業績上方修正企業への投資を考える

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 グローバルな視点で見た場合、中国など一部の国を除くとマクロの景気がまだ本格的な回復には至っていないとの判断から、G7では景気刺激策の継続が表明されましたが、この結果、財政面での負担が続き出口の見えない状況が続くとの危惧が市場の不安要素として残ってしまいました。
 マクロ経済については景気の本格回復には至らない日米欧の各国と高い経済成長が続く中国やインドの台頭が関心事であることに変化はないでしょうが、ミクロの世界では大きく落ち込んだ企業業績の修復が進展しつつあります。その進展度合で個々の銘柄ごとに株価の水準も変わってきます。

 昨年は過去最高益の更新が伝えられましたファーストリテイリング(9983)の時価総額が1兆9000億円を突破するなど活躍を見せましたが、今年もソフトバンク(9984)が好業績を背景に時価総額を高めており、このほか日本電産(6594)やユニチャーム(8113)などの比較的業績の良い大型企業が市場のリード役となっています。
 また、リコール問題で揺れるトヨタ(7203)も含めてホンダ(7267)、パナソニック(6752)、ソニー(6758)といったわが国を代表する自動車や電機の主要企業群もエコポイントやエコ減税を起爆剤として業績を回復させつつありますが、どこまで回復させることができるかに注目が集まっています。
 一方では信越化学(4063)のように期待されたほどの業績を上げられずに株価が下落するケースも見られますので投資家の皆さんはここまでのところ依然として慎重なスタンスを取ってきたと言えます。
 わが国を代表する大型企業に混じって中堅優良企業も経費節減の効果もあって業績を回復させており、中には大幅な業績上方修正を行っている企業もあり、多くの個人投資家の関心を集めつつあります。

 年初来堅調だった全体相場は早くも下値模索の局面にありますが、日経平均1万円割れを演じた後の上昇相場があるとすれこうした業績の回復色が明らかな銘柄や好業績にも関わらずPERやPBRが極端に低かった銘柄(PER8倍以下、PBR0.5倍以下の銘柄など)への投資によるリターンの高まりが水面下で見られる状況にあり、この流れが更に強まるかどうかが相場全体の方向を見る上では欠かせないポイントの一つと言えるかと思われます。ここではできうる限り株価の水準が指標面で低い銘柄の中から次の成長株を見出し投資していきたいところです。
 第3四半期の結果を踏まえて業績の上方修正を行った3月期決算企業を素直に評価する際は来期の業績にも自信があるかどうかですが、事業モデル自体の良さとコスト削減効果による収益改善とを分別して評価する必要があります。また多くの上場企業は好業績だとしても流動性が欠如しており、乱高下しがちです。上方修正銘柄の動きをじっくりとチェックして短期的な高値づかみにならないよう気をつけて頂くことも重要です。

 本日はカタログ通販会社のニッセン(8248)が前期業績の大幅な上方修正と今期業績についての四季報予想を上回る見通しを発表し、低迷し続けた株価は浮上の兆しを示すなど、そろそろ低迷状態の銘柄にも春の訪れを感じさせてくれています。皆さんもそろそろ重いコートを脱いで春を探しに出かけて見ませんか?

【私が見つけた春の足音が聞こえる企業】(直近の上方修正銘柄)

1)サイネックス(2376)
 今3月期経常利益3.5億円→5億円

2)ショーボンド(1414)
 12月中間期経常利益21.6億円→29億円

3)エクセディ(7278)
 今3月期経常利益50億円→90億円

4)桧家住宅(1413)
 前12月期経常利益期初計画6.8億円→9億円

5)ニッセン(8248)
 前12月期経常利益期初計画18億円→27億円
 今12月期予想経常利益最新四季報23億円→30億円

6)大和冷機(6459)
 前12月期経常利益期初計画58億円→67.2億円

7)太陽化学(2902)
 今3月期経常利益15億円→18.5億円

8)VTホールディングス(7593)
 今3月期経常利益25億円→32億円

【今期予想PER8倍以下、PBR0.5倍以下の好財務内容銘柄】

1)第一建設(1799)時価:680円 時価総額:149億円
 今期予想EPS:97.6円 同PER:7.0倍 PBR:0.45倍
2)前田工繊(7821)時価:1330円 時価総額:33億円
 今期予想EPS:214.6円 同PER:6.2倍 PBR:0.35倍
3)ヤギ(7460)時価:992円 時価総額:105億円
 今期予想EPS:172.6円 同PER:5.7倍 PBR:0.39倍

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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新版・投資の王道(その62)

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■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 本連載では<企業価値・成長力の高い>中・長期投資適格銘柄をピックアップする。あくまでそれぞれの会社の<企業価値・成長力の高さ>に着目して選んだので、どのタイミングで購入するかの判断は、PERなどの指標を参考にして判断しなければならない。また、各社の売上高、利益は「会社四季報」や各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認いただきたい。

<6879>フォトロン
 高速度ビデオカメラ、CAD、映像機器製作販売が中心。1968年、株式会社大沢商会の全額出資で株式会社大沢研究所設立。1984年、株式会社地産が同社全株式を株式会社大沢商会から取得。1985年、狛江工場を閉鎖し、神奈川県海老名市に海老名工場を開設し、生産力を強化。名古屋市中区に名古屋営業所を開設。1988年、市場・技術情報収集と製品販売の目的で、米国カリフォルニア州サンノゼに駐在事務所を開設。1992年、株式会社イマジカが、株式会社地産および同社関係者所有の全当社株式を取得し、筆頭株主となる。2000年、海外における営業活動強化のため、米国サンノゼ市に子会社PHOTRON USA,Inc.を設立、営業を開始。また、画像・映像用の汎用LSIの開発ファブレスメーカーであるアイチップス・テクノロジー株式会社を子会社として設立。2001年、ヨーロッパ市場における営業活動強化のため、英国ロンドンに子会社PHOTRON EUROPE LIMITEDを設立。また、製品開発・設計受託センターとして、ベトナムホーチミンにPhotron Vietnam Technical Center Ltd.を設立。2003年、本社・R n D Studio(海老名工場)を東京都千代田区富士見に移転。2007年、子会社フォトロンメディカルイメージング株式会社を設立し、医用画像機器分野の事業を譲渡。売り上げ構成は、映像情報機器85%、LSI開発15%。海外売り上げ比率36%。

<6883>日本電産コパル電子
 日本電産が61.8%の株式を保有する小型電子部品のメーカー。売り上げ構成は、電子回路部品43%、アクチュエータ36%、圧力センサ9%、商品12%。海外売り上げ比率20%。

<6896>北川工業
 工業用プラスチック部品と電磁波対策部材を中心としたメーカー。売り上げ構成は、電磁波環境部材・工業用精密プラスチック98%、その他2%。海外売り上げ比率37%。

<6905>コーセル
 1967年、飴 久晴が買場清と二人で電子部品の販売とプリント基板組立を行う「キムラ電気販売」を創業。1969年、キムラ電気販売を発展的解消しエルコー株式会社を設立。1988年にトヨタ生産方式を導入。設立当時は、電子機器パーツ販売とプリント基板の組立を主に、電源も含めいろいろな電子機器ならびにその応用製品を製作していたが、アメリカのNASAが生み出した“スイッチング電源”が今後、大きく成長すると判断し、電源製作にも注力。従来方式の電源(ドロッパ電源)は、効率・重量・外形寸法面からスイッチング電源に比較して格段に劣ったが、スイッチング電源は従来方式に比較して効率では約5倍も改善されるもので、OA機器をはじめ幅広い用途で使われ始めた。電源装置を本格的に製作し始めた頃は、セットメーカーを対象とした特注品を主体としていたが、昭和48年に襲ったオイルショックの影響を受けて失速を経験し、「自社ブランドで全国の市場を相手に」を合い言葉に、標準品主体へと大きく戦略を転換。併せて、販売形態もユーザーへの直接販売からディーラー販売へと転換を図り今日に至る。スイッチング電源の標準品で2位。産業機器向けが主力。販売の9割が特約店経由。売り上げ構成は,ユニット電源66%、オンボード電源33%。海外売り上げ比率は27%

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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平成維新&ダメ犬の時代

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■「平成維新」

 私が、クレディリヨネ銀行を退職して大原創研を設立したのが1994年。バブル崩壊後約5年を経て、困難な政治・経済状況の中で「日本は変わる!」という期待を持って独立しました。

 しかし、残念ながら、その後の15年間、日本はバブル時代にため込んだ資産を食いつぶしたり、際限の無い国債の発行で調達した資金をばらまくことによって、問題を先送りにしてきたため、結局何も変わりませんでした。

 しかし、2010年!世の中は、ようやく「大変革期」に突入したようです。

 日本は、長い目で見れば、政治的にも経済的にも安定した素晴らしい国ですが、幕末・明治維新や、第二次世界大戦後などの「危機」においては、信じられないほどのスピードで変革を成し遂げてきたことはよく知られています。

 最近の政治・経済の大変動を見ていると、まさに日本が明治以降第三の激動期=「平成維新」に突入したことを強く感じます。

 幕末・明治維新の時代の武士階級にあたる、官僚や大企業のホワイトカラーは別にして、がっちりと固まってしまった身分制度(社会制度)の底辺にあえいでいた人々にとっては、未曾有のチャンスの到来です。国や地方自治体の財政赤字の状況や、国民の貯蓄率の低下(2%〜3%)などから、改革を先送りにすることはもうできません。

 マスコミ関係者の大半も、武士階級に属しているため、「体制崩壊」の弊害ばかりが報道されていますが、機能しなくなった「旧体制」が崩壊してこそ、「維新」が始まるのです。

 15年前の独立直後に、そのような思いを伝えるべく、「銀行の終焉」「複雑系ビジネス」「代表取締役平社員」という3部作を出版しました。

銀行の終焉―近未来マネー論序説(Idea life books)
代表取締役平社員(Idea life books)
「複雑系」ビジネス―資本主義・社会主義を超える”新経済”入門(Idea life books)

 幸か不幸か、その後15年間、日本は「引きのばし」に明け暮れて、世の中は何も変わらなかったので、本の内容はまるで昨日書き下ろしたかのように新鮮です。


●「銀行の終焉」−近未来マネー論序説−

 この本の中で書いた「ドルが紙くずになるかもしれない」という話は、益々現実味を帯びてきています。「もの」の裏付けの無い貨幣制度の限界にも言及しています。
 金本位制度が復活する可能性もありますが、それよりも「電気本位制」が登場するのではないかと思います。技術革新によって「電気を貯蔵する」ことが可能になってきました。エネルギーに占める、電気の割合はこれからますます増えていくでしょう。
 江戸時代には、いわゆる貨幣も流通していましたが、藩の財政規模は米の収穫高であらわされており、武士のサラリーも石高ベースした。
 ちなみに、サラリーマンの語源のサラリーは塩のことで、実際、古代ローマでは兵士の給料は現物の塩で支払われていました。
 激動期には、国の信用などあてになりません。何らかの普遍的な価値が貨幣の裏づけとしてどうしても必要です。そして、その裏付けとなるものは、社会において幅広く流通し、必要不可欠なものです。その点で、「電気」は、貨幣の裏づけといるものの最有力候補でしょう。

●「複雑系ビジネス」−資本主義・社会主義を超える「新経済」入門−

 当時は、ベルリンの壁崩壊直後で、「資本主義」は最高!とのムードが高まっていました。しかしながら、米国型の「強欲資本主義」は事実上破綻しました。これから、成長していくのは「人本主義」とでもいうべき、「人間の尊厳に配慮した資本主義」です。
 人間の「強欲」にはブレーキをかけるべきだというのが、現在世界中のコンセンサスになりつつあります。
 また、この本ではアジアの将来に注目し、その未来にエールを送ったのですが、この15年間は、まさにアジアの時代でした!
 ただし、今後も50年・100年単位でのアジアの成長は期待できるものの、2010年以降の10年間は、アジアにとっての試練の時代です。これまでの高成長のつけを払うために、政治的・経済的混乱に対処しなければならないでしょう。そして、もしうまくいかなければその国は歴史から消え去ります。

●「代表取締役平社員」

 友人の経営者たちは、「社長なのに平社員みたいに雑用をしているおれたちのことか?」などと茶化しますが、もちろんまったく逆の意味です。
 変革の時代には、従業員の一人一人が経営者(社長)としての気概を持って、物事に対処しなければならないという意味です。
 この本の巻末には、当時起業したばかりの縄文アソシエイツの古田英明さんをはじめとする、ベンチャー起業家との対談が掲載されています。
 特に、古田氏とは意気投合し、本のタイトルである「代表取締役平社員」という言葉も同氏の口癖です。
 古田氏も私も、55年体制の崩壊によって、新しい時代がやってくると期待していたのですが、その「変革」が、今ようやくやってきたようです。
 「平成維新」において、たくさんの「代表取締役平社員」が誕生することを切に願います。


■ダメ犬の時代

 「複雑系ビジネス」でも採りあげたエピソードですが、私が小学校の頃のテレビ番組で、一匹の雑種の犬が主人公のドラマがありました。
 その雑種の犬は、競技会で他のエリート犬が華麗なジャンプでハードルのバーを飛び越えるのを尻目に、バーの下をくぐりぬけてしまいます。
 ですから、世間はこの犬を「ダメ犬」として馬鹿にするのですが、飼い主の少年だけは、「この犬は、最短距離を走って一番早かったのだから、とても賢い犬だ!」と弁護します。

 たしかに、その通りです。ルールと言うのは、人間がつくったもので、時代が変化すれば無用のものになったり、あるいは最初から間違っていたりします。

 安定した時代には、出来上がったルールの中で器用に泳ぐことができるエリートが活躍します。
 しかし、変革の時代には、自分でルールをつくることができるような骨太の人間が必要とされます。今は、ルールそのものの是非を根本的に考えなおすべき時なのです。

 明治維新で活躍したのも、当時の身分社会で「ダメ犬」とされた下級武士が中心でした。
 そう、今は自分で「世の中を創る」くらいの気概を持った人間には最高の時代です!

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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セミナーを前にして その1

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 かねてから告知しておりますとおり、来る2月26日(金)に、グルメ投資家おーちゃんこと、大原浩が代表を務める、GINZAXグローバル経済投資研究会主催(共催:億の近道)のセミナーを開催予定しております。
 また、「金曜日は参加が厳しいので、土日開催をして欲しい」という声が多く寄せられましたので、3月13日(土)にも同じ内容で追加開催が決定しました。

 そこで、今週より3回にわたって、今回のセミナーテーマに沿った内容を書いていきます。第1部のセミナー講師、大原浩は「バフェット投資の真髄と、現状の投資環境について」を、第2部のセミナー講師小屋洋一は「ベトナム投資の基本」についてをそれぞれ執筆します。ご参照下さい。
 ご興味がありましたら、是非ともセミナーへご参加をお願いいたします!


■日本の黄金時代とともに日経平均は上昇する(大原浩)■

 すでに、過去のレポートでもふれたように(youtubeもご参照下さい)、日本が米国の20年後れのサイクルで経済発展をしていることから、日経平均が2014年に4万円、2020年に10万円を突破することを予想しています。
 ところで、投資とは一種の総合芸術かもしれません。大学を卒業してから、25年以上投資というものに関わってきましたが、投資の原理はとてもシンプルなのに、それを成功させるためには、様々な条件を整えなければなりません。
 そして、その条件というのは、まるで、どんな盾でも突き刺す槍と、どんな槍をも跳ね返す盾を同時に作るという昔話の「矛盾」に満ちているように思われものばかりです。
 例えば「繊細かつ大胆であれ」。細かいところに気を配りながらも、売買の決断は、思い切って大胆に行う。まったく逆の素質を一人の人間が備えていなければなりません。
 バフェットも、普段は企業の決算書を隅々まで読み込んで、株式の売買など興味が無いように見えます。しかし、一度売買の判断をすると、リーマンショックのような大暴落があっても、自分の持ち株を売却せずに、さらに買い増しまで行う。自分の判断に確信を持つために、繊細かつ詳細なリサーチをコツコツ行うのと同時に、重要な局面では崖から飛び降りるような大胆な判断も瞬時に行うわけです。
 残念ながら、私は、まだまだ、バフェットの域にまで達していませんが、そのような「矛盾」と向き合いながら、私なりに得た結論は、「孫子」や「老子」の教えに非常に近いものでした。
 投資と言うのはもちろん、お金というはっきりと数字で数えることが出来るものを扱う仕事です。ですから儲かった金額で明確に評価をすることができます。しかし、それにも関わらず、投資で成功するには、数字で数えることが出来ない「精神」とでも言うべきものがとても重要なのです。その中でも「自分をコントロールする力」がとても大切といえるでしょう。(つづく)
(OH)

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■ベトナムの歴史と経済概況(小屋洋一)■

 億近読者の皆様、初めまして。今回から3回に分けて、ベトナム経済についてのミニコラムを連載致します。詳細については、2月・3月に開催されるセミナーにて解説いたします。

【ベトナム国家概要】
 ベトナムは、人口が約8,600万人、面積が約33万平方キロメートルの南北に長細い国家です。日本よりも少しだけ小さく、人口規模が3分の2程度の国家です。

 その近代史は、日本の皆さんもご存じのとおりですが少し振り返ると1883年 フランスの保護国となる
1945年 ベトナム民主共和国成立
1949年 ベトナム国(親仏)成立
1954年 ジュネーヴ停戦協定により南北分割
1955年 南部でベトナム共和国成立
1965年 米軍直接介入(北爆)開始
1973年 パリ和平協定調印
1975年 ベトナム共和国政府無条件降伏(サイゴン解放)
1976年 南北統一(ベトナム社会主義共和国成立)

と、戦後30年余り、冷戦の環境下で国内を南北に二分して争っていました。その後もカンボジアや中国との戦争が続き、国内は長期の戦争で疲弊しきっていました。

 統一後は、社会主義国家であったのですが、中国同様1986年にドイモイ(刷新)政策を採用し、市場経済システムを導入するようになりました。

【ベトナム経済状況】
 ベトナムは現在のところ主要産業として農林水産業、鉱業、軽工業が中心ですが、今後は外国の資本と技術を導入し、徐々に重工業化にシフトしてきています。

 1986年のドイモイ政策の効果は1989年ごろから成果が表れ始め、1995年〜1996年には9%代の経済成長を果たしました。
 アジア金融経済危機の1999年には成長が鈍化しましたが、その後2000年以降も6〜8%で順調に成長を遂げました。
 ちなみに2009年は、金融危機の影響を受け4.7%の予想になっています。(アジア開発銀行予測)

 一人あたりのGDPは2008年に1,024米ドルを超え、2003年時点の中国の1人当たりGDP(1,100ドル)に近い水準を示しています。
(つづく)
(小屋)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。)

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【ご案内】

◆GINZAX・銀座投資セミナー◆

日時:2010年2月26日(金)午後3時00分〜5時00分
   2010年3月13日(土)午後3時30分〜5時30分
場所:銀座ビジネスセンター 会議室
   東京都中央区銀座6−6−1銀座風月堂ビル5F
参加費:3,000円(税込)

■第1部「これからの日本の黄金時代とバフェット投資」■
 <まだ間に合う投資のチャンス>
 講師) 株式会社大原創研 代表取締役 大原浩

略歴:上田短資(上田ハーロー)、フランス国営クレディリヨネ銀行など国内
   外の金融機関で勤務し、1994年(株)大原創研を設立し独立。
   国内外のビジネス・投資に関わり、プライベート投資やファンドでも成
   功。元・日刊「証券タイムズ(証券新報)」顧問。
   GINZAXグローバル経済・投資研究会代表。
   著書には、「100万円を確実に1億円にする中国株投資術」(講談社)
   『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)など多数。

■第2部 「これから始めるベトナム証券投資」■
 <初心者の方のベトナム投資入門>
 講師)株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

略歴:金融機関、不動産事業者を経て(株)マネーライフプランニングを設立。
   現在個人を中心にコンサルティング業務を行う。FPや個人投資家向け
   セミナーを多数開催。
   GINZAXグローバル経済・投資研究会主席研究員。
   日本証券アナリスト協会検定会員。

■申込方法

 メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
 折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
 メール宛先:oohara0226@gmail.com 2/26セミナー参加希望の方
       oohara0313@gmail.com 3/13セミナー参加希望の方
 ご記入事項:氏名、ふりがな
 ※ご参加日によってメール宛先が違いますのでご注意下さい。

●第1部講師大原の昨年末の動画が下記URLより見られます。
 下記からアクセスください。(それぞれ数分程度)
 (億の近道10周年記念セミナーイベントより)

その1「私のスタンスと日本の見通し」
 http://www.youtube.com/watch?v=lXpvEhY1Z7A

その2「エコロジー・電気自動車」
 http://www.youtube.com/watch?v=lXpvEhY1Z7A

その3「投資したい企業」
 http://www.youtube.com/watch?v=mymLhTYbEIo
 
皆様のお申し込みをお待ちしております。

億の近道2010/02/08

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投資情報メールマガジン                   2010/02/08

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
     (本日の担当:松尾範久&グルメ投資家おーちゃん)

  ◆コラム「業績上方修正企業への投資を考える」:松尾範久
  ◆コラム「新版・投資の王道(その62)」:グルメ投資家おーちゃん
  ◆コラム「平成維新&ダメ犬の時代」:グルメ投資家おーちゃん
  ◆コラム「セミナーを前にして その1」:グルメ投資家おーちゃん

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◆コラム「業績上方修正企業への投資を考える」

 グローバルな視点で見た場合、中国など一部の国を除くとマクロの景気がま
だ本格的な回復には至っていないとの判断から、G7では景気刺激策の継続が
表明されましたが、この結果、財政面での負担が続き出口の見えない状況が続
くとの危惧が市場の不安要素として残ってしまいました。
 マクロ経済については景気の本格回復には至らない日米欧の各国と高い経済
成長が続く中国やインドの台頭が関心事であることに変化はないでしょうが、
ミクロの世界では大きく落ち込んだ企業業績の修復が進展しつつあります。そ
の進展度合で個々の銘柄ごとに株価の水準も変わってきます。

 昨年は過去最高益の更新が伝えられましたファーストリテイリング(998
3)の時価総額が1兆9000億円を突破するなど活躍を見せましたが、今年
もソフトバンク(9984)が好業績を背景に時価総額を高めており、このほ
か日本電産(6594)やユニチャーム(8113)などの比較的業績の良い
大型企業が市場のリード役となっています。
 また、リコール問題で揺れるトヨタ(7203)も含めてホンダ(7267)
、パナソニック(6752)、ソニー(6758)といったわが国を代表する
自動車や電機の主要企業群もエコポイントやエコ減税を起爆剤として業績を回
復させつつありますが、どこまで回復させることができるかに注目が集まって
います。
 一方では信越化学(4063)のように期待されたほどの業績を上げられず
に株価が下落するケースも見られますので投資家の皆さんはここまでのところ
依然として慎重なスタンスを取ってきたと言えます。
 わが国を代表する大型企業に混じって中堅優良企業も経費節減の効果もあっ
て業績を回復させており、中には大幅な業績上方修正を行っている企業もあり、
多くの個人投資家の関心を集めつつあります。

 年初来堅調だった全体相場は早くも下値模索の局面にありますが、日経平均
1万円割れを演じた後の上昇相場があるとすれこうした業績の回復色が明らか
な銘柄や好業績にも関わらずPERやPBRが極端に低かった銘柄(PER8
倍以下、PBR0.5倍以下の銘柄など)への投資によるリターンの高まりが
水面下で見られる状況にあり、この流れが更に強まるかどうかが相場全体の方
向を見る上では欠かせないポイントの一つと言えるかと思われます。ここでは
できうる限り株価の水準が指標面で低い銘柄の中から次の成長株を見出し投資
していきたいところです。
 第3四半期の結果を踏まえて業績の上方修正を行った3月期決算企業を素直
に評価する際は来期の業績にも自信があるかどうかですが、事業モデル自体の
良さとコスト削減効果による収益改善とを分別して評価する必要があります。
また多くの上場企業は好業績だとしても流動性が欠如しており、乱高下しがち
です。上方修正銘柄の動きをじっくりとチェックして短期的な高値づかみにな
らないよう気をつけて頂くことも重要です。

 本日はカタログ通販会社のニッセン(8248)が前期業績の大幅な上方修
正と今期業績についての四季報予想を上回る見通しを発表し、低迷し続けた株
価は浮上の兆しを示すなど、そろそろ低迷状態の銘柄にも春の訪れを感じさせ
てくれています。皆さんもそろそろ重いコートを脱いで春を探しに出かけて見
ませんか?

【私が見つけた春の足音が聞こえる企業】(直近の上方修正銘柄)

1)サイネックス(2376)
 今3月期経常利益3.5億円→5億円

2)ショーボンド(1414)
 12月中間期経常利益21.6億円→29億円

3)エクセディ(7278)
 今3月期経常利益50億円→90億円

4)桧家住宅(1413)
 前12月期経常利益期初計画6.8億円→9億円

5)ニッセン(8248)
 前12月期経常利益期初計画18億円→27億円
 今12月期予想経常利益最新四季報23億円→30億円

6)大和冷機(6459)
 前12月期経常利益期初計画58億円→67.2億円

7)太陽化学(2902)
 今3月期経常利益15億円→18.5億円

8)VTホールディングス(7593)
 今3月期経常利益25億円→32億円

【今期予想PER8倍以下、PBR0.5倍以下の好財務内容銘柄】

1)第一建設(1799)時価:680円 時価総額:149億円
 今期予想EPS:97.6円 同PER:7.0倍 PBR:0.45倍
2)前田工繊(7821)時価:1330円 時価総額:33億円
 今期予想EPS:214.6円 同PER:6.2倍 PBR:0.35倍
3)ヤギ(7460)時価:992円 時価総額:105億円
 今期予想EPS:172.6円 同PER:5.7倍 PBR:0.39倍

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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【お知らせ】

株式・企業情報メルマガについて
 長寿社会の資産運用ライフスタイルは未来に成長する企業を見出し、長期ス
タンスで投資すること。株式相場の流れを理解し、ご自身のオリジナリティあ
るポートフォリオを構築するためのサポートができればと弊社は長年メールマ
ガジンを配信させて頂いております。タイトルは「株知道」。ついては皆様の
購読申し込みを受け付けておりますので宜しくお願い申しげます。諸般の事情
から億の近道のように無料という訳にはいきませんが、年間2万円という購読
料を頂戴しております。
 ご購読のお申し込みは下記のアドレスまでお願い申し上げます。直近の見本
メルマガをお送りしますので宜しくお願いします。目標をもって取り組まれる
皆様にお届けする有料メルマガです。

(株)アイリスジャパン 有料コンテンツ係
mag@irisjapan.co.jp

株式会社アイリス・ジャパン
代表取締役 松尾範久

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◆コラム「新版・投資の王道(その62)」

■中・長期投資のための銘柄徹底研究■

 本連載では<企業価値・成長力の高い>中・長期投資適格銘柄をピックアッ
プする。あくまでそれぞれの会社の<企業価値・成長力の高さ>に着目して選
んだので、どのタイミングで購入するかの判断は、PERなどの指標を参考に
して判断しなければならない。また、各社の売上高、利益は「会社四季報」や
各社ホームページ上のIRコーナーで最新のものを確認いただきたい。

<6879>フォトロン
 高速度ビデオカメラ、CAD、映像機器製作販売が中心。1968年、株式
会社大沢商会の全額出資で株式会社大沢研究所設立。1984年、株式会社地
産が同社全株式を株式会社大沢商会から取得。1985年、狛江工場を閉鎖し、
神奈川県海老名市に海老名工場を開設し、生産力を強化。名古屋市中区に名古
屋営業所を開設。1988年、市場・技術情報収集と製品販売の目的で、米国
カリフォルニア州サンノゼに駐在事務所を開設。1992年、株式会社イマジ
カが、株式会社地産および同社関係者所有の全当社株式を取得し、筆頭株主と
なる。2000年、海外における営業活動強化のため、米国サンノゼ市に子会
社PHOTRON USA,Inc.を設立、営業を開始。また、画像・映像用の汎用LSIの
開発ファブレスメーカーであるアイチップス・テクノロジー株式会社を子会社
として設立。2001年、ヨーロッパ市場における営業活動強化のため、英国
ロンドンに子会社PHOTRON EUROPE LIMITEDを設立。また、製品開発・設計受託
センターとして、ベトナムホーチミンにPhotron Vietnam Technical Center Ltd.
を設立。2003年、本社・R n D Studio(海老名工場)を東京都千代田区富
士見に移転。2007年、子会社フォトロンメディカルイメージング株式会社
を設立し、医用画像機器分野の事業を譲渡。
売り上げ構成は、映像情報機器85%、LSI開発15%。海外売り上げ比率
36%。

<6883>日本電産コパル電子
 日本電産が61.8%の株式を保有する小型電子部品のメーカー。売り上げ
構成は、電子回路部品43%、アクチュエータ36%、圧力センサ9%、商品
12%。海外売り上げ比率20%。

<6896>北川工業
 工業用プラスチック部品と電磁波対策部材を中心としたメーカー。売り上げ
構成は、電磁波環境部材・工業用精密プラスチック98%、その他2%。海外
売り上げ比率37%。

<6905>コーセル
 1967年、飴 久晴が買場清と二人で電子部品の販売とプリント基板組立
を行う「キムラ電気販売」を創業。1969年、キムラ電気販売を発展的解消
しエルコー株式会社を設立。1988年にトヨタ生産方式を導入。設立当時は、
電子機器パーツ販売とプリント基板の組立を主に、電源も含めいろいろな電子
機器ならびにその応用製品を製作していたが、アメリカのNASAが生み出し
た“スイッチング電源”が今後、大きく成長すると判断し、電源製作にも注力。
従来方式の電源(ドロッパ電源)は、効率・重量・外形寸法面からスイッチン
グ電源に比較して格段に劣ったが、スイッチング電源は従来方式に比較して効
率では約5倍も改善されるもので、OA機器をはじめ幅広い用途で使われ始め
た。電源装置を本格的に製作し始めた頃は、セットメーカーを対象とした特注
品を主体としていたが、昭和48年に襲ったオイルショックの影響を受けて失
速を経験し、「自社ブランドで全国の市場を相手に」を合い言葉に、標準品主
体へと大きく戦略を転換。併せて、販売形態もユーザーへの直接販売からディ
ーラー販売へと転換を図り今日に至る。スイッチング電源の標準品で2位。産
業機器向けが主力。販売の9割が特約店経由。売り上げ構成は,ユニット電源
66%、オンボード電源33%。海外売り上げ比率は27%

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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◆コラム「平成維新&ダメ犬の時代」

■「平成維新」

 私が、クレディリヨネ銀行を退職して大原創研を設立したのが1994年。
バブル崩壊後約5年を経て、困難な政治・経済状況の中で「日本は変わる!」
という期待を持って独立しました。

 しかし、残念ながら、その後の15年間、日本はバブル時代にため込んだ資
産を食いつぶしたり、際限の無い国債の発行で調達した資金をばらまくことに
よって、問題を先送りにしてきたため、結局何も変わりませんでした。

 しかし、2010年!世の中は、ようやく「大変革期」に突入したようです。

 日本は、長い目で見れば、政治的にも経済的にも安定した素晴らしい国です
が、幕末・明治維新や、第二次世界大戦後などの「危機」においては、信じら
れないほどのスピードで変革を成し遂げてきたことはよく知られています。

 最近の政治・経済の大変動を見ていると、まさに日本が明治以降第三の激動
期=「平成維新」に突入したことを強く感じます。

 幕末・明治維新の時代の武士階級にあたる、官僚や大企業のホワイトカラー
は別にして、がっちりと固まってしまった身分制度(社会制度)の底辺にあえ
いでいた人々にとっては、未曾有のチャンスの到来です。国や地方自治体の財
政赤字の状況や、国民の貯蓄率の低下(2%〜3%)などから、改革を先送り
にすることはもうできません。

 マスコミ関係者の大半も、武士階級に属しているため、「体制崩壊」の弊害
ばかりが報道されていますが、機能しなくなった「旧体制」が崩壊してこそ、
「維新」が始まるのです。

 15年前の独立直後に、そのような思いを伝えるべく、「銀行の終焉」「複
雑系ビジネス」「代表取締役平社員」という3部作を出版しました。

銀行の終焉―近未来マネー論序説(Idea life books)
代表取締役平社員(Idea life books)
「複雑系」ビジネス―資本主義・社会主義を超える”新経済”入門(Idea life books)

 幸か不幸か、その後15年間、日本は「引きのばし」に明け暮れて、世の中
は何も変わらなかったので、本の内容はまるで昨日書き下ろしたかのように新
鮮です。


●「銀行の終焉」−近未来マネー論序説−

 この本の中で書いた「ドルが紙くずになるかもしれない」という話は、益々
現実味を帯びてきています。「もの」の裏付けの無い貨幣制度の限界にも言及
しています。
 金本位制度が復活する可能性もありますが、それよりも「電気本位制」が登
場するのではないかと思います。技術革新によって「電気を貯蔵する」ことが
可能になってきました。エネルギーに占める、電気の割合はこれからますます
増えていくでしょう。
 江戸時代には、いわゆる貨幣も流通していましたが、藩の財政規模は米の収
穫高であらわされており、武士のサラリーも石高ベースした。
 ちなみに、サラリーマンの語源のサラリーは塩のことで、実際、古代ローマ
では兵士の給料は現物の塩で支払われていました。
 激動期には、国の信用などあてになりません。何らかの普遍的な価値が貨幣
の裏づけとしてどうしても必要です。そして、その裏付けとなるものは、社会
において幅広く流通し、必要不可欠なものです。その点で、「電気」は、貨幣
の裏づけといるものの最有力候補でしょう。

●「複雑系ビジネス」−資本主義・社会主義を超える「新経済」入門−

 当時は、ベルリンの壁崩壊直後で、「資本主義」は最高!とのムードが高ま
っていました。しかしながら、米国型の「強欲資本主義」は事実上破綻しまし
た。これから、成長していくのは「人本主義」とでもいうべき、「人間の尊厳
に配慮した資本主義」です。
 人間の「強欲」にはブレーキをかけるべきだというのが、現在世界中のコン
センサスになりつつあります。
 また、この本ではアジアの将来に注目し、その未来にエールを送ったのです
が、この15年間は、まさにアジアの時代でした!
 ただし、今後も50年・100年単位でのアジアの成長は期待できるものの、
2010年以降の10年間は、アジアにとっての試練の時代です。これまでの
高成長のつけを払うために、政治的・経済的混乱に対処しなければならないで
しょう。そして、もしうまくいかなければその国は歴史から消え去ります。

●「代表取締役平社員」

 友人の経営者たちは、「社長なのに平社員みたいに雑用をしているおれたち
のことか?」などと茶化しますが、もちろんまったく逆の意味です。
 変革の時代には、従業員の一人一人が経営者(社長)としての気概を持って、
物事に対処しなければならないという意味です。
 この本の巻末には、当時起業したばかりの縄文アソシエイツの古田英明さん
をはじめとする、ベンチャー起業家との対談が掲載されています。
 特に、古田氏とは意気投合し、本のタイトルである「代表取締役平社員」と
いう言葉も同氏の口癖です。
 古田氏も私も、55年体制の崩壊によって、新しい時代がやってくると期待
していたのですが、その「変革」が、今ようやくやってきたようです。
 「平成維新」において、たくさんの「代表取締役平社員」が誕生することを
切に願います。


■ダメ犬の時代

 「複雑系ビジネス」でも採りあげたエピソードですが、私が小学校の頃のテ
レビ番組で、一匹の雑種の犬が主人公のドラマがありました。
 その雑種の犬は、競技会で他のエリート犬が華麗なジャンプでハードルのバ
ーを飛び越えるのを尻目に、バーの下をくぐりぬけてしまいます。
 ですから、世間はこの犬を「ダメ犬」として馬鹿にするのですが、飼い主の
少年だけは、「この犬は、最短距離を走って一番早かったのだから、とても賢
い犬だ!」と弁護します。

 たしかに、その通りです。ルールと言うのは、人間がつくったもので、時代
が変化すれば無用のものになったり、あるいは最初から間違っていたりします。

 安定した時代には、出来上がったルールの中で器用に泳ぐことができるエリ
ートが活躍します。
 しかし、変革の時代には、自分でルールをつくることができるような骨太の
人間が必要とされます。今は、ルールそのものの是非を根本的に考えなおすべ
き時なのです。

 明治維新で活躍したのも、当時の身分社会で「ダメ犬」とされた下級武士が
中心でした。
 そう、今は自分で「世の中を創る」くらいの気概を持った人間には最高の時
代です!

(OH)

*ブログ「大原浩の金融・経済地動説」http://www.actiblog.com/ohara/

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◆コラム「セミナーを前にして その1」

 かねてから告知しておりますとおり、来る2月26日(金)に、グルメ投資
家おーちゃんこと、大原浩が代表を務める、GINZAXグローバル経済投資
研究会主催(共催:億の近道)のセミナーを開催予定しております。
 また、「金曜日は参加が厳しいので、土日開催をして欲しい」という声が多
く寄せられましたので、3月13日(土)にも同じ内容で追加開催が決定しま
した。

 そこで、今週より3回にわたって、今回のセミナーテーマに沿った内容を書
いていきます。第1部のセミナー講師、大原浩は「バフェット投資の真髄と、
現状の投資環境について」を、第2部のセミナー講師小屋洋一は「ベトナム投
資の基本」についてをそれぞれ執筆します。ご参照下さい。
 ご興味がありましたら、是非ともセミナーへご参加をお願いいたします!


■日本の黄金時代とともに日経平均は上昇する(大原浩)■

 すでに、過去のレポートでもふれたように(youtubeもご参照下さい)、
http://www.youtube.com/watch?v=X9ihQ-kj_gY
 日本が米国の20年後れのサイクルで経済発展をしていることから、日経平
均が2014年に4万円、2020年に10万円を突破することを予想してい
ます。
 ところで、投資とは一種の総合芸術かもしれません。大学を卒業してから、
25年以上投資というものに関わってきましたが、投資の原理はとてもシンプ
ルなのに、それを成功させるためには、様々な条件を整えなければなりません。
 そして、その条件というのは、まるで、どんな盾でも突き刺す槍と、どんな
槍をも跳ね返す盾を同時に作るという昔話の「矛盾」に満ちているように思わ
れものばかりです。
 例えば「繊細かつ大胆であれ」。細かいところに気を配りながらも、売買の
決断は、思い切って大胆に行う。まったく逆の素質を一人の人間が備えていな
ければなりません。
 バフェットも、普段は企業の決算書を隅々まで読み込んで、株式の売買など
興味が無いように見えます。しかし、一度売買の判断をすると、リーマンショ
ックのような大暴落があっても、自分の持ち株を売却せずに、さらに買い増し
まで行う。自分の判断に確信を持つために、繊細かつ詳細なリサーチをコツコ
ツ行うのと同時に、重要な局面では崖から飛び降りるような大胆な判断も瞬時
に行うわけです。
 残念ながら、私は、まだまだ、バフェットの域にまで達していませんが、そ
のような「矛盾」と向き合いながら、私なりに得た結論は、「孫子」や「老子」
の教えに非常に近いものでした。
 投資と言うのはもちろん、お金というはっきりと数字で数えることが出来る
ものを扱う仕事です。ですから儲かった金額で明確に評価をすることができま
す。しかし、それにも関わらず、投資で成功するには、数字で数えることが出
来ない「精神」とでも言うべきものがとても重要なのです。その中でも「自分
をコントロールする力」がとても大切といえるでしょう。(つづく)
(OH)

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■ベトナムの歴史と経済概況(小屋洋一)■

 億近読者の皆様、初めまして。今回から3回に分けて、ベトナム経済につい
てのミニコラムを連載致します。詳細については、2月・3月に開催されるセ
ミナーにて解説いたします。

【ベトナム国家概要】
 ベトナムは、人口が約8,600万人、面積が約33万平方キロメートルの
南北に長細い国家です。日本よりも少しだけ小さく、人口規模が3分の2程度
の国家です。

 その近代史は、日本の皆さんもご存じのとおりですが少し振り返ると
1883年 フランスの保護国となる
1945年 ベトナム民主共和国成立
1949年 ベトナム国(親仏)成立
1954年 ジュネーヴ停戦協定により南北分割
1955年 南部でベトナム共和国成立
1965年 米軍直接介入(北爆)開始
1973年 パリ和平協定調印
1975年 ベトナム共和国政府無条件降伏(サイゴン解放)
1976年 南北統一(ベトナム社会主義共和国成立)

と、戦後30年余り、冷戦の環境下で国内を南北に二分して争っていました。
その後もカンボジアや中国との戦争が続き、国内は長期の戦争で疲弊しきって
いました。

 統一後は、社会主義国家であったのですが、中国同様1986年にドイモイ
(刷新)政策を採用し、市場経済システムを導入するようになりました。

【ベトナム経済状況】
 ベトナムは現在のところ主要産業として農林水産業、鉱業、軽工業が中心で
すが、今後は外国の資本と技術を導入し、徐々に重工業化にシフトしてきてい
ます。

 1986年のドイモイ政策の効果は1989年ごろから成果が表れ始め、1
995年〜1996年には9%代の経済成長を果たしました。
 アジア金融経済危機の1999年には成長が鈍化しましたが、その後200
0年以降も6〜8%で順調に成長を遂げました。
 ちなみに2009年は、金融危機の影響を受け4.7%の予想になっていま
す。(アジア開発銀行予測)

 一人あたりのGDPは2008年に1,024米ドルを超え、2003年時
点の中国の1人当たりGDP(1,100ドル)に近い水準を示しています。
(つづく)
(小屋)

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【ご案内】

◆GINZAX・銀座投資セミナー◆

日時:2010年2月26日(金)午後3時00分〜5時00分
   2010年3月13日(土)午後3時30分〜5時30分
場所:銀座ビジネスセンター 会議室
   東京都中央区銀座6−6−1銀座風月堂ビル5F
参加費:3,000円(税込)

■第1部「これからの日本の黄金時代とバフェット投資」■
 <まだ間に合う投資のチャンス>
 講師) 株式会社大原創研 代表取締役 大原浩

略歴:上田短資(上田ハーロー)、フランス国営クレディリヨネ銀行など国内
   外の金融機関で勤務し、1994年(株)大原創研を設立し独立。
   国内外のビジネス・投資に関わり、プライベート投資やファンドでも成
   功。元・日刊「証券タイムズ(証券新報)」顧問。
   GINZAXグローバル経済・投資研究会代表。
   著書には、「100万円を確実に1億円にする中国株投資術」(講談社)
   『韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか』(講談社)など多数。

■第2部 「これから始めるベトナム証券投資」■
 <初心者の方のベトナム投資入門>
 講師)株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

略歴:金融機関、不動産事業者を経て(株)マネーライフプランニングを設立。
   現在個人を中心にコンサルティング業務を行う。FPや個人投資家向け
   セミナーを多数開催。
   GINZAXグローバル経済・投資研究会主席研究員。
   日本証券アナリスト協会検定会員。

■申込方法

 メールにて下記必要事項を記入の上、お申し込み下さい。
 折り返し、お振り込み先をご連絡いたします。
 メール宛先:oohara0226@gmail.com 2/26セミナー参加希望の方
       oohara0313@gmail.com 3/13セミナー参加希望の方
 ご記入事項:氏名、ふりがな
 ※ご参加日によってメール宛先が違いますのでご注意下さい。

●第1部講師大原の昨年末の動画が下記URLより見られます。
 下記からアクセスください。(それぞれ数分程度)
 (億の近道10周年記念セミナーイベントより)

その1「私のスタンスと日本の見通し」
 http://www.youtube.com/watch?v=X9ihQ-kj_gY

その2「エコロジー・電気自動車」
 http://www.youtube.com/watch?v=lXpvEhY1Z7A

その3「投資したい企業」
 http://www.youtube.com/watch?v=mymLhTYbEIo
 
皆様のお申し込みをお待ちしております。

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■最新セミナーDVD販売開始!■

 昨年12月5日に東京で行われた、億の近道10周年記念セミナーイベント
のうち、山口揚平氏と山本潤氏のミニセミナー部分がDVDになりました。
 セミナーに参加できなかった方、再度復習したい方、必見です。

【山口揚平氏よりコメント】

 テーマは、「不況期に投資をして億を創る」方法です。

シェアーズ代表の私、山口揚平と、プロの機関投資家であり、
4年連続で投資成績上位1%にも入る山本潤氏が登場します。

山本氏は、めったに表に顔を出しません。2005年に開催した
セミナーは、45,000円という高価な値段で販売されています。

そんな山本氏とシェアーズ山口の最新の手法を公開した12月の
セミナーDVD(2時間)を、今回は特別に7,875円でご提供します。

絶対、後悔はさせないよう、「内容>価格」を保証します。

ぜひご覧下さい。(山口)

(*)数量限定ですので早めにこちらからどうぞ

http://bit.ly/d41M1t

山口氏は1年ぶり、山本氏は4年ぶりの講演です。
この貴重な映像を是非ご覧下さい。
(セミナー主催:億の近道、DVD制作:シェアーズ)

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りになっております。現在、最新〜2005年1月分まで掲載しておりますが、
順次過去分を追加していく予定です。コメントなどはつけられませんが、まと
め読みなどに是非ご利用下さい。
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