3/23土曜日開催! アイルさんの個人投資家勉強会 ハイブリッド&無料![網屋(4258)&プログリット(9560)&タナベコンサルティングG(9644)]



 億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催のオンライン勉強会です。

 今回は網屋(4258)とプログリット(9560)とタナベコンサルティングG(9644)の3社が登壇。
 網屋(4258)は初登壇です。

 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。
 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。
 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。
 ぜひご参加下さい。


■日時:3月23日(土)12:00〜
■場所:東京都内+オンライン
■参加費用:無料

■内容
 11時45分〜12時00分 雑談※
 12時00分〜17時00分
   各社90分(登壇順は調整中)

※この内容はアーカイブ配信なし

 終了後、近隣の店舗で懇親会を予定しています(実費)

■詳細、お申込みはこちら
 ⇒ https://tokyo-study-20240323.peatix.com/

この勉強会は個人投資家アイル、株式会社リンクスリサーチ、メルマガ億の近道の3者共同主催で開催しています。


JUGEMテーマ:株・投資




有料メルマガライブラリから(516)「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(7)」

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 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(7)」=
 (有料メルマガ第358回・2015/12/1配信号)


※2015年12月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 本日はPBRについて考えます。

 繰り返しになりますが、投資の指標はあくまでも物指しに過ぎないことを忘れないようにしたいものです。

 まずは指標に対する私の考えを書きます。


■私が指標を使う前にまず心に刻むようにしていること。

 指標を使うときは、指標はあくまでも物指しであり、それ以上のものでないことをよく理解しておく必要があります。

 今日のコラムにも書きましたが、PERが低くても直ぐに株価が上がることを約束するものではなく、投資家に評価されて株価が上がるまでには時間がかかることが多いです。
 つまり、

『指標は単なる物指しに過ぎない。だから短期的には指標が株価の先行きを決める力はない。』

ということを常に意識するようにしています。


 私と同じようなバリュー投資家の中にも、指標が割安=その株を買えば儲かると勘違いしている人もいますが、そうではないのです。
 指標には株が上がるかどうかを動かす力はないのです。
 指標には株価が高くなることを計る力はないとしっかり理解しておくことが必要です。


●株価が高くなるためには、その企業自身に株価が高くなる理由(=カタリスト、触媒)が必要です。

 その株が上がると考えて投資する投資家の数が増えることが必要です。
 もう少し極端にいうなら、その銘柄が上がると考えた多くの投資家が買い始めて、株価が上がりだすことが必要だと考えています。
 株価が上げているという事実が他の投資家の資金を呼び込む呼び水となります。

 株価が高くなるには、その株自体に株価が高くなる要素が必要なのです。
 だから、私は機械的スクリーニングに依存しません。指標はあくまでも物指しに過ぎないことを忘れてはいけないと考えています。


 例えば、2005年にはなぜあんなにバリュー株が値上がりしたのでしょうか。それは村上ファンドやライブドアの堀江社長のように、価値ある資産をたくさん持っていながら、有効利用していない上場企業の株を買い占めて、経営権を握って儲けようとするファンドが大活躍をしたことも大きな要因だったと思います。

 株を買い占める時、インサイダー情報を利用したり、粉飾決算など法律違反をしたことから時代の寵児であった2人とも、司法当局から訴えられました。しかし、その銘柄選択の着眼点はけして間違っていたわけではなく、株を買い占める方法に問題があったということだと思います。


●割安株は放置されていることが多いことも確かな事です。

 ライブドア、村上ファンドが狙ったフジテレビ(=現在のフジ・メディア・ホールディングス)は昔から、その所有している資産に比べて株価が安いと、多くの人は知っていました。しかし株価はその資産価値に比べて、あまり上がりませんでした。
 しかし誰かが、その割安なことに注目して、株価をこっそり買い集め始めると、「おや、何か変だな・・・」なんて注目しだす人も増えるわけです。
 そのうちに出来高が増え始め、株化が上がり始めると、いっせいにみんなが思惑で買い始めることになるわけです。
 しかし資産の割安度は財務諸表に表されている数字を元にはじき出された指標では捉えることは出来ません。そのことも認識しておいたほうが良いと考えています。



 さて、今日はPBRについて考えます。

■バリュー投資家が重視するのはPERよりもPBR(=株価純資産倍率)であることが多い。

 PBRは「株価時価総額÷株主資本」または「株価÷1株当たりの純資産」で算出する数字です。

 株主資本は会社を清算したとき株主に返還される資産です。
 株価が清算価値の何倍かを表す指標です。

 教科書的に言えば、株価がPBR1倍割れになっているという状態は、株価が企業の解散価値を下回っていることを意味します。

 いままで何度も述べてきたように、実際には企業はいい意味でも悪い意味でも財務諸表にお化粧を施していますが、監査法人も監査しているし、まともな企業は法律に反するようなひどい厚化粧をしていないという前提に「株価が本質的価値に比べて割安だ」という解釈が可能です。

 そのために、日本のバブル崩壊後のひどい資産デフレ経済下のような例外的な経済局面を除けば、PBR1倍割れの株価というものは、需給関係で発生することはあっても一次的で、長期的にはPBR1倍が株価の「セーフティーネット」の役割を果すという考え方を、私は支持しています。

 投資環境が正常化すれば、新興市場の歴史の新しい、資産的蓄積が少ない企業などは別としても、東証第一部上場銘柄(私はいまでは70%程度くらいと想定しています)のほとんどが、PBR1倍もしくはPBR1倍以上になると思い込んでいます。


 さて、いつもの口ぐせですが、一般的にはPBR1倍以下なら割安と言われていますが、資産のうちに不良性のもの(価値のないもの)があると、一概にはそうとも言い切れません。
 だからこそ投資するかどうかを決定する前に、投資対象企業のバランス・シート程度はチェックすることが必要なのです。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


■□この有料メルマガの全文が読めます!

 クリヤマホールディングス(3355)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
 コラムは「来年の運用成績を高める投資対象を見つける時期に」です。
 以下のリンクからどうぞ。(一部無料で読めます)

  こちらから ⇒ http://bit.ly/rin20151201


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)






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億の近道2024/03/12


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2024/03/12

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★


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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)


     ◆コラム「有料メルマガライブラリから(516)」


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【お知らせ】約4年ぶりの山本潤氏の新刊とセミナー開催のご案内


 億の近道の長年の執筆者であり、NPOイノベーターズ・フォーラムの理事
でもある山本潤氏が新刊を著しました。
 氏の真髄である長期投資を前提とした珠玉の内容です。
 ぜひご覧ください。


■統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す
 クオリティ・グロース投資入門
 ──「良い企業」に長期で投資するための勝利の方程式

 山本潤 著 パンローリング刊 2,420円(税込)

 パンローリング(版元)リンク ⇒ https://bit.ly/jun_newbook2024
 Amazonリンク ⇒ https://amzn.to/3urPie6


■山本潤氏による本書理解のためのセミナー4月20日に開催!

山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=

講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポ
   ートフォリオマネジャー)


【このセミナーの目的】

 統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投
資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説し
ます。
 セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成
されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群
をしっかりと選ぶ手法について学びます。

 高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄
と呼びます。
 長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家に
は真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでい
きましょう。


【日時】

4月20日(土)13:00〜16:30

【場所】

リアル:東京都渋谷区(お申込み後にご連絡いたします)
オンライン:ツイキャスを使用します

【参加費】

リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)

■詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=11571

主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)


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◆コラム「有料メルマガライブラリから(516)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(7)」=
 (有料メルマガ第358回・2015/12/1配信号)

※2015年12月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 本日はPBRについて考えます。

 繰り返しになりますが、投資の指標はあくまでも物指しに過ぎないことを忘
れないようにしたいものです。

 まずは指標に対する私の考えを書きます。


■私が指標を使う前にまず心に刻むようにしていること。

 指標を使うときは、指標はあくまでも物指しであり、それ以上のものでない
ことをよく理解しておく必要があります。

 今日のコラムにも書きましたが、PERが低くても直ぐに株価が上がること
を約束するものではなく、投資家に評価されて株価が上がるまでには時間がか
かることが多いです。
 つまり、

『指標は単なる物指しに過ぎない。だから短期的には指標が株価の先行きを決
める力はない。』

ということを常に意識するようにしています。


 私と同じようなバリュー投資家の中にも、指標が割安=その株を買えば儲か
ると勘違いしている人もいますが、そうではないのです。
 指標には株が上がるかどうかを動かす力はないのです。
 指標には株価が高くなることを計る力はないとしっかり理解しておくことが
必要です。


●株価が高くなるためには、その企業自身に株価が高くなる理由(=カタリス
 ト、触媒)が必要です。

 その株が上がると考えて投資する投資家の数が増えることが必要です。
 もう少し極端にいうなら、その銘柄が上がると考えた多くの投資家が買い始
めて、株価が上がりだすことが必要だと考えています。
 株価が上げているという事実が他の投資家の資金を呼び込む呼び水となりま
す。

 株価が高くなるには、その株自体に株価が高くなる要素が必要なのです。
 だから、私は機械的スクリーニングに依存しません。指標はあくまでも物指
しに過ぎないことを忘れてはいけないと考えています。


 例えば、2005年にはなぜあんなにバリュー株が値上がりしたのでしょう
か。それは村上ファンドやライブドアの堀江社長のように、価値ある資産をた
くさん持っていながら、有効利用していない上場企業の株を買い占めて、経営
権を握って儲けようとするファンドが大活躍をしたことも大きな要因だったと
思います。

 株を買い占める時、インサイダー情報を利用したり、粉飾決算など法律違反
をしたことから時代の寵児であった2人とも、司法当局から訴えられました。
しかし、その銘柄選択の着眼点はけして間違っていたわけではなく、株を買い
占める方法に問題があったということだと思います。


●割安株は放置されていることが多いことも確かな事です。

 ライブドア、村上ファンドが狙ったフジテレビ(=現在のフジ・メディア・
ホールディングス)は昔から、その所有している資産に比べて株価が安いと、
多くの人は知っていました。しかし株価はその資産価値に比べて、あまり上が
りませんでした。
 しかし誰かが、その割安なことに注目して、株価をこっそり買い集め始める
と、「おや、何か変だな・・・」なんて注目しだす人も増えるわけです。
 そのうちに出来高が増え始め、株化が上がり始めると、いっせいにみんなが
思惑で買い始めることになるわけです。

 しかし資産の割安度は財務諸表に表されている数字を元にはじき出された指
標では捉えることは出来ません。そのことも認識しておいたほうが良いと考え
ています。



 さて、今日はPBRについて考えます。

■バリュー投資家が重視するのはPERよりもPBR(=株価純資産倍率)で
 あることが多い。

 PBRは「株価時価総額÷株主資本」または「株価÷1株当たりの純資産」
で算出する数字です。

 株主資本は会社を清算したとき株主に返還される資産です。
 株価が清算価値の何倍かを表す指標です。

 教科書的に言えば、株価がPBR1倍割れになっているという状態は、株価
が企業の解散価値を下回っていることを意味します。

 いままで何度も述べてきたように、実際には企業はいい意味でも悪い意味で
も財務諸表にお化粧を施していますが、監査法人も監査しているし、まともな
企業は法律に反するようなひどい厚化粧をしていないという前提に「株価が本
質的価値に比べて割安だ」という解釈が可能です。

 そのために、日本のバブル崩壊後のひどい資産デフレ経済下のような例外的
な経済局面を除けば、PBR1倍割れの株価というものは、需給関係で発生す
ることはあっても一次的で、長期的にはPBR1倍が株価の「セーフティーネ
ット」の役割を果すという考え方を、私は支持しています。

 投資環境が正常化すれば、新興市場の歴史の新しい、資産的蓄積が少ない企
業などは別としても、東証第一部上場銘柄(私はいまでは70%程度くらいと
想定しています)のほとんどが、PBR1倍もしくはPBR1倍以上になると
思い込んでいます。


 さて、いつもの口ぐせですが、一般的にはPBR1倍以下なら割安と言われ
ていますが、資産のうちに不良性のもの(価値のないもの)があると、一概に
はそうとも言い切れません。
 だからこそ投資するかどうかを決定する前に、投資対象企業のバランス・シ
ート程度はチェックすることが必要なのです。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


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 クリヤマホールディングス(3355)研究銘柄レポート+コラムの構成で
す。
 コラムは「来年の運用成績を高める投資対象を見つける時期に」です。
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  こちらから ⇒ http://bit.ly/rin20151201


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


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編集者:億の近道発行プロジェクト
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未知との遭遇

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 半導体の高集積化や光ファイバーを用いた高速通信など情報通信技術の発達に伴い様々な映像情報を提供してくれる高性能パソコンやスマホなどが登場。私たちの生活はより便利になったが、このところは昨年登場したChatGPTなどの生成AIの登場でAI社会がどうなっていくのかに関心が向かっている。

 人類社会の変遷の中で起きる技術革新で未知の世界が広がろうとしている。
 今回もここからの5年、10年で過去100年の歴史を塗り替えるような変化をもたらすとすれば心が躍る。と同時に一抹の不安が頭をもたげてくる。というのもAI社会を悪用した詐欺行為が既に横行し始めたこともその兆候でもある。未知であるがあるが故に不安もある一方で期待も無限大に、また過度に広がることになる。
 生成AIとそれによる様々な需要が未知数に広がるとの期待の高まりから巻き起こるブームが株式市場にも波及してきたと言える。未知であるがゆえに直感的な期待が高まるのであるが、過去の歴史を思い返すとどこまでも高まる訳ではなく、必ずピーク、終焉を迎えることになるためこの潮流に乗って利益を上げようとする投資家は注意が必要となる。

 生成AI絡みのビジネスが発展することは当然のように予想され、既に多くのDXサポート企業やアルゴリズム技術者を擁したAI企業のビジネス展開に市場の関心が高まるなど期待は高まっているが、株式市場はそれを先取りしがちであるし、そこにお金の流れができると偏りが生じることになる。

 従来型のビジネスにもどのような影響をもたらすのか、AIシンギュラリティにより社会生活はどう変化して、私たちの職業がどう変化していくのかなど、その弊害やリスクも含めて投資家各位にはこの潮流をしっかりと眺めながら次の投資の一手を考えて頂く必要がありそうだ。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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認知度向上に寄与したAI企業のテレビCM




 企業は自社の知名度向上を図るためにテレビメディアを使ってPRを行うことがあります。それが本当に知名度を上げられるかどうかは不透明だが、やり方次第では一定の話題を集めることになります。

 2月26日(月曜日)から始まったあるテレビCMが耳につくようになりました。パチンコパチスロ機器向けのグラフィックLSIメーカーであるアクセル(6730)が流しているお笑いタレント、ダイアン(津田・ユースケの2人組)が未来空間に登場して「ゴイゴイスー」と連呼するCMです。
 この手のCMは既にニデック(6594)や王子HD(3861)などのどちらかと言えば知名度を高めたい、企業イメージを高めたいBtoB型企業からも盛んに流れて参りますが、その放映効果は果たしてどうなのかは疑問です。

 アクセルの場合も消費者にはなじみのない企業で、当然投資家にも知名度は低いという状況で過去、なかなか市場での評価は高まらずにきましたが、このところは半導体不足という流れの中でパチンコパチスロ業界向けのグラフィックLSIや組み込み系LSIの先行的な受注が高まったため、業績が急拡大し株価もそれに連動して上昇してきたという流れがあります。
 今期も第3四半期までの業績は売上高137.58億円(+28.7%)、営業利益21.2億円(+65.6%)、経常利益21.27億円(+48.9%)、当期利益15.17億円(+34.3%)と高水準の受注を消化しながら向上してきました。
 通期見通しに対する進捗率は売上高が80%、営業利益94%となりましたし受注残高も170.9億円(11カ月分)と高水準を維持していますので本来なら11月8日に発表した通期業績を上方修正することができた筈ですが、同社では通期の業績見通しを変えずに売上高171億円(+18.1%)、営業利益22.5億円(+39.4%)、経常利益22.5億円(+24.1%)、当期利益15.8億円(+16.7%)を据え置いていました。その理由は3Qの決算短信に示されていました。

 それは1)顧客の需要動向(自社製品の出荷時期等)に不透明感があった。2)4Qにおいて新規事業領域(AI分野)における企業認知度向上を企図した広告宣伝支出を見込んでいること、を理由にした据え置きでした。
 その具体的な広告宣伝が今回のテレビCMとなっています。

 通常であれば今期は売上高180億円(+31%)、営業利益28億円(+73%)となっても良いところだったのかも知れませんが、恐らく今回のテレビCMには4億円程度?が投入されているのかと推察され、企業認知度の向上と引き換えに急増する利益を抑えて次期の決算に臨もうとしているものと推察されます。
 テレビCM放映後の同社株は半導体及びAI銘柄ながら、どちらかと言うと調整含みにありましたが、先週は一気に年初来高値を更新しました。株価の調整時には掲示板に、いっそのことアクセルAIに社名を変更してはとの意見も飛び交っていましたが、まさに連結従業員127名でアルゴリズム技術者(数学者)が10名も在籍するR&D型企業であるアクセルがAI企業として認知度を高めるためのテレビCMとなりました。

 確かにCMの「アクセルエーアイゴイゴイスー」のフレーズが耳に残ります。話題性はまだ限定的なのかも知れませんが、お笑いコンビの放つギャグすらAIで作れるようになるとの情報発信がCMのメーキング映像で別途、Youtubeで流されるなどなかなか凝ったつくりになっています。

 CMの放映期間後においても、アクセルが中長期的にアルゴリズム(数学)技術者を多数抱える最先端R&D型AI企業、グラフィックLSIファブレスメーカーとしての存在感を一層高めることになると期待されます。

 それにしてもお笑いタレント(人気かどうかは筆者の知識不足)を活用してのテレビCM(好みも色々)でイメチェンが図れるのか、それにつれて投資家層が変わっていくのか、その動向には注目されます。
 テレビCM開始とともに材料としてはセルシスとの協業関係強化に加え、様々な業務をサポートするAI(ChatGPTを標準装備)が一つになったDXアプリ「ailia DX Insight」をリリースしたとの発表があり、AIをパッケージ化して独自提供することになりました。これが来期業績にどの程度寄与するかはまだ読めませんがテレビCMとの相乗効果が期待される点で市場の評価と企業イメージを大きく変えるものと期待されます。
 また、新たな投資家層を呼び込んだ可能性も感じられる先週の株価変動となりました。おまけに同社の出資先企業である自動運転システムのティアフォーへのいすゞの出資が伝えられ路線バスの自動運転に向けた展開も今後話題を集めることになりそうです。


アクセル(6730)のデータ

時価2343円 時価総額263億円 年間研究開発費16億円
直近高値2408円(3.8)、同安値1940円(2.20)

 今期の新規事業(AI中心)売上高3Q3.7億円(前年同期比▲1.36億円)でやや停滞している印象があるが、将来的には大きく拡大を見込む。
 自己資本比率82.3%の無借金企業で好財務内容。
 3Q末保有現預金78.8億円、有価証券21.3億円、合計100.1億円とキャッシュリッチ。
 今期予想EPS144.88円 予想PER16.2倍 3Q実績PBR2.04倍、今期予想配当利回り3.07%


(炎)


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日経平均はまだ割安なのか




 日本株を象徴する代表的な指数の一つである日経平均が先週は4万円台に乗せ、日経平均4万円時代の幕開けとなりました。34年前の高値を更新した勢いを借りての4万円台乗せですが、その指数を構成する銘柄の株価変動が一部の銘柄に偏ってきた点は多くの皆さんが感じてきたことかと思われます。

 各メディアはシンボリックな日経平均の最高値更新や4万円台乗せを単純に報道していますが、実際には今回の株高には生成AIに絡んだ半導体関連銘柄に偏っての4万円台乗せの成就があってのことであります。日本株は日経平均に採用されている時価総額の大きな主力プライム市場225銘柄を主体に動いており、この225銘柄を含むかつての東証1部市場銘柄の加重平均で示される1968年1月4日を基準日としたTOPIXがもう一つの指数ですが、これは現在過渡期にあり流通時価総額100億円未満の銘柄は段階的にウェイトが低減される予定です。こちらの方がやや穏健な推移を辿っていますが、これとても上げピッチは速い状況(昨年末2366.39→時価2726.80+15.2%)です。
 日経平均が昨年末に比べ18.6%の上昇となっているのに比べると穏健ですが、これは日経平均を構成する一部値がさ株の急上昇が背景にあります。

 3月8日現在、日経平均は今期予想PER16.86倍、実績PBR1.52倍、予想配当利回り1.71%(プライム市場は同じくPER16.83倍、PBR1.46倍、配当利回り2.08%、スタンダード市場がPER15.4倍、PBR1.05倍、配当利回り2.15%)となっていますが、この水準自体は過去のバブル相場時代、例えば2000年のITバブル時代に比べてまだ水準が低いため、過熱してはいないと指摘する声があります。
 かつてのITバブル相場との比較では今回は半導体製造や生成AI関連銘柄にかなり偏った相場展開であって、それ以外の銘柄にはまだ評価の余地があるという状態なのです。
 但し、半導体の成長はその時代背景、特に生成AI時代、DX化の中での産業のコアとしての成長期待が背景にあることを念頭に入れておかないとなりません。

 こうした状態の中で日経平均についてはキャップ(特定の銘柄に偏らないための構成比率の上限)を課しており、その上限は2023年10月からは11%、本年10月以降は10%と段階的に下げられる予定。
 最もウェイトの高いのは指数の先導役となってきたファーストリテイリング(9983)で既に10%を超えています。その次が東京エレクトロン(8035)でこれも同様の水準となり、今後はいずれもリバランスが必要となります。これをカバーする銘柄はKDDI(9433)やソフトバンクG(9984)などとなりますが、このことからこれまで日経平均を上げるための集中した2銘柄の存在から分散が必要となり、その点が直近は意識されるようになってきたと言えそうです。

 現在の日経平均を構成する30銘柄ほどを吟味すると、業績内容や市場人気の高さなどからかなり偏った評価がなされています。決して全面高には至っていない点を改めて認識することになります。
 日本には半導体に限らず世界に冠たるテクノロジー系の企業が数多く存在しており、改めてそうした企業群を見直してみるのも良いのかも知れません。

 日経平均の構成銘柄には先駆した人気銘柄に対してまだまだ不人気の低PER、低PBR銘柄も存在しております。これが現実の姿でもあり、同様にプライム市場、スタンダード市場にもそうした埋もれたままの銘柄が存在している点に気が付く必要があります。
 そろそろそうした銘柄も研究しておきたいところです。半導体関連や人気化している銘柄の上げ相場に水を差す必要はありませんが、多少は冷静に眺める時間が欲しいという状況です。


【昨年末からのインデックスの株価上昇率】


日経平均  33464.17円⇒先週末39688.94円(+18.6%)
TOPIX   2366.39⇒先週末2726.80(+15.2%)


【3指標】

 指標/予想PER(倍)/実績PBR(倍)/予想配当利回り(%)
日経平均/16.86/1.52/1.71
プライム/16.83/1.46/2.08
スタンダード/15.40/1.05/2.15


【予想PER50倍以上の主力225銘柄】
 まるで小型株のような評価。

1.アドバンテスト(6857)
 株価6930円(昨年末比+44.5%)
 時価総額5.6兆円 予想PER79.3倍 PBR12.7倍
 配当利回り0.49%
 半導体検査装置で世界大手。メモリーと非メモリーに2分。
 AI半導体用高性能メモリー向けテスター需要の高まりに期待。
 今期減益見通し、来期は回復見通し。指標面では割高感強いが、株上げの主役にもなっていますのでどこまで続くのか気になるところです。

2.ディスコ(6146)
 株価51920円(昨年末比+48.4%)
 時価総額5.6兆円 予想PER75.7倍 PBR15.7倍
 配当利回り0.49%
 半導体シリコンウェハ切断、研削、研磨の世界トップ企業。
 3月4日に日経平均組入れ3銘柄(ZOZO、ソシオネクスト)が発表されたが、その中の一つ。4月からの採用であるが発表後、既に先取りして株価上昇。

3.オリエンタルランド(4661)
 株価5020円(昨年末比▲4.4%)
 時価総額9.2兆円 予想PER68.6倍 PBR9.3倍
 配当利回り0.22%
 筆頭株主の京成電鉄がファンドの要請を受けて保有株19.9%のうちの1%を売却し850億円(売却益710億円)を得た話が駆け巡った。
 依然として上げトレンドが続く中の一旦の調整場面を迎えた格好。
 優待欲しさに株を持つ投資家に支えられ、長期上昇傾向継続だが昨年末に比べると株価下落。23年6月高値5756円まで上昇。今後果たしてこの高値を抜けることがあるのか?それとも波乱の幕開けなのか。

4.レーザーテック(6920)
 株価38770円(昨年末比+4.3%)
 時価総額3.7兆円 予想PER63.6倍 PBR29.2倍
 配当利回り0.49%
 最先端半導体向けマスク欠陥検査装置メーカー。EUV光源品独占。
 22年10月安値14320円からは2.7倍の水準であるが、昨年末比較では4.3%上昇に留まる。
 かつて22年1月高値36090円から22年10月安値14320円まで60%の下落を見たが、今回は果たしてどうなるのか?

5.東京エレクトロン(8035)
 株価38360円(昨年末比+51.9%)
 時価総額18.8兆円 予想PER52.2倍 PBR11.7倍
 配当利回り0.96%
 2021年からの営業利益の推移は3206億円⇒5993億円⇒6177億円⇒予想4450億円⇒四季報予想5130億円で時価総額は1.8兆円規模まで先取りして評価。
 株主のTBSHD(9401)は同社株を3.4%、1630万株、6253億円を保有しており、ほぼ自社の時価総額と見合う株を保有。今後保有株の一部売却などもありうるか。半導体コア銘柄ながら日経平均の10月からのキャップ(10%)を超える水準でやや上値は抑えられる可能性。


【参考:予想PER20倍以下の主な225銘柄】

銘柄/時価(円)/予想PER(倍)/実績PBR(倍)/配当利回り(%)

東レ(3402)/707/19.5/0.67/2.55
キヤノン(7751)/4598/14.9/1.35/3.26
住友電工(5802)/2259/14.7/0.87/2.74
日本碍子(5333)/1955.5/14.6/0.88/2.56
KDDI(9433)/4647/14.1/1.88/3.0
NXHD(9147)/7609/12.2/0.84/3.94
シチズン(7762)/1008/11.7/1.04/3.97
NTT(9432)/185.5/11.7/1.69/2.7
BS(5108)/6235/11.2/1.27/3.37
トヨタ(7203)/3610/10.8/1.55/1.8
日本郵船(9101)/4550/10.5/0.84/2.9
王子HD(3861)/597/10.3/0.58/2.68
INPEX(1605)/2169/8.3/0.66/3.5


(炎)


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 執筆者:炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)

最新号(3/11)配信内容は、
 ■相場の視点
 ■前号で報告した化学系半導体関連5銘柄の株価チェック
 ■特別報告 日経平均はまだ割安なのか
 ■時価総額5000億円超の225採用出遅れ5銘柄

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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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億の近道2024/03/11


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投資情報メールマガジン                   2024/03/11

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
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7   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★


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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャー)


     ◆コラム「日経平均はまだ割安なのか」
     ◆コラム「認知度向上に寄与したAI企業のテレビCM」
     ◆コラム「未知との遭遇」


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【お知らせ】約4年ぶりの山本潤氏の新刊とセミナー開催


 億の近道の長年の執筆者であり、NPOイノベーターズ・フォーラムの理事
でもある山本潤氏が新刊を著しました。
 氏の真髄である長期投資を前提とした珠玉の内容です。
 ぜひご覧ください。


■統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す
 クオリティ・グロース投資入門
 ──「良い企業」に長期で投資するための勝利の方程式

 山本潤 著 パンローリング刊 2,420円(税込)

 パンローリング(版元)リンク ⇒ https://bit.ly/jun_newbook2024
 Amazonリンク ⇒ https://amzn.to/3urPie6


■山本潤氏による本書理解のためのセミナー4月20日に開催!

山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=

講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポ
   ートフォリオマネジャー)


【このセミナーの目的】

 統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投
資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説し
ます。
 セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成
されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群
をしっかりと選ぶ手法について学びます。

 高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄
と呼びます。
 長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家に
は真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでい
きましょう。


【このセミナーの内容】

 セミナーは3部に分かれます。

第1部「クオリティ・グロース企業とは何か」

 潜在的な社会の切実な需要を新商品として顕在化することのできる優良企業
について解説します。
 また、独占企業や寡占企業の財務的特徴について解説します。
 クオリティ・グロース企業はなぜ収益率を改善することができるかについて、
論理的に解説します。


第2部「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績の想定」

 将来の増収が確度高く見込まれる企業の探し方について実践していきます。
 セミナー参加者は、統計学の基礎である母平均推定と母標準偏差推定を株式
投資の道具として使えるようになります。
 エクセルの操作については、講師が実演しながら、参加者をサポートしてい
きます。
 また、どなたでもできる業績の想定方法について解説します。


第3部「自分だけのNISAをつくる」

 セミナー参加者が自身でモデルNISAポートフォリオを作るお手伝いをい
たします。
 具体的なクオリティ・グロース銘柄候補について解説していきます。
 最後に質疑応答の時間を十分に取ります。

【日時】

4月20日(土)13:00〜16:30

【場所】

リアル:東京都渋谷区(お申込み後にご連絡いたします)
オンライン:ツイキャスを使用します

【参加費】

リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)

■詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=11571

主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)


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◆コラム「日経平均はまだ割安なのか」


 日本株を象徴する代表的な指数の一つである日経平均が先週は4万円台に乗
せ、日経平均4万円時代の幕開けとなりました。34年前の高値を更新した勢
いを借りての4万円台乗せですが、その指数を構成する銘柄の株価変動が一部
の銘柄に偏ってきた点は多くの皆さんが感じてきたことかと思われます。

 各メディアはシンボリックな日経平均の最高値更新や4万円台乗せを単純に
報道していますが、実際には今回の株高には生成AIに絡んだ半導体関連銘柄
に偏っての4万円台乗せの成就があってのことであります。日本株は日経平均
に採用されている時価総額の大きな主力プライム市場225銘柄を主体に動い
ており、この225銘柄を含むかつての東証1部市場銘柄の加重平均で示され
る1968年1月4日を基準日としたTOPIXがもう一つの指数ですが、こ
れは現在過渡期にあり流通時価総額100億円未満の銘柄は段階的にウェイト
が低減される予定です。こちらの方がやや穏健な推移を辿っていますが、これ
とても上げピッチは速い状況(昨年末2366.39→時価2726.80
+15.2%)です。
 日経平均が昨年末に比べ18.6%の上昇となっているのに比べると穏健で
すが、これは日経平均を構成する一部値がさ株の急上昇が背景にあります。

 3月8日現在、日経平均は今期予想PER16.86倍、実績PBR1.52
倍、予想配当利回り1.71%(プライム市場は同じくPER16.83倍、
PBR1.46倍、配当利回り2.08%、スタンダード市場がPER15.
4倍、PBR1.05倍、配当利回り2.15%)となっていますが、この水
準自体は過去のバブル相場時代、例えば2000年のITバブル時代に比べて
まだ水準が低いため、過熱してはいないと指摘する声があります。
 かつてのITバブル相場との比較では今回は半導体製造や生成AI関連銘柄
にかなり偏った相場展開であって、それ以外の銘柄にはまだ評価の余地がある
という状態なのです。
 但し、半導体の成長はその時代背景、特に生成AI時代、DX化の中での産
業のコアとしての成長期待が背景にあることを念頭に入れておかないとなりま
せん。

 こうした状態の中で日経平均についてはキャップ(特定の銘柄に偏らないた
めの構成比率の上限)を課しており、その上限は2023年10月からは11
%、本年10月以降は10%と段階的に下げられる予定。
 最もウェイトの高いのは指数の先導役となってきたファーストリテイリング
(9983)で既に10%を超えています。その次が東京エレクトロン(80
35)でこれも同様の水準となり、今後はいずれもリバランスが必要となりま
す。これをカバーする銘柄はKDDI(9433)やソフトバンクG(998
4)などとなりますが、このことからこれまで日経平均を上げるための集中し
た2銘柄の存在から分散が必要となり、その点が直近は意識されるようになっ
てきたと言えそうです。

 現在の日経平均を構成する30銘柄ほどを吟味すると、業績内容や市場人気
の高さなどからかなり偏った評価がなされています。決して全面高には至って
いない点を改めて認識することになります。
 日本には半導体に限らず世界に冠たるテクノロジー系の企業が数多く存在し
ており、改めてそうした企業群を見直してみるのも良いのかも知れません。

 日経平均の構成銘柄には先駆した人気銘柄に対してまだまだ不人気の低PE
R、低PBR銘柄も存在しております。これが現実の姿でもあり、同様にプラ
イム市場、スタンダード市場にもそうした埋もれたままの銘柄が存在している
点に気が付く必要があります。
 そろそろそうした銘柄も研究しておきたいところです。半導体関連や人気化
している銘柄の上げ相場に水を差す必要はありませんが、多少は冷静に眺める
時間が欲しいという状況です。


【昨年末からのインデックスの株価上昇率】


日経平均  33464.17円⇒先週末39688.94円(+18.6%)
TOPIX   2366.39⇒先週末2726.80(+15.2%)


【3指標】

 指標/予想PER(倍)/実績PBR(倍)/予想配当利回り(%)
日経平均/16.86/1.52/1.71
プライム/16.83/1.46/2.08
スタンダード/15.40/1.05/2.15


【予想PER50倍以上の主力225銘柄】
 まるで小型株のような評価。

1.アドバンテスト(6857)
 株価6930円(昨年末比+44.5%)
 時価総額5.6兆円 予想PER79.3倍 PBR12.7倍
 配当利回り0.49%
 半導体検査装置で世界大手。メモリーと非メモリーに2分。
 AI半導体用高性能メモリー向けテスター需要の高まりに期待。
 今期減益見通し、来期は回復見通し。指標面では割高感強いが、株上げの主
 役にもなっていますのでどこまで続くのか気になるところです。

2.ディスコ(6146)
 株価51920円(昨年末比+48.4%)
 時価総額5.6兆円 予想PER75.7倍 PBR15.7倍
 配当利回り0.49%
 半導体シリコンウェハ切断、研削、研磨の世界トップ企業。
 3月4日に日経平均組入れ3銘柄(ZOZO、ソシオネクスト)が発表され
 たが、その中の一つ。4月からの採用であるが発表後、既に先取りして株価
上昇。

3.オリエンタルランド(4661)
 株価5020円(昨年末比▲4.4%)
 時価総額9.2兆円 予想PER68.6倍 PBR9.3倍
 配当利回り0.22%
 筆頭株主の京成電鉄がファンドの要請を受けて保有株19.9%のうちの
 1%を売却し850億円(売却益710億円)を得た話が駆け巡った。
 依然として上げトレンドが続く中の一旦の調整場面を迎えた格好。
 優待欲しさに株を持つ投資家に支えられ、長期上昇傾向継続だが昨年末に比
 べると株価下落。23年6月高値5756円まで上昇。今後果たしてこの高
 値を抜けることがあるのか?それとも波乱の幕開けなのか。

4.レーザーテック(6920)
 株価38770円(昨年末比+4.3%)
 時価総額3.7兆円 予想PER63.6倍 PBR29.2倍
 配当利回り0.49%
 最先端半導体向けマスク欠陥検査装置メーカー。EUV光源品独占。
 22年10月安値14320円からは2.7倍の水準であるが、昨年末比較
 では4.3%上昇に留まる。
 かつて22年1月高値36090円から22年10月安値14320円まで
 60%の下落を見たが、今回は果たしてどうなるのか?

5.東京エレクトロン(8035)
 株価38360円(昨年末比+51.9%)
 時価総額18.8兆円 予想PER52.2倍 PBR11.7倍
 配当利回り0.96%
 2021年からの営業利益の推移は3206億円⇒5993億円⇒6177
 億円⇒予想4450億円⇒四季報予想5130億円で時価総額は1.8兆円
 規模まで先取りして評価。
 株主のTBSHD(9401)は同社株を3.4%、1630万株、625
 3億円を保有しており、ほぼ自社の時価総額と見合う株を保有。今後保有株
 の一部売却などもありうるか。半導体コア銘柄ながら日経平均の10月から
 のキャップ(10%)を超える水準でやや上値は抑えられる可能性。


【参考:予想PER20倍以下の主な225銘柄】

銘柄/時価(円)/予想PER(倍)/実績PBR(倍)/配当利回り(%)

東レ(3402)/707/19.5/0.67/2.55
キヤノン(7751)/4598/14.9/1.35/3.26
住友電工(5802)/2259/14.7/0.87/2.74
日本碍子(5333)/1955.5/14.6/0.88/2.56
KDDI(9433)/4647/14.1/1.88/3.0
NXHD(9147)/7609/12.2/0.84/3.94
シチズン(7762)/1008/11.7/1.04/3.97
NTT(9432)/185.5/11.7/1.69/2.7
BS(5108)/6235/11.2/1.27/3.37
トヨタ(7203)/3610/10.8/1.55/1.8
日本郵船(9101)/4550/10.5/0.84/2.9
王子HD(3861)/597/10.3/0.58/2.68
INPEX(1605)/2169/8.3/0.66/3.5


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 ■特別報告 日経平均はまだ割安なのか
 ■時価総額5000億円超の225採用出遅れ5銘柄

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ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
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◆コラム「認知度向上に寄与したAI企業のテレビCM」


 企業は自社の知名度向上を図るためにテレビメディアを使ってPRを行うこ
とがあります。それが本当に知名度を上げられるかどうかは不透明だが、やり
方次第では一定の話題を集めることになります。

 2月26日(月曜日)から始まったあるテレビCMが耳につくようになりま
した。パチンコパチスロ機器向けのグラフィックLSIメーカーであるアクセ
ル(6730)が流しているお笑いタレント、ダイアン(津田・ユースケの2
人組)が未来空間に登場して「ゴイゴイスー」と連呼するCMです。
 この手のCMは既にニデック(6594)や王子HD(3861)などのど
ちらかと言えば知名度を高めたい、企業イメージを高めたいBtoB型企業か
らも盛んに流れて参りますが、その放映効果は果たしてどうなのかは疑問です。

 アクセルの場合も消費者にはなじみのない企業で、当然投資家にも知名度は
低いという状況で過去、なかなか市場での評価は高まらずにきましたが、この
ところは半導体不足という流れの中でパチンコパチスロ業界向けのグラフィッ
クLSIや組み込み系LSIの先行的な受注が高まったため、業績が急拡大し
株価もそれに連動して上昇してきたという流れがあります。
 今期も第3四半期までの業績は売上高137.58億円(+28.7%)、
営業利益21.2億円(+65.6%)、経常利益21.27億円(+48.
9%)、当期利益15.17億円(+34.3%)と高水準の受注を消化しな
がら向上してきました。
 通期見通しに対する進捗率は売上高が80%、営業利益94%となりました
し受注残高も170.9億円(11カ月分)と高水準を維持していますので本
来なら11月8日に発表した通期業績を上方修正することができた筈ですが、
同社では通期の業績見通しを変えずに売上高171億円(+18.1%)、営
業利益22.5億円(+39.4%)、経常利益22.5億円(+24.1%)
、当期利益15.8億円(+16.7%)を据え置いていました。その理由は
3Qの決算短信に示されていました。

 それは1)顧客の需要動向(自社製品の出荷時期等)に不透明感があった。
2)4Qにおいて新規事業領域(AI分野)における企業認知度向上を企図し
た広告宣伝支出を見込んでいること、を理由にした据え置きでした。
 その具体的な広告宣伝が今回のテレビCMとなっています。

 通常であれば今期は売上高180億円(+31%)、営業利益28億円(+
73%)となっても良いところだったのかも知れませんが、恐らく今回のテレ
ビCMには4億円程度?が投入されているのかと推察され、企業認知度の向上
と引き換えに急増する利益を抑えて次期の決算に臨もうとしているものと推察
されます。
 テレビCM放映後の同社株は半導体及びAI銘柄ながら、どちらかと言うと
調整含みにありましたが、先週は一気に年初来高値を更新しました。株価の調
整時には掲示板に、いっそのことアクセルAIに社名を変更してはとの意見も
飛び交っていましたが、まさに連結従業員127名でアルゴリズム技術者(数
学者)が10名も在籍するR&D型企業であるアクセルがAI企業として認知
度を高めるためのテレビCMとなりました。

 確かにCMの「アクセルエーアイゴイゴイスー」のフレーズが耳に残ります。
話題性はまだ限定的なのかも知れませんが、お笑いコンビの放つギャグすらA
Iで作れるようになるとの情報発信がCMのメーキング映像で別途、Yout
ubeで流されるなどなかなか凝ったつくりになっています。

 CMの放映期間後においても、アクセルが中長期的にアルゴリズム(数学)
技術者を多数抱える最先端R&D型AI企業、グラフィックLSIファブレス
メーカーとしての存在感を一層高めることになると期待されます。

 それにしてもお笑いタレント(人気かどうかは筆者の知識不足)を活用して
のテレビCM(好みも色々)でイメチェンが図れるのか、それにつれて投資家
層が変わっていくのか、その動向には注目されます。
 テレビCM開始とともに材料としてはセルシスとの協業関係強化に加え、様々
な業務をサポートするAI(ChatGPTを標準装備)が一つになったDX
アプリ「ailia DX Insight」をリリースしたとの発表があり、
AIをパッケージ化して独自提供することになりました。これが来期業績にど
の程度寄与するかはまだ読めませんがテレビCMとの相乗効果が期待される点
で市場の評価と企業イメージを大きく変えるものと期待されます。
 また、新たな投資家層を呼び込んだ可能性も感じられる先週の株価変動とな
りました。おまけに同社の出資先企業である自動運転システムのティアフォー
へのいすゞの出資が伝えられ路線バスの自動運転に向けた展開も今後話題を集
めることになりそうです。


アクセル(6730)のデータ

時価2343円 時価総額263億円 年間研究開発費16億円
直近高値2408円(3.8)、同安値1940円(2.20)

 今期の新規事業(AI中心)売上高3Q3.7億円(前年同期比▲1.36
億円)でやや停滞している印象があるが、将来的には大きく拡大を見込む。
 自己資本比率82.3%の無借金企業で好財務内容。
 3Q末保有現預金78.8億円、有価証券21.3億円、合計100.1億
円とキャッシュリッチ。
 今期予想EPS144.88円 予想PER16.2倍 3Q実績PBR2.
04倍、今期予想配当利回り3.07%


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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◆コラム「未知との遭遇」


 半導体の高集積化や光ファイバーを用いた高速通信など情報通信技術の発達
に伴い様々な映像情報を提供してくれる高性能パソコンやスマホなどが登場。
私たちの生活はより便利になったが、このところは昨年登場したChatGP
Tなどの生成AIの登場でAI社会がどうなっていくのかに関心が向かってい
る。

 人類社会の変遷の中で起きる技術革新で未知の世界が広がろうとしている。
 今回もここからの5年、10年で過去100年の歴史を塗り替えるような変
化をもたらすとすれば心が躍る。と同時に一抹の不安が頭をもたげてくる。と
いうのもAI社会を悪用した詐欺行為が既に横行し始めたこともその兆候でも
ある。未知であるがあるが故に不安もある一方で期待も無限大に、また過度に
広がることになる。
 生成AIとそれによる様々な需要が未知数に広がるとの期待の高まりから巻
き起こるブームが株式市場にも波及してきたと言える。未知であるがゆえに直
感的な期待が高まるのであるが、過去の歴史を思い返すとどこまでも高まる訳
ではなく、必ずピーク、終焉を迎えることになるためこの潮流に乗って利益を
上げようとする投資家は注意が必要となる。

 生成AI絡みのビジネスが発展することは当然のように予想され、既に多く
のDXサポート企業やアルゴリズム技術者を擁したAI企業のビジネス展開に
市場の関心が高まるなど期待は高まっているが、株式市場はそれを先取りしが
ちであるし、そこにお金の流れができると偏りが生じることになる。

 従来型のビジネスにもどのような影響をもたらすのか、AIシンギュラリテ
ィにより社会生活はどう変化して、私たちの職業がどう変化していくのかなど、
その弊害やリスクも含めて投資家各位にはこの潮流をしっかりと眺めながら次
の投資の一手を考えて頂く必要がありそうだ。


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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 2019年3月〜2021年2月まで有料配信されていた珠玉の企業深堀り
 レポート。全99銘柄。
 執筆者:グロース銘柄発掘隊客員アナリスト
 監修:山本潤氏
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 執筆者:石川臨太郎
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 2019年3月より全12回、投資家石川臨太郎の研究。銘柄選択方法から
 有料メルマガの活用法まで多面的に分析。
 執筆者:村田雅志氏
 各400円(税込)
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新NISA(2)




 今年も温暖化の影響でしょうか、春一番は平年より2週間早かったそうです。まだ寒いながらも日々春が近づいている気配です。

 が・・・その一方で、日本の政治は春を迎えるどころか氷河期の様相です。
 ネコババ5人衆を筆頭に、与党の余りの無責任ぶりに開いた口が塞がりません。彼らは既に代議士ではなく、選挙を利用した詐欺師集団です。


 株式市場では、四半期開示などの業績予想が出るたびに株価が瞬時に大きく上下動しています。システムが自動判定して売買しますので、開示内容がWEBに表示されるや否や瞬時に株価が大きく反応します。
 「決算数字を分析して」などと…悠長なことでは間に合いません(苦笑)。

 中にはシステム売買の特徴が出ているものも散見します。

 例えば足元まで業績好調で通期予想に対する進捗率が良くても(コンサバな経営思想により)、通期修正が無ければ残りの下半期や四半期は前期比で減益になり易く、通期の上方修正が無いことで(これまた機械的に)単純計算され、残りの四半期が減益予想になりネガティブなコメントが表示され、売られることも増えました。
 これらは分析の結果ではなく表面的な計算結果ですから注意が必要です。

 読者の皆様も、それほど悪い決算数字では無かったのに想定外に売り込まれたり、やたらと買われたりと、「何故?」と感じるケースが増えたのでは無いでしょうか。
 例えば、前期の特益が無くなったために、経常利益段階までは増益なのに当期利益が前期比で減ることで「大幅減益」と表示され、急落する銘柄も目につきます。事業状況(継続性)より表示された数値にシステムが反応した結果なのでしょう。
 そもそもは相場(参加者)に厚みが無いためファンドのプログラム売買によって大きく動くだけのことですが、この手の売買が増えてきたことを実感させられます。


 今年に入ってからの日経平均の急激な値上がりには流石に付いていけませんでした。
 ウォーレン・バフェット氏が言うように株式市場は世界的に博打的になってきているようで、ボトムアップに慣れ親しんだ身としては、なかなか難しいものがあります(苦笑)。

 そんな中で思い出したのが1989年後半の相場です。

 4〜5か月ほど異様な買われ方が続いたのちに年末の高値を示現した訳ですが、今から振り返れば1988年から始まった225先物が主導していた相場でもあったと理解しています。
 現在の市場環境は当時とは大きく異なりますが、先物主導の動きや個別株の自動売買による特徴には慣れていきたいところです。


 余談ですが、日経平均が最高値を付けるほど上がったのですから、このタイミングで日銀が保有している日経平均連動ETFの売却を検討すべきと思います。日経平均の歪みの是正に繋がりますし、既に株価を下支えする時期は過ぎました。これからはIR意識の薄い企業への自助努力を促す時期です。
 もしかしたら、もっと高値での売却を狙っているのかも知れませんが・・・。


 さて、今年に入ってから新NISAの話題が急速に増えており、昨年後半からは友人からの「新NISAってどうすれば良いのか」と言う問い合わせが続きます。
 まずはNISAを利用する際の心構えとして、「焦らない事」「投資については全く急ぐ必要は無い」と伝えています。

 例えば積み立て投資にしても、21世紀に入ってからの30年間より、リーマンショック後に始めたケースの方が期間パフォーマンスが良かったとの結果が出ています。通常の投資でもリーマン後の安値をコツコツと拾っていたことが成功に繋がったケースが多かったのではないでしょうか。
 目先の上下動を利用して頻繁に売買するなどで利益を出せる方は少ないと思います。

 今は大手銀行も証券会社もNISA口座の取り込みに躍起ですし、あちらこちらでNISAを題材とした投資勧誘が盛んです。本屋さんにも沢山の投資関連本が積まれていますが・・・、煽られてはいけません。


 NISAは10年、20年と言った長い投資スパンで利用するアイテムですから、慌てて投資する必要は無いはずです。相場がこのまま(下がることなく)上がり続けることもないでしょう。上下したり急騰したり暴落したりするのが相場です。
 最近気になるのは「今の株価水準は妥当であり高くはない」「まだ米国より割安」と言ったコメントが増えていることです。「それが分かっていたならもっと早く教えてよ!」と言いたくなる気分です(笑)。

 興味深いのは、昨年秋に上場した「PBR1倍以下ETF」が今年に入ってから堅調に推移していることです。日経平均は一部の値嵩株で急騰しましたが、その一方で物色対象にも徐々に広がりが出てきているように見えます。
 一部の銘柄が主導する指数の上下動は気にせず、収益性は良いのに割安に放置されている銘柄を探し、それらを納得する水準で買う以外は、市場動向によっては「休むも相場」で良いのではないかとも感じる今日この頃です。

 慌てずに、人が行く裏に道あり・・・でしょうか。


 ご参考まで、先日筆者がスクリーニングした割安銘柄を一部列挙してみます。
 将来の株価については責任を持てませんが・・・(笑)。

 アルファ(3434)、日本特殊塗料(4619)、加藤製作所(6390)、油研工(6393)、大豊工業(6470)、ハイレックス(7279)、TSテック(7313)萩原工業(7856)

 自動車関連が多いですが、大手メーカーからのプレッシャーに負けず資本効率を上げられるのか、期待したいところです。上げられないならアクティビストに狙われるだけかも知れません。

 世界中のアクティビストが日本に注目し始めているようです。


(街のコンサルタント)


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億の近道2024/03/07


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2024/03/07号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
        (本日の担当:街のコンサルタント)


         ◆コラム「新NISA(2)」


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【お知らせ】約4年ぶりの山本潤氏の新刊が出来!!


 億の近道の長年の執筆者であり、NPOイノベーターズ・フォーラムの理事
でもある山本潤氏が新刊を著しました。
 氏の真髄である長期投資を前提とした珠玉の内容です。
 ぜひご覧ください。


■統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す
 クオリティ・グロース投資入門
 ──「良い企業」に長期で投資するための勝利の方程式

 山本潤 著 パンローリング刊 2,420円(税込)

 パンローリング(版元)リンク ⇒ https://bit.ly/jun_newbook2024
 Amazonリンク ⇒ https://amzn.to/3urPie6


■山本潤氏による本書理解のためのセミナー4月20日に開催!

山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=

講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポ
   ートフォリオマネジャー)


【このセミナーの目的】

 統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投
資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説し
ます。
 セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成
されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群
をしっかりと選ぶ手法について学びます。

 高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄
と呼びます。
 長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家に
は真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでい
きましょう。


【このセミナーの内容】

 セミナーは3部に分かれます。

第1部「クオリティ・グロース企業とは何か」

 潜在的な社会の切実な需要を新商品として顕在化することのできる優良企業
について解説します。
 また、独占企業や寡占企業の財務的特徴について解説します。
 クオリティ・グロース企業はなぜ収益率を改善することができるかについて、
論理的に解説します。


第2部「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績の想定」

 将来の増収が確度高く見込まれる企業の探し方について実践していきます。
 セミナー参加者は、統計学の基礎である母平均推定と母標準偏差推定を株式
投資の道具として使えるようになります。
 エクセルの操作については、講師が実演しながら、参加者をサポートしてい
きます。
 また、どなたでもできる業績の想定方法について解説します。


第3部「自分だけのNISAをつくる」

 セミナー参加者が自身でモデルNISAポートフォリオを作るお手伝いをい
たします。
 具体的なクオリティ・グロース銘柄候補について解説していきます。
 最後に質疑応答の時間を十分に取ります。


●リアルセミナーお申し込みはこちら
 ⇒ https://bit.ly/yamabook20240420

●オンラインセミナーお申し込みはこちら
 ⇒ https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/296738


【日時】

4月20日(土)13:00〜16:30

【場所】

東京都渋谷区/オンライン(ツイキャスを使用します)
(お申込み後にご連絡いたします)

【参加費】

リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)

【懇親会】

終了後、近隣の飲食店で懇親会があります。講師の山本潤氏も参加します。
リアルセミナーお申込み時に参加可否をお知らせください。

懇親会参加費用 5,500円(税込)


【タイムテーブル】
※当日変更する場合があります

 開場  12:30
 ご挨拶 13:00(5分)
 第1部 13:05(60分)「クオリティ・グロース企業とは何か」
 休憩  14:05(5分)
 第2部 14:10(60分)「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績
                の想定」
 休憩  15:10(5分)
 第3部 15:15(60分)「自分だけのNISAをつくる」+質疑応答
 終了予定16:15


【留意事項】

[リアル参加者の方]
・当日、ノートPCを持参ください。
・実習ではエクセルを使いますので、あらかじめ使用できる様にしておいてく
 ださい。
・会場にWifiはありますが、配信専用とさせていただきますので、テザリング
 など通信手段をご用意ください。

[オンライン参加者の方]
・実習ではエクセルを使いますので、あらかじめ使用できる様にしておいてく
 ださい。

[リアル/オンライン共通」
・書籍巻末にあるQRコードから専用のエクセルファイルをダウンロードして
 おいてください。
・本セミナーはアーカイブ保存され、後日、復習できます。
(当面2週間の予定)

※都合により、一部内容が変更になることがあります。


●リアルセミナーお申し込みはこちら
 ⇒ https://bit.ly/yamabook20240420

●オンラインセミナーお申し込みはこちら
 ⇒ https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/296738


主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)


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◆コラム「新NISA(2)」


 今年も温暖化の影響でしょうか、春一番は平年より2週間早かったそうです。
まだ寒いながらも日々春が近づいている気配です。

 が・・・その一方で、日本の政治は春を迎えるどころか氷河期の様相です。
 ネコババ5人衆を筆頭に、与党の余りの無責任ぶりに開いた口が塞がりませ
ん。彼らは既に代議士ではなく、選挙を利用した詐欺師集団です。


 株式市場では、四半期開示などの業績予想が出るたびに株価が瞬時に大きく
上下動しています。システムが自動判定して売買しますので、開示内容がWE
Bに表示されるや否や瞬時に株価が大きく反応します。
 「決算数字を分析して」などと…悠長なことでは間に合いません(苦笑)。

 中にはシステム売買の特徴が出ているものも散見します。

 例えば足元まで業績好調で通期予想に対する進捗率が良くても(コンサバな
経営思想により)、通期修正が無ければ残りの下半期や四半期は前期比で減益
になり易く、通期の上方修正が無いことで(これまた機械的に)単純計算され、
残りの四半期が減益予想になりネガティブなコメントが表示され、売られるこ
とも増えました。
 これらは分析の結果ではなく表面的な計算結果ですから注意が必要です。

 読者の皆様も、それほど悪い決算数字では無かったのに想定外に売り込まれ
たり、やたらと買われたりと、「何故?」と感じるケースが増えたのでは無い
でしょうか。
 例えば、前期の特益が無くなったために、経常利益段階までは増益なのに当
期利益が前期比で減ることで「大幅減益」と表示され、急落する銘柄も目につ
きます。事業状況(継続性)より表示された数値にシステムが反応した結果な
のでしょう。
 そもそもは相場(参加者)に厚みが無いためファンドのプログラム売買によ
って大きく動くだけのことですが、この手の売買が増えてきたことを実感させ
られます。


 今年に入ってからの日経平均の急激な値上がりには流石に付いていけません
でした。
 ウォーレン・バフェット氏が言うように株式市場は世界的に博打的になって
きているようで、ボトムアップに慣れ親しんだ身としては、なかなか難しいも
のがあります(苦笑)。

 そんな中で思い出したのが1989年後半の相場です。

 4〜5か月ほど異様な買われ方が続いたのちに年末の高値を示現した訳です
が、今から振り返れば1988年から始まった225先物が主導していた相場
でもあったと理解しています。
 現在の市場環境は当時とは大きく異なりますが、先物主導の動きや個別株の
自動売買による特徴には慣れていきたいところです。


 余談ですが、日経平均が最高値を付けるほど上がったのですから、このタイ
ミングで日銀が保有している日経平均連動ETFの売却を検討すべきと思いま
す。日経平均の歪みの是正に繋がりますし、既に株価を下支えする時期は過ぎ
ました。これからはIR意識の薄い企業への自助努力を促す時期です。
 もしかしたら、もっと高値での売却を狙っているのかも知れませんが・・・。


 さて、今年に入ってから新NISAの話題が急速に増えており、昨年後半か
らは友人からの「新NISAってどうすれば良いのか」と言う問い合わせが続
きます。
 まずはNISAを利用する際の心構えとして、「焦らない事」「投資につい
ては全く急ぐ必要は無い」と伝えています。

 例えば積み立て投資にしても、21世紀に入ってからの30年間より、リー
マンショック後に始めたケースの方が期間パフォーマンスが良かったとの結果
が出ています。通常の投資でもリーマン後の安値をコツコツと拾っていたこと
が成功に繋がったケースが多かったのではないでしょうか。
 目先の上下動を利用して頻繁に売買するなどで利益を出せる方は少ないと思
います。

 今は大手銀行も証券会社もNISA口座の取り込みに躍起ですし、あちらこ
ちらでNISAを題材とした投資勧誘が盛んです。本屋さんにも沢山の投資関
連本が積まれていますが・・・、煽られてはいけません。


 NISAは10年、20年と言った長い投資スパンで利用するアイテムです
から、慌てて投資する必要は無いはずです。相場がこのまま(下がることなく)
上がり続けることもないでしょう。上下したり急騰したり暴落したりするのが
相場です。
 最近気になるのは「今の株価水準は妥当であり高くはない」「まだ米国より
割安」と言ったコメントが増えていることです。「それが分かっていたならも
っと早く教えてよ!」と言いたくなる気分です(笑)。

 興味深いのは、昨年秋に上場した「PBR1倍以下ETF」が今年に入って
から堅調に推移していることです。日経平均は一部の値嵩株で急騰しましたが、
その一方で物色対象にも徐々に広がりが出てきているように見えます。
 一部の銘柄が主導する指数の上下動は気にせず、収益性は良いのに割安に放
置されている銘柄を探し、それらを納得する水準で買う以外は、市場動向によ
っては「休むも相場」で良いのではないかとも感じる今日この頃です。

 慌てずに、人が行く裏に道あり・・・でしょうか。


 ご参考まで、先日筆者がスクリーニングした割安銘柄を一部列挙してみます。
 将来の株価については責任を持てませんが・・・(笑)。

 アルファ(3434)、日本特殊塗料(4619)、加藤製作所(6390)
、油研工(6393)、大豊工業(6470)、ハイレックス(7279)、
TSテック(7313)、萩原工業(7856)。

 自動車関連が多いですが、大手メーカーからのプレッシャーに負けず資本効
率を上げられるのか、期待したいところです。上げられないならアクティビス
トに狙われるだけかも知れません。

 世界中のアクティビストが日本に注目し始めているようです。


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JUGEMテーマ:社会の出来事




山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念 =自分専用NISAつくりセミナー=



山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=


講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポートフォリオマネジャー)


【このセミナーの目的】


 統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説します。
 セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群をしっかりと選ぶ手法について学びます。

 高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄と呼びます。
 長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家には真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでいきましょう。


【このセミナーの内容】


 セミナーは3部に分かれます。

第1部「クオリティ・グロース企業とは何か」

 潜在的な社会の切実な需要を新商品として顕在化することのできる優良企業について解説します。
 また、独占企業や寡占企業の財務的特徴について解説します。
 クオリティ・グロース企業はなぜ収益率を改善することができるかについて、論理的に解説します。


第2部「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績の想定」

 将来の増収が確度高く見込まれる企業の探し方について実践していきます。
 セミナー参加者は、統計学の基礎である母平均推定と母標準偏差推定を株式投資の道具として使えるようになります。
 エクセルの操作については、講師が実演しながら、参加者をサポートしていきます。
 また、どなたでもできる業績の想定方法について解説します。


第3部「自分だけのNISAをつくる」

 セミナー参加者が自身でモデルNISAポートフォリオを作るお手伝いをいたします。
 具体的なクオリティ・グロース銘柄候補について解説していきます。
 最後に質疑応答の時間を十分に取ります。


●リアルセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://bit.ly/yamabook20240420
●オンラインセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/296738


【日時】

4月20日(土)13:00〜16:30


【場所】

東京都渋谷区/オンライン(ツイキャスを使用します)
(お申込み後にご連絡いたします)


【参加費】

リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)


【懇親会】

終了後、近隣の飲食店で懇親会があります。講師の山本潤氏も参加します。
リアルセミナーお申込み時に参加可否をお知らせください。

懇親会参加費用 5,500円(税込)


【タイムテーブル】
※当日変更する場合があります

 開場  12:30
 ご挨拶 13:00(5分)
 第1部 13:05(60分)「クオリティ・グロース企業とは何か」
 休憩  14:05(5分)
 第2部 14:10(60分)「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績の想定」
 休憩  15:10(5分)
 第3部 15:15(60分)「自分だけのNISAをつくる」+質疑応答
 終了予定16:15


【留意事項】

[リアル参加者の方]
・当日、ノートPCを持参ください。
・実習ではエクセルを使いますので、あらかじめ使用できる様にしておいてください。
・会場にWifiはありますが、配信専用とさせていただきますので、テザリングなど通信手段をご用意ください。

[オンライン参加者の方]
・実習ではエクセルを使いますので、あらかじめ使用できる様にしておいてください。

[リアル/オンライン共通」
・書籍巻末にあるQRコードから専用のエクセルファイルをダウンロードして
 おいてください。
・本セミナーはアーカイブ保存され、後日、復習できます。(当面2週間の予定)

※都合により、一部内容が変更になることがあります。

●リアルセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://bit.ly/yamabook20240420
●オンラインセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/296738


主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)




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