)これから数年、売り上げが右肩上がりで増加していく明確な理由がある

 まずは、企業の今期の業績予想が6)の前期比二桁増益となっている企業で、他の上記の条件を多く満たしている企業から、投資対象を選択していくのが良いと思います。しかし、そのような企業は株価の下落が小さくて、すでに上昇しているものも多いです。

 それでは、企業の業績予想が二桁増益になっておらず、減益修正になっているような銘柄の中で、企業の業績予想が保守的過ぎるために、株価が出遅れている銘柄を見つけて、投資対象として検討していくのも、次善の策として有効だと考えています。

【中略】

 過去の業績予想から考えて、いつも保守的な業績予想を出してくる企業でも、市場(=ミスターマーケット)は、企業の予想に敬意を払って、発表企業の業績に悲観して株価が下がることが多いです。

 特に通期決算(=現在の場合は3月本決算企業)の場合は、会社予想が事前のアナリスト予想と比較して保守すぎると感じられても、投資環境の悪化の影響もあり、市場(=ミスターマーケット)は、企業の予想に敬意を払いました。実際に決算発表後に株価が下がった企業が沢山ありました。

【中略】

 株式市場の環境が改善してく時期と、業績上方修正を出す時期が一致すると株価の上昇に弾みがつきます。

【中略】

 しかし、もう少し投資環境が落ち着いてくれば、一時的に下がった保守的な業績予想から、必要以上に投売りされ下落した企業の株価も回復していくと考えています。

【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


★有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」を週1回配信し
 ています。石川臨太郎が特定銘柄を挙げて詳細研究する「銘柄研究」が好評
 です。ご興味がある方はぜひ一度ご購読下さい。

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億の近道2018/02/20



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投資情報メールマガジン                   2018/02/20

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   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(250)」:石川臨太


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 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


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 (有料メルマガ第78回・2010/06/22配信号)

※2010年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 株価が上昇する理由はいろいろあります。相場テーマも大事ですし、株価が
企業の実態(=資産価値+事業価値)と比較して、著しく低く(=安い)なっ
ている。そのほかにも、まだまだいろいろあると思います。しかし、実体経済
に大きな影響を与えるかもしれないような事態が起こった後は、やはり業績が
増加していく企業の株に資金が早く大きく入ってくると思って良いと考えてい
ます。

 したがって、なるべく直近に決算短信が発表されている企業の中から、業績
の伸びが大きな企業の株価が、投資環境の悪化(=ミスターマーケットの失神
状態)のために安くなったときに、ポートフォリオに加えていくのが良い作戦
だと考えています。

 このような銘柄が、先週のコラムで挙げた以下の条件になるべく多く該当し
ていれば理想的です。私は最低でも3つ以上該当していく企業を投資の対象と
していこうと考えています。

1)低PBR(=0.6倍以下:所有する土地が含み益が大きければ、それも
  勘案する)
2)低PER(=10倍未満)
3)高自己資本比率(=60%以上)
4)高配当(=配当利回り3%以上 優待銘柄も優待利回りは考えない)
5)過去8年間、経常黒字を維持している
6)前期と今期の業績が経常利益、最終利益比のどらかで10%以上の増益に
  なっている
7)ストック・ビジネスモデル型企業
8)世界シェアN01、国内型企業であれば日本国内シェアNO1、または地
  方シェアNO1という強い製品やサービスを持っている。
9)これから数年、売り上げが右肩上がりで増加していく明確な理由がある

 まずは、企業の今期の業績予想が6)の前期比二桁増益となっている企業で、
他の上記の条件を多く満たしている企業から、投資対象を選択していくのが良
いと思います。しかし、そのような企業は株価の下落が小さくて、すでに上昇
しているものも多いです。

 それでは、企業の業績予想が二桁増益になっておらず、減益修正になってい
るような銘柄の中で、企業の業績予想が保守的過ぎるために、株価が出遅れて
いる銘柄を見つけて、投資対象として検討していくのも、次善の策として有効
だと考えています。

【中略】

 過去の業績予想から考えて、いつも保守的な業績予想を出してくる企業でも、
市場(=ミスターマーケット)は、企業の予想に敬意を払って、発表企業の業
績に悲観して株価が下がることが多いです。

 特に通期決算(=現在の場合は3月本決算企業)の場合は、会社予想が事前
のアナリスト予想と比較して保守すぎると感じられても、投資環境の悪化の影
響もあり、市場(=ミスターマーケット)は、企業の予想に敬意を払いました。
実際に決算発表後に株価が下がった企業が沢山ありました。

【中略】

 株式市場の環境が改善してく時期と、業績上方修正を出す時期が一致すると
株価の上昇に弾みがつきます。

【中略】

 しかし、もう少し投資環境が落ち着いてくれば、一時的に下がった保守的な
業績予想から、必要以上に投売りされ下落した企業の株価も回復していくと考
えています。

【後略】


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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急激な下落でしたが、この下落に備えていた投資家にはチャンスが増えたと感
じます。」と題し、ここのところの下落をチャンスと捉え、しっかりと吟味し
てリバウンドに備える投資行動に言及しています。

 さらに、為替の影響などから下落した企業から、優待企業5銘柄、非優待企
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情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄パウダーテック(5695)

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 皆様、いかがお過ごしでしょうか?
 1月末からの世界的株安によって、多くの方が資産を減らしたのではないでしょうか?

 とはいえ、世界が終わるわけでも経済が死に絶えるわけでもありません。

 投資家であるのであれば、これから先も成長していくであろう優良企業を探し、自分の納得できる株価で資金を投資するチャンスが来たのかもしれません。

 相場師ではないので、この先の相場はわかりません。
 しかし、とてもアツい会社を二週間前の時点より、20%近く安い株価で取り上げられることをうれしく思います(笑)


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー

 ※2月16日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1061円(+89%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒992円(+22%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1975円(+121%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒3945円(+35%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒2201円(+20%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒2403円(+52%)

・テノックスの決算は痛かったですね!!
 杭打ちの高止まりでまさか通期予想の営業利益を半分にしてしまうほどの巨額損失が出てしまうとは想定外でした。
 しかし、株価が安くなったタイミングは大変投資妙味が高くなります。
 今回の件は一過性という見立てがとても強く、受注も現在好調なので来期の業績から見ると面白いのではないでしょうか?

・LCホールディングスの決算は見方によって答えが変わると思いますが、自分は非常にポジティブに捉えています。
 LCは今期の業績は心配していなかったものの、『来期は減益になるのだろうか?』ここが非常に大きなポイントでした。
 そこに『物件売却期日のズレ』により業績予想の売上高は減収ですが、それは同時に23億円以上の来期への貯金ができたことになります。
 医療系の売り上げは今期業績予想に含めていないと社長はかねてより発言していましたが、業績予想の修正を見るに、数十億は医療系が含まれているのではないかと推察されます。
 また、医療等ヘルスケア施設による利益率にも大変驚かされます。
 売り上げが大きく減ったにも関わらず利益率は9%近く向上しました。
 『本決算の来期予想が今期より減益になったら失望売りが出るのではないか??』という懸念の色が少なからずあるのではないかと思うのですが、来期に回した貯金+医療系が今期より本格化することと、好調なレンディングの伸びを考えるとわくわくします。
 来期中にはエクイティ型のレンディングも始める様子なので、そちらも面白くなりそうな気配があります。
 構造改革進行中ですので、そこはよく留意しておいた方がいいかもしれませんね!

・東北特殊鋼からは磁歪材料に関して2月13日に大変興奮するプレスリリースが開示されました。
 『圧電素子を超える振動発電機能を持つクラッド鋼板を開発』
 『磁歪材料って?』という方は、前回の17年9月4日配信した記事を一読ください。
 http://okuchika.net/?eid=7247
 今回のプレスに関しては正直ストップ高間違いなしだと思いました。
 が…地合いのせいもあり、そうはいかないのが株式の難しさですね(笑)
 語り始めるととても長くなるのでまた別の機会に書きますが、『振動発電なんて所詮微小電力しか生み出せないでしょ?使い物にならないよ(笑)』というのが既存の概念だとも思いますが、もしかすると今後大きく注目を集めるやもしれません!
 なぜなら、いや…詳しく書くことはせずに勿体ぶっておきます(笑)
 過大な期待か?はたまた大きく常識を覆すことになる技術か?
 お楽しみください。



 さて、本日取り上げるパウダーテック(5695)は、世界中のほとんどの人がかかわっている物を作っている粉末製造の一流会社です。

 寒い冬に欲しくなるカイロや粉末冶金用の鉄粉、食品等の品質を保つ脱酸素剤なども手掛けていますが、売り上げの8割を占めているメイン商材は『キャリア』と呼ばれるフェライトの微粉末です。
 今回は同社のフェライトで作られた粉末にまつわる話をさせていただきますね。


■キャリアとは何なのか?

 コピー機を使ったことがない人はおそらくいないのではないかと思います。
 コピーって不思議だと思いませんか?
 光がサーっと動いたら同じものが出てくるんです!!
 理論を説明されてもやっぱり魔法のように感じてしまいます。

 コピー、複写は人類の大きな夢でした。
 人類がこれほどまでに発展したのは、膨大な記録の蓄積と拡散を可能にした『印刷』技術の向上にあると思います。

 初期の発明はカーボン紙のような紙を上からなぞるような仕組みでした。
 次に、太陽光などの光を使った仕組みやプレスするものなどが生まれました。
 その後も様々な発明がされていき、1938年に電気だけを利用した『電子写真』という一瞬で簡単に印刷ができる技術がアメリカのカールソンによって発明されました。

 これが現在でも使われているコピー機の原理です。


 電子写真には6つのプロセスがあります。

1、帯電
  文字や画像を読み取る準備をする
  (感光ドラムにマイナスの電荷を帯びさせる)

2、露光
  感光ドラム上に文字や画像を形成する
  (感光ドラムにレーザー光やLEDで印刷したいパターンを照射する。その部分は電荷がなくなる)

3、現像
  感光ドラムに形成された文字や画像のところにトナーを運ぶ
  (トナーはマイナスに帯電され、感光ドラムの電荷が除かれた部分にくっつく)

4、転写
  感光ドラム上のトナーを紙に写す
  (転写ローラにより、用紙の裏からプラスに帯電させると、マイナスのトナーは用紙にくっつく)

5、定着
  紙の上に載ったトナーを熱で定着させる
  (定着ローラで、熱を加えつつ押し付けることでトナーを用紙に定着させる)

6、クリーニング
  感光ドラムに残ったトナーを取り除く

 『???』ってなった方は↓をどうぞ。
 とても乱暴な説明ですが、↓で理解してもらうといいかもしれません。
 ※実際にコピー機を使ってるときをイメージして読んでください

【簡略版】

1、光が紙に当たる(紙をコピーする時に走る光のこと)
2、色の濃淡に応じて光を磁力にして記憶させる(機械内部にある感光ドラム(ローラー)に光⇒磁力に変換させて記憶)
3、磁力の力でトナー(色の粉末)を運んで紙の上に載せる(色の濃淡に応じて磁力が付いたローラーがトナーを磁力で引っ付けて紙の上に運ぶ)
4、紙の上に載ったトナー(色の粉末)を定着させる(磁力で持ってきたトナーを熱や圧力で固定させる)

 どちらの説明でも、3番目のステップでトナー(色の粉末)が感光ドラムに引っ付くのは「電荷(静電気)」を帯びているからです。もともとトナーは電荷をもっていませんので、トナーに電荷を与える必要があります。

 その役割をしているのがキャリア(運ぶ)です。キャリアは、トナーと撹拌されることでトナーに所望の電荷を与え、感光体ドラムにトナーを運ぶ役目をしています。

 キャリアは磁性があるので現像機内に戻り、また新たなトナーと混合撹拌され、ある期間繰り返し使用され、やがて交換されます。

『???』ってなった方はまた↓をどうぞ

【簡略版】

 電荷?っていう場合は磁力の一種だと思ってもらえればいいです(笑)
 トナー(色の粉末)自体には磁性(磁石に引っ張られる性質)がないので磁石を近づけてもくっつかない。
 磁石でくっつけるにはトナーを運んでくれる磁性体(磁石でくっつく物、鉄とか)と混ぜる必要があり、このトナーを運ぶ役割を持つ物質のことを『キャリア(運ぶ)』と呼んでいる。

と、乱暴な説明ですがこんな感じです。


 コンビニやオフィスでコピーしたすぐの紙ってホカホカですよね!?
 あれはトナーを熱で紙に定着させているからです。

 この電子写真方式にはキャリア(トナーを紙まで運ぶための物質)が必要であり、そのキャリアの世界シェア7割を製造しているのがパウダーテックです。

 ちなみに今説明した電子写真の他にインクジェット方式(家庭用コピー機のほぼ100%)やサーマル方式(レシートのような感熱紙)もあります。
 世界市場における出荷台数で話をするのであれば、インクジェット方式が世界のプリンターの6割、電子写真が4割を占めています。
 家庭用のコピー機や数人規模のオフィスは安価なインクジェット方式(数万円)であり、世界でのプリンター出荷台数でみるとインクジェットの方が現在多いです。
 数十名以上のオフィスで集中的に使うプリンターは電子写真式の200万円くらいするプリンターが95%以上のシェアで圧倒的です。
 金額で表してみるとプリンター市場18兆円のうち電子写真が13兆円、インクジェットが5兆円ほどであり、それぞれ得意不得意の分野が違っているのでどちらかがすべての需要を取るわけではありません。
 一概には言えませんが、一般論、一般認識としてインクジェットは印刷速度や品質面で電子写真より劣っており、現在家庭用の市場がメインです。
 数十名以上のオフィス(企業)は、大量に印刷できて高品質な印刷品質を求めるので、それぞれに価格帯と販売市場の違いがあると思って頂ければいいと思います。

 よって、電子写真方式のコピー機は、そのほとんどがオフィスやオンデマンド印刷(自分で印刷したい画像とかチラシ作ってメールとか飛ばすと印刷してくれる)会社、コンビニに置いてあったりします。

 そうした世界の7割の電子写真のコピー機の中のトナーとセットで活躍するキャリアが、メイドbyパウダーテックなんだという風に解釈してもらえるとこの企業の凄さがわかりやすいかと思います。


■世界に誇る日本の印刷技術を支えたキャリア製造の一流会社


 世界で初めて電子写真方式のコピー機を商品化したのはアメリカのゼロックスであり、当然基本特許を取得していました。
 ゼロックスの特許が切れる年の1970年代、日本企業は相次いで電子写真方式の商品化に参画。

 キヤノン、コニカミノルタ、リコーなどが次々に商品化していきました。

 当時、トナーを運ぶキャリアには鉄を用いていました。
 しかし、鉄は重く、トナーを痛めてしまうため1万枚程度しか印刷ができず、また鉄自体の磁性がとても強い(砂場で磁石を突っ込むだけでびっしり取れる)のでトナーが付き過ぎてしまう悪さから印刷した文字が濃くなり字が潰れたりしていました。

 パウダーテックは当時からキャリアの研究開発していました。
 得意先から上記の課題をクリアできるキャリアを求められ、長年の研究開発の末ついに1982年、『フェライト』で既存の問題を大きく改善するキャリアの開発に成功したのです。
 フェライトを用いることにより印刷可能枚数は10倍に増え、高精細、高画質化に成功しました。


 フェライトとは化学式で、MFe2O4で表される酸化鉄を主体とした磁性酸化物であり、Mのところにマンガン、マグネシウム、亜鉛、ニッケルや銅などを組み合わせたり、焼成する条件や粒の形や大きさを変えたり、表面にシリコーン樹脂やアクリル樹脂をコーティングすることで、様々な特性が複雑に変化する特徴があるのです!!

 フェライトを用いた技術で他社の追随を許さないまでに研究開発を続けていくうちに印刷機のメーカーとパウダーテックがコピー機の共同開発をするのに時間はかかりませんでした。
 良いコピー機を作るにはキャリアもトナーもマシーンそれぞれに合ったものを開発する必要があるのです。

 結果、開発から35年が経った今でも富士ゼロックス、リコー、キャノン、京セラなどに各社企業の印刷機専用のキャリアを今でも、新規製品立ち上げ都度それぞれ開発し、生産、納入をしています。

 既製品では至高の品質など作れないのです。一品一品、粒の大きさや元素配合のバランス、焼き方、粒の表面改質の条件などをトライ&エラーで開発するのです。
 そうした日本人の緻密な合わせ技術と職人魂によって、今日の世界市場の7割以上の複写機が日本企業の製品で占められているのです。

 日本企業の高品質、高シェアには同社の陰ながらの貢献があります。
 同社以外に替えが効かないこともキャリア事業のセグメント利益率が20%以上の高利益率をもたらす理由です。

 まさに一流企業ではないでしょうか。


■キャリア事業に高まる成長期待値


 キャリアというのはトナーを運ぶためには無くてはならない製品ですが、キャリア事業の売り上げがどのように成り立つのか、また今後についての伸び代について考えます。

 まず、トナーは消耗品です。
 キャリアも定期的に交換が必要で、最近の主流はあらかじめトナーとセットになっているタイプです。よって、キャリアも消耗品です。
 印刷すればするほどトナーが減るのに比例してキャリアも減っていくのでストック的な収益が発生します。

 また、新規にコピー機(複合機:FAXやスキャナーなどが付いたものも含む)を作る時にもあらかじめキャリアが充填されるのでこの時にも売り上げが立ちます。

 次にカラー化についてです。
 例えば、日本におけるほとんどのオフィスやコンビニに置いてあるコピー機で『カラー』が印刷できることと思います。
 日本でのカラー化率は70%以上とも言われています。
 コンビニでモノクロコピーは10円、カラーコピーをすると50円かかったりします。

 なぜ5倍もするのでしょうか?

 それはカラー印刷の方が白黒に比べて多くのトナー(キャリア)を使うからです。※色の三原色をイメージしてもらうとわかりやすいかも?
 よってカラー印刷をする割合が増えるほどキャリアが売れるというわけです。

 ここで、世界に目を向けてみます。
 日本、アメリカ、ヨーロッパなどの先進国のカラー化率は同程度です。

 しかし、中国や韓国、その他のアジアに目を向けるとカラー化率は約30%程とまだ低水準であり、今後も伸びることは明白でしょう。
 かつ日本のプリンター製造メーカーもパウダーテックのキャリアにしても国際特許の取得はもちろんのこと、肝心要のトナーとキャリアで作る現像剤だけは日本国内で製造して海外の製造拠点に送っています。
 技術流出をそれほどまでに恐れているのです。


 今度はマイナス要因であるペーパーレスの流れを見てみます。
 10年以上前からエコの流れはあり、また近年IT化の流れによって郵便ポストに入れられるチラシなどが減ったのも実感しているのではないでしょうか?
 新聞や年賀状、雑誌やビジネス書、コミックもどんどん電子化されていっており、電子書籍関連の業績は右肩上がりです。
 印刷業界においてペーパーレスは大きな懸念要因です。
 しかし、パウダーテックにおいては特に気にしなくてよいと思います。
 むしろ追い風とも言えるかもしれません。

 なぜなら↑に挙げた例は電子写真方式ではなく『版』を使った印刷方式を使ったものだからです。

※↓ここを見るとわかりやすいです
『カラー印刷のしくみ(外部サイト)』
http://www.3djma.jp/basic_knowledge/

 上記の部分に関してのペーパーレスは着実に進行中です。
 しかし、元よりそれらの印刷物はパウダーテックのキャリアを使う電子写真方式ではありません。
 ですので、新聞や雑誌の印刷数が減っても影響はありません。
 むしろ従来の『版』を使った少品種大量生産の印刷方式を辞めて、多品種少量生産に向いている電子写真に業界の一部の需要が流れてくる可能性すらあります。
 プリンター大手各社にも取材していますが、やはり意欲的に営業活動を進めており、引き合いもあるようです。

 現在、電子写真方式のユーザーの多くはオフィスです。
 オフィスでもペーパーレスの流れがゼロではありません。

 しかし、最近だと『月額定額で20000枚まで印刷し放題!!』というCMを見た方も多いと思いますが、このサービスが伸びています。
 印刷枚数も増加傾向のようです!
 カラー印刷の数量が伸びることは同社には追い風です。

 また、世界的にIT技術は目覚ましい速度で発展、進歩し続けています。
 それに付随するようにあらゆる情報量も爆発的な速度で増えているというのもまた事実です。

 心当たりがあるのではないでしょうか?
 ひと昔前はエクセルを使った表やグラフで処理された資料だけで済んでいませんでしたか?
 グラフを使う時も細線、点線、破線、一点鎖線、ドット線などを使って白黒で表すことが多かったように思います。

 しかし、最近はどうでしょうか?
 情報(図表や画像、イメージ、ビッグデータ)が多くなればなるほど言葉や白黒だけの情報で伝えるのは難しくなります。
 つまり、パッと見ただけで分かるような『視覚で理解できるカラフルな図表』
 手に入る情報が爆発的に増えた⇒情報を有効に活用したい⇒カラーの図表の印刷枚数が増える=カラー化率の上昇×印刷枚数増加という傾向が発生しています。

 これは世界で同時に起こっている現象です。


 結論として、こうした背景からキャリア事業に関しての伸び代はまだまだ高いのではないかと考えます。

 パウダーテックは1983年には50t/月だった生産設備を、今では600t/月以上にまで段階的に設備増強をしてきたとともに、現在も生産設備を増強すべく新しい建屋の建設をしています。

 今後もキャリア事業は年5%以上で成長を続けていくのではないかと思います。


■キャリア事業で培ったフェライトのさらなる新規用途研究


 キャリア事業は依然好調です。
 他社には真似できないほどのフェライトに関する魔法のノウハウがあるからです。
 原料は鉄の酸化物が主であるので原価コストは比較的安いにも関わらず、料理の仕方によって和・洋・中に形を変えるかの如く様々な用途があります。

 その新規用途の開発をしている開発陣は平均30歳と若く、もっとすごいものを開発してやるんだ!!と、やる気に満ち溢れています

 同社は4年前から東京ビッグサイトでの新機能展に出展し、これまでに企業からの引き合いは200件以上を超えています。

 フェライトパウダーによる様々な新規用途応用を列挙すると多岐にわたります。
1、磁力を利用した『粉体輸送・フィラー』
2、粉体の凹凸を大きくして表面積を大きくした『水処理・土壌改良・吸着剤・フィルター』
3、米国食品医薬品局に認可された材料での『血液検査キット・生化学分野解析』
4、ナノスケールまで微細加工と焼成した粒子による『磁性流体・フィラー・磁性インク』
5、球体ではなく板状にすることで『電磁波シールド・顔料(ラメ)』
6、スポンジのような内部がスカスカな性質を利用した『触媒担持体・低密度フィラー・吸着剤・フィルター』
7、六角形の板状成形による形状磁気異方異性を利用した『ボンド磁性用フィラー・磁性シート用フィラー』
8、フェライト粒子の外側を銀コートしたもの『白色顔料、導電性フィラー・電磁波シールド』

 フェライトのポテンシャルはとても高いです。


 新規用途の一例として、お客様との間で共同で特許を取得して進めているようです。

 現在開発中の数多くある案件の中で、最も実現が近いとされるのは
・粒径1〜3μmの電子部品用途
・ナノ粒子を用いた電子部品用途
・板状フェライトを用いた電磁波関連用途

等があるようです。
 電磁波シールドと呼ばれるものはたくさんありますが、金属によるシールドは電磁波を反射させてしまい、悪さを生んでしまうこともあります。
 フェライトの場合は吸収するようにも指向性のように方向を変えたり、樹脂に混ぜても使えたりと汎用性も高いです。

 IoT機器やセンサーの筐体に使えば電磁波のノイズから守ったり、交通系の非接触型ICカードの枠に使えば非接触での感応力を向上できたり、携帯電話の周波数付近に対しての電磁波吸収性能など様々な可能性を秘めていたりします。

 ↑で挙げたのはあくまで開発用途であり、どうなるのかはまだわかりません。
 とはいえ、本業での収益が安定している中で、新規用途の引きあいが多いと期待せずにはいられませんね(笑)。


■パウダーテックの財務状況


2018年2月16日(金)
 終値4845円
 時価総額143億円
 ※今期3月期予想
 売上   109.0億円
 営業利益  17.8億円
 経常利益  17.7億円
 純利益  11.6億円
 配当  95.0 円
 配当利回   1.97%
 PER   12.0
 PBR    1.5
 ROE   12.6%
 自己資本比率75.3%

 2003年3月期の赤字以降15年間収益は黒字を維持!
 2011年3月期にリーマンショックから立ち直り、前年比+200%の営業利益に回復。
 そこからほぼ右肩上がりのきれいな上昇を続けて今に至る。
 まさにピカピカの優良企業!!

 今後も安定成長しつつ、利益の増加分は株主への増配を既定路線に成長を続けていくでしょう。

 また、フェライトの主原料は鉄ではありますが、鉄価格の影響はほとんど受けないでしょう。
 というのもフェライトの主原料は、<鉄鉱石から銑鉄を作り出すときの副産物>だからです。
 世界中に溶鉱炉はありますが、キャリアとして当然使いきれるわけもなく、廃棄されてしまう副産物の二次利用です。
 そう考えると資源価格の影響を受けるのは添加物に対してのみなので、同社はディフェンシブ銘柄かもしれませんね!


 5年後には売上高は150億円、営業利益30億円、純利益19億円
 EPSで640円、配当性向30%で192円
 株価としては10000円でもおかしくはないのではないかと考えます。


 高い技術にあぐらを掻くことなく、真摯にお客様の要望に応えるべく研鑽を積む尖り続ける同社の今後のますますの発展に期待します!


今回は特に長文になってしまいました(笑)
ここまで読んでくださりありがとうございました。


それではまた
『全力全開全力前進!!!』

(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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今期減益見通しのオリジナル設計(4642)は売りか?



 本日のコラムでは情熱投資家が久々に登場しパウダーテック(5695)について詳細な企業分析をしているようで、興味深く読んでみたいと思っていますが、技術力に裏付けられた銘柄や業績堅調な銘柄はこの波乱相場においても大きく基調が崩れずに推移しているようです。

 私も先週はいくつかの銘柄についてチェックしてみました。

 その中では協立エアテック(5997)、日本フェンオール(6870)、オリジナル設計(4642)を吟味してみました。


 協立エアテックは福岡に所在があり、低PER、低PBRのバリュー株ながら桧家HDと共同開発したZ空調が話題となっているようですので今後に期待したいと思います。


 また日本フェンオールも前期の減益から今期は増益を見込んでおり、低PER、低PBR、高配当利回り銘柄に該当。株価の位置が高いせいか、発表後の株価は穏健なままで推移。今週は決算説明会も予定しており、皆様に改めてご報告したいと考えています。


 オリジナル設計は上場後良く会社に訪問させて頂きましたので懐かしい銘柄ですが、現社長のお父さんにあたる創業者の菅オーナーとは何度かお目にかかったことがあります。1996年7月に上場した後に業績が停滞したこともあってその当時の役員さんは退職されたようですが、現社長がようやく頭角を現し、前期は働き方改革を推進したことによって効率性が向上。期初計画を大幅に上回る(期初経常利益見通し550百万円⇒実績1017百万円)着地となりました。
 前期の修正発表は1月29日でしたのでその結果1月26日が763円だった株価は2日間のストップ高を経て1月31日に高値1184円まで上昇。
 しかしながらその後の2月9日にあった今期業績見通しは経常利益9億円で減益見通しが示されたことと全体相場の波乱に連動して株価は2月14日に800円割れ水準まで売られてしまいました。その後は850円前後まで戻ってきましたが、果たして今後の展開をどう見るか興味深いところです。

 特別利益の計上で前期の前期実績EPS145.8円に膨らんだのに対して今期予想EPSはその反動もあって85.2円の水準に減少。時価PERは10倍丁度の水準となっています。また、実績BPSは834.66円で、PBRは1.02倍。今期予想配当金14円で同配当利回りは1.64%。
 今期配当金は2014年以来4期連続増配が見込まれています。更に保有現預金は38億円と豊富で無借金経営。自社株を除く時価総額は57億円の水準に留まっています。

 上場後に打ち出された夢のような事業計画で同社株は6830円の高値までついたのですが、その後は長期低迷の歴史を重ねてきました。ようやく創業者からバトンタッチされた2代目社長の下で業績の向上が期待される中で、果たしてどのような評価をすれば良いかを考えてみる必要がありそうです。

 上場時に感じられたIT系のイメージは薄れてしまいましたが、改めて道路に次ぐ日本の社会インフラ維持に向け同社が活躍する時期がやってきたとすれば、こうした局面は買いだと言えるのでしょうが、皆様はどう評価されますか。

 世界には水道水がおいしく飲める国が9か国しかないそうですが、日本はその代表的な国の一つ。同社はそうした上下水道インフラや水質保全に重要な役割を果たしていますが、その技術を新興国にも広めるとのミッションをもって成長していこうとしています。果たして今後も評価を高めていけるのか皆様とともに見守って参りたいと思います。


【炎より新コンテンツ配信のお知らせ】

 私、炎のファンドマネージャーが長年親交するユニークで野心的な株式投資家「カブテク」との掛け合いコンテンツをこのたび企画しました。

 情熱投資家、相川伸夫も既に多くの皆様に大人気のようです。
 これに続く人気のコンテンツになるかは読者の皆さん次第ですが、カブテクが炎氏と語る投資のエッセンスを次号より連載開始することに致します。
 本日はその予告編となります。

カブテク(以下「カ」):いよいよ来週からこの企画で連載が始まりますね。
 炎さん宜しくお願いします。

炎:こちらこそ宜しくお願いします。
  カブテクさんの活動のエッセンスを億の近道でご披露頂けるのはとても楽しみです。株は上がったり下がったりと大変な変動をしますので多くの読者の皆様も悩みがある筈です。そうした相場変動を的確に捉えてご意見を頂けるカブテクさんの新たな活動に大いに期待しております。

カ:先般から相場の変調が見られますが、私は相場の調整は終わったと見ています。ですからその中で個別銘柄も大いに反転上昇の余地があると強気に見ています。歴史上の米著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉、今や格言となっている言葉を思い出す。「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。」まさしく、テレビ、新聞などのマスコミが悲観的に株の暴落を取り上げ、株式の評論家まで相場が変わったとかネガティブな話が出てくるときほど、相場は底をつくものだ。そうした思いの中で私の関係先の皆様にはお話をしています。
 次回から本格的な相場コメントや銘柄コメントをさせて頂きたいと思いますが、今回は予告編とのことなので特に私が関心を寄せている銘柄名だけを掲げておきますので宜しくお願いします。
  私の場合はどちらかと言うと中小型の銘柄がほとんどです。以下の銘柄群を現在、絶えず注視していますので次週からテクニカルな視点など入れてコメントさせて頂きます。

炎:承知しました。
  億の近道の読者の皆さんもきっと大いに期待されるものと思いますので宜しくお願いします。
  それにしても高PBR銘柄ばかりで私が選ぶのとは真逆の銘柄ばかりですね。それと比較的最近IPOした銘柄が多いように感じられます。その点は共通しているようです。


【カブテク注目のフォロー23銘柄】株価は先週末現在

 2884 ヨシムラフーズ 1,745円
 2930 北の達人 770円
 3135 マーケットエンター 777円
 3181 買取王国 690円
 3186 ネクストステージ 1,048円
 3267 フィルカンパニ 7,940円
 3452 ビーロット 2,499円
 3469 デュアルタップ 1,352円
 3484 テンポイノベーション 1,332円
 3655 ブレインP 2,394円
 3679 じげん 1,046円
 3697 SHIFT 4,255円
 3921 ネオジャパン 1,558円
 3939 カナミック 4,005円
 3983 オロ 2,179円
 4838 スペースシャワーネット 802円
 6092 エンバイオ 2,255円
 6096 レアジョブ 1,790円
 6069 トレンダーズ 2,084円
 6166 中村超硬 5,740円
 6337 テセック 1,872円
 6544 Jエレベーター 2,162円
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バリュー株の存在は日本株の救い?それとも重い課題?

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 日本の株式相場が波乱の展開となる中で個別銘柄も再び頭重い展開になっているようですが、こうした局面だからこそ今後の展開に関心が高まっているものと拝察致しております。

 山あり谷ありの株式相場に訪れた試練は過去何回もあって今回の波乱相場に対して楽観的な意見が早くも出ているようですが、筆者もそうした見方をしています。過去の経験からは調整期間が2、3週間ではまだ短いとの印象はありますが、いくつかの理由でそうした考えを持つに至っています。

 その中の一つが多くのバリュー株の存在です。

 現在、株式市場には約90の銀行株を除く3650の銘柄が上場していますが、そのうちの約1300社余りの銘柄がPBR1倍を割れています。地銀など銀行株自体も今や低PBR銘柄、高配当利回り銘柄の代表的な存在となっています。更にはこのうちの約250銘柄がPBR0.5倍以下の水準となっており、その中には低PER、高配当利回りの銘柄も存在しています。

 バリュー株の存在は下値不安のある株式相場にとっては安心感を与えてくれます。換金売りが出ても新たな買い手が絶えず買いの手を入れてくれる可能性があるからです。これは日本株の救いかも知れません。

 一方では低PBRを放置した企業の存在が株式相場を重くしているとも言えるので、こうした状況は現在の日本の株式相場の特徴を示しているとも考えられます。

 またPBRが10倍を超えている銘柄も100を超えているのが日本の株式相場の特徴でもあります。PBR10倍を超えて取引されている銘柄の多くは今後の成長性を期待されているか現に業績の急拡大が続いている銘柄です。
 現在、東証1部市場の平均的なPBRは1.31倍となっていますので、まともな銘柄だとこの前後で評価されている筈なのですが、残念ながら高PBRで成長期待が高い銘柄ほど活発な値動きをしがちなため、投資家の多くはそうした銘柄に目を奪われがちです。

 それもまた短期的には致し方のないところではありますが、既にこうした銘柄にはプレミアムがついていて、高い成果が得られるのかは疑問です。それでもそうした銘柄は適度な流動性を備え、テクニカル上の良さがあったりして投資家の関心は高いようです。

 低PBRで放置されている銘柄の中から評価を高める銘柄が登場するとの思いから筆者は中長期的に高い成果が得られる可能性のある銘柄をその中から選定していますが、こうした状況は結果として日本株全体への投資による高い成果を生むとの結論が導き出されます。

 問題は低PBRでなおかつ低PER、高配当利回りのバリュー株となっている企業の積極的な業績拡大施策がどのように打ち出されるのかになります。
 そうした企業とのやり取りの中から今後高い成果を生む銘柄を探していくのがとても楽しみです。それにそうした銘柄にリスクマネーを投じる投資家の皆さんのアピールするのが私のミッションと感じている次第です。


(炎)


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億の近道2018/02/19


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投資情報メールマガジン                   2018/02/19

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
    (本日の担当:炎のファンドマネージャー&相川伸夫)


◆コラム「バリュー株の存在は日本株の救い?それとも重い課題?」:炎
◆コラム「今期減益見通しのオリジナル設計(4642)は売りか?」:炎
◆コラム「情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄パウダーテック」:相川伸夫


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◆コラム「バリュー株の存在は日本株の救い?それとも重い課題?」


 日本の株式相場が波乱の展開となる中で個別銘柄も再び頭重い展開になって
いるようですが、こうした局面だからこそ今後の展開に関心が高まっているも
のと拝察致しております。

 山あり谷ありの株式相場に訪れた試練は過去何回もあって今回の波乱相場に
対して楽観的な意見が早くも出ているようですが、筆者もそうした見方をして
います。過去の経験からは調整期間が2、3週間ではまだ短いとの印象はあり
ますが、いくつかの理由でそうした考えを持つに至っています。

 その中の一つが多くのバリュー株の存在です。

 現在、株式市場には約90の銀行株を除く3650の銘柄が上場しています
が、そのうちの約1300社余りの銘柄がPBR1倍を割れています。地銀な
ど銀行株自体も今や低PBR銘柄、高配当利回り銘柄の代表的な存在となって
います。更にはこのうちの約250銘柄がPBR0.5倍以下の水準となって
おり、その中には低PER、高配当利回りの銘柄も存在しています。

 バリュー株の存在は下値不安のある株式相場にとっては安心感を与えてくれ
ます。換金売りが出ても新たな買い手が絶えず買いの手を入れてくれる可能性
があるからです。これは日本株の救いかも知れません。

 一方では低PBRを放置した企業の存在が株式相場を重くしているとも言え
るので、こうした状況は現在の日本の株式相場の特徴を示しているとも考えら
れます。

 またPBRが10倍を超えている銘柄も100を超えているのが日本の株式
相場の特徴でもあります。PBR10倍を超えて取引されている銘柄の多くは
今後の成長性を期待されているか現に業績の急拡大が続いている銘柄です。
 現在、東証1部市場の平均的なPBRは1.31倍となっていますので、ま
ともな銘柄だとこの前後で評価されている筈なのですが、残念ながら高PBR
で成長期待が高い銘柄ほど活発な値動きをしがちなため、投資家の多くはそう
した銘柄に目を奪われがちです。

 それもまた短期的には致し方のないところではありますが、既にこうした銘
柄にはプレミアムがついていて、高い成果が得られるのかは疑問です。それで
もそうした銘柄は適度な流動性を備え、テクニカル上の良さがあったりして投
資家の関心は高いようです。

 低PBRで放置されている銘柄の中から評価を高める銘柄が登場するとの思
いから筆者は中長期的に高い成果が得られる可能性のある銘柄をその中から選
定していますが、こうした状況は結果として日本株全体への投資による高い成
果を生むとの結論が導き出されます。

 問題は低PBRでなおかつ低PER、高配当利回りのバリュー株となってい
る企業の積極的な業績拡大施策がどのように打ち出されるのかになります。
 そうした企業とのやり取りの中から今後高い成果を生む銘柄を探していくの
がとても楽しみです。それにそうした銘柄にリスクマネーを投じる投資家の皆
さんのアピールするのが私のミッションと感じている次第です。


(炎)


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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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◆コラム「今期減益見通しのオリジナル設計(4642)は売りか?」


 本日のコラムでは情熱投資家が久々に登場しパウダーテック(5695)に
ついて詳細な企業分析をしているようで、興味深く読んでみたいと思っていま
すが、技術力に裏付けられた銘柄や業績堅調な銘柄はこの波乱相場においても
大きく基調が崩れずに推移しているようです。

 私も先週はいくつかの銘柄についてチェックしてみました。

 その中では協立エアテック(5997)、日本フェンオール(6870)、
オリジナル設計(4642)を吟味してみました。


 協立エアテックは福岡に所在があり、低PER、低PBRのバリュー株なが
ら桧家HDと共同開発したZ空調が話題となっているようですので今後に期待
したいと思います。


 また日本フェンオールも前期の減益から今期は増益を見込んでおり、低PE
R、低PBR、高配当利回り銘柄に該当。株価の位置が高いせいか、発表後の
株価は穏健なままで推移。今週は決算説明会も予定しており、皆様に改めてご
報告したいと考えています。


 オリジナル設計は上場後良く会社に訪問させて頂きましたので懐かしい銘柄
ですが、現社長のお父さんにあたる創業者の菅オーナーとは何度かお目にかか
ったことがあります。1996年7月に上場した後に業績が停滞したこともあ
ってその当時の役員さんは退職されたようですが、現社長がようやく頭角を現
し、前期は働き方改革を推進したことによって効率性が向上。期初計画を大幅
に上回る(期初経常利益見通し550百万円⇒実績1017百万円)着地とな
りました。
 前期の修正発表は1月29日でしたのでその結果1月26日が763円だっ
た株価は2日間のストップ高を経て1月31日に高値1184円まで上昇。
 しかしながらその後の2月9日にあった今期業績見通しは経常利益9億円で
減益見通しが示されたことと全体相場の波乱に連動して株価は2月14日に8
00円割れ水準まで売られてしまいました。その後は850円前後まで戻って
きましたが、果たして今後の展開をどう見るか興味深いところです。

 特別利益の計上で前期の前期実績EPS145.8円に膨らんだのに対して
今期予想EPSはその反動もあって85.2円の水準に減少。時価PERは1
0倍丁度の水準となっています。また、実績BPSは834.66円で、PB
Rは1.02倍。今期予想配当金14円で同配当利回りは1.64%。
 今期配当金は2014年以来4期連続増配が見込まれています。更に保有現
預金は38億円と豊富で無借金経営。自社株を除く時価総額は57億円の水準
に留まっています。

 上場後に打ち出された夢のような事業計画で同社株は6830円の高値まで
ついたのですが、その後は長期低迷の歴史を重ねてきました。ようやく創業者
からバトンタッチされた2代目社長の下で業績の向上が期待される中で、果た
してどのような評価をすれば良いかを考えてみる必要がありそうです。

 上場時に感じられたIT系のイメージは薄れてしまいましたが、改めて道路
に次ぐ日本の社会インフラ維持に向け同社が活躍する時期がやってきたとすれ
ば、こうした局面は買いだと言えるのでしょうが、皆様はどう評価されますか。

 世界には水道水がおいしく飲める国が9か国しかないそうですが、日本はそ
の代表的な国の一つ。同社はそうした上下水道インフラや水質保全に重要な役
割を果たしていますが、その技術を新興国にも広めるとのミッションをもって
成長していこうとしています。果たして今後も評価を高めていけるのか皆様と
ともに見守って参りたいと思います。


【炎より新コンテンツ配信のお知らせ】

 私、炎のファンドマネージャーが長年親交するユニークで野心的な株式投資
家「カブテク」との掛け合いコンテンツをこのたび企画しました。

 情熱投資家、相川伸夫も既に多くの皆様に大人気のようです。
 これに続く人気のコンテンツになるかは読者の皆さん次第ですが、カブテク
が炎氏と語る投資のエッセンスを次号より連載開始することに致します。
 本日はその予告編となります。

カブテク(以下「カ」):いよいよ来週からこの企画で連載が始まりますね。
 炎さん宜しくお願いします。

炎:こちらこそ宜しくお願いします。
  カブテクさんの活動のエッセンスを億の近道でご披露頂けるのはとても楽
  しみです。株は上がったり下がったりと大変な変動をしますので多くの読
  者の皆様も悩みがある筈です。そうした相場変動を的確に捉えてご意見を
  頂けるカブテクさんの新たな活動に大いに期待しております。

カ:先般から相場の変調が見られますが、私は相場の調整は終わったと見てい
  ます。ですからその中で個別銘柄も大いに反転上昇の余地があると強気に
  見ています。
  歴史上の米著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉、今や格言となってい
  る言葉を思い出す。
  「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感
  の中で消えていく。」
  まさしく、テレビ、新聞などのマスコミが悲観的に株の暴落を取り上げ、
  株式の評論家まで相場が変わったとかネガティブな話が出てくるときほど、
  相場は底をつくものだ。そうした思いの中で私の関係先の皆様にはお話を
  しています。
  次回から本格的な相場コメントや銘柄コメントをさせて頂きたいと思いま
  すが、今回は予告編とのことなので特に私が関心を寄せている銘柄名だけ
  を掲げておきますので宜しくお願いします。
  私の場合はどちらかと言うと中小型の銘柄がほとんどです。以下の銘柄群
  を現在、絶えず注視していますので次週からテクニカルな視点など入れて
  コメントさせて頂きます。

炎:承知しました。
  億の近道の読者の皆さんもきっと大いに期待されるものと思いますので宜
  しくお願いします。
  それにしても高PBR銘柄ばかりで私が選ぶのとは真逆の銘柄ばかりです
  ね。それと比較的最近IPOした銘柄が多いように感じられます。その点
  は共通しているようです。


【カブテク注目のフォロー23銘柄】株価は先週末現在

 2884 ヨシムラフーズ 1,745円
 2930 北の達人 770円
 3135 マーケットエンター 777円
 3181 買取王国 690円
 3186 ネクストステージ 1,048円
 3267 フィルカンパニ 7,940円
 3452 ビーロット 2,499円
 3469 デュアルタップ 1,352円
 3484 テンポイノベーション 1,332円
 3655 ブレインP 2,394円
 3679 じげん 1,046円
 3697 SHIFT 4,255円
 3921 ネオジャパン 1,558円
 3939 カナミック 4,005円
 3983 オロ 2,179円
 4838 スペースシャワーネット 802円
 6092 エンバイオ 2,255円
 6096 レアジョブ 1,790円
 6069 トレンダーズ 2,084円
 6166 中村超硬 5,740円
 6337 テセック 1,872円
 6544 Jエレベーター 2,162円
 6556 ウェルビー 3,445円

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 それでは26日配信の億の近道をお楽しみに・・・。


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◆コラム「情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄パウダーテック(5695)」


 皆様、いかがお過ごしでしょうか?
 1月末からの世界的株安によって、多くの方が資産を減らしたのではないで
しょうか?

 とはいえ、世界が終わるわけでも経済が死に絶えるわけでもありません。

 投資家であるのであれば、これから先も成長していくであろう優良企業を探
し、自分の納得できる株価で資金を投資するチャンスが来たのかもしれません。

 相場師ではないので、この先の相場はわかりません。
 しかし、とてもアツい会社を二週間前の時点より、20%近く安い株価で取
り上げられることをうれしく思います(笑)


■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※2月16(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1061円(+89%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒992円(+22%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1975円(+121%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒3945円(+35%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒2201円(+20%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒2403円(+52%)

・テノックスの決算は痛かったですね!!
 杭打ちの高止まりでまさか通期予想の営業利益を半分にしてしまうほどの巨
 額損失が出てしまうとは想定外でした。
 しかし、株価が安くなったタイミングは大変投資妙味が高くなります。
 今回の件は一過性という見立てがとても強く、受注も現在好調なので来期の
 業績から見ると面白いのではないでしょうか?

・LCホールディングスの決算は見方によって答えが変わると思いますが、
 自分は非常にポジティブに捉えています。
 LCは今期の業績は心配していなかったものの、『来期は減益になるのだろ
 うか?』ここが非常に大きなポイントでした。
 そこに『物件売却期日のズレ』により業績予想の売上高は減収ですが、それ
 は同時に23億円以上の来期への貯金ができたことになります。
 医療系の売り上げは今期業績予想に含めていないと社長はかねてより発言し
 ていましたが、業績予想の修正を見るに、数十億は医療系が含まれているの
 ではないかと推察されます。
 また、医療等ヘルスケア施設による利益率にも大変驚かされます。
 売り上げが大きく減ったにも関わらず利益率は9%近く向上しました。
 『本決算の来期予想が今期より減益になったら失望売りが出るのではないか
 ??』という懸念の色が少なからずあるのではないかと思うのですが、来期
 に回した貯金+医療系が今期より本格化することと、好調なレンディングの
 伸びを考えるとわくわくします。
 来期中にはエクイティ型のレンディングも始める様子なので、そちらも面白
 くなりそうな気配があります。
 構造改革進行中ですので、そこはよく留意しておいた方がいいかもしれませ
 んね!

・東北特殊鋼からは磁歪材料に関して2月13日に大変興奮するプレスリリー
 スが開示されました。
 『圧電素子を超える振動発電機能を持つクラッド鋼板を開発』
 『磁歪材料って?』という方は、前回の17年9月4日配信した記事を一読
 ください。
 http://okuchika.net/?eid=7247
 今回のプレスに関しては正直ストップ高間違いなしだと思いました。
 が…地合いのせいもあり、そうはいかないのが株式の難しさですね(笑)
 語り始めるととても長くなるのでまた別の機会に書きますが、『振動発電な
 んて所詮微小電力しか生み出せないでしょ?使い物にならないよ(笑)』と
 いうのが既存の概念だとも思いますが、もしかすると今後大きく注目を集め
 るやもしれません!
 なぜなら、いや…詳しく書くことはせずに勿体ぶっておきます(笑)
 過大な期待か?はたまた大きく常識を覆すことになる技術か?
 お楽しみください。



 さて、本日取り上げるパウダーテック(5695)は、世界中のほとんどの
人がかかわっている物を作っている粉末製造の一流会社です。

 寒い冬に欲しくなるカイロや粉末冶金用の鉄粉、食品等の品質を保つ脱酸素
剤なども手掛けていますが、売り上げの8割を占めているメイン商材は『キャ
リア』と呼ばれるフェライトの微粉末です。
 今回は同社のフェライトで作られた粉末にまつわる話をさせていただきます
ね。


■キャリアとは何なのか?

 コピー機を使ったことがない人はおそらくいないのではないかと思います。
 コピーって不思議だと思いませんか?
 光がサーっと動いたら同じものが出てくるんです!!
 理論を説明されてもやっぱり魔法のように感じてしまいます。

 コピー、複写は人類の大きな夢でした。
 人類がこれほどまでに発展したのは、膨大な記録の蓄積と拡散を可能にした
『印刷』技術の向上にあると思います。

 初期の発明はカーボン紙のような紙を上からなぞるような仕組みでした。
 次に、太陽光などの光を使った仕組みやプレスするものなどが生まれました。
 その後も様々な発明がされていき、1938年に電気だけを利用した『電子
写真』という一瞬で簡単に印刷ができる技術がアメリカのカールソンによって
発明されました。

 これが現在でも使われているコピー機の原理です。


 電子写真には6つのプロセスがあります。

1、帯電
  文字や画像を読み取る準備をする
  (感光ドラムにマイナスの電荷を帯びさせる)

2、露光
  感光ドラム上に文字や画像を形成する
  (感光ドラムにレーザー光やLEDで印刷したいパターンを照射する。そ
  の部分は電荷がなくなる)

3、現像
  感光ドラムに形成された文字や画像のところにトナーを運ぶ
  (トナーはマイナスに帯電され、感光ドラムの電荷が除かれた部分にくっ
  つく)

4、転写
  感光ドラム上のトナーを紙に写す
  (転写ローラにより、用紙の裏からプラスに帯電させると、マイナスのト
  ナーは用紙にくっつく)

5、定着
  紙の上に載ったトナーを熱で定着させる
  (定着ローラで、熱を加えつつ押し付けることでトナーを用紙に定着させ
  る)

6、クリーニング
  感光ドラムに残ったトナーを取り除く

 『???』ってなった方は↓をどうぞ。
 とても乱暴な説明ですが、↓で理解してもらうといいかもしれません。
 ※実際にコピー機を使ってるときをイメージして読んでください

【簡略版】

1、光が紙に当たる(紙をコピーする時に走る光のこと)
2、色の濃淡に応じて光を磁力にして記憶させる(機械内部にある感光ドラム
 (ローラー)に光⇒磁力に変換させて記憶)
3、磁力の力でトナー(色の粉末)を運んで紙の上に載せる(色の濃淡に応じ
  て磁力が付いたローラーがトナーを磁力で引っ付けて紙の上に運ぶ)
4、紙の上に載ったトナー(色の粉末)を定着させる(磁力で持ってきたトナ
  ーを熱や圧力で固定させる)

 どちらの説明でも、3番目のステップでトナー(色の粉末)が感光ドラムに
引っ付くのは「電荷(静電気)」を帯びているからです。もともとトナーは電
荷をもっていませんので、トナーに電荷を与える必要があります。

 その役割をしているのがキャリア(運ぶ)です。キャリアは、トナーと撹拌
されることでトナーに所望の電荷を与え、感光体ドラムにトナーを運ぶ役目を
しています。

 キャリアは磁性があるので現像機内に戻り、また新たなトナーと混合撹拌さ
れ、ある期間繰り返し使用され、やがて交換されます。

『???』ってなった方はまた↓をどうぞ

【簡略版】

 電荷?っていう場合は磁力の一種だと思ってもらえればいいです(笑)
 トナー(色の粉末)自体には磁性(磁石に引っ張られる性質)がないので磁
 石を近づけてもくっつかない。
 磁石でくっつけるにはトナーを運んでくれる磁性体(磁石でくっつく物、鉄
 とか)と混ぜる必要があり、このトナーを運ぶ役割を持つ物質のことを『キ
 ャリア(運ぶ)』と呼んでいる。

と、乱暴な説明ですがこんな感じです。


 コンビニやオフィスでコピーしたすぐの紙ってホカホカですよね!?
 あれはトナーを熱で紙に定着させているからです。

 この電子写真方式にはキャリア(トナーを紙まで運ぶための物質)が必要で
あり、そのキャリアの世界シェア7割を製造しているのがパウダーテックです。


 ちなみに今説明した電子写真の他にインクジェット方式(家庭用コピー機の
ほぼ100%)やサーマル方式(レシートのような感熱紙)もあります。
 世界市場における出荷台数で話をするのであれば、インクジェット方式が世
界のプリンターの6割、電子写真が4割を占めています。
 家庭用のコピー機や数人規模のオフィスは安価なインクジェット方式(数万
円)であり、世界でのプリンター出荷台数でみるとインクジェットの方が現在
多いです。
 数十名以上のオフィスで集中的に使うプリンターは電子写真式の200万円
くらいするプリンターが95%以上のシェアで圧倒的です。
 金額で表してみるとプリンター市場18兆円のうち電子写真が13兆円、イ
ンクジェットが5兆円ほどであり、それぞれ得意不得意の分野が違っているの
でどちらかがすべての需要を取るわけではありません。
 一概には言えませんが、一般論、一般認識としてインクジェットは印刷速度
や品質面で電子写真より劣っており、現在家庭用の市場がメインです。
 数十名以上のオフィス(企業)は、大量に印刷できて高品質な印刷品質を求
めるので、それぞれに価格帯と販売市場の違いがあると思って頂ければいいと
思います。

 よって、電子写真方式のコピー機は、そのほとんどがオフィスやオンデマン
ド印刷(自分で印刷したい画像とかチラシ作ってメールとか飛ばすと印刷して
くれる)会社、コンビニに置いてあったりします。

 そうした世界の7割の電子写真のコピー機の中のトナーとセットで活躍する
キャリアが、メイドbyパウダーテックなんだという風に解釈してもらえると
この企業の凄さがわかりやすいかと思います。


■世界に誇る日本の印刷技術を支えたキャリア製造の一流会社


 世界で初めて電子写真方式のコピー機を商品化したのはアメリカのゼロック
スであり、当然基本特許を取得していました。
 ゼロックスの特許が切れる年の1970年代、日本企業は相次いで電子写真
方式の商品化に参画。

 キヤノン、コニカミノルタ、リコーなどが次々に商品化していきました。

 当時、トナーを運ぶキャリアには鉄を用いていました。
 しかし、鉄は重く、トナーを痛めてしまうため1万枚程度しか印刷ができず、
また鉄自体の磁性がとても強い(砂場で磁石を突っ込むだけでびっしり取れる)
のでトナーが付き過ぎてしまう悪さから印刷した文字が濃くなり字が潰れたり
していました。

 パウダーテックは当時からキャリアの研究開発していました。
 得意先から上記の課題をクリアできるキャリアを求められ、長年の研究開発
の末ついに1982年、『フェライト』で既存の問題を大きく改善するキャリ
アの開発に成功したのです。
 フェライトを用いることにより印刷可能枚数は10倍に増え、高精細、高画
質化に成功しました。


 フェライトとは化学式で、MFe2O4で表される酸化鉄を主体とした磁性
酸化物であり、Mのところにマンガン、マグネシウム、亜鉛、ニッケルや銅な
どを組み合わせたり、焼成する条件や粒の形や大きさを変えたり、表面にシリ
コーン樹脂やアクリル樹脂をコーティングすることで、様々な特性が複雑に変
化する特徴があるのです!!

 フェライトを用いた技術で他社の追随を許さないまでに研究開発を続けてい
くうちに印刷機のメーカーとパウダーテックがコピー機の共同開発をするのに
時間はかかりませんでした。
 良いコピー機を作るにはキャリアもトナーもマシーンそれぞれに合ったもの
を開発する必要があるのです。

 結果、開発から35年が経った今でも富士ゼロックス、リコー、キャノン、
京セラなどに各社企業の印刷機専用のキャリアを今でも、新規製品立ち上げ都
度それぞれ開発し、生産、納入をしています。

 既製品では至高の品質など作れないのです。一品一品、粒の大きさや元素配
合のバランス、焼き方、粒の表面改質の条件などをトライ&エラーで開発する
のです。
 そうした日本人の緻密な合わせ技術と職人魂によって、今日の世界市場の7
割以上の複写機が日本企業の製品で占められているのです。

 日本企業の高品質、高シェアには同社の陰ながらの貢献があります。
 同社以外に替えが効かないこともキャリア事業のセグメント利益率が20%
以上の高利益率をもたらす理由です。

 まさに一流企業ではないでしょうか。


■キャリア事業に高まる成長期待値


 キャリアというのはトナーを運ぶためには無くてはならない製品ですが、キ
ャリア事業の売り上げがどのように成り立つのか、また今後についての伸び代
について考えます。

 まず、トナーは消耗品です。
 キャリアも定期的に交換が必要で、最近の主流はあらかじめトナーとセット
になっているタイプです。よって、キャリアも消耗品です。
 印刷すればするほどトナーが減るのに比例してキャリアも減っていくのでス
トック的な収益が発生します。

 また、新規にコピー機(複合機:FAXやスキャナーなどが付いたものも含
む)を作る時にもあらかじめキャリアが充填されるのでこの時にも売り上げが
立ちます。

 次にカラー化についてです。
 例えば、日本におけるほとんどのオフィスやコンビニに置いてあるコピー機
で『カラー』が印刷できることと思います。
 日本でのカラー化率は70%以上とも言われています。
 コンビニでモノクロコピーは10円、カラーコピーをすると50円かかった
りします。

 なぜ5倍もするのでしょうか?

 それはカラー印刷の方が白黒に比べて多くのトナー(キャリア)を使うから
です。※色の三原色をイメージしてもらうとわかりやすいかも?
 よってカラー印刷をする割合が増えるほどキャリアが売れるというわけです。

 ここで、世界に目を向けてみます。
 日本、アメリカ、ヨーロッパなどの先進国のカラー化率は同程度です。

 しかし、中国や韓国、その他のアジアに目を向けるとカラー化率は約30%
程とまだ低水準であり、今後も伸びることは明白でしょう。
 かつ日本のプリンター製造メーカーもパウダーテックのキャリアにしても国
際特許の取得はもちろんのこと、肝心要のトナーとキャリアで作る現像剤だけ
は日本国内で製造して海外の製造拠点に送っています。
 技術流出をそれほどまでに恐れているのです。


 今度はマイナス要因であるペーパーレスの流れを見てみます。
 10年以上前からエコの流れはあり、また近年IT化の流れによって郵便ポ
ストに入れられるチラシなどが減ったのも実感しているのではないでしょうか?
 新聞や年賀状、雑誌やビジネス書、コミックもどんどん電子化されていって
おり、電子書籍関連の業績は右肩上がりです。
 印刷業界においてペーパーレスは大きな懸念要因です。
 しかし、パウダーテックにおいては特に気にしなくてよいと思います。
 むしろ追い風とも言えるかもしれません。

 なぜなら↑に挙げた例は電子写真方式ではなく『版』を使った印刷方式を使
ったものだからです。

※↓ここを見るとわかりやすいです
『カラー印刷のしくみ(外部サイト)』
http://www.3djma.jp/basic_knowledge/

 上記の部分に関してのペーパーレスは着実に進行中です。
 しかし、元よりそれらの印刷物はパウダーテックのキャリアを使う電子写真
方式ではありません。
 ですので、新聞や雑誌の印刷数が減っても影響はありません。
 むしろ従来の『版』を使った少品種大量生産の印刷方式を辞めて、多品種少
量生産に向いている電子写真に業界の一部の需要が流れてくる可能性すらあり
ます。
 プリンター大手各社にも取材していますが、やはり意欲的に営業活動を進め
ており、引き合いもあるようです。

 現在、電子写真方式のユーザーの多くはオフィスです。
 オフィスでもペーパーレスの流れがゼロではありません。

 しかし、最近だと『月額定額で20000枚まで印刷し放題!!』
 というCMを見た方も多いと思いますが、このサービスが伸びています。
 印刷枚数も増加傾向のようです!
 カラー印刷の数量が伸びることは同社には追い風です。

 また、世界的にIT技術は目覚ましい速度で発展、進歩し続けています。
 それに付随するようにあらゆる情報量も爆発的な速度で増えているというの
もまた事実です。

 心当たりがあるのではないでしょうか?
 ひと昔前はエクセルを使った表やグラフで処理された資料だけで済んでいま
せんでしたか?
 グラフを使う時も細線、点線、破線、一点鎖線、ドット線などを使って白黒
で表すことが多かったように思います。

 しかし、最近はどうでしょうか?
 情報(図表や画像、イメージ、ビッグデータ)が多くなればなるほど言葉や
白黒だけの情報で伝えるのは難しくなります。
 つまり、パッと見ただけで分かるような『視覚で理解できるカラフルな図表』
 手に入る情報が爆発的に増えた⇒情報を有効に活用したい⇒カラーの図表の
印刷枚数が増える=カラー化率の上昇×印刷枚数増加という傾向が発生してい
ます。

 これは世界で同時に起こっている現象です。


 結論として、こうした背景からキャリア事業に関しての伸び代はまだまだ高
いのではないかと考えます。

 パウダーテックは1983年には50t/月だった生産設備を、今では60
0t/月以上にまで段階的に設備増強をしてきたとともに、現在も生産設備を
増強すべく新しい建屋の建設をしています。

 今後もキャリア事業は年5%以上で成長を続けていくのではないかと思いま
す。


■キャリア事業で培ったフェライトのさらなる新規用途研究


 キャリア事業は依然好調です。
 他社には真似できないほどのフェライトに関する魔法のノウハウがあるから
です。
 原料は鉄の酸化物が主であるので原価コストは比較的安いにも関わらず、料
理の仕方によって和・洋・中に形を変えるかの如く様々な用途があります。

 その新規用途の開発をしている開発陣は平均30歳と若く、もっとすごいも
のを開発してやるんだ!!と、やる気に満ち溢れています

 同社は4年前から東京ビッグサイトでの新機能展に出展し、これまでに企業
からの引き合いは200件以上を超えています。

 フェライトパウダーによる様々な新規用途応用を列挙すると多岐にわたりま
す。
1、磁力を利用した『粉体輸送・フィラー』
2、粉体の凹凸を大きくして表面積を大きくした『水処理・土壌改良・吸着剤
  ・フィルター』
3、米国食品医薬品局に認可された材料での『血液検査キット・生化学分野解
  析』
4、ナノスケールまで微細加工と焼成した粒子による『磁性流体・フィラー・
  磁性インク』
5、球体ではなく板状にすることで『電磁波シールド・顔料(ラメ)』
6、スポンジのような内部がスカスカな性質を利用した『触媒担持体・低密度
  フィラー・吸着剤・フィルター』
7、六角形の板状成形による形状磁気異方異性を利用した『ボンド磁性用フィ
  ラー・磁性シート用フィラー』
8、フェライト粒子の外側を銀コートしたもの『白色顔料、導電性フィラー・
  電磁波シールド』

 フェライトのポテンシャルはとても高いです。


 新規用途の一例として、お客様との間で共同で特許を取得して進めているよ
うです。

 現在開発中の数多くある案件の中で、最も実現が近いとされるのは
・粒径1〜3μmの電子部品用途
・ナノ粒子を用いた電子部品用途
・板状フェライトを用いた電磁波関連用途

等があるようです。
 電磁波シールドと呼ばれるものはたくさんありますが、金属によるシールド
は電磁波を反射させてしまい、悪さを生んでしまうこともあります。
 フェライトの場合は吸収するようにも指向性のように方向を変えたり、樹脂
に混ぜても使えたりと汎用性も高いです。

 IoT機器やセンサーの筐体に使えば電磁波のノイズから守ったり、交通系
の非接触型ICカードの枠に使えば非接触での感応力を向上できたり、携帯電
話の周波数付近に対しての電磁波吸収性能など様々な可能性を秘めていたりし
ます。

 ↑で挙げたのはあくまで開発用途であり、どうなるのかはまだわかりません。
 とはいえ、本業での収益が安定している中で、新規用途の引きあいが多いと
期待せずにはいられませんね(笑)。


■パウダーテックの財務状況


2018年2月16日(金)
 終値4845円
 時価総額143億円
 ※今期3月期予想
 売上   109.0億円
 営業利益  17.8億円
 経常利益  17.7億円
 純利益  11.6億円
 配当  95.0 円
 配当利回   1.97%
 PER   12.0
 PBR    1.5
 ROE   12.6%
 自己資本比率75.3%

 2003年3月期の赤字以降15年間収益は黒字を維持!
 2011年3月期にリーマンショックから立ち直り、前年比+200%の営
業利益に回復。
 そこからほぼ右肩上がりのきれいな上昇を続けて今に至る。
 まさにピカピカの優良企業!!

 今後も安定成長しつつ、利益の増加分は株主への増配を既定路線に成長を続
けていくでしょう。

 また、フェライトの主原料は鉄ではありますが、鉄価格の影響はほとんど受
けないでしょう。
 というのもフェライトの主原料は、<鉄鉱石から銑鉄を作り出すときの副産
物>だからです。
 世界中に溶鉱炉はありますが、キャリアとして当然使いきれるわけもなく、
廃棄されてしまう副産物の二次利用です。
 そう考えると資源価格の影響を受けるのは添加物に対してのみなので、同社
はディフェンシブ銘柄かもしれませんね!


 5年後には売上高は150億円、営業利益30億円、純利益19億円
 EPSで640円、配当性向30%で192円
 株価としては10000円でもおかしくはないのではないかと考えます。


 高い技術にあぐらを掻くことなく、真摯にお客様の要望に応えるべく研鑽を
積む尖り続ける同社の今後のますますの発展に期待します!


今回は特に長文になってしまいました(笑)
ここまで読んでくださりありがとうございました。


それではまた
『全力全開全力前進!!!』

(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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