山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念 =長期投資+自分専用NISAつくりセミナー=



山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=


講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポートフォリオマネジャー)


【このセミナーの目的】


 統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説します。
 セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群をしっかりと選ぶ手法について学びます。

 高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄と呼びます。
 長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家には真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでいきましょう。


【このセミナーの内容】


 セミナーは3部に分かれます。

第1部「クオリティ・グロース企業とは何か」

 潜在的な社会の切実な需要を新商品として顕在化することのできる優良企業について解説します。
 また、独占企業や寡占企業の財務的特徴について解説します。
 クオリティ・グロース企業はなぜ収益率を改善することができるかについて、論理的に解説します。


第2部「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績の想定」

 将来の増収が確度高く見込まれる企業の探し方について実践していきます。
 セミナー参加者は、統計学の基礎である母平均推定と母標準偏差推定を株式投資の道具として使えるようになります。
 エクセルの操作については、講師が実演しながら、参加者をサポートしていきます。
 また、どなたでもできる業績の想定方法について解説します。


第3部「自分だけのNISAをつくる」

 セミナー参加者が自身でモデルNISAポートフォリオを作るお手伝いをいたします。
 具体的なクオリティ・グロース銘柄候補について解説していきます。
 最後に質疑応答の時間を十分に取ります。


●リアルセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://bit.ly/yamabook20240420
●オンラインセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/296738


【日時】

4月20日(土)13:00〜16:30


【場所】

東京都渋谷区/オンライン(ツイキャスを使用します)
(お申込み後にご連絡いたします)


【参加費】

リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)


【懇親会】

終了後、近隣の飲食店で懇親会があります。講師の山本潤氏も参加します。
リアルセミナーお申込み時に参加可否をお知らせください。

懇親会参加費用 5,500円(税込)


【タイムテーブル】
※当日変更する場合があります

 開場  12:30
 ご挨拶 13:00(5分)
 第1部 13:05(60分)「クオリティ・グロース企業とは何か」
 休憩  14:05(5分)
 第2部 14:10(60分)「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績の想定」
 休憩  15:10(5分)
 第3部 15:15(60分)「自分だけのNISAをつくる」+質疑応答
 終了予定16:15


【留意事項】

[リアル参加者の方]
・当日、ノートPCを持参ください。
・実習ではエクセルを使いますので、あらかじめ使用できる様にしておいてください。
・会場にWifiはありますが、配信専用とさせていただきますので、テザリングなど通信手段をご用意ください。

[オンライン参加者の方]
・実習ではエクセルを使いますので、あらかじめ使用できる様にしておいてください。

[リアル/オンライン共通」
・書籍巻末にあるQRコードから専用のエクセルファイルをダウンロードして
 おいてください。
・本セミナーはアーカイブ保存され、後日、復習できます。(当面2週間の予定)

※都合により、一部内容が変更になることがあります。

●リアルセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://bit.ly/yamabook20240420
●オンラインセミナーお申し込みはこちら ⇒ https://twitcasting.tv/c:okuchika/shopcart/296738


主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)




JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:セミナー情報




有料メルマガライブラリから(518)「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」=
 (有料メルマガ第64回・2010/3/16配信号)

※2010年3月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 2回前の62回目のコラムで、「有価証券報告書や決算短信の内容をよく読むことで、投資した企業や投資を検討している企業の将来の業績がある程度把握できる。また株価の無用な乱高下に付和雷同して、安値で持ち株を損切りする危険を乗り越えることが可能だ」ということを書きました。

 例として、過去の研究銘柄で取り上げた後に一番株価の下落率が大きかったトウアバルブグループ本社の例を取り上げました。原発というテーマ性があったこともあると思いますが、原稿を書いた2月26日時点の株価1902円からメルマガ配信日の3月2日の終値1933円までは、それほど株価は上昇しませんでしたが、そこからは右肩上がりで、この原稿を書いている3月12日の終値は2210円となりました。これからの更なる株価の上昇に期待したいと思います。


 本日は四半期ごとの有価証券報告書もチェックしておいたほうが良いという事例をご紹介しようと思います。

 私も四半期ごとに発表される決算短信は良く読むようにしています。しかし四半期ごとの有価証券報告書までチェックすることは、まずありませんでした。ところが、最近新しい研究銘柄の対象として電業社を検討していて、四半期ごとの受注高と受注残高が知りたくなって、IRに質問したり、資料を漁っているうちに、四半期ごとの有価証券報告書にでていることが分かりました。
 受注生産の企業の場合は四半期ごとの決算短信には出ていない場合もありますが(←開示している企業もあります)、四半期ごとの有価証券報告書には、「四半期ごと、すなわち3ヵ月ごとの受注高と、その期末の受注残高」が開示されていることに気がつきました。

 電業社の受注残高が大きく落ち込んでいたので、研究銘柄として取り上げることは中止して、受注残高が増加し始めたら研究銘柄として取り上げるかどうか再検討を行うことに決めました。

 そのとき過去の研究銘柄のうち、第3四半期の決算短信が発表されて、業績の進捗率がよいのに株価があまり上がらないので、自分の投資対象として買い増そうかと考えた企業がありました。買い増しを実行する前に「まてよ、会社の業績予想はずいぶん弱気だ。受注残高など受注動向についても有価証券報告書で調べてみるか」。このように考えて、四半期ごとの有価証券報告書をみて、あまりにも大きな受注高と受注残高の落ち込みに愕然としてしまった企業がありました。その企業は日本ヒュームです。

 日本ヒュームの資産価値は非常に高く、資産価値から見た株価は現状でも非常に安いと考えています。また日本の下水道の老朽化から考えて、中長期的に見れば日本ヒュームの事業価値は高いと考えています。しかし日本の株式市場では、どんなに資産価値や事業価値が高い企業でも、大きな減益決算などを発表した途端に大きく売られてしまう場合も出てきます。特にその前の決算短信などの業績が過去に比べて上向いていて、その後にマイナス情報がでてくると「がっかり」売りが加速してしまうこともよくあります。

 事前にその情報を知っていて、投資先企業の価値から考えて、持ち続けると決めていたなら、問題ありませんが、不意打ちを食らったような業績の悪化には、なかなか耐えることが出来ません。

 日本ヒュームの四半期ごとの受注額と受注残高を記載しておきます。第3四半期の決算短信も見ながら、四半期ごとの有価証券報告書を調査する重要性を確認していただければと思います。
 せっかく企業が出してくれている将来の業績を予想する有力な手段ですから、しっかりと利用するべきだと考えます。


 決算短信には業績について以下のように開示されています。

『3.連結業績予想に関する定性的情報
今後の日本経済の見通しにつきましては、経済対策の効果や、各分野における在庫調整の進展により、一部で底入れの兆しが見られるものの、景気の二番底の懸念が表明されるなど、不透明な経済情勢が続くことが予想されますが、最近の業績動向を踏まえ、平成21年11月11日に公表しました通期の連結業績予想を以下のとおり修正しました。平成22年3月期の業績は売上高が景気低迷に伴う建設投資の縮小等により減収となる見込みでありますが、損益は原価低減や為替の影響等により前回予想を上回る見込みであります。』

 決算短信には受注状況等の情報は出ていません。しかしEDINETには四半期ごとの有価証券報告書が開示されています。

■2009年3月期第2四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄

 第2四半期(08年7月〜9月)の受注高8,539百万円。
 第2四半期末の受注残高7,638百万円。

■2009年3月期第3四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第3四半期(08年10月〜12月)の受注高7,969百万円。
 第2四半期末の受注残高7,827百万円。

■2009年3月期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」(通期の数字から第4四半期の数字を計算)
 第4半期(09年1月〜3月)の受注高8,438百万円。
 第4四半期末の受注残高7,259百万円。

■2010年3月期第1四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第1四半期(09年4月〜6月)の受注高10,124百万円。
 第1四半期末の受注残高11,604百万円。

■2010年3月期第2四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第2四半期(09年7月〜9月)の受注高5,169百万円。
 第2四半期末の受注残高4,932百万円。

■2009年3月期第3四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第3四半期(09年10月〜12月)の受注高4,609百万円。
 第2四半期末の受注残高2,962百万円。

 各期の期末の受注残高と比べて、2009年12月末時点の受注残高が激減していることに気づかされます。受注生産以外の売上高もあるでしょうし、持分会社の利益も別途で利益に加算されてきます。しかし、それにしても日本ヒュームの各期の販売高と受注残高との関係を見ると、この受注残高の急減は、今後の業績に懸念をもたらします。もちろん2010年1月から3月までの第4四半期に大きく受注を獲得できる可能性もあります。また株価が上昇していく可能性も考えられます。

 この数字を知った上で、日本ヒュームへの投資をどのように行うかは、各投資家の判断による(=投資家ごとに違う)と考えます。ただ、この状況を知っているのと、第3四半期までの業績の実だけを見て日本ヒュームを買い増そ
うなどと考えてしまった私のような投資家とでは、中長期的な投資の成績が違ってくる可能性は高いと思います。でも面白いことに、日本ヒュームの株価は第3四半期の有価証券報告書が開示された後でも少しずつ上昇しているのが、株式投資の不思議だと感じています。

 企業が発表してくれている情報はしっかり確認すべきだと、私自身が痛切に反省したことでもあり、今回のコラムで取り上げさせていただきました。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


■□この有料メルマガの全文が読めます!

 日本化学工業(4092)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
 以下のリンクからどうぞ。(一部無料で読めます)

  こちらから ⇒ http://bit.ly/rin20100316


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)






JUGEMテーマ:株・投資




億の近道2024/03/26


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2024/03/26

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★


===================================


             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)


     ◆コラム「有料メルマガライブラリから(518)」


===================================


【3/31日曜日開催!ハイブリッド個人投資家勉強会!(無料)】


 アイルさんの個人投資家勉強会
 [ワンキャリア(4377)&poper(5134)&エフ・コード(9
211)]

 億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催のハイブリッド勉強会です。
 今回はワンキャリア(4377)&poper(5134)&エフ・コード
(9211)の3社が登壇。
 ワンキャリア(4377)とpoper(5134)は初登壇です。

 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。
 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。
 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。
 ぜひご参加下さい。


■日時:3月31日(日)12:00〜
■場所:東京都内+オンライン
■参加費用:無料

■内容
 11時45分〜12時00分 雑談※
 12時00分〜17時00分
   各社90分(登壇順は調整中)

※この内容はアーカイブ配信なし

 終了後、近隣の店舗で懇親会を予定しています(実費)

■詳細、お申込みはこちら
 ⇒ https://peatix.com/event/3879323

この勉強会は個人投資家アイル、株式会社リンクスリサーチ、メルマガ億の近
道の3者共同主催で開催しています。


===================================


◆コラム「有料メルマガライブラリから(518)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」=
 (有料メルマガ第64回・2010/3/16配信号)

※2010年3月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 2回前の62回目のコラムで、「有価証券報告書や決算短信の内容をよく読
むことで、投資した企業や投資を検討している企業の将来の業績がある程度把
握できる。また株価の無用な乱高下に付和雷同して、安値で持ち株を損切りす
る危険を乗り越えることが可能だ」ということを書きました。

 例として、過去の研究銘柄で取り上げた後に一番株価の下落率が大きかった
トウアバルブグループ本社の例を取り上げました。原発というテーマ性があっ
たこともあると思いますが、原稿を書いた2月26日時点の株価1902円か
らメルマガ配信日の3月2日の終値1933円までは、それほど株価は上昇し
ませんでしたが、そこからは右肩上がりで、この原稿を書いている3月12日
の終値は2210円となりました。これからの更なる株価の上昇に期待したい
と思います。


 本日は四半期ごとの有価証券報告書もチェックしておいたほうが良いという
事例をご紹介しようと思います。

 私も四半期ごとに発表される決算短信は良く読むようにしています。しかし
四半期ごとの有価証券報告書までチェックすることは、まずありませんでした。
ところが、最近新しい研究銘柄の対象として電業社を検討していて、四半期ご
との受注高と受注残高が知りたくなって、IRに質問したり、資料を漁ってい
るうちに、四半期ごとの有価証券報告書にでていることが分かりました。
 受注生産の企業の場合は四半期ごとの決算短信には出ていない場合もありま
すが(←開示している企業もあります)、四半期ごとの有価証券報告書には、
「四半期ごと、すなわち3ヵ月ごとの受注高と、その期末の受注残高」が開示
されていることに気がつきました。

 電業社の受注残高が大きく落ち込んでいたので、研究銘柄として取り上げる
ことは中止して、受注残高が増加し始めたら研究銘柄として取り上げるかどう
か再検討を行うことに決めました。

 そのとき過去の研究銘柄のうち、第3四半期の決算短信が発表されて、業績
の進捗率がよいのに株価があまり上がらないので、自分の投資対象として買い
増そうかと考えた企業がありました。買い増しを実行する前に「まてよ、会社
の業績予想はずいぶん弱気だ。受注残高など受注動向についても有価証券報告
書で調べてみるか」。このように考えて、四半期ごとの有価証券報告書をみて、
あまりにも大きな受注高と受注残高の落ち込みに愕然としてしまった企業があ
りました。その企業は日本ヒュームです。

 日本ヒュームの資産価値は非常に高く、資産価値から見た株価は現状でも非
常に安いと考えています。また日本の下水道の老朽化から考えて、中長期的に
見れば日本ヒュームの事業価値は高いと考えています。しかし日本の株式市場
では、どんなに資産価値や事業価値が高い企業でも、大きな減益決算などを発
表した途端に大きく売られてしまう場合も出てきます。特にその前の決算短信
などの業績が過去に比べて上向いていて、その後にマイナス情報がでてくると
「がっかり」売りが加速してしまうこともよくあります。

 事前にその情報を知っていて、投資先企業の価値から考えて、持ち続けると
決めていたなら、問題ありませんが、不意打ちを食らったような業績の悪化に
は、なかなか耐えることが出来ません。

 日本ヒュームの四半期ごとの受注額と受注残高を記載しておきます。第3四
半期の決算短信も見ながら、四半期ごとの有価証券報告書を調査する重要性を
確認していただければと思います。
 せっかく企業が出してくれている将来の業績を予想する有力な手段ですから、
しっかりと利用するべきだと考えます。


 決算短信には業績について以下のように開示されています。

『3.連結業績予想に関する定性的情報
今後の日本経済の見通しにつきましては、経済対策の効果や、各分野における
在庫調整の進展により、一部で底入れの兆しが見られるものの、景気の二番底
の懸念が表明されるなど、不透明な経済情勢が続くことが予想されますが、最
近の業績動向を踏まえ、平成21年11月11日に公表しました通期の連結業
績予想を以下のとおり修正しました。
平成22年3月期の業績は売上高が景気低迷に伴う建設投資の縮小等により減
収となる見込みでありますが、損益は原価低減や為替の影響等により前回予想
を上回る見込みであります。』

 決算短信には受注状況等の情報は出ていません。しかしEDINETには四
半期ごとの有価証券報告書が開示されています。

■2009年3月期第2四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄

 第2四半期(08年7月〜9月)の受注高8,539百万円。
 第2四半期末の受注残高7,638百万円。

■2009年3月期第3四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第3四半期(08年10月〜12月)の受注高7,969百万円。
 第2四半期末の受注残高7,827百万円。

■2009年3月期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」(通期の数字から第4四半期の数字を計算)
 第4半期(09年1月〜3月)の受注高8,438百万円。
 第4四半期末の受注残高7,259百万円。

■2010年3月期第1四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第1四半期(09年4月〜6月)の受注高10,124百万円。
 第1四半期末の受注残高11,604百万円。

■2010年3月期第2四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第2四半期(09年7月〜9月)の受注高5,169百万円。
 第2四半期末の受注残高4,932百万円。

■2009年3月期第3四半期有価証券報告書の
「生産、受注及び販売の状況」の欄
 第3四半期(09年10月〜12月)の受注高4,609百万円。
 第2四半期末の受注残高2,962百万円。

 各期の期末の受注残高と比べて、2009年12月末時点の受注残高が激減
していることに気づかされます。受注生産以外の売上高もあるでしょうし、持
分会社の利益も別途で利益に加算されてきます。しかし、それにしても日本ヒ
ュームの各期の販売高と受注残高との関係を見ると、この受注残高の急減は、
今後の業績に懸念をもたらします。もちろん2010年1月から3月までの第
4四半期に大きく受注を獲得できる可能性もあります。また株価が上昇してい
く可能性も考えられます。

 この数字を知った上で、日本ヒュームへの投資をどのように行うかは、各投
資家の判断による(=投資家ごとに違う)と考えます。ただ、この状況を知っ
ているのと、第3四半期までの業績の実績だけを見て日本ヒュームを買い増そ
うなどと考えてしまった私のような投資家とでは、中長期的な投資の成績が違
ってくる可能性は高いと思います。でも面白いことに、日本ヒュームの株価は
第3四半期の有価証券報告書が開示された後でも少しずつ上昇しているのが、
株式投資の不思議だと感じています。

 企業が発表してくれている情報はしっかり確認すべきだと、私自身が痛切に
反省したことでもあり、今回のコラムで取り上げさせていただきました。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


■□この有料メルマガの全文が読めます!

 日本化学工業(4092)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
 以下のリンクからどうぞ。(一部無料で読めます)

  こちらから ⇒ http://bit.ly/rin20100316


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


===================================


■ お知らせ ■


【石川臨太郎】人生最後の著書好評発売中!


[amazonレビューより]

「ある程度の株式投資を経験した者にとっては、良本だと思います。じっくり
 読むと、資産運用とは何かを習得できるでしょう。」

「実生活に即した内容がとても参考になりました。」

「株式投資初心者ですが、今、本書を読むことができたことを本当にありがた
 く思っています。」


 生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える
最後の書籍が、以下の通り好評発売中です。


[現代の錬金術シリーズ153]
 資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資
  〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜
 石川臨太郎 著、パンローリング刊
 価格2,800円+税

 パンローリングの直販サイトで購入が可能です。(即日発送・送料無料)
 詳細はこちら ⇒  http://bit.ly/rin_newbook
 (パンローリングの直販サイトへ飛びます)

 Amazonでも購入出来ます。
 詳細はこちら ⇒  https://amzn.to/2Y4GqsJ
 (Amazonのサイトへ飛びます)


 石川臨太郎氏最後の書籍、ぜひお手にとって下さい。
 レビューの投稿もお願い致します!!


◆村田雅志氏による石川臨太郎有料メルマガ研究コンテンツ◆

「"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」が、各号ごとに購入いただけます!
 全12号公開中です。

[第1号] http://bit.ly/ishiken01
[第2号] http://bit.ly/ishiken02
[第3号] http://bit.ly/ishiken03
[第4号] http://bit.ly/ishiken04
[第5号] http://bit.ly/ishiken05
[第6号] http://bit.ly/ishiken06
[第7号] http://bit.ly/ishiken07
[第8号] http://bit.ly/ishiken08
[第9号] http://bit.ly/ishiken09
[第10号] http://bit.ly/ishiken10
[第11号] http://bit.ly/ishiken11
[第12号] http://bit.ly/ishiken12


 内容を一部閲覧出来ますので、ぜひご利用下さい。

 ★400円/部

 ★全12回まとめて購読はおトク!2,980円
  ⇒ https://bit.ly/rinmagazineall

詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742



===================================


【お知らせ】約4年ぶりの山本潤氏の新刊とセミナー開催のご案内


 億の近道の長年の執筆者であり、NPOイノベーターズ・フォーラムの理事
でもある山本潤氏が新刊を著しました。
 氏の真髄である長期投資を前提とした珠玉の内容です。
 ぜひご覧ください。


■統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す
 クオリティ・グロース投資入門
 ──「良い企業」に長期で投資するための勝利の方程式

 山本潤 著 パンローリング刊 2,420円(税込)

 パンローリング(版元)リンク ⇒ https://bit.ly/jun_newbook2024
 Amazonリンク ⇒ https://amzn.to/3urPie6


■山本潤氏による本書理解のためのセミナー4月20日に開催!

山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=

講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポ
   ートフォリオマネジャー)


【このセミナーの目的】

 統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投
資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説し
ます。
 セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成
されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群
をしっかりと選ぶ手法について学びます。

 高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄
と呼びます。
 長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家に
は真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでい
きましょう。


【日時】

4月20日(土)13:00〜16:30

【場所】

リアル:東京都渋谷区(お申込み後にご連絡いたします)
オンライン:ツイキャスを使用します

【参加費】

リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)

■詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=11571

主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)


===================================

 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


==================================

JUGEMテーマ:株・投資




時価総額1000兆円時代突入




 異次元の金融緩和政策が17年ぶりに終わり、正常化されるとの発表が19日、日銀により発表された。株式相場にとってはこのことは本来ならネガティブに映る筈だが、今回はむしろ歓迎した格好で日経平均は再び4万円台乗せとなった。
 この発表直後の市場の反応は確かに一旦ネガティブな反応となったのだが、すぐにポジティブに反応したことは今後の株式相場に対して強気に傾く市場センチメントを醸成してしまった。これまでは日経平均の上げをリードする一部銘柄に偏った展開が見られたが、今回は個別の出遅れ銘柄も含めた全体的な株高に入ったとの印象が持たれる点がこれまでとは違っている。

 この結果、19日段階で3市場(プライム、スタンダード、グロース)全体の時価総額は1000兆円を超えてきた。とうとう日本にも時価総額1000兆円時代が訪れようとしている。
 この背景は米国市場との連動、中国市場の衰退、チャイナマネーの逃避の受け皿という視点で語られるのだが、その裏付けとなる企業収益がグローバル企業を中心にした円安基調の下で向上する傾向がなおも続くと言う前提が必要となる。
 今回の日銀による金融政策変更による金利上げが本来なら為替を円高に導くことになる可能性があるのだが、その金利上げがまだ小幅のもので、一方の米国金利、例えば10年物国債金利がこのところ上昇している状況で為替は再び1ドル=151円台の円安水準に戻ってしまった。企業業績に反映される短期的な3月期末レートが、このまま円安の状態で終えることになれば、企業収益の裏付けができることになる。
 問題は来期以降の為替見通しとなるが、そのポイントとなる米国の金利引き下げが米国の経済がなおも力強い現状を踏まえ、年後半以降になるとの見通しと日銀の金利上げが当面小幅なものとなりそうだとの観測から一気に円高トレンドに転じることはなさそう。消費者物価指数が年率2%程度の安定した上昇と継続した賃金上昇というマクロ経済の動向を踏まえて株式相場は、上昇トレンドを堅持していくという見通しが成り立つ。

 今後は絶えず円高に振れる可能性も想定しながら内需系銘柄やこれまでの活躍がなかった銘柄群にも活躍の余地が生まれる。

 日米同時株高の展開で、一方の米国に目を向けると市場で人気を集める主力7銘柄(NVIDIA、TESLA、APPLE、ALPHABET、META,AMAZON、MICROSOFT)の時価総額は既に1800兆円を超えており、世界の株式市場のリーダー的な存在となっていることは周知の事実。
 日本最大の時価総額企業トヨタが60兆円に接近している程度で時価総額1000兆円時代に突入したとは言ってもまだまだ評価は低い。
 今後は東京エレクトロンや信越化学など日本が世界に誇る最先端半導体関連企業などが更に市場をリードするのか、それとも日本市場をリードする新たな企業が登場するのか投資家の興味は尽きない。

 モノづくり大国日本からもWEB3.0、AI時代本格化を背景にIPOを契機にして飛躍発展を遂げる企業が出てくることを大いに期待したい。
 (東京IPOコラムより)


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




配当落ち後の株価をどう見るか

27d771e32fd2439e9273bc168fdeb72f_s.jpg



 大多数の3月期決算銘柄は今週28日に配当落ちを迎えます。

 配当を取るのか取らないのかは各投資家の判断に委ねられますが、過去の株式相場では配当落ち後に株価が低迷したりしましたので多少お悩みの方もお見えかも知れませんがいかがでしょうか。

 銘柄ごとに判断は分かれるのかとは思いますが、特に最近の株価が上昇してきた銘柄には信用取引によるつなぎ売りが一つの対処方法となります。

 全体相場、例えば日経平均は配当落ち分が先物価格より高く取引されており、この先物指数と現物指数の差がおよその配当金分となります。昨年の配当落ち金額は252円でしたが今年は増配する企業が多くもう少し大きくなるかと予想されます。
 配当落ち幅を即日埋める勢いがあるかどうかを見ながら4月相場に突入することになります。

 基調は強いが高値警戒感も絶えず気にしておく必要がありそうです。
 一方で企業業績は銘柄にもよりますが、円安のトレンドが続く中で来期も強いと見られます。
 よって、今回は配当落ち後も相場は強いということになりそうです。
 皆様の見解はいかがでしょうか。

 この先の為替相場がポイントになりますが、為替相場に影響する日米金利差は一気には縮小しないという見方は米10年物国債金利がまだ低下傾向にはない中で納得がいきます。
 現在の米10年物国債の金利は4.19%とピークの5.02%からは低下してはいますが、まだ明確な低下トレンドにはなってませんので微妙な段階です。
 一方日本は明らかに物価が上昇して金利は上がる段階になっています。ただ、これまでの膨大な国債発行で一気に金利が上げられないという事情があるため市場はこのことを見透かしています。

 3か月連続の日経平均の上昇、1月安値から3月高値まで25.6%の上昇したことへの警戒感が漂う中での配当落ちを冷静に見守ることにしたいと思います。


(炎)


●有料メルマガ「炎の投資情報」
 億の近道月曜日担当の人気執筆者、炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)が、中小型株情報を中心に、時事の投資テーマやIPO情報、取材やアナリストミーティングの鮮度の高い情報まで、プロの目で見た投資情報をお知らせします。
 創刊7年を超える老舗有料メルマガ。
 毎週月曜日配信
 執筆者:炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)

最新号(3/25)配信内容は、
 ■相場の視点
 ■PBR1倍以下の主な225採用銘柄の株価動向(12銘柄)
 ■活躍2銘柄動向
 ■IPO銘柄チェック(15銘柄)

 試し読みはこちらへどうぞ ⇒ https://bit.ly/honoh2023


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


honoh_01.jpg


JUGEMテーマ:社会の出来事



JUGEMテーマ:株・投資




億の近道2024/03/25


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2024/03/25

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!
7   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★


===================================


             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャー)


     ◆コラム「配当落ち後の株価をどう見るか」
     ◆コラム「時価総額1000兆円時代突入」


===================================


【お知らせ】約4年ぶりの山本潤氏の新刊とセミナー開催


 億の近道の長年の執筆者であり、NPOイノベーターズ・フォーラムの理事
でもある山本潤氏が新刊を著しました。
 氏の真髄である長期投資を前提とした珠玉の内容です。
 ぜひご覧ください。


■統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す
 クオリティ・グロース投資入門
 ──「良い企業」に長期で投資するための勝利の方程式

 山本潤 著 パンローリング刊 2,420円(税込)

 パンローリング(版元)リンク ⇒ https://bit.ly/jun_newbook2024
 Amazonリンク ⇒ https://amzn.to/3urPie6


■山本潤氏による本書理解のためのセミナー4月20日に開催!

山本潤氏「クオリティ・グロース投資入門」出版記念
=自分専用NISAつくりセミナー=

講師:山本潤氏(なかのアセットマネジメント株式会社 運用部長 チーフポ
   ートフォリオマネジャー)


【このセミナーの目的】

 統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す「クオリティ・グロース投
資入門」(パンローリング 2024年3月出版)を筆者がかみ砕いて解説し
ます。
 セミナーの目的は、自分専用のNISA(クオリティ・グロース銘柄で構成
されるポートフォリオ)をつくること。そして、長期に渡り保有できる企業群
をしっかりと選ぶ手法について学びます。

 高い確度で長期にわたって業績が成長する企業をクオリティ・グロース銘柄
と呼びます。
 長期投資家にだけ利用できる投資技術というものがあります。短期投資家に
は真似ができない長期投資家ならではの技術や投資手法について共に学んでい
きましょう。


【このセミナーの内容】

 セミナーは3部に分かれます。

第1部「クオリティ・グロース企業とは何か」

 潜在的な社会の切実な需要を新商品として顕在化することのできる優良企業
について解説します。
 また、独占企業や寡占企業の財務的特徴について解説します。
 クオリティ・グロース企業はなぜ収益率を改善することができるかについて、
論理的に解説します。


第2部「実践 統計学を使った銘柄選びと長期業績の想定」

 将来の増収が確度高く見込まれる企業の探し方について実践していきます。
 セミナー参加者は、統計学の基礎である母平均推定と母標準偏差推定を株式
投資の道具として使えるようになります。
 エクセルの操作については、講師が実演しながら、参加者をサポートしてい
きます。
 また、どなたでもできる業績の想定方法について解説します。


第3部「自分だけのNISAをつくる」

 セミナー参加者が自身でモデルNISAポートフォリオを作るお手伝いをい
たします。
 具体的なクオリティ・グロース銘柄候補について解説していきます。
 最後に質疑応答の時間を十分に取ります。

【日時】

4月20日(土)13:00〜16:30

【場所】

リアル:東京都渋谷区(お申込み後にご連絡いたします)
オンライン:ツイキャスを使用します

【参加費】

リアルセミナー 7,000円(税込)
オンラインセミナー 4,840円(税込)+ツイキャス手数料160円(税込)

■詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=11571

主催:NPO法人イノベーターズ・フォーラム(億の近道)


===================================


◆コラム「配当落ち後の株価をどう見るか」


 大多数の3月期決算銘柄は今週28日に配当落ちを迎えます。

 配当を取るのか取らないのかは各投資家の判断に委ねられますが、過去の株
式相場では配当落ち後に株価が低迷したりしましたので多少お悩みの方もお見
えかも知れませんがいかがでしょうか。

 銘柄ごとに判断は分かれるのかとは思いますが、特に最近の株価が上昇して
きた銘柄には信用取引によるつなぎ売りが一つの対処方法となります。

 全体相場、例えば日経平均は配当落ち分が先物価格より高く取引されており、
この先物指数と現物指数の差がおよその配当金分となります。昨年の配当落ち
金額は252円でしたが今年は増配する企業が多くもう少し大きくなるかと予
想されます。
 配当落ち幅を即日埋める勢いがあるかどうかを見ながら4月相場に突入する
ことになります。

 基調は強いが高値警戒感も絶えず気にしておく必要がありそうです。
 一方で企業業績は銘柄にもよりますが、円安のトレンドが続く中で来期も強
いと見られます。
 よって、今回は配当落ち後も相場は強いということになりそうです。
 皆様の見解はいかがでしょうか。

 この先の為替相場がポイントになりますが、為替相場に影響する日米金利差
は一気には縮小しないという見方は米10年物国債金利がまだ低下傾向にはな
い中で納得がいきます。
 現在の米10年物国債の金利は4.19%とピークの5.02%からは低下
してはいますが、まだ明確な低下トレンドにはなってませんので微妙な段階で
す。
 一方日本は明らかに物価が上昇して金利は上がる段階になっています。ただ、
これまでの膨大な国債発行で一気に金利が上げられないという事情があるため
市場はこのことを見透かしています。

 3か月連続の日経平均の上昇、1月安値から3月高値まで25.6%の上昇
したことへの警戒感が漂う中での配当落ちを冷静に見守ることにしたいと思い
ます。


(炎)


●有料メルマガ「炎の投資情報」
 億の近道月曜日担当の人気執筆者、炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)
 が、中小型株情報を中心に、時事の投資テーマやIPO情報、取材やアナリ
 ストミーティングの鮮度の高い情報まで、プロの目で見た投資情報をお知ら
 せします。
 創刊7年を超える老舗有料メルマガ。
 毎週月曜日配信
 執筆者:炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)

最新号(3/25)配信内容は、
 ■相場の視点
 ■PBR1倍以下の主な225採用銘柄の株価動向(12銘柄)
 ■活躍2銘柄動向
 ■IPO銘柄チェック(15銘柄)

 試し読みはこちらへどうぞ ⇒ https://bit.ly/honoh2023


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


===================================


◆コラム「時価総額1000兆円時代突入」


 異次元の金融緩和政策が17年ぶりに終わり、正常化されるとの発表が19
日、日銀により発表された。株式相場にとってはこのことは本来ならネガティ
ブに映る筈だが、今回はむしろ歓迎した格好で日経平均は再び4万円台乗せと
なった。
 この発表直後の市場の反応は確かに一旦ネガティブな反応となったのだが、
すぐにポジティブに反応したことは今後の株式相場に対して強気に傾く市場セ
ンチメントを醸成してしまった。これまでは日経平均の上げをリードする一部
銘柄に偏った展開が見られたが、今回は個別の出遅れ銘柄も含めた全体的な株
高に入ったとの印象が持たれる点がこれまでとは違っている。

 この結果、19日段階で3市場(プライム、スタンダード、グロース)全体
の時価総額は1000兆円を超えてきた。とうとう日本にも時価総額1000
兆円時代が訪れようとしている。
 この背景は米国市場との連動、中国市場の衰退、チャイナマネーの逃避の受
け皿という視点で語られるのだが、その裏付けとなる企業収益がグローバル企
業を中心にした円安基調の下で向上する傾向がなおも続くと言う前提が必要と
なる。
 今回の日銀による金融政策変更による金利上げが本来なら為替を円高に導く
ことになる可能性があるのだが、その金利上げがまだ小幅のもので、一方の米
国金利、例えば10年物国債金利がこのところ上昇している状況で為替は再び
1ドル=151円台の円安水準に戻ってしまった。企業業績に反映される短期
的な3月期末レートが、このまま円安の状態で終えることになれば、企業収益
の裏付けができることになる。
 問題は来期以降の為替見通しとなるが、そのポイントとなる米国の金利引き
下げが米国の経済がなおも力強い現状を踏まえ、年後半以降になるとの見通し
と日銀の金利上げが当面小幅なものとなりそうだとの観測から一気に円高トレ
ンドに転じることはなさそう。消費者物価指数が年率2%程度の安定した上昇
と継続した賃金上昇というマクロ経済の動向を踏まえて株式相場は、上昇トレ
ンドを堅持していくという見通しが成り立つ。

 今後は絶えず円高に振れる可能性も想定しながら内需系銘柄やこれまでの活
躍がなかった銘柄群にも活躍の余地が生まれる。

 日米同時株高の展開で、一方の米国に目を向けると市場で人気を集める主力
7銘柄(NVIDIA、TESLA、APPLE、ALPHABET、MET
A,AMAZON、MICROSOFT)の時価総額は既に1800兆円を超
えており、世界の株式市場のリーダー的な存在となっていることは周知の事実。
 日本最大の時価総額企業トヨタが60兆円に接近している程度で時価総額1
000兆円時代に突入したとは言ってもまだまだ評価は低い。
 今後は東京エレクトロンや信越化学など日本が世界に誇る最先端半導体関連
企業などが更に市場をリードするのか、それとも日本市場をリードする新たな
企業が登場するのか投資家の興味は尽きない。

 モノづくり大国日本からもWEB3.0、AI時代本格化を背景にIPOを
契機にして飛躍発展を遂げる企業が出てくることを大いに期待したい。
 (東京IPOコラムより)


(炎)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


===================================


【3/31日曜日開催!ハイブリッド個人投資家勉強会!(無料)】


 アイルさんの個人投資家勉強会
 [ワンキャリア(4377)&poper(5134)&エフ・コード(9
211)]

 億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催のハイブリッド勉強会です。
 今回はワンキャリア(4377)&poper(5134)&エフ・コード
(9211)の3社が登壇。
 ワンキャリア(4377)とpoper(5134)は初登壇です。

 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。
 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。
 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。
 ぜひご参加下さい。


■日時:3月31日(日)12:00〜
■場所:東京都内+オンライン
■参加費用:無料

■内容
 11時45分〜12時00分 雑談※
 12時00分〜17時00分
   各社90分(登壇順は調整中)

※この内容はアーカイブ配信なし

 終了後、近隣の店舗で懇親会を予定しています(実費)

■詳細、お申込みはこちら
 ⇒ https://peatix.com/event/3879323

この勉強会は個人投資家アイル、株式会社リンクスリサーチ、メルマガ億の近
道の3者共同主催で開催しています。


===================================


◆億の近道の有料コンテンツ◆


億の近道では、以下の有料コンテンツがあります。
それぞれ、丁寧な取材や調査に基づいてテーマを深耕しています。
きっとお気に入りが見つかるはずです。
ぜひチェックしてみてください!!


[有料メルマガ]


●有料メルマガ「炎の投資情報」
 億の近道月曜日担当の人気執筆者、炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)
 が、中小型株情報を中心に、時事の投資テーマやIPO情報、取材やアナリ
 ストミーティングの鮮度の高い情報まで、プロの目で見た投資情報をお知ら
 せします。
 創刊7年を超える老舗有料メルマガ。
 毎週月曜日配信
 執筆者:炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)
 1ヶ月16,500円(税込)
 お申し込みはこちら⇒ http://www.iforum.jp/honoh/


[バックナンバー販売]


●「バリュー&グロース銘柄発掘情報」
 中長期投資を前提に、注目銘柄を毎週配信。比較的大型株を中心に、バリュー
 またはグロースの切り口で分析。高値銘柄多数発掘。
 執筆者:水島観月
 バックナンバーはこちら⇒ https://note.com/okuchika/m/m1e63ff3b24ab


●グロース銘柄発掘隊
 2019年3月〜2021年2月まで有料配信されていた珠玉の企業深堀り
 レポート。全99銘柄。
 執筆者:グロース銘柄発掘隊客員アナリスト
 監修:山本潤氏
 各2,000円(税込)
 無料閲覧可能レポートあり
 バックナンバーはこちら⇒https://note.com/okuchika/m/m647eb0613650


●石川臨太郎の生涯パートナー銘柄の研究
 2008年12月から10年間毎週配信されていた有料メルマガです。
 登場企業は全270銘柄にも及びます。順次追加中!
 各号1銘柄深堀りレポートとコラムの構成です。
 執筆者:石川臨太郎
 各290円(税込)
 コラム部分は億の近道で無料配信中!
 バックナンバーはこちら⇒https://note.com/okuchika/m/meed4d63888a2


●村田雅志の「石川臨太郎"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」
 2019年3月より全12回、投資家石川臨太郎の研究。銘柄選択方法から
 有料メルマガの活用法まで多面的に分析。
 執筆者:村田雅志氏
 各400円(税込)
 ★全12回まとめて購読はおトク!2,980円
  ⇒ https://bit.ly/rinmagazineall

 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742


===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://www.iforum.jp/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


==================================

JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




3/31日曜日開催! アイルさんの個人投資家勉強会 ハイブリッド&無料![ワンキャリア(4377)&poper(5134)&エフ・コード(9211)]




 億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催のハイブリッド勉強会です。

 今回はワンキャリア(4377)&poper(5134)&エフ・コード(9211)の3社が登壇。
 ワンキャリア(4377)とpoper(5134)は初登壇です。

 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。
 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。
 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。
 ぜひご参加下さい。


■日時:3月31日(日)12:00〜
■場所:東京都内+オンライン
■参加費用:無料

■内容
 11時45分〜12時00分 雑談※
 12時00分〜17時00分
   各社90分(登壇順は調整中)

※この内容はアーカイブ配信なし

 終了後、近隣の店舗で懇親会を予定しています(実費)

■詳細、お申込みはこちら
 ⇒ https://peatix.com/event/3879323

この勉強会は個人投資家アイル、株式会社リンクスリサーチ、メルマガ億の近道の3者共同主催で開催しています。



JUGEMテーマ:セミナー情報



JUGEMテーマ:株・投資




新年度業績は

a90f06820f329862fe544b1a191dc959_s.jpg


 日銀が異次元緩和策を終了させるようです。ETFの購入も止め、漸く正常な状態に戻ります。黒田前日銀総裁はさぞかし無念だったことと思います。
 黒田前総裁が異次元の緩和策を採っている間に構造改革や規制緩和などで経済を活性化して欲しかったはずです。最近の株高は明るいニュースではありますが、その陰で改革が遅々として進まない日本の政治と行政の停滞が続きます。


 さて、2023年度は期初予想に反して増益企業が続出しました。昨年を振り返ると、生産が回復した自動車、コロナ禍から消費が戻った飲食関連や、値上げが浸透した食品や日用品、そして投資が急増している半導体関連の上昇が相場をけん引しました。

 前期の予想経常利益を見ると上位には従来からの主力企業が並びます。

 上位10社までを挙げると、トヨタ6.2兆円、NTT1.88兆円、三菱UFJ1.85兆円、ホンダ1.45兆円、三菱商事1.4兆円、INPEX1.35兆円、三井物産1.25兆円、ソニーG1.19兆円、三井住友FG1.16兆円、伊藤忠1.1兆円となります。
 経常増益上位企業には国から巨額の補助金を得ている電力やエネルギー企業なども含まれます。政官と癒着した巨大利権業界へのミルク補給が止まりません・・・。

 一昨年後半からの値上げや円安によって企業収益は大半のエコノミストの予想を超えており、筆者もこれほど業績回復が続くとは予想できませんでした。日本企業が目覚めたのか、または毎度の横並び意識で危機感が強まったのか、まだ多くはありませんが株価対策を実施する企業の件数が増えています。
 これらが日本企業の再評価に繋がっていることは確かでしょう。


 来期(この4月から)はどうなるのか。

 市場では概ね堅調な業績予想が多く見られますが、GDPの実質成長率で見ると第2、第3四半期は共にマイナス成長でした。好調な自動車輸出にしても数量に余り変化はなく、円安の影響が大きかったと考えられます。
 円安によるインフレで実質可処分所得が増えない中では、そろそろ富裕層やインバウンド消費を除いて日用品や食品などへの消費は伸び悩むのではないかと心配しています。

 前向きな考え方としては以前にも書きましたが、世界的な政治的分断(=サプライチェーンの再構築)が日本経済の追い風になっていることです。これに加えて中国の停滞を受けた投資資金の日本への流入や新NISAによる株価押し上げ効果でしょうか。

 足元の為替を前提として自動車や設備投資関連がどの程度伸びるのか、賃金の上げ具合なども含めて注視したいところです。
 安定的なインフレ維持には、まずは労働分配率を増やすこと、そして日本企業の攻めの姿勢が重要と思われますが、横並びのコンサバ予想ばかりを出してくる情けない(経団連的)経営者が増えないことを望みます。


 今後の株式相場を見る上では、まずは今月末の権利落ち後の動向と、5月の連休前後に発表される新年度予想がとても重要になりそうです。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




億の近道2024/03/21


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2024/03/21号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

===================================


             −本日の目次−
        (本日の担当:街のコンサルタント)


         ◆コラム「新年度業績は」


===================================


【3月23日(土)ハイブリッド個人投資家勉強会開催!(無料)】


 アイルさんの個人投資家勉強会
 [網屋(4258)&プログリット(9560)&タナベコンサルティング
G(9644)]


 億の近道も応援する、個人投資家アイルさん主催のハイブリッド勉強会です。
 今回は網屋(4258)とプログリット(9560)とタナベコンサルティ
ングG(9644)の3社が登壇。
 網屋(4258)は初登壇です。

 たっぷりの質疑応答時間は勉強会の特徴です。
 上場企業トップが登壇して質疑応答できるのはなかなかレアなイベントです。
 ご自身が質問しなくても参加者の質問を聞いているだけで参考になります。
 ぜひご参加下さい。


■日時:3月23日(土)12:00〜
■場所:東京都内+オンライン
■参加費用:無料

■内容
 11時45分〜12時00分 雑談※
 12時00分〜17時00分
   各社90分(登壇順は調整中)

※この内容はアーカイブ配信なし

 終了後、近隣の店舗で懇親会を予定しています(実費)

■詳細、お申込みはこちら
 ⇒ https://tokyo-study-20240323.peatix.com/

この勉強会は個人投資家アイル、株式会社リンクスリサーチ、メルマガ億の近
道の3者共同主催で開催しています。


【3/31日曜にも開催予定!】

 ワンキャリア(4377)
 poper(5134)
 エフ・コード(9211)
 の3社が登壇予定です。

近日中にお知らせいたします。


===================================


◆コラム「新年度業績は」


 自民党和歌山県連の(呆れた)懇親会のニュースでも痴呆議会の酷さが露呈
しました。
 これも今に始まった訳ではありません。小規模な地方議会の中にはしっかり
とした行政を目指している地域もありますが、大半(特に都市圏)は代議員と
しての倫理観ある職務を果たしておらず、地方議員の立場をエンジョイするだ
けの癒着議会です。
 そんな中で政治資金規正法の行方もあやふやなまま、またもや光熱費やガソ
リンへの補助金(利権業界支援)を延長するようです。献金やパー券の購入、
天下り先の枠確保への見返りとして、租税特別措置も含めて産業界へ血税を流
し続けます。

 民間も他人ごとではありません・・・。
 先日の新聞の折り込みチラシでは小中学生(その親)向けと思われる塾など
の広告と、高齢者向けの広告ばかりでした。
 塾の広告では如何にも入塾希望者が殺到しているかの記述で小中学生を持つ
親を煽っていますし、一部の私立中高は偏差値を上げるためだけの無駄な試験
を繰り返しています。
 高齢者向けでは、まずはサービス付き高齢者住宅(サ高住)、そして貴金属
などの買い取り広告が目立ちます。関係する方に聞くと、今や儲かるのはサ高
住であるため様々な業者が殺到していると言います。
 いよいよ子供(その親)を煽るビジネスか、高齢者からボッタくるかの2択
になっています。

 悪質な経済犯罪には法改正をして厳罰に処するとすれば抑止力も効くと思う
のですが、法改正は遅々として進みません。政治家は血税をネコババするので
はなく法律を作るのが仕事のはずですが、配られた政策立案費は飲食や選挙用
に使われ、一方の行政は管轄業界と癒着しているため厳しい法律を作ることが
出来ません。


 日銀が異次元緩和策を終了させるようです。ETFの購入も止め、漸く正常
な状態に戻ります。黒田前日銀総裁はさぞかし無念だったことと思います。
 黒田前総裁が異次元の緩和策を採っている間に構造改革や規制緩和などで経
済を活性化して欲しかったはずです。最近の株高は明るいニュースではありま
すが、その陰で改革が遅々として進まない日本の政治と行政の停滞が続きます。


 さて、2023年度は期初予想に反して増益企業が続出しました。昨年を振
り返ると、生産が回復した自動車、コロナ禍から消費が戻った飲食関連や、値
上げが浸透した食品や日用品、そして投資が急増している半導体関連の上昇が
相場をけん引しました。

 前期の予想経常利益を見ると上位には従来からの主力企業が並びます。

 上位10社までを挙げると、トヨタ6.2兆円、NTT1.88兆円、三菱
UFJ1.85兆円、ホンダ1.45兆円、三菱商事1.4兆円、INPEX
1.35兆円、三井物産1.25兆円、ソニーG1.19兆円、三井住友FG
1.16兆円、伊藤忠1.1兆円となります。
 経常増益上位企業には国から巨額の補助金を得ている電力やエネルギー企業
なども含まれます。政官と癒着した巨大利権業界へのミルク補給が止まりませ
ん・・・。

 一昨年後半からの値上げや円安によって企業収益は大半のエコノミストの予
想を超えており、筆者もこれほど業績回復が続くとは予想できませんでした。
日本企業が目覚めたのか、または毎度の横並び意識で危機感が強まったのか、
まだ多くはありませんが株価対策を実施する企業の件数が増えています。
 これらが日本企業の再評価に繋がっていることは確かでしょう。


 来期(この4月から)はどうなるのか。

 市場では概ね堅調な業績予想が多く見られますが、GDPの実質成長率で見
ると第2、第3四半期は共にマイナス成長でした。好調な自動車輸出にしても
数量に余り変化はなく、円安の影響が大きかったと考えられます。
 円安によるインフレで実質可処分所得が増えない中では、そろそろ富裕層や
インバウンド消費を除いて日用品や食品などへの消費は伸び悩むのではないか
と心配しています。

 前向きな考え方としては以前にも書きましたが、世界的な政治的分断(=サ
プライチェーンの再構築)が日本経済の追い風になっていることです。これに
加えて中国の停滞を受けた投資資金の日本への流入や新NISAによる株価押
し上げ効果でしょうか。

 足元の為替を前提として自動車や設備投資関連がどの程度伸びるのか、賃金
の上げ具合なども含めて注視したいところです。
 安定的なインフレ維持には、まずは労働分配率を増やすこと、そして日本企
業の攻めの姿勢が重要と思われますが、横並びのコンサバ予想ばかりを出して
くる情けない(経団連的)経営者が増えないことを望みます。


 今後の株式相場を見る上では、まずは今月末の権利落ち後の動向と、5月の
連休前後に発表される新年度予想がとても重要になりそうです。


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


===================================


◆億の近道の有料コンテンツ◆


億の近道では、以下の有料コンテンツがあります。
それぞれ、丁寧な取材や調査に基づいてテーマを深耕しています。
きっとお気に入りが見つかるはずです。
ぜひチェックしてみてください!!


[有料メルマガ]


●有料メルマガ「炎の投資情報」
 億の近道月曜日担当の人気執筆者、炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)
 が、中小型株情報を中心に、時事の投資テーマやIPO情報、取材やアナリ
 ストミーティングの鮮度の高い情報まで、プロの目で見た投資情報をお知ら
 せします。
 創刊7年を超える老舗有料メルマガ。
 毎週月曜日配信
 執筆者:炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)
 1ヶ月16,500円(税込)
 お申し込みはこちら⇒ http://www.iforum.jp/honoh/


[バックナンバー販売]


●「バリュー&グロース銘柄発掘情報」
 中長期投資を前提に、注目銘柄を毎週配信。比較的大型株を中心に、バリュー
 またはグロースの切り口で分析。高値銘柄多数発掘。
 執筆者:水島観月
 バックナンバーはこちら⇒ https://note.com/okuchika/m/m1e63ff3b24ab


●グロース銘柄発掘隊
 2019年3月〜2021年2月まで有料配信されていた珠玉の企業深堀り
 レポート。全99銘柄。
 執筆者:グロース銘柄発掘隊客員アナリスト
 監修:山本潤氏
 各2,000円(税込)
 無料閲覧可能レポートあり
 バックナンバーはこちら⇒https://note.com/okuchika/m/m647eb0613650


●石川臨太郎の生涯パートナー銘柄の研究
 2008年12月から10年間毎週配信されていた有料メルマガです。
 登場企業は全270銘柄にも及びます。順次追加中!
 各号1銘柄深堀りレポートとコラムの構成です。
 執筆者:石川臨太郎
 各290円(税込)
 コラム部分は億の近道で無料配信中!
 バックナンバーはこちら⇒https://note.com/okuchika/m/meed4d63888a2


●村田雅志の「石川臨太郎"生涯パートナー銘柄の研究"の研究」
 2019年3月より全12回、投資家石川臨太郎の研究。銘柄選択方法から
 有料メルマガの活用法まで多面的に分析。
 執筆者:村田雅志氏
 各400円(税込)
 ★全12回まとめて購読はおトク!2,980円
  ⇒ https://bit.ly/rinmagazineall

 詳細はこちら ⇒ http://okuchika.net/?eid=8742


===================================


 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まとめ読
みなどに是非ご利用下さい。
 http://okuchika.net/


===================================


当メルマガは以下のシステムを利用して発行しております。
 ◆まぐまぐ ID:0000020640
       購読解除:http://www.mag2.com/m/0000020640.html

編集者:億の近道発行プロジェクト
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


==================================

JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




有料メルマガライブラリから(517)「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(8)」

4b6aa9d4ed9eb2999828f96cc5ef96ae_s.jpg



 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


=コラム「知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(8)」=
 (有料メルマガ第359回・2015/12/8配信号)


※2015年12月現在の内容です。留意してお読み下さい。


【前略】


 本日はキャッシュ・リッチについて考えます。


■キャッシュ・リッチ度を測る指標

 私はバリュー系の投資家なのでグレアム先生の信奉者でもあります。
 したがってキャッシュを大切にしています。

 個人の資産形成の中においても賃貸不動産に資金を配分することもありますが、不動産投資に偏ることを嫌い、財産三分法で定期貯金や定期預金、ゴールドなどの現金性資金もバランスよく持つようにしています。

 企業でも不動産などの資産をたっぷり持っていても手元流動性がとても少なくて不安な企業があるわけです。

 通常は資産を持っている企業には金融機関が喜んでお金を貸しますが、バブル崩壊後の一時期の日本のように、大企業にすら金融機関が融資を貸し渋る、貸し渋りなどということが起こる場合もあります。

 そこで私はキャッシュ・リッチ度を計る指標も大切に利用しています。


1)ネットキャッシュ比率(簿価)

 キャッシュ・リッチ度を計る指標のひとつです。

 ネットキャッシュとは、余剰金融資産から有利子負債を引いたものです。
 借金を返済したあと余剰金融資産がいくら残るかを見る指標です。

 このネットキャッシュが株主資本の何%(大きいと良い)を占めるかを計る指標です。つまり、株主資本に占める現金性の純資産の割合を見るわけです。


「(余剰金融資産―有利子負債)÷株主資本」


2)ネットキャッシュ比率(時価)

 これもキャッシュ・リッチ度を計る指標です。
 ネットキャッシュの株式時価総額に対する比率を見る指標です。
 株価の評価のうちネットキャッシュが占める割合を見るわけです。

 この比率が100%を超えるとネットキャッシュが時価総額以上にあることになり、その株価で買収できたとするならば、買収したとたんに儲かることを意味します。もちろん、買収しようと動き出した途端に株価は暴騰してしまうでしょうが……。


「(余剰金融資産―有利子負債)÷株式時価総額」



 私は、利用する指標は今まで挙げたくらいで充分だと思っています。
 機械的にスクリーニングするにはこれくらいの指標を使えばいいと考えます。

 私は、私自身の基準やバリュー投資家さんのサイトで知った企業のバランス・シートを真剣に眺めます。目を皿のようにしてひたすらバランス・シートを眺めます。
 そしてすぐお金になる現金性の資産をはじき出します。
 そして有価証券報告書も良く見ます。

 最近は企業のホームページで、主力製品などを確認することも多くなりました。ネットで情報を調べられるようになったので企業を調査するのがとても楽になりました。
 私が株式投資を始めたころはネットもなく、本当に不便だったと感じます。

 その次に、前年(今なら2014年)の有価証券報告書で投資有価証券の内訳を調べて時価を確認することも時々やります。

※2014年12月までの有価証券報告書には企業(=中核企業=個別企業) が保有する投資有価証券の明細が開示されていました。3月本決算企業なら 2014年3月期の有価証券報告書を調べます。

 最後に不動産を調べ、路線価と公示地と基準地をネットで確認します。
 地図をネットで検索し立地を把握します。
 そして土地の時価(=大都市や地方の中核都市に立地する土地だけ評価し公示地などを時価として考えます)を推定します。

 そして、残りの資産はゼロ評価します。

 算出された資産価値を時価総額で割るとどのくらい割安かがわかります。


 もちろん土地については売ると税金がかかりますが、あくまでも現在の資産価値を把握するためなので税金を控除するなどの遊びはしません。

 個人投資家に企業買収は無理なので、そんなことをする意味がないと考えているからです。個人投資家としても分をわきまえているということです。

 でもこれは投資家の好みの問題だと考えています。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


■□この有料メルマガの全文が読めます!

 UKCホールディングス(3156)研究銘柄レポート+コラムの構成です。
 コラムは「来年の運用作戦を考えてポートフォリオ銘柄の見直しを」です。
 以下のリンクからどうぞ。(一部無料で読めます)

  こちらから ⇒ http://bit.ly/rin20151208


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)






JUGEMテーマ:株・投資




calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
selected entries
mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png mag2year2016_0000020640_asset-stock_200x200.png
twitter
twetter
okuchika
購読無料! 億の近道メルマガ申込はこちらから!
億近申込バナー
まだ登録していない方はこちらからどうぞ!週5回無料で届きます。
億近執筆陣の本
億近本
億近執筆陣の書籍/DVDをご紹介。億の近道コラムのエッセンスをぜひ。
【石川臨太郎】人生最後の著書好評発売中!

「資産を作るための株式投資 資産を遺すための株式投資〜余命宣告を受けた「バリュー投資家」の人生最後の教え〜」
生涯投資家であり続けた故石川臨太郎氏の、投資人生の集大成とも言える最後の書籍が、好評発売中です。石川臨太郎 著、パンローリング刊 2,800円+税
石川臨太郎有料メルマガの特別研究版!
元火曜日執筆者、故石川臨太郎氏の"研究"メルマガ全12回分をイッキ読み出来ます。 著名エコノミスト村田雅志氏による分かりやすい分析が好評です。 詳細は以下のページを参照下さい。
 
categories
archives
recent comment
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 東北特殊鋼(5484)
    内燃機関関係 (01/20)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    ■ (08/19)
  • 1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2
    内藤朝雄 (10/12)
  • 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 特殊電極(3437)
    reformer21 (06/15)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ その6
    m (05/01)
  • 公立中学校という選択:区立から難関大学へ
    m (03/30)
  • アンジェスMG(4563)の相場シナリオ
    暇潰亭 (10/01)
  • 日本でトップクラスの低PER銘柄
    kkk (02/19)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    億の近道 (12/04)
  • 粘り強くつきあっていれば億の資産ができる
    せーねん (12/04)
links
mag2year2016_0000020640_asset-stock_240x65.png メルマガ大賞2008ノミネートバナー
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM